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2023-02-14 20:52:00

佐久本嗣男 サマーキャンプ in 志賀高原 「アーナン + パイクー ・ ヘイクー」”ヘイクー”

こんにちは!

佐久本先生と豊見城先生の劉衛流セミナーの模様をDVD化しており今回は兄弟形のヘイクーをシェアします。

 

アーナンパイクーヘイクー (3).jpeg

 

第1挙動

上段・下段の2連突き。

狙う位置は「人中」・「金的」です。45°で突くように。

一太刀あびる覚悟で懐に入ります。

 

第4挙動

3時方向に四股立ちとなり右手で上段受け(左突き同時)

上段受けは何と、肘を直角です。(アルファベットの"L”)

一般的な揚げ受けは手首と肘は45°ですので、これも糸東流では見慣れない受け方です。

パイクーの流し受けは、糸東流の掛け手受けのように相手の手首を掴むようにしますが、ヘイクーの上段受けは拳を握りL型に受けます。

 

第5挙動

ここも同じL型で上段受け

受けから突きを左右4回前進しながら繰り返しますが、ヘイクーで一番苦労した挙動です。

上段受けした手で間髪入れずに突きを入れますが、佐久本先生は”電光石火”の如くと表現しています。

※パーチューで気合を入れる挙動も”電光石火”と表現されています。

 

第7挙動

相手の上段突きを左手で流し受けし、自分の右肘を支点にして相手の腕に押し当て引き込みます。

分解を観ましたが、かなり危険なことやってます。

 

第9挙動

パイクーと比べひと挙動増えます。

鷲掴み → 上げ突き → 正面蹴り → 掌底当て

 

第11挙動

気合の挙動です。

糸東流の猫足立ちに似た「弁足立ち」となり相手を放り投げます。

四股立ちとなり合わせ突き → 足払い → 下段払い受け

これを正面・後ろ正面に繰り返します。

足払いの分解では、相手が蹴ってきたところを掬い持ち上げています。

 

※弁足立ちは、剛柔流ではセーパイで出て来ますね。

 

第14挙動

暗夜の位から、上段揚げ受けと正面蹴りを同時に行い、合わせ突き → 左手でかけ受けしつつ右猿臂(少し前進)

 

第16挙動

ヘイクーでも最後前屈立ちとなり、天地の位で終わります。

とても短い形ですが、ヘイクーが一番手こずっていたことを覚えています。

 

 

正月休みにこのブログを書いてます。

2023年初稽古はヘイクーでした。