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荒賀龍太郎のチャンピオン組手セミナー3 龍太郎伝 「攻撃の基本」-変幻する攻防!防御力と決定力を身につける- 2/5
Hello 2023!
荒賀龍太郎のチャンピオン組手セミナー3 続きです。
05・遠間を制す蹴りトレーニング
06・蹴りと防御のタッチゲーム
07・裏回し蹴りの反応トレーニング
08・変化をつける連続蹴りトレーニング
【遠間を制す蹴りトレーニング】
次はペア相手と手を繋がず距離を取ります。
前足を上げたまま後ろ足で前進し、変化をつけて2度蹴ります。
まずはひとつの変化です。
腹を蹴ると見せかけて裏回し。
裏回しと見せかけて刻み蹴り。
このように逆を蹴る練習です。
これが出来るようになれば、2つ変化をつけます。
足をあげ腹を蹴ると見せかけ①裏回し②刻み蹴り
2つ変化をつけて3つ目の蹴りで極める練習です。
練習する際のポイントは、少し離れていても構わないので遠慮せず蹴ること。
そこで、しっかり止められるようにします。
だんだん近づいていき上段に当たるようにコントロールしていきます。
蹴った直後は攻撃をくらいやすいので、すぐに間を切れるようにしなければいけません。
【蹴りと防御のタッチゲーム】
3メートル間隔で拳サポを置きます。
お互い真身となり、反復横跳びのように横移動します。
ルールは、
Aさんは拳サポを手で触るか、上段蹴りを出して極まれば勝ち。
BさんはAさんの肩を触ったら勝ち。但し蹴りを受けて避けないと負け。
Aさんは、触るふりして裏回しで蹴ることも出来ますし、
Bさんは、触りにいくだけの意識だと蹴りをもらうので、攻防どちらも気を抜いてはいけません。
頭の回転が早い選手は蹴るふりしてしゃがんでタッチするなど、フェイントを用います。
ゲーム感覚で楽しみながら、状況を見て臨機応変に技を変化させる練習を積ませていました。
真っ直ぐ蹴っても避けられるだけだし、左右振りながらや、どこで勝負をかけるかがポイント。
ルールがシンプルなだけあって、簡単には極めれませんので戦略が問われます。
Aさんは、どうしたら相手を騙せるか、変化をつけた蹴りが極まるかをイメージしなくてはいけません。
Bさんは、受ける練習もしながら攻撃するつもりで触りにいかないといけません。
試合中に身体を反らして避けてしまうと失点してしまうので、日頃からしっかり受ける練習も必要ですね。
【裏回し蹴りの反応トレーニング】
密着した状態で互いの上腕を掴みます。(前足は互いにクロスさせてます)
その状態で静止し、ブザーがなると同時にお互い裏回し蹴りを繰り出します。
ポイントはブザーが鳴ったと同時に前足を抱え込みながら体勢を取ること。(シーソーみたいな感じ)
全てが同時に連動して蹴れなくてはいけません。
【変化をつける連続蹴りトレーニング】
互いに手を握り20秒間ひたすら前足で蹴りを出す練習です。
単発でけるのも良し・変化をつけるのも良し・蹴った足を一度前に置き素早く蹴るのも良し・足を降ろさず上下にダブルで蹴るのも良しです。
ひたすらスピードを上げて蹴り続けます。その中で蹴りのバリエーションを増やしていきます。
このセミナーの目的は技に変化をつけること。
真っ直ぐばかり蹴ってたらダメでした。