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2023年2月18日 (土)道場稽古42
こんにちは!
今年に入り新入門の生徒も続き、開設1年足らずで12名と賑やかに稽古させてもらっています。
新入門の生徒向けに、最近取り入れた早出稽古の効果も出だして、この後の全体稽古にスムーズに入っていけるまでに成長しています。
主に礼儀作法と固定式基本です。今日も少し早めに道場入りした生徒も混ざり良い雰囲気です。
現在の生徒の割り合いは御覧の通りです。
【男子】10名
幼児:2名 1年生:3名 2年生:5名
【女子】 2名
幼児:2名
学校の体育館なので充分なスペースがありますし、午後から4時間使えますので2部練習にも柔軟に対応出来ます。
引き続き生徒を募集していますので、伝統空手に興味をお持ちの方がおられましたらご連絡をお待ちしています。
体験・見学をされ雰囲気を感じてみてはいかがでしょうか。
1・サーキットトレ
2・筋トレ / 体幹トレ
3・固定式基本
4・形
5・組手
6・居残り稽古(組手)
【サーキットトレーニング】
久々のサーキットです。
過去のブログを振り返ると、最後にやったのは桜の宮小学校に移りたての頃でした。
目的はこんな感じ。
・ラダー:シャッフルと2イン2アウトで敏捷性UP
・ハードル :ラテラルで腸腰筋を鍛え、股関節回りの柔軟性UP
・マーカー:組手構えでジグザグに走り抜けることで、ボディバランスUP
楽しいですね!
楽しく稽古することは何より大事ですが、正しいフォームを意識しないと効果が薄れてしまうので、よく聞いて・よく見て稽古しよう。
ラダーはつま先立ちとなり、スピードを出すこと。
ハードル(ラテラル)は横向きになり、「腕を大きく振り 足は膝を高く」です。
マーカーはジグザグに速く抜ければオッケー、スイッチしながらの方が速ければそうしても構いません。
【筋トレ / 体幹トレ】
腹筋・背筋・腕立て伏せ・スクワット正面蹴り
パワーは形競技にも無縁ではありません。迫力のある突きの源は力強さです。
猫背のように姿勢が悪いと形では不利ですので、背筋で姿勢を正し、
スクワットで下半身強化に繋げています。
今日で270回目です。
今日の体幹はプランク・V字プランク・サイドプランクでした。
今日も言いましたが、力がつくのはプルプルしだしてから。
辛い時間帯から踏ん張れる人になってほしいところ。
こればかりは本人の気持ちの部分です。
あと、無意識だと思いますが頑張ってると思いこんでいる生徒もいてますが、正しいフォームでやってれば1分間はもの凄く長く感じるし、しんどいです。
話し声が出てるようではきっと追い込めてません。
まずは昨日(先週)の自分に勝つよう心掛けてください。
(体幹だけじゃないよ、全てにおいてね)
73分経過。
【固定式基本】
今日はいつもより少しだけ強めに。
生徒には伝えましたが、空手を上手になりたければ基本は避けて通れません。
基本に沿った正しい立ち方や技が寝ていても出来るくらいじゃないといけません。
これまでは、さあここから!ってところでお終いにしていましたが、開設スタートと同時に入門した生徒は1年経つこともありますので強度を上げました。
・引き手
・突き
・中段横受け
・上段揚げ受け
・下段払い
・正面蹴り
・前屈立ち(上段突き・中段逆突き)
・四股立ち突き
膝を軽く曲げ、平行立ちとなり母指球に重心を乗せます。
技のスピードを高める方法は、脱力することと引き手のスピードを上げることです。
いつもどおり固定式基本を進め、次は左前屈立ちを取ります。
左上段突きをほんの少し半身を取り顎の高さに突き、次の号令で中段逆突き。
これは右腰を正面にぶつける事で腰のキレを生む稽古です。
途中屈伸を入れながらひたすら続けます。これも真剣にやればしんどい稽古です。
キレを生みながら足腰も鍛えています。
四股立ち突き
過去にも取り入れていましたが、今日はとても多くこなしました。
糸東流の四股立ちをまずしっかり覚えること。
・足首の向き(45度)
・腰の落とし具合(鼠径部と膝が緩やかな角度に)
・幅(膝頭と足首が縦一直線)(基立ちから拳3つ分)
・肩甲骨の意識(猫背にならない)
・上体(前傾せず壁に背中をつける感じ)
自分に負けずしんどい基本稽古に本気で向き合ってほしいと思います。
以前はブーブー文句でてましたが、今日は歯を食いしばって頑張っていたと思います。
四股立ちで強い足腰を鍛えよう!
【形】
四の形・十二の形・平安二段
四・十二で移動スピードと転身を毎回確認しています。
この2つの形で身体の使い方を覚え、基本形に繋げていきます。
平安二段では、最後の四股立ちの入り方を入念に指導。
気合の突きの後の入り方です。
コツは基立ちから四股立ちの高さにスッと落とし転身します。
4回四股立ちが続きますが、
1回目と2回目
3回目と4回目
の四股立ち移動のコツも稽古しました。
更にスピードを上げるコツは進行方向に前膝を抜くとともに移動足を同時に寄せて一気に追い抜くこと。
試合に向けた部分練習の要素が高くなってきました。
5月の大会に向けて平安二段を打ちこもう!(4月の審査もあるよ)
【組手】
前回はお休みの生徒が多く同じ稽古メニューです。
「間合い」と「反応」です。
黄信号の間合いで、出入りします。
注意点は出入りのスピード、素早くタッチして素早く戻ります。
近づいてのんびりしていると、攻撃を食らってしまうので機敏に動く意識を持たなければいけません。
これから組手の対人稽古を増やしていきますので、相手の攻撃の間合いを外せるようになろう!
出入りから刻み突きを出しますが技は突いて終わりではなく、引き手を取って成立します。
つまりこうです。
突く
↓
突いた手を引く
↓
スイッチ
↓
バックステップ
(ここまでが突き)
間合い(距離)を図り刻み突きを出す稽古でした。
もうひとつ。
反応の練習です。
組手は相手の動きだしに反応して、防御(間合いを切る)したり技(カウンター)を出します。
反応出来なかったら、相手に技を極められてしまいますので反応しなければいけません。
ラダーやアジリティトレで敏捷性を高めていますが、ここに繋がります。
私が台となり、一人ずつ中段カウンターです。
対戦相手が前に動きだしたタイミングで、素早く潜る練習。
いわゆる「後の先」
相手が反応出来ないスピードで技を極めることを「先の先」
相手の動きだしに反応して先に技を極めることを「後の先」
と呼びます。
今日はこの2つを稽古しました。
かなり組手競技に近い稽古です。
この感覚が掴めると組手が楽しくなること間違いなし!
形と比べ組手は自由度が高いので、エネルギーが爆発寸前の男の子向けかな。
【居残り稽古】
事前にリクエストがあった組手を行いました。
2人の生徒とみっちり30分程度でしょうか。
ブザーに合わせ刻み突き・中段逆突きです。
ピンポイントでそれぞれ癖を修正しながら、数をこなします。
動きが良くなってきたところで、お互い向かい合って刻み突き(中段逆突き)をだし合います。
2人は、1年前の道場開設から通ってくれている生徒です。
真っ白な状態で入門した生徒がここまで成長してくれて指導している私は感激です。
せっかくなので、まだ道場で教えていない技をひとつ。
上段逆突きです。
挙動を2つに分けじっくり練習しています。まだまだこれからですが、自分の技になるまで稽古を重ねてほしいと思います。
組手で優位に立つには、
①技の引き出しが多い
②相手に考える時間を増やす
この2つがあれば勝つ確率が高まります。
①は技のバリエーションが豊富だと相手は何が来るか分かりません。
単発の技から連打、蹴りです。生徒の習熟度に合わせ増やしていきます。
同じ指摘を受けているうちは、出来るまで繰り返します。
もっといろんなことを覚えたいなら、同じ指摘を受けないよう自宅で反復練習をしてほしいと思います。(形・組手・基本)
②は、単調なリズムの中から技を機械的に出すだけでは試合中、相手は慣れてきて出す技に反応出来るようになります。
パッと動いたりピタッと止まる事でリズムを変えたり、
突然スピードが変わったり(緩急)、
スイッチしたり、
手や足のフェイントがあったり、
前後左右にフットワークしたり、
斜めから攻撃に入ったりすることで、
相手は考えることがいっぱいになり次第に反応が遅れます。
組手競技は、
反射神経が高いこと(反応力)
相手が嫌がることが出来る(駆け引き・リズム感)
これに尽きるのではないでしょうか。
来週も居残り稽古を申し込まれています。
次は、緩急や前後左右のフットワークを教えたいと思います。
※たくさん写真を撮っていただき感謝しています。
いつもありがとうございます!