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2022年12月10日 (土)道場稽古33
こんにちは!
今日はとても暖かく、ペラペラの組手道着でも十分でした。しかもインナー無し。
スカッと晴天で気持ちが良く絶好の空手日和です。
1・ジョグ / 筋トレ / 体幹トレ
2・固定式基本
3・移動式基本
4・形
5・組手
6・居残り稽古
【ジョグ / 筋トレ / 体幹トレ】
ジョグ・サイドステップ・後ろ向き・ダッシュで身体を温めストレッチです。四股立ちがしっかり開くよう、股関節回りを重点的にストレッチです。
今日で腹筋・背筋・腕立て伏せ・スクワット正面蹴りも、それぞれ170回続けてます。
新しいプランクも定着してきたかな。
バックプランク・V字プランク・バックフルアップも1分ずつ頑張り、今日で46分経過です。
【固定式基本】
突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払い・左右正面蹴りです。
随分慣れてきたようで、指摘を受けることも減ってきています。
あえて言えば「技は引き手で極める」です。
固定式基本から、その場基本に移ります。
基立ち / 中段横受け → 追い突き
基立ち / 上段揚げ受け → 上段追い突き
正しい運足を理解しているか審査していますので、「同じ幅」・「同じ長さ」を心がけてください。
審査と同内容ですので、ほんの少しでも良いので自宅で練習しておいてください。畳一枚のスペースで練習出来ますので。
審査に向けて、各自努力をするように。何よりもプロセスが大事です。
【移動式基本】
久々に登場の移動式基本。
なかなか定まらない基立ちの幅。これを修正すべく長い時間をかけ稽古に励みます。
基立ち / 追い突きは、移動足が着地後、ほんの僅かに遅れて軸足の張りと手技のタイミングを合わせます。
私の指導方法は、まず理屈を説明することから入ります。
頭で理解出来れば意識して稽古するようになります。なのですぐに出来ることは求めてません。(出来なくて当たり前)
意識しだすと、段々教わったとおりに身体を動かそうとしだします。(これが大事)
なんとなく覚えた事を、なんとなく繰り返していれば上手くならないし、逆に間違った状態で身体が覚えてしまい癖を修正するのに、結果遠回りしてしまいます。
「目で聞く」姿勢は基本的な事を学んでいる、今のゆり生にとても重要なことです。
嬉しいことに、すらすら答えられる生徒がちらほらいてますが、共通して言えることは聞く姿勢が良いこと。
しっかり集中し、話し手の目を見て聞いてくれます。
稽古に戻ります。
次、前屈立ち / 逆突きです。
基立ちよりも深い立ち方ですので当然キツいです。
前足付け根(鼠径部)にプリント用紙が挟めるくらいに曲げ腰を落とします。
(前足親指が隠れる位に膝を曲げます)
最後は初登場の四股立ち / 下段払いです。
とてもしんどい立ち方の四股立ち。四股立ちの状態で移動基本におけるコツを説明です。
そのままの状態でお話を聞きますが、腰を上げることなく四股立ちの状態で我慢して説明に耳を傾けます。
そういったことが自然と出来るようになってきました。
とても嬉しい事です。
コツは移動足(後ろ足)を軸足(前足)に直線的に運び、当たる瞬間に方向転換し追い抜きます。
手技をだすタイミングは軸足の張りと同時。
移動足が着地するタイミングで技を出すと、ドンっ!と大きい音が道場に響きます。
糸東流の運足は、すり足ですので大きい音をたててはいけません。(他流派ではドンもありますが)
イメージは足で雑巾がけするアレです。
道場に引いてある、ラインテープを利用して足運びの意識付けを行いました。
これから先、覚える形が増えると立ち方も増えていきます。
今日やった四股立ちの他、猫足立ちや後屈立ちによる単体の練習もあれば、基立ち → 四股立ち → 猫足立ち → 後屈立ちのようにあらゆる立ち方をミックスした移動基本も控えています。
基本あっての形・組手ですので移動基本を疎かには出来ません。
移動式の稽古で頭と身体に染み込ませていきますので頑張ってついて来てね。
【形】
審査に向けて四の形・十二の形・平安二段をブザーに合わせひと挙動ずつ稽古します。
転身方法も以前と比べ随分スムーズになってきました。
四の形・十二の形では幸いにも踵が浮きません。修正するのに苦労するポイントです。
おへその指摘(引っ張り合いっこ)が無くなったら、平安の形における転身のコツを説明します。
内容がだんだん難しくなってきますが形の方が好きな生徒は、同じ指摘を受けないよう意識して取り組もう。
もちろん居残り稽古を望む生徒には、マンツーマンで指導します。
今日の指摘事項は、猫足立ちの軸の置き方と四股立ちの演武線。
軸足の踵に軸を乗せ、お尻だけ後方に突き出します。
逆におへそを前方に突き出してしまうケースがよく見受けられます。
逆です。
自宅の壁に後ろ足の踵と背中をつけて立ち方の確認をすれば良いでしょう。
猫足立ちの移動基本を来週やってみましょうか。
集中力を保った状態で各自、自由練習です。思いおもいに審査に向けて練習し、最後全員で一度だけ合わせます。
高い集中力で形稽古を終えました。良い感じです。
【組手】
小休止を挟み組手!
普段から拳サポ・インステップをはめ稽古で慣れておきます。
組手も基本的な動きを正しく身につけていないといけません。
どうやって教えると伝わるのか、良い方法を探っていたところラダーを取り入れてみることに。
突きを出すとともに、前足の踏み込み(タップ)と気合です。
枠の中に入れた前足を、刻み突きとともに枠の外に送ります。
同様の方法で中段突きも。
いったい何本突いたでしょうか。
最後まで集中力が途切れなかったので、予定していなかった技をひとつ追加。
上段 / 上段(じょうじょう)です。
オーソドックスな連続技、上段 / 中段と違い、刻み突きの高さで2本目を出します。(タップは2回)
「突き」は突いて終わりでは無く、引き手と残心で1セットです。
新しい技を学ぶ時のキラキラ輝いた目は、教えてる方もテンションが上がりますね!
ラダーで足の運び方を意識した後は数本ずつですが、実際にミット打ち!
中段突きと比べ楽な姿勢で2本突けますので、何よりもスピード勝負の技と言えます。
新技がスムーズに出せる位にまで身体に染みついてきたら、もっともっと高速で突く方法がありますよ!
やる気に満ちた生徒と思いっきり空手が出来てホントに幸せです。
【居残り稽古】
審査に向け平安二段を打つ生徒が4人。
マンツーマンなので、形稽古よりも密度が濃い指導が出来ます。
指導内容は、まだまだ基本的なことばかりですが、スタートした時の頃を思い返せばとても成長しています。
ステップマスターにトライする生徒が!
使い方を簡単に説明し、利き構えから逆体へスイッチ!
フットワークから突き!
突きから蹴り!
まだ幼児なのに、のみ込みが早いこと!
リズム感を養うのに適したツールですので、居残り稽古で自由に使ってくださいな。