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タナス・フラッシュ Vol.2 -スーパースピードの防御と攻撃・突きと蹴りのテクニックロジック & 体感する世界 SAQの秘密 応用編- 1/4
こんにちは!
ここ数年、家族でパワースポット巡りが好きで、今回は朝早くから出雲大社へドライブ。
神聖な力を感じる神社やお寺でパワーをいただき運気を上げています。
御朱印も拝受しパワーストーンもしっかり浄化です。
さてブログに移ります。
ジョージ タナスセミナーの第2回目です。
基本編の翌日に行われた応用編をDVD化されましたので4回に分けて書いてみたいと思います。
1・ウォームアップ
2・ステップワークの妙
3・防御の妙
【ウォームアップ】
ジョグからスタート。
ジョグの中にいろんな動きを交えています。
腕を回したり、突きながらジョグしたり。
またサイドステップやウィービングなんかもやってます。
片足立ちとなり大きく左右にジャンプし、ピタッと静止します。
ジャンプ力と体幹の強化に繋がりますね。
そういえば松宮時代にやってたな。
次、タナス選手が皆の前にたち、出会いを取る練習です。
フッと前に出た瞬間、中段で潜ります。
前に出るだけでなく、刻み・後ろ回し・裏回し・逆上といろんな攻撃を仕掛けていました。
道場で良くやるアジリティの要領です。
左に手を振ると、左に裏打ち・逆突き
右に手を振ると、右に裏打ち・逆突き
大きな技を出すことを意識してアップしていました。
【ステップワークの妙】
①同じ間合いを保つ
ペア練習です。
互いに正面に向かい合い、片方の選手が前後左右にステップします。(誘導)
もう片方の選手は、離されないように同じ間合いをキープする練習です。
距離は互いの腕を伸ばして、手が触れ合う程度でした。
これはどこの道場でも良くやる距離感を掴む練習ではないでしょうか。
月井先生のDVDではシンガードを決して握らず、手の平で軽く押し合いながら練習を紹介されていました。
握らないので相手に離されたらシンガードは落下し、距離が詰まってしまったらシンガードはくの字に曲がるって訳です。
今度は手が触れない距離で片側が誘導し、ついていきます。
誘導する側が動きを止めた瞬間、そこに反応して技を極める練習に移りました。
リラックスしながら正確な技を出さないといけません。
②タッチ & アウェイ
一種のゲームです。
至近距離で対峙し、片方が相手を騙しつつ身体の一部をタッチし逃げます。
タッチされた側は素早く相手を追いかけるゲーム。
技を仕掛ける駆け引きを兼ねていますが試合では、相手を待っていては一手遅れますので受け手はタッチされてから反応するのではなく、ガードしながら攻めに転じることをゲームを通じて伝えているようでした。
③クイックステップ
片側が足を閉じてその場に座ります。
閉じた足をジャンプで跨ぎながら、高速でステップします。
利き構え・逆構えを連続して跳んでいます。
同じ要領で今度は、広げた足の上を前に出たり、バックステップしたりスイッチしたり高速で跳んでます。
足を踏んずけたら危ないので月井先生が考案したのが "ステップマスター” ですね。
④クイックウォーク
クイックステップと同じ理屈です。
広げた足の上を跨いで歩くだけ。
ルールはシンプルで、足を揃えたらいけないだけ。
構えを左右変えて前後に歩きます。
お手本では段々スピードが上がり最後はフルスピードでペア相手の足を跨いでいました。
両構え出来てスタンダードと言われる今の空手。
はじめの一歩と言ったところでしょうか。
【防御の妙】
①連打をブロックする
互いに近距離で向かい合い、あらゆる角度から突きをガードします。
近距離なので、構えが下がっていると突きは防げません。
しっかり顎の高さをガード出来ていると、スウェイしなくても防げますので失点しないよと伝えています。
ガードが下がるから、身体を使って避けなくてはいけなくなり、結果体力を消耗すると言ってます。(そのとおり)
しっかりガードを上げて組手しなさいということですね。
連打の中で蹴りが来たとします。
スウェイでかわそうとした場合、裏回しに変化されたらもらってしまうが、ガードを上げて距離を詰めると蹴りのポイントが入りません。
②手を使わずに上体で避ける
同じ要領で今度は、手を使わず上体を振って避ける練習です。
腕を伸ばせば顎に届く距離にたち、左右の突きを予め出す順番を決めておきます。
それをスウェイ・ウィービングを巧みに使い、避ける練習です。
パターンに慣れてきたら、フルスピードで突いてもらいそれを避ける練習をしています。
ディフェンスの固いボクサーの動きそのものでした。
③防御のための4種類の間
Q:ディフェンスには何種類の防御方法があると思いますか?
A:答えは4種類。
それぞれ防御方法を教えてくれています。
1・バックステップで間を切る
2・相手の攻撃に合わせ間を詰める
3・左右に回り込む(サークリング)
4・相手の「おこり」を捉える
1:場外に気をつけなくてはいけません。
2:前に出て相手の技を潰しますが被弾し体力を消耗する。
3:ほとんどの日本人が使えていない。 連打もかわせるし被弾しませんのでこれを覚えてほしい。
4:攻撃する際の相手の癖を見抜き、技が出る瞬間に先に極める。また反対の手で押すことで相手の反撃を抑制するので被弾もしない。(攻撃させないので防御と言える)
足を止めることなく上記4つを使いながら、最後ポイントを奪っていました。
①距離を取る → ②距離を詰める → ③回りこんでかわす → ④おこりを捉える
流れの中で攻撃を避けますので①~③はランダムでオッケー。
4つの要素でコートをフルに使う、非常に良い練習方法です。
これは勉強になります。
動きが滑らかの人の特徴ですが、えっ今?のタイミングで力感無くスッと攻撃をしかけポイントを奪っていきます。
タナス選手の動きはまさにそれ。
仕掛ける気配なんてまるでありませんので、フッと気を抜いた瞬間に間を詰めて来ます。
何とも言えないタイミングで一手先を取っています。
強いというより「上手い」空手でした。