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2023年3月11日 (土)道場稽古45
いつもありがとうございます!
雲ひとつ無い清々しい朝でしたね。
気温もグングン上昇し、ペラペラの組手道着で十分でした。
寒がりの私ですが、ポカポカ陽気の春は花粉に悩まされています。
今年は症状がとても酷く薬が手放せません。
就寝中も鼻が詰まり呼吸困難で目が覚めてしまう程です、、
午前中、修理に出していた原付バイクを受取り
花粉症対策バッチリでいざ道場へ向います!
さて今日から暫くは「多目的ルーム」
エネルギーに満ち溢れる生徒達は、稽古前走り回って遊んでしまいますが、1階は図書室。
稽古以外で騒音を出すと、これから先利用出来なくなると凄くマズいので
【走り回らない】【室内のモノを勝手に触らない】
徹底したいと思います。
股関節・肩甲骨・足首回りのストレッチで稽古前の準備に当てる時間にしたり、早連組と合流するのも有り。
こちらからも生徒には声掛けしていきますので、ご家庭でも同様にお願いいたします。
本日のメニューです
0:早連
1:アジリティトレ
2:筋トレ / 体幹トレ
3:固定式基本
4:形
5:組手
6:居残り稽古
【早連】
正座のおさらいを行ったあと、先週の形稽古で初めて覚えた『四の形』を稽古しました。
中段横受け・突きを4方向に繰り返します。
立ち方は全て『基立ち』
おっと、形に入る前に基立ちの作り方からスタートでした。
1・右膝をつく
2・左足踵を右膝頭に揃える
3・そのまま立つ
4・後ろ足を肩幅に広げる
5・左膝を軽く曲げる
これで、左基立ちの出来上がり!
※右基立ちは単純に足を反対にするだけです
2と4をしっかり身体で覚えるようにしよう。
形は正しい立ち方(長さと幅)が身についていないとダメです。
もうひとつ『前屈立ち』も学びました。
基立ちより、自分の足のサイズ1足分を縦に長く取り、前足の指が隠れる位に膝を曲げます。
何度か基立ちの作り方を練習し、次はいよいよ四の形に移ります!
予め回る方向(左 → 右 → 前 → 後ろ)を説明し形を打ちました。
形を打つ途中、生徒達が次々合流し前や後ろに立ち、合わせてお手本を見せてくれます。
頼もしいですね。自然と私のお手伝いをしてくれます。
立派なお兄ちゃん(お姉ちゃん)です。
ありがとう!
【アジリティトレーニング】
ラダー「シャッフル」で敏捷性を上げていきます。
足の運び方は、
中 → 中 → 外
この順に動かします。
5本程度でしょうか。
正しく動かせる生徒が次に拘るところは、
1・軸を保ち
2・ラダーを踏まず
3・軽やかに
4・素早く
です。
ウォーミングアップには最適ですね。
今日こんなことがありました。
足の運び方がまだよく分からない入会したばかりの女子生徒に、さりげなく教えてくれる1年生の男の子。
早連にも合流し、新入会生の前に立ち形のお手本も見せてくれます。
自然と手を差し伸べる姿を見ていて心も成長しているんだと感じ、私が目指していた町道場のあるべき姿がそこにありました。
この生徒が黒帯になった頃には、下級生達がたくさん集まり慕われる上級生になるんだろうな。
【筋トレ / 体幹】
筋トレは、とうとう大台300回です。
コツは、力を入れる瞬間息を吐くこと。
生徒からのリクエストで体幹はV字プランクから。
良く観察していますと、姿勢がキレイな生徒が先週より増えてることにビックリ!
背筋がピンっと伸びバランスの良いVです。
途中苦しくて足を降ろしそうになっても、自分に負けず耐えています。
努力する姿のなんと美しいことか!
それでこそ我が生徒!
可愛くてたまりません!
他には久々登場のバックプランクとサイドプランク。
最近サイドプランクがイージーになってきた感じ(ええこっちゃ)なので、難易度UP!
5秒かけて片足上げて、5秒かけて足を降ろします。
たったこれだけで、インナーマッスルが更に刺激されます。
目を瞑るだけで更に更に刺激されるよ。
通算82分耐え忍んでいます。
【固定式基本】
先週から意識しだした『キレ』
如何に準備の時間を短くするか。
この一点(これだけじゃないが)に意識を置き、基本稽古です。
形は基本の組合せなので、基本を疎かにすると形は美しいものになりません。
先週に引き続き、美しさに拘った四股立ち突きも60本?だったかな。
少ない回数で、良い基本が出来たのではないでしょうか。
引き手・突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払い受け・四股立ち突きでした。
-奥義は基本にあり-
【形】
形は始まりから終わりまで、全神経を集中させなければいけません。
額から汗が流れても、顔に虫が止まっても余計なことをしてはいけません。
改めてこのことを説明しました。
背筋がピンと張った緊張感ある結び立ちから、姿勢に拘った立礼。
「戦わずして勝つ」の如く、キリっとした表情と発声。
ここも大事にしてほしいところ。
このところ呪文のように唱えています。
一人ひとりの意識が高まるまで形に入らず何度もやり直ししています。
全員の意識が揃ったところで、新入会の生徒を含め四の形!
固定式基本で伝えた準備の時間を短くしキレを意識して形稽古です。
手技のキレに運足のスピードも求めます。
ここ3回前?の平安二段の稽古で取入れている移動足のことね。
次、十二の形に移ったところで新入会組は隣で四の形とグループ分け。
転身のコツをおさらいしながら、一つひとつ丁寧に稽古を重ねます。
技の一致性に加え、今日新たに伝えた『腰の使い方』
この感覚が掴めたら、シャープで極めのある形に変化していきます。
指導形で身体の使い方を身体に染み込ませ、基本形で活かしていきます。
今日の平安二段では基立ちと前屈立ちの使い分け、帯の高さについて説明しています。
緊張感のある形を打てるよう意識高く頑張ろう!
【組手】
先週に続き、拳サポ・シンガード・インステップガード・胴プロテクター・メンホーのフル装備で稽古!
違和感あるでしょうが慣れるしかありません。
大会ではファールカップも着用です。
新入会向けに組手の構え方からおさらい。
組手構えから前・後ろにフットワーク。
注意点を記します。
1・前に進んでも・後ろに下がっても正面に立つ対戦相手から目を離さない
2・前拳・奥拳ともに構えを崩さない
3・膝は軽く曲げたまま
4・カニさんのように寄せ足しない
さぁここからは横の動きに挑戦!
正体揃いのゆり生の中、逆体の私も皆に合わせ頑張って正体となり指導します。
挙動を2つに分け、ゆっくり丁寧に指導したつもりですが如何だったでしょうか。
分かったかな??
フットワークの中で、スッと横の動きが出来るだけで、相手は考える事がひとつ増えます。
組手は相手が嫌がることをやってなんぼです。(反則ちゃうよ)
言い換えれば、自分のペースの掴み合いとも言えます。
同じリズム・同じタイミングで突きを飛ばしても、段々目が慣れてきて相手に攻撃の瞬間を読まれてしまいます。
そんな中、緩急を変えたりフェイントでタイミングをずらしたり、横の動きを混ぜるだけで相手はやりにくくなります。
ワンパターンにならないためにも横の動きは知っておいた方が良いので今日取り入れました。
大会に向け身体に馴染むまで、ゆっくり続けようと思います。
フットワークの次は蹴り!
後ろ足で蹴る、中段回し蹴りです。
ミットめがけて思いっきり蹴るとストレス発散出来ますね!
私も大好きです!
初めて(2回目?)の中段回し蹴りです。
コツを記します。
1・後ろ足で膝蹴り
(蹴りの軌道は正面 最短距離で蹴る)
2・軸足の踵を回しながら後ろ足で蹴る
(踵を回すことで距離が伸びる イコール 突きの間合いの外で蹴れる)
(軸足の膝は曲げたまま)
3・蹴る瞬間 構えた左右の手を入れ替える
(手を前に置くことで突きのカウンターに備える)
4・足の甲(インステップガード)で蹴る
(ミットに小指を当て距離を伸ばす)
蹴りのフォームを学んだあとは、ミットめがけて思いっきり蹴ります!
正面蹴りと同じく、蹴りはスナップを効かせ『ムチ』を飛ばす感覚です。
蹴りは、引き足を取るところまでが『蹴り』です。
蹴った後引き足をとらずに蹴りっぱなしなのは競技ではポイントになりませんので、しっかり意識してね。
「しっかり伸ばして しっかり引く」
注文していた防具を全てお渡ししました。
キズがつくと視認性が悪くなるのでメンホーは下に向けて置かないこと。
それと稽古後、使用した防具を自分で手入れする習慣をつけよう。
これから暑い時期に稽古すると汗でだくだくになります。
一週間カバンの中で放置するとエラいことになるので、ファブリーズで拭き掃除を忘れずにね。
決して親任せにせず自分でやる習慣をつけよう。
【居残り稽古】
今日は形1名・組手3名
5月北区大会で形試合デビューする生徒と平安二段。
・引き手
・前屈立ちの長さ
・下を向かない
まずこの3つを意識して下さい。
4月の審査・5月の大会に向けてもっともっと打ち込もう!
居残りも大歓迎ですし、早く来て形の稽古するのもオッケー!
30分前には居てるよ。
上達に近道なし。稽古した分、上手くなります。
このまま頑張ってほしいです。
他の3名と回さない回し蹴りについて座学です。
何しゃべったでしょうか。
・蹴りのメリット
・蹴りのデメリット
・最短距離で蹴る
・距離を伸ばす方法
だったかな?
保護者の方にも説明しましたが、肩甲骨の使い方ひとつで突きの距離が伸びるように、蹴りも小指の意識ひとつで距離が伸びます。
両手の平を合わせて(親指上向き)手を伸ばし、片手だけ小指を上向きにすると腕が長くなっているはずです。
これは肩甲骨が開いているから。
肩甲骨の使い方ひとつで、距離を稼げます。(腕の付け根は肩甲骨)
この考え方は蹴りにも共通していて、小指で蹴る意識を持つと更に遠い距離から蹴ることが出来ます。
もうひとつ蹴りのフォームについて。
2種類の蹴り方を見せ、区別してもらいました。
要するに、自分の蹴りを素早く相手に到達させるにはどうすれば良いのか?
です。
答えは回り道せず ”最短距離”
直線の軌道で蹴れば回す軌道よりも速く相手に届きます。
モーションは大きいより、小さい方がバレません。
理屈が分かれば、教わったことを意識した上でミット蹴り!
脳みそフル回転!
思考しながら稽古してます!
目をキラキラ輝かせ興味津々で学ぶ生徒と空手が出来て幸せです。
※5月3日開催 神戸市大会の締め切りは来週3月18日(土)まで。
挑戦者求む!!