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2023-05-21 21:49:00

2023年5月21日(日)第1回 神戸市ジュニア指導講習会 @神戸市中央体育館

いつもありがとうざいます!

 

今日は、神戸市空手道連盟主催の練習会が中央体育館で開催されました。

ゆり道場からも一名申し出がありましたので勉強を兼ねて私も同行しました。

参加者数はざっくり80名ちょい。

 

先日の北区大会を経験したからか積極性が芽生えたようで嬉しい限りです。

普段の稽古とはまた違う緊張感を味わったことだと思います。

実際に自分で参加すると決めたと聞きます。

こんな経験はこれから先、きっとプラスになると思います。

 

上達するには真剣に取り組むこととは当然として、やはり稽古量は必要です。

ただ闇雲に数をこなすのではなく基本に忠実に。

たくさんの先生方から多くのことを学び、今後に活かしてもらえたらと思います。

 

小休止明けの集合もダッシュ、返事もハイ!

3時間の練習を、最初から最後まで集中力を切らさずホントに良く頑張っていました!

 

1・ウォーミングアップ

2・基本

3・形 or 組手

 

【ウォーミングアップ】

全員でウォーミングアップです。

アップだけでなんと15分以上!股関節回りを中心に入念に身体を温めていました。

 

 

【基本】

@引き手

開手のまま腕を前に伸ばし片側ずつ引手です。

ゆりでは、突きのコースを認識さすためによく行う方法です。

 

@突き

反動で身体がのけ反らないよう、膝を少し緩め20本突いていました。

 

@前屈立ち 上段突き / 中段逆突き

前屈立ちを緩めず、これを左右行い下半身強化します。

心武館の審査内容と同じですね。

 

@斜め45度 逆突き

10時方向に一本斜めに前屈立ち逆突きを極め、下半身はそのままに突いた手と顔を反対斜めに向け(上半身だけ)2時方向に一気に逆突き!

腰のキレと下半身の連動性を養う稽古方法です。

これは今のゆり生に持ってこい。固定式基本に戻した時、メニューに取り入れたいと思います。

 

@スクワット逆突き

右(左)前屈立ち逆突きから、軸足側にスクワットして逆突き!

これも下半身強化です。下半身の力を上半身に伝える稽古方法。

空手に必要な筋肉を基本稽古の中でつけさせる筋肉痛確定メニューでした。

下半身パンパンちゃうかな。

 

@前屈立ち 正面蹴り

ゆりでは基立ちで正面蹴りを行いますが、今日は前屈立ちです。

頭の高さを変えずに正面蹴りを左右行っていました。

バッサイ大では、基立ち  → 蹴り

ニーパイポでは、前屈立ち → 蹴り

 

 

【形】

 ここから形・組手に分かれて稽古開始です!

 

4:6の割り合いで組手が多い印象を受けましたがR君は形コース!

 

 

ジュニア講習会に出席した生徒を集め、座学から入ります。

稽古の前に、先生から生徒にこんな質問です。

形競技に必要な要素とは何でしょうか?

普段自分が大切に想っていることを生徒達が答えますが、正解は『正しい姿勢』

正しい姿勢とは、立ち方・突き方・受け方・位置を指します。

 

基本に忠実に正しく行わないと減点されていきます。

何となくカタチは分かるけど、、の状態では試合には勝てないと言い切ります。

 

突きひとつ取っても、腰の入った突きとそうでない突きがあります。

今日は、オッと思わせる突き方『逆腰』を教わっていました。

まだ道場で教えてませんので、すぐには出来ないでしょうが方法は理解出来たかな??

他にも、正しい基立ち・前屈立ちなんかです。

かなり熱心に聞いていたので、分かってもらえたと思います。

無意識レベルで出来るまで、ひたすら意識して取組むことが大事です。

基礎的な部分を何となくやってると、悪い癖がつき勝てなくなるんだと思います。

 

中段横受け・上段揚げ受け・下段払い受けも基本通り教わってました。

『脇を締めて、次の準備に最短距離で入る』

『突いた手を動かさず、次の動作に入る』

オーバーな動作も道着を叩く音も必要ありません。

 

次の質問です。

勝つ為に大事な事って何だと思いますか??

これも自分の感じた答えを次々にぶつけます。

気合!

リズム!

キレ!

いろんな答えが次々に出てきますが、誰も正解しません。

 

先生の答えは、

『仮想の敵と戦っているイメージを持つ』でした。

 

要するにこういう事です。

それぞれの挙動は何をしているのか。

何をしてるのか理解していれば、動作に矛盾が生じません。

例えば平安五段。

浮足立ちからの攻防です。

相手の攻撃を受ける前に正中線を無防備で晒していては意味を理解しているとは言えません。

理解するためには、「まず技の名前を知る事から始めよう」でした。

 

例えば平安五段。

これも浮足立ちからの攻防です。

正しく名前を覚えていれば中段公差受けをしますが、中には下段公差受けする人も見受けられます。

 

技の名前を知る

技の意味が理解出来る

何をしてるかを知る(分解)

仮想の敵との攻防が表現出来る

 

審判目線では、

おっ分かってるな!

ああーー分かってないわ、、

の2つに分かれるのだそうです。

 

後半、平安二段と平安五段をとても上手な生徒に演武してもらいながら、ひと挙動ずつ技の名前と意味を考えさせます。

まるで授業のようでしたね。

平安二段の第一挙動。

これは上段打ち落とし。

円を描くように肩の高さで相手の突きを打ち落としていますので、丸みを帯びていなければいけません。

 

長い時間をかけ、一つひとつ丁寧に説明されていて生徒達も真剣でした。

理解できていなければ表現が変わってくると言う事でした。

 

 

小・中のジュニア講習会・神戸市強化選手と同じ空間の中で、それぞれ分かれて稽古されていました。

中学生ともなると自由形も平行して稽古していましたね。

 

パッと見ただけでも、

パープーレン

スーパーリンペイ

チャタンヤラクーシャンクー

アーナン

パイクー

ヘイクー

泊バッサイ

バッサイ大

ニーパイポ

セーパイ

 

一人黙々と剛柔流の形を打つ選手がいてました。

それにしても糸東流だらけでした。

 

最後まで集中力を切らさず頑張りきったR君の形を観てましたが、半日の講習で形が変わってきました。

今日感じたこと・学んだことを無意識レベルで出来る位にまで継続してほしいと思います。

普段の道場稽古でもなく、館主催でもありませんでしたが良く挑戦したと思います。

観ていてレベルアップを感じ取れましたし、収穫ありだったと思います。

 

第2回目は6月25日 神戸市立王子スポーツセンター剣道場とのこと。

ゆりの生徒には自身のレベルアップを図るためにも、貪欲に外の世界を知ってもらいたいと思っています。

 

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