いつもありがとうございます!
大会を終え一発目の稽古。
大会を経験した生徒の顔色を見てみるとどこか達成感を感じます。
わずか1分そこそこの短い時間の中で、自分のパフォーマンスを最大限発揮します。
凄く緊張もしたことでしょう。
勝っても負けてもひとつ経験を積むことが出来ました。
これからも沢山稽古して腕試ししてほしいと思います。
ほんとは6月から新しい形の稽古に入る予定でしたが、前倒しして今日は形の時間をいつもの倍取ることに。
0・早連
1・ラダー
2・筋トレ / 体幹トレ
3・移動式基本
4・形
5・自主練
【早連】
いつもの如く四の形・十二の形でスタート。
順番バッチシなので1本ずつで終え早連最後の関門、平安二段。
平安二段の挙動を覚えることが出来れば、早連は卒業することにします。
早連を受けることで先輩生徒に追いつき、全体稽古に合流しやすいようにするためでした。
多くの生徒が大会や審査会で打つ平安二段まで覚えることが出来たら無事卒業です。
初めての平安二段。形の前に立ち方の説明です。
難しい立ち方の猫足立ち。
軸を置く位置を体育館の壁を使いながら説明です。
ホントは正しいカタチの説明もしないといけませんが、細かい部分は成長を見ながらにします。
前半と後半2週に渡って指導する予定です。
少人数制なので進みが良いですね。
稽古開始5分前まで早連して、大縄跳び!
跳ぶタイミングが掴めてきた生徒もいてましたが、皆の呼吸が合わず全体で跳べたのはゼロ。
残念でした。
【ラダートレーニング】
・グーパー
・クイックラン
・ラテラル2イン2アウト
今日は組手を行いませんが、スピード系3種類に絞りました。
組手が好きな生徒は、スピード・リズム感は必要なスキルなので苦手な人は克服しよう。
動きに慣れてきたら、『正確に』・『速く』を意識しよう。
周辺視野を広げるためにも足元ばかりに視線を落とさず感覚で駆け抜けれるようにしてみよう。
【筋トレ / 体幹トレ】
時間のロスを減らし稽古時間を少しでも沢山取れるようラダーを終えた生徒から、ストレッチに移行させてみました。
限られた時間の中での稽古です。
これが上手くハマると全員が終わるまで待たなくても良いので効率的です。
今まで待ってた時間を自分のストレッチの時間に当てる事が出来ますね。
全員揃ったところで、ペアとなり腹筋・背筋・腕立て伏せ・スクワット正面蹴りでトータル380回。
体幹は久々登場の、V字プランク・バックフルアップ・バックプランクでした。
106分続けて来ましたが、お手本となるくらい姿勢が美しい生徒が数人いてます。
『継続は力なり』です。
形で入賞出来るくらいにしてあげたいとホントに思います。
私も勉強しますので、歯を食いしばって自分を追い込んでほしいと思います。
【移動式基本】
先週に引き続き移動式基本です。
この稽古の目的は、締める意識を養うこと。
形は下半身の力を上半身に伝えます。(下から上に連動する)
理屈が分かっていないと力任せで、上体が突っ込んだ突きになってしまいます。
①足を締めると(つま先30度)
②腰が入り
③突き手に力が伝わります
私たちの流派の運足はすり足。
「足で雑巾がけする」
が一番分かり易い説明かな。
決して前足の着地と同時に技を出してはいけません。
ドンっ!と大きな音が鳴ってしまいます。
ドンしてるうちは、下半身の締めの意識が足りません。
難しいかも知れませんが、本能で行わず頭でよく考えて稽古してみよう。
意識ひとつで上達スピードは大きく異なります。
今日、「下半身で極める」の意味が感覚的に理解出来た生徒がいてました。
「よく見る・よく聞く・よく考える」です。
良い具合に腰が入っていました。
・基立ち / 追い突き
・四股立ち
でした。
【形】
残りの時間全て形でした。
半年ぶり?の平安初段がメインです。
その前に全体で四の形・十二の形。
向きを変え、技が極まる瞬間上体が振られる生徒がチラホラ。
改めて転身時のふらつきを抑える回り方を説明しました。
聞いて終わりじゃなく次週の稽古に活かせるよう、忘れない工夫をしてみてはどうかな。
工夫にも、いろんな方法があると思います。
正解は何もひとつとは限りません。
自分の考えた方法で努力してみてください。
なぜいつまでもこの形を打つのか。
比較的容易なこの2つの形の中に、少なくともこれだけの要素が含まれています。
①転身時の引き手の取り方
②転身時のバランスの保ち方
③軸の動かし方
④技を極めるタイミング
⑤腰の入れ方
⑥突きの位置
⑦移動スピードの上げ方
意識することから始め、これだけの事を無意識で出来るようになることが重要です。
新しい立ち方や技は出て来ますがベースさえ出来ていれば基本形・指定形でも応用が効きますので決して侮ってはいけません。
「奥義は基本にあり」のつもりで丁寧に四の形・十二の形に励んでください。
四の形・十二の形を終え次、平安二段!
全員で打てる日がとうとうやって来ました!
今日の早連で初めて打った平安二段を全体で合わせます。
初めての生徒3人を中央に集め、四方を先輩生徒で囲みます。
こうすれば、全挙動目の前にお手本を見ながら稽古出来ます。
突然閃いたナイスアイデアでした。
空手の神様が降臨した瞬間でした。
これまでは私が前に立ち、お手本を示していましたが生徒の理解度をキャッチし難いもどかしさがありました。
初めて平安二段を打つ生徒、これまで何度も打ってきた生徒どちらも大切です。
指導が偏らず、全体稽古をスムーズに進めなくてはいけません。
全体で行う形稽古は、このやり方で進めたいと思います。
さぁ!
2022年稽古修め依頼の平安初段!
絶対覚えてへんと思ってましたが、何となくカタチになってるじゃありませんか!
やはり新しい形は楽しいですね。
皆真剣です。
挙動を細かく刻みながら何度も何度も、新入会の生徒も一緒になって覚えます。
ある程度通しで打てるようになってきたら個人練習に移り、2人1組の個別指導です。
個別指導の利点は細かい部分の修正が図れること。
今日の集中力を維持し続けてほしいと思います。
組手の時間を削っただけあって、全員に多くの時間を割くことが出来たかと思います。
一分一秒を無駄にしないよう集合は駆け足、おしゃべり等同じ注意を何度も受けない等を皆で心がけよう。
【自主練】
約40分、一人残って鏡の前で自主練。
ゴールデンウィーク中に覚えたばかりのパープーレン。
静と動のバランスが絶妙のスーパーリンペイ。
他流派の形で特にお気に入りのクルルンファ。
那覇手特有の粘りと足刀蹴りが有り、最後回し受けで納めるセイサン。
ド迫力のアーナン・パイクー・ヘイクーを打ちました。
今日はやたら生徒から、自由形や指定形の名前が飛び出て来ました。
これも北区大会の効果でしょうか、いろんな形を目にしたようです。
いつの日か生徒とともに、これらの形を打つ日が来れば良いのにな。