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現役最強選手たちの得意技最新メソッド2014 1/3
いつもお世話になります!
約10年前のDVDです。
参加選手の中には、今では現役を引退された方もいれば未だナショナルチーム所属の選手もおられます。
超一流選手たちがそろぞれの練習方法をシェアする画期的なDVDです。
内容盛りだくさんなので3回に分けてシェアしたいと思います。
1・篠原浩人のステップワークトレーニング
2・荒賀龍太郎の高速突きテクニック
【篠原浩人のステップワークトレーニング】
ミット(目安となれば何でも良い)を等間隔に準備します。
フットワークで往復します。
①腿上げサイドステップ
3メートル程度の距離を腿を高く掻い込んでスピードを上げてラテラル。
これを往復で繰り返しています。
②速く細かいステップ(前後の動き)
組手構えの姿勢で小刻みに等間隔に置いたミット(目安)を往復します。
前に詰める・後ろにバックステップ。
膝の溜めをキープしながら、両手のガードは下げません。
当時から、完全なるカニ構えです。
③速く細かいステップ(横の動き)
次は②の要領で横の動き(サイドステップ)でスタンス幅は崩してはいけません。
④速く細かいステップ(組み合わせの動き)
横方向に5回ステップし、前後に2回挟みます。
まずはゆっくり動きを確かめ、最後は小さく速くでフルスピードです。
⑤2人1組50秒ステップ(前後のみ)
2人組となり向き合って構え、30秒間前後に5回ずつゆっくりとステップします。
残り20秒は速く細かくステップに切り替えます。
上手いも下手も関係ないスピードトレーニング。
ゴールデンウィーク中に久々に観返してますが勉強になります。
早く皆と稽古したいです。
道場に取り入れたいメニューでした。
【荒賀龍太郎の高速突きテクニック】
(ペア練習)
①上半身を連動させて突く
手を伸ばせば届く距離に立ち、足の踏み込みは無しでしなやかに刻み突きを放ちます。
コツは腕だけで突かず、上体を連動させること。
お手本を見せながらサラッとアドバイスされていたことですが、身体が先に動くと突きの距離は詰まり、手が先だと距離が届きません。
腕と上体の連動があって初めて距離が合うとのこと。
やはりこの手のDVDは理論的に説明してくれるので、腹落ちします。
もう一つ。
王道的な突き方よりも裏拳の方がより速い。
あくまでも私の受けたイメージは、手首から先をスナップを効かして飛ばす感じでしょうか。
ボクシングのジャブに似ていました。
当然ですが手で突きません。肩甲骨を飛ばしています。
出来るようになれば、後ろ足を使って更に速く強く突けるようにします。
②前足を使った連続刻み突き
①と同様の距離から前足の踏み込みをプラスアルファします。
これを連続5本。
コツは、後ろ足に力が伝わっていることを意識です。
ポイントは、突いたらすぐに後ろ足のタメを作って次の準備をすることです。
もの凄いスピードとパワー。それと正確なコントロールです!
一流選手揃いの中から、拍手が沸き起こります。
まさにスピードドラゴン!
この練習の目的は、動きの中での一瞬の踏み込みを速くすることで、段々と踏み込みの距離を伸ばしていきます。
③前足を使った連続ワン・ツー
②と同じ方法で2本突きます。
考えてから突いても遅いので足さばきと体重移動意識して常に準備するのだそうです。
もっと分かり易く言えば、行くときには既に準備が出来ている状態です。
準備とは後ろ足のタメを指しているのだと思います。自然に出来るようにです。
ここで練習する選手たちの突きのスピードはボクサーのワン・ツーと遜色ありません。
力むと逆効果なので、「ムチを飛ばす」「スナップを効かす」感じで放っています。
④深く速く踏み込んで突く
自分の跳びこみの間合いから、刻み突きを出します。
荒賀先生は、前に入る時に膝を「抜く」と表現されています。
この「抜く」ですが、間合いを測る最中に頻繁に使っています。この抜きがタメにも繋がりますし、フェイントにもなり得ます。
なるほど!
フットワークで意識することは、膝と足首の柔らかさを活かしてフェイントします。
そういえば道場生のフットワークに動きが固い生徒が散見されます。
膝と足首の使い方で改善していこう。
間合いの詰め方は選手それぞれ個性がありますが荒賀先生は、
1・膝を抜きながら
2・相手に気づかれないように
3・後ろ足を引き付け
4・深く突く
所感ですが、抜く瞬間両太もも内側を絞っています。
動かしながら(ごまかしながら)と言ってます。
途中篠原選手が荒賀先生に、中段狙ってくる相手に対してどうしてんの?と質問です。
中段カウンターを狙う相手に対して、刻み突きを極めるコツも収録されています。
和道の対捌きに似ていて、前の肩の使い方です。
これは収穫でした。