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荒賀龍太郎のチャンピオン組手セミナー3 龍太郎伝 「攻撃の基本」-変幻する攻防!防御力と決定力を身につける- 3/5
明けましておめでとうございます!
荒賀龍太郎のチャンピオン組手セミナー3 まだまだ続きます。
09・ダッキングの基本トレーニング
10・高速ダッキングトレーニング
11・ダッキング&突き・レベル1(その場・踏み込み)
12・ダッキング&突き・レベル2(相手の突きをかいくぐって突く)
【ダッキングの基本トレーニング】
組手構えに立ち、上体を柔らかく使うダッキングの練習です。
相手に構えてもらい膝と上体を柔らかく使いながら動かしていきます。
相手の腕をUの字に動かします。(ウィービングとも呼ぶ)
今度はペア相手は真身に立ち、両腕を肩の高さにあげてもらいます。両腕の中に自分が入り、ダッキングで潜りながらで左右横移動です。
これは相手の突きをもらわない様にディフェンスする練習です。
これを高速で行います。
ポイントは膝だけでなく上体を振ること。
モグラたたきのような感じです。
【高速ダッキングトレーニング】
お互い上体は真身で向き合います。
ペア相手は突き、自分は避けます。
ペア相手の突きは両手を使って高速で攻撃、自分は両手でガードしながら膝を使いながらダッキングしてかわします。
これを超高速で、ひたすらガードする練習です。
(ポイント)
1・足は出来るだけその場で、上体は円を描く様に動かすこと。
2・前後の距離とサイドの距離を意識すること。
3・同じ方向に円運動してたら狙われるので、小刻みなフェイント入れながらダッキングする。
4・自分が後方に反ると相手は長い突きを出してくるからこそ潜るチャンスが生まれる。
【ダッキング&突き・レベル1(その場・踏み込み)】
お互いの前足が重なる程度に近づき、互いに組手構えになります。
相手の突きをダッキング(お腹側から回る)でかわして突く練習となります。
ダッキングですが、お尻を下げるだけでは相手は狙いやすいので股関節からしっかり下に落とすようにし、上体を下げます。
顔は正面を向かずに顎を自分の肩でガードしながら上体を落とすことがポイントです。
そのまま起き上がりざまに、反動を使って逆上(上段逆突き)です。
ゆっくり始めてリズムが掴め出したら徐々にスピードを上げ、最後技を出すとともに踏み込んで極めます。
あくまでも攻撃をかわすことが目的ですので(突きをもらったら失点)、まずはしっかりダッキングです。
反撃はその後です。
※2016年に行われた、第44回全日本準決勝 荒賀龍太郎 vs 西村 拳を観てもらったら良く分かると思います。
あまりのスピードに館内どよめきが上がってます。
(反則となりましたが、直後の刻み突きも見ものです。 相手は反応出来ない程の”先の先”です)
【ダッキング&突き・レベル2(相手の突きをかいくぐって突く)】
ペア相手は、刻み突きを出したままでストップ。
自分は背中側からダッキングして相手の腕をかいくぐって突きを出します。
当然上体と膝は速く柔らかく動かします。
左右どちらでも回れるようにしておけば、相手はやりにくいでしょうね。