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2023-06-10 23:37:00

2023年6月10日 (土)道場稽古56

いつもありがとうございます!

 

先週は運動会だったので残念ながらお休みでした。

なので2週間ぶりの稽古です!

 

ここ最近では、体験問合せが続いており賑やかに稽古させてもらっています。

ホントにありがたい限りです。

幼児のうちは、思いっきり身体を動かしたり楽しんで稽古に参加してくれたらオッケー!

集中力が欠けたり疲れてきたら、出たり入ったりの繰り返しで休憩してくれてもオッケーですし、慣れるまでパパさんママさんがお子さんのそばについていてもらっても全然オッケー!

 

生徒が揃いだした頃に今日も開始前、大縄跳び。

今まではブンブン大縄を回してたので、初めての経験の生徒にとっては中に入るタイミングが掴めず難しかったと思いますので、「郵便屋さん」をすることに。

試行錯誤を繰り返していますが、何か良い方法を知っている方教えてください。

 

 

0・早連

1・ラダー

2・筋トレ / 体幹トレ

3・固定式基本

4・ミット

5・形

6・移動基本

7・組手

8・居残り稽古

 

 

【早連

 

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今年入会した生徒、今日新入会の生徒、新たな体験生の計10名で早連!

座礼・立礼から学び、立ち方・拳の握り方・突き・蹴りを何度も練習し、途中から先輩生徒が自らお手本を見せてくれ、とても頼もしく感じました。

心も身体も成長していますね。

 

 

【ラダートレーニング】

今日から正式入会した3名の自己紹介を終えラダーから稽古開始!

今日もスピード系です。

足を速く動かすことが目的ね。

つま先で駆け抜けたり、床に足がついている時間を短く出来るとスピードが上がります。

 

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・クイックラン

・グーパー

・ラテラル

2本ずつでした。

 

 

【筋トレ / 体幹トレ】

さてずっと続けてきた筋トレもとうとう今日で400回です。数え始めたのは、およそ1年前だったでしょうか。

これからは、固定式基本や移動式基本を通じて足腰の強化を図りたいと思います。

 

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今日の体幹トレは、

・プランク

・V字プランク

・バックプランク

の3種類。

これも筋トレと同時にスタートし、今日で112分経過です。

 

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体幹が強い子はピクリとも動きません。

形が好きな生徒にとっては必須の能力ですので、体幹トレは軽視出来ません。

途中しんどくなった時、どれだけ自分に厳しく出来るかが問われます。

歯を食いしばって頑張れる生徒になってほしいな。

 

 

【固定式基本】

 

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重心は母指球に乗せ、膝はほんの少し緩め平行立ちとなります。

上手く母指球に上体を乗せることが、立ち方が安定し力強い技を繰り出すことが出来ますので、必ず意識してほしいところです。

 

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3年生に号令をかけてもらいながら、

・突き

・平行立ち正面蹴り

・基立ち正面蹴り

・中段横受け

・軸足スクワット / 前屈立ち・逆突き

 

スピードの乗ったキレのある技を出すには、力んでいては逆効果です。

技が極まる寸前に一瞬だけ力を入れます。

なので力いっぱいで力んでいては、シャープな技は出せません。

もう一つ大事なことは、「準備の動作を短く」です。

 

 

【ミット】

ここから2グループに分かれミット!

 

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3年生から順にミットを持ち、中段突きの稽古です。

足を止めて基本の中段突きと、フットワークの中から出す中段突き

どちらも共通することは、真半身(横向き)に構えた状態で突く瞬間、真身(おへそを相手にぶつける)になること。

前方に大きく前足を踏み込み、ドンっ鳴らしながら突きます。

・突き

・前足の踏み込み

・気合

この3つを合わせます。

 

相手の刻み突きが、自分の頭の上を通過するイメージで「深く潜る」

かなり深い前屈立ちです。

軸足の親指の腹で身体を支えます。

前拳を思いっきり引き手を取ると逆突きのスピードがUPしますし、顔の側面に添えると相手の刻み突きの軌道を逸らすことが出来ます。

どちらも試してみて、しっくりくる方を取り入れてみてください。

 

さて私は新入会の生徒とともに、ミットめがけて中段逆突きと正面蹴り!

左右合わせて何本やったかな??

 

中にはおっ!と思わせるシャープな蹴りを出す生徒も!

 

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楽しみですね!

体験の男の子くんも、凄く楽しそうにパンチ・キックしながら最高に可愛い笑顔を見せてくれましたし、

はにかんだ笑顔の女の子ちゃんにも癒されました。

 

このあたりで、丁度1時間でした。

また来てくれると嬉しいな。

 

 

【形】

新入会生を中央に配置し、全員で四の形です。

礼儀作法・基本技を早連で覚えたあとは、四の形に移行しますのでそれまで、周りを観ながらついてきてね。

形を覚えた生徒は、レベルアップをしないといけません。

技を出す時に腰を入れるよう、意識するようにね。

いつも同じことを指摘されていると、なかなか次に進みませんので一人ひとりが意識することです。

 

次は平安二段。

 

6.10練習.png

 

最初の猫足立ちと最後の四股立ちがどれだけ極まるかです。

斜め方向の演武線が入ってきますが、どう向きが変わっても前屈立ちと基立ちは「肩幅」で立ちます。

ふらついてしまう生徒は、この肩幅が取れていません。

部分練習や、目的意識を持って四の形に取組んでほしいです。

大会に参加して入賞を目指すのであれば立ち方を早くマスターしないと、極め・キレの稽古に移れませんよ。

 

次、平安初段です。

数回合わせた後、初登場の手刀受け。

細かく受け方を説明するのは、昨年秋以来でしょうか。

準備の入り方、手首の角度、引き手の取り方、上半身の姿勢を丁寧に指導し、理解出来たところで移動基本に移りました。

 

 

【移動基本】

四の形・十二の形・平安二段を覚えた生徒を対象に更なるレベルアップを図ります。

上記で覚えた手刀受けに猫足立ちをプラスして移動基本です。

 

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我々の学ぶ糸東流ですが、技は直線的且つ最短距離で繰り出します。

受けに入る準備動作を円運動で行うと、他流派(剛柔流)の受け方となってしまいます。

形競技の採点基準の中には、流派の特徴を捉えていることもポイントのひとつとして挙げられています。

今日の指導を忘れず、自主練してくれたらと思います。

猫足立ちは鼠径部の力を抜くと、ストンと下に沈みます。深く落として後ろ足の踵に軸を置くようにね。

とうとうゆりでも、移動基本に猫足立ちが入ってきましたな!

新しい学びがあったことだと思います。

 

 

【組手】

新入会の生徒向けに構え方の説明に少々時間を取り、全員でフットワークです。

ポイントは2つ。

カニ構え(真半身)と下半身の溜め。

真半身で構えることで、自分の正中線を守り(的を小さくする)、下半身に溜めがあるから素早く攻撃に入れます。

膝が突っ立ったままだと、相手に向かって跳びこむのに一度沈まなければいけません。

どちらの攻撃が速いかを競う競技空手では、一度沈む動作は意味のない不要な動作です。

しんどくても棒立ちにならず、「溜め」を保ち続けます。

単調なフットワークの練習でも、基礎を固めている今、とても大事な練習です。

目的意識が低くては、棒立ちのフットワークとなり悪い癖がついてしまいますので注意が必要です。

形でも組手でも基本が出来ていないと、試合で勝てません。

勝てる人は、基本が出来ているとも言い切れます。

 

フットワーク中にブザーで号令を入れ刻み突きも交えました。

チョンと小さく腕を伸ばしていてはダメ。

 

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前足と前拳を大きく前に飛ばさなくてはいけません。

それと、後ろの肩が見えてはいけません。

なぜ見えてはいけないのか。

見えると突きがどうなるのか、これも時間をかけて説明しています。

 

フットワークしなくても結構ですので、

①真半身で構えて

②真半身で突き

③真半身に戻す

練習を自宅で取り入れてみてほしいと思います。

 

今日、刻み突きだけでしたので説明を割愛しましたが、

中段逆突きは逆です。

 

①真半身に構えて

②真身で突き

③真半身に戻す

 

やることは反対ですが、刻み突きとロジックは同じ。

なぜこうしないといけないのか、頭で理解出来るよう問いかけ続けたいと思います。

 

 

【居残り稽古】

居残りを希望する生徒は5名。

形がしたい生徒が多数いたので平安二段を細かく指導です。

 

猫足立ちの立ち方

四股立ちの立ち方

基立ちをベースに指導していますので忘れないよう復習してほしいと思います。

 

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猫足立ちにおける、右足の使い方・左足の使い方それぞれ役割が違うことを説明しています。

鼠径部の抜きを使って深く落とすコツ、前足を置く位置、下半身の向きなんかを一発で極める必要があります。

ほぼ部分練習でした。

また後半、基立ちから素早く四股立ちに移行しますが、これもコツを伝えました。

かなり密度の濃い練習会になったと思います。

部分練習で精度を高めて、最後の確認作業として通し稽古をしたら良いと思います。

 

 

※修交会大会の申し込みは、来週17日(土)が締め切りです。(本部には22日に持って行きます)

会派の大会ですので出来る限り参加してほしいと思います。

四の形もしくは十二の形を覚えていれば出場出来る大会ですので、形競技だけでも是非挑戦してほしいと思います。

 

組手の試合に出場するには防具が必要となりますので、お声かけください。

早めに揃えて、道場稽古の中で防具に慣れる必要があります。