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必勝の空手 王者の組手トレーニング 【2・組手稽古編】1/2
いつもありがとうございます!
なんとっ!20万アクセス!
2022年のお正月休みに突貫工事で制作した道場のホームページ。
こんなにも立ち寄ってくれている方がいると思うとやる気もアップするもんです。
日本のみならず海外からも5通程問合せが届いてたり。
Google翻訳使ってメール読ませてもらいますが、外国語は全く出来ませんので全てゴメンなさい状態です。
仕入先開拓する時も、日本語オッケーが最優先事項な程です、、
今振り返れば開設当初は深く考えず、携帯番号を載せていましたので営業の電話もバンバンかかってきてました。
体験の問い合わせも電話で頂いていたのに、あの手この手で営業電話が鳴るので残念ながら削除することに。
それにしても全く想像出来ない程のアクセス数です。
感謝の気持ち?を込めまして予定してませんでしたがブログ1本あげときます。
出張出張の連続で自分のブログもあまり開きませんが、ふと見てみるとエラい数字になってました。
ここ最近、道場稽古の中で生徒の瞬発力の底上げをしています。
ゆりを選んでくれた生徒たちに、通って良かったと思ってもらえるくらいに何か伸ばしてあげたいと思ってます。
どんなスポーツにも共通するであろう、体幹の強さと瞬発力。
ゴールデンエイジ期にあたる今しか手に入らない大事な運動神経も。
これが伸びてくると、体育の授業に良い影響をもたらしてくれるんじゃないかな。
このチューブトレもそう。
負荷をかけることでスピードを養う事が出来ます。
組手では出入りの速さは必須の能力。
このDVDでは、非常に参考になる稽古方法を学ぶ事が出来ますので良かったらご覧ください。
2巻では対人での稽古方法が収録されています。
これも2回に分けてシェアしたいと思います。
1・打ち込み稽古
2・ミットの打ち込み稽古
3・追い込み稽古
【打ち込み稽古】
ペア相手に前に立ってもらい、半歩踏み込めば突きが届く間合いを取ります。
奥拳でチューブを握り中段逆突きです。
軽くリズムを取りながら次は遠間です。
後ろ足を寄せ1歩踏み込み2ステップで中段逆突きです。
これを5本ずつ行い、チューブを腰に巻き同様に繰り返しています。
遠間でのポイントは 2つ
”相手と自分の足が交わるところまで踏み込む”
”膝の高さよりも腰を落とす”
中段突きの際、腰が浮くと相手の刻み突きが先に顔面に到達するためです。
刻み突きの軌道の下を『潜る』感じです。
※相手の突きが抜ければポイントになりません
腰にチューブを巻いたまま、逆突き・逆突きも紹介されていました。
台の人は2連打目で前足を1歩引き間を保ちます。
良い距離感で突かしてあげないといけませんので、下がり方にセンスが問われます。
お手本は、先日現役引退を発表された染谷 香予選手でした。
『刻み突きの打ち込み』
前拳にチューブを巻きつけ、通常の間合いで稽古しています。
遠間では台が1歩下がります。
後ろ足を1歩寄せ踏み込んで突きますが、ポイントはしっかり前足を踏み込んで突くことが挙げられます。
各3本突き、チューブを腰に巻き替えます。
上段 / 中段・上段 / 上段のワンツーと続きます。
これも2本目に1歩下がってあげる必要があります。
こちらのお手本は植草 歩選手でした。
『蹴り技の打ち込み』
宮原選手に代わって蹴りのチューブトレです。
軸足の足首にチューブを巻き付け、正面蹴り・中段回し蹴り・上段回し蹴り・裏回し蹴りを4連続を3セットです。
「蹴った後のバランス」と「蹴り始めの前足の入れ方」が重要です。
チューブを腰に巻き、上段ワンツーのあと上段回し蹴りのコンビネーション。
2本目、3本目の技に合わせて上手く下がってあげないといけません。
突き蹴りのコンビネーションのあとは裏回し蹴り。
ペア相手が間合いを詰めた瞬間、チューブ側が下がって後ろ回し蹴りです。
少しテンションかけた状態から始めますので少し下がるだけでチューブに引っ張られます。
よほど体幹強くないとバランス崩しますね。
『返し技の稽古』
渡邊 大輔選手によるチューブを使った「受け技」・「出会い」・「見切り」・「捌き」のトレーニングです。
腰にチューブを巻き、ペア相手の上段刻み突きに対し、出会い(カウンター)の中段逆突きです。
この次は、相手の上段刻み突きを奥拳で捌いて刻み突き。
別のパターンでは相手の中段回し蹴りを、斜め後ろに捌いて中段突き。
各種3本ずつテンション張った状態でした。
ここから先は香川選手に交代。
少し難しい練習です。
腰にチューブを巻き自分がワンツー。
ペア相手が、前に詰めながら刻み突き。
これをバックステップで下がりながら捌いて、中段突きで極めます。
連打で前に出て、バックステップで捌いて返すという高度なチューブトレです。
ポイントは、しっかり攻撃を出し切ることと、反動を使って受けて返します。
またこんなパターンも。
腰にチューブを巻き上段ワンツーを仕掛けます。
ペア相手は先程と同じく、前に詰めながら刻み突きを飛ばしてきますので、下がりながら奥拳で捌いて刻み突きを極めます。
負荷がかかった状態でも、よほど筋力が強いのでしょう。
流れるような技の攻防です。
互いにフルスピードで技を出し合っていて緊張感が伝わります。
蹴りで極める練習です。
上段ワンツーで攻撃を仕掛け、相手が刻み突きを仕掛けたタイミングで、中段刻み蹴り。
自分は前進して技を出していますので、この時点でテンションかかっています。
そんな状態で片足立ちしますので、よほど体幹強くないと蹴りなんて出来ないことでしょう。
『反撃の連続技』
ペア相手が先に攻撃を仕掛けてきます。
それに対し、バックステップしながら前拳で捌いて逆上を返します。
攻撃をひとつだけで終わらさず、2本・3本と技を自由に出し追い込みの練習です。
(その間ペア相手は下がり続けています)
ポイントは、不十分な返し技を連続攻撃で補うことにあります。
組手の試合中では、仕掛けたり避けたり捌いたりと激しい動きの連続で、不安定なシチュエーションなんて普通です。
そんな状況の中、無理な体勢でも攻防は続きますので一瞬の判断で蹴り技も出さないといけません。
要するに体幹と下半身の強さが組手にも求められると言えます。
少し下がるだけでチューブに身体ごと持っていかれますので、チューブで負荷をかけることでバランス感覚も身につくのかも知れませんね。
このDVDで稽古の幅がかなり広がります。
チューブの数は4本だけしか所有していませんが、2人組・3人組でチューブトレを増やしたくなりますね。
【ミットの打ち込み稽古】
(刻み突き)
ペア相手がハンドミットをつけ構えてもらいます。
手には拳サポ、腰にチューブを巻きフットワークの中から刻み突きを出します。
突いたら直ぐに相手との距離を取ることがポイントです。
「間合いを取って下がる」の繰り返しです。
(中段逆突き)
前足で踏み込んで中段逆突きです。
これも突いた後、その場に居つかずバックステップです。
(上段中段のワンツー)
ペア相手は2本目の中段突きに合わせて1歩下がってあげます。
基本的に1つの号令で3回を数セット行うのが効果的とのこと。
数セットとは、実際に行う生徒の学年や体力によって異なるから。
実際の体力以上に回数をこなしても質の高い練習にならないということでしょうかね。
それにしても、お手本の植草選手の中段突きの姿勢の良さ。
突いたあと、素早く後ろ足にタメを作って戻っていきます。
柔軟性と下半身の強さがあってこそです。
柔軟性があるからこそ、前足をより遠くに踏み込み腰も落とせます。
形も組手も土台となる下半身に強さがなくては始まりません。
最後、直線的な打ち込みだけでなく、台の人がミットを左右に振っています。
目的の説明はありませんでしたが、見たところ左右に腰を切りますので稼働が大きくなり、さらに負荷が増す印象を受けました。
(正面蹴り → 回し蹴り)
宮原選手に交代しました。
ペア相手がミットの面を下に向け構え、スナップを効かせて正面蹴り。
蹴ったその足を降ろさず、上段回し蹴りしています。
ミットを持つペア相手の力量も問われる蹴りの練習です。
ひとつのミットでお腹 → 顔側面 と構えています。
チューブは腰に巻いています。
同様に裏回し蹴りにも変化させています。
ミットは両手で2つ使い。
蹴りも一緒でその場に居つきません。
素早くバックステップです。
(ビッグミットの打ち込み・突き技)
ペア相手はとても大きなビッグミットを正面に構えます。
腰にチューブを巻いた状態でパワー全開で突きの稽古です。
腰 / 全身 / 踏み込み の動きをフルパワーで連続3回。
フットワークの中から3連続の中段逆突き。
台も1歩・2歩・3歩と下がります。
遠い間合いから一気に距離を詰めます。
良い練習ですね!
他にはこんなのも。
中段突き → 中段突き → 追い突き
追い突きは足を入れ替えてです。
ただでさえチューブで負荷がかかっている中で、後ろ足を前に入れ替えますのでしんどいと思います。
ポイントは、当てると同時に瞬時に次の構えに入ること。
フルパワー全開で行いますが、ただただ力みっぱなしじゃ肩に力が入りますので、素早い引きを使って次の構えに入らないといけません。
3本目の追い突きでは、後ろ足のバネを使うことも大事です。
渡邊選手でした。
(ビッグミットの打ち込み・蹴り技)
香川選手に交代しました。
台の人はビッグミットを横向きに構えています。
中段回し蹴りを3連続で前に前に進みながら蹴り込みます。
段々テンション張るのでしんどいと思います。
台も蹴る度に後ろに1歩下がってあげます。
ポイントは「100の力」で3回連続で蹴ること。
力の継続です。
出来るだけ間を置かず、100の力の入れる / 抜く を連続させます。
力の抜き差しが身体で理解出来れば、よりスピードある蹴りが蹴れることでしょう。
【追い込み稽古】
この稽古は、柱にチューブを結びつけ一人で行います。
1コート分をフリーに技を出し続けます。
目安は1コートですので8メートル。
この距離をひたすら連打で進み、帰りは向きを変えもう一度繰り返します。
ただ、帰りはチューブに引っ張られますのでもの凄いスピードで戻ってきます。
壁に激突しながらの稽古風景でした。
香川師範のアドバイスは
「行きの最後は腰を高くしたまま終わらない」
「戻りの最後は全身を制御して留まる」
「勢いで身体が浮くのを我慢する」
「技と技の間をあけない」
往復の最後は中段逆突きが良いですね。
これを宮原選手が連続3セットでした。
それにしても超スピードの宮原選手、3回中2回スゴイ勢いで壁に激突していました、、