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空手道形教範 第一指定形 Vol.2 糸東・和道 編
こんにちは!
糸東流 (和道流) 第一指定形が収録された教範DVDです。
別で発売されているVol.1は剛柔流と松濤館流です。
基本形と指定形だけで6本に分かれていますので、揃えるのも大変。
道場で生徒に指導する以上、教範に沿って正しい立ち方・技の意味を伝えなくてはなりませんので
私自信が勉強を怠る訳にはいきません。
さて中身の方は、以前のバージョンは長谷川 行光先生でしたがリニューアルされたこのDVDから
長谷川スクール門下生の大木 格先生に変更されています。
この教範の優れているところは、各挙動の中を注意ポイントをひとつずつ、文字と音声で丁寧に説明しているところ。
減点対象となる留意点も数多く含まれています。
分かってたつもりでも、改めて観ると再認識出来ます。
特に猫足立ちや交差立ち等の細かいところなんかは、超重要ポイント。
自信を持って間違いを直すことが出来ます。
首里手:バッサイ大
基本技が集約され攻防技の動作が連続的に組み合わされています。
軽快な動きの中に技の切り返し・強弱の使い方・敏速な極め技の流れが求められます。
蹴りの挙動の意味が分解で正しく理解でき大きな収穫でした。
那覇手:セイエンチン
接近戦を想定したセイエンチン。
蹴り技が無く重厚な動きが特徴です。
演武線は左右対をなし、同一動作が多く呼吸と動作の緩急を一致させます。
重厚な形だけあってスピード感はありませんが、分解を観てみるとそのスピードに驚かされます。
多くの方に、教範の分解を観てもらいたいと思います。
首里手のシャープな形を好む私ですが、形の印象が大きく変わりました。
分解をイメージしたセイエンチンを打てば多くの方を魅了出来るのではないでしょうか。
始めの構え方でも、「肩を十分下げて臍下丹田に力を入れる」とあります。
これは知らなかったこと。
当然ですが勉強になります。
技が止まることなくリズミカルに演武するセイシャン。
後半は前半の応用動作が含まれ立ち方に特徴が出ます。
軽快且つ敏捷な形、チントウ。谷派糸東流にもあります。
原型は同じですが、立ち方・受けが谷派のそれとは和道は大きく異なります。
ベースが同じなので覚えやすいかも知れません。
立ち方の種類も多くその立ち方の変化は、すなわち体位の変化を表しています。
緩急・力の強弱・重心の安定が特に要求される形のひとつです。
とても難しい形です。
将来的に形審判資格を目指すには、他流派の基本形・指定形の勉強も必要です。
勉強に終わりはありませんね。
正に生涯学習です。
生徒には継続する大事さを教えていますので、私自信が模範にならなければいけません。