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2023年9月28日 (木) 夜練4 @鵯台中学校
こんにちは!
今日から怒涛の空手4連チャン開始です。
電車の遅れもなくスムーズに帰宅。
前日のうちに出発の準備を済ませておいたので、少しだけ時間の余裕をもって出発出来ました。
なんか遠足前日の準備みたいな感じです。
稽古する内容も通勤電車の中で考えているくらい夢中になっています。
最近始めた夜練が新鮮過ぎて楽しみで仕方ありません。
1・体幹(1)
2・移動式基本
3・形
4・体幹(2)
【体幹トレーニング(1)】
今日は3人でしたので、一人ずつリクエストしてもらいました。
V字プランク
2ポイントプランク
プランク
第1回目の夜練から体幹してますので時間のカウントが楽だな。
4回夜練してますのでトータル12分経過です。
今日は私も2種類だけ参加。
プランクは腹筋でお腹を持ち上げる意識でね。
頭の先から足の先まで一直線になるように。
強い体幹があるからこそ、力強い形が打てるようになります。
理想の形が打てることを信じて、地味な練習を乗り越えよう!
【移動式基本】
予定していた横移動基本は時間の都合で省略しましたが、
基立ち・四股立ち・猫足立ちを頑張りました。
広い体育館を3人でひたすら繰り返しました。
約30分弱だったかな。
腰を締める感覚を掴んでもらうことが、今日の練習会でのテーマでした。
2部の生徒には普段の稽古で伝えていますが、1部の生徒も合流していますので改めて目的の説明から。
この練習の目的は何か
目的を達成するためにはどこに意識を置くのか
この2点を十分説明した上で稽古に入ります。
説明を怠ると、生徒は意図を掴めずにカタチだけの稽古に陥ってしまいます。
先週はプラスアルファのちょっとした色づけの練習会でしたが、
今日は基本に立ち返りました。
・何を
・何のために
・どのように
指導者と生徒との関係はひたすらこれの繰り返しなんかなとも思います。
『何のため』が腹落ちした生徒は一気に伸びるんとちゃうかなと思います。
論理的思考力が身につけば黒帯を締める頃には、後輩たちに指導出来ているんじゃないかな。
理屈では無く身体で覚え込ますのも指導方法のひとつかも知れませんが、
理にかなった身体の使い方を学んだ方が成長出来るに違いありません。
(理屈が頭で分かれば、あとは応用するだけだから)
腹落ちするまで時間がかかるかも分かりませんが、意味さえ分かれば感覚でカタチをなぞるよりも成長は早いと思います。
空手教室なのに思考させてばかりですが、これも生徒のためを想ってのこと。
うんうん唸りながら考える癖をつけて、一回いっかいの練習の質を高めてもらいたいと思います。
思考する生徒の集団。
それが理想とする道場かな。
横移動で腰のキレを磨く練習をしたかったのですが、残念ながらタイムオーバーでした。
いずれ取り入れます。
【形】
平安五段組に与えたテーマは『メリハリ』
このメリハリで挙動の強弱や緩急をつけることで、形を表現します。
最初から最後まで、一本調子で進行する形よりも抑揚をつけることで、形の中で見せ所を作ります。
今日は、さわりの部分だけでしたが意図が伝わったかと思います。
形は挙動を覚えたら、次は自分の形を作り上げます。
どこを強調するか、どう見せるか は同じ形であっても、人それぞれ違いがあります。
質の高い自主練で自分の平安五段を磨いてもらいたいと思います。
前述のとおり私の考え方は無意識で100本打つよりも、思考して打つ10本の形の方が値打ちがあります。
黙々と自分の世界に入れる生徒を目指してね。
(今日の平安五段組はその資質があるはず)
垂水区でデビューする1年生のH君。
土曜の稽古と比べ少人数なのが良かったのか、来るたびに集中力が高まっています。
今日、彼に伝えたこと。
ずばり『やる気』です。
上手いとか下手とか関係なく、わずか1分の時間の中で自分の持てる力を発揮すること。
これは私の思う ”やる気” の定義です。
・全力で突く
・全力で受ける
・腹の底から声を絞り出す
・最後まで堂々と(オドオドしない・キョロキョロしない)
今日はやる気が伝わってきました。
この気持ちを忘れないでね。
大会に挑戦するにあたり、スタートラインに立てたかなと思います。
(ゆり生全員に言えることですが、この気持ちを持てなければ、無理に出る必要はありません)
平安二段全体を観るつもりでしたが第一挙動に焦点を定め、ひたすら部分練習でした。
・軸足の使い方
・重心移動
・上半身の使い方
いっぺんに3つですので苦労しますが、最初と最後の挙動は特に念入りに仕上げたいところ。
垂水区まで継続して努力してね。
どんなスポーツでも共通して言えることですが、諦めたらそこで終わり。
自分がここまでよく頑張ったなと思えるくらい、大会に向け努力出来たら勝っても負けても納得感が得られるはず。
最後の敵はいつも自分自身です。
試合とは読んで字の如く試し合いの場。
しっかり準備をし、今の自分の力がどこまで通用するか確認してほしいと思います。
(これもゆり生全員に言うてます)
【体幹トレーニング(2)】
1時間近く形練習をした2名の生徒とはここでお別れ。
残り30分、Kちゃんとマンツーマン。
神戸市は形で大会参加しますので、形の競技力をつけるためにも体幹の強化で地味な練習を積み重ねてもらいます。
我が家の "体幹ストリーム” で30分間体幹トレーニングです。
同時に腸腰筋を鍛えれるランジをしたり、四股立ち移動・猫足立ちでの転身の練習です。
体幹が強い子はフルスピードで動いてもビタ止まり出来ます。
理想はここ。
不規則に動く水を安定させようと、インナーマッスルがビンビンに刺激され無意識に身体のバランスを保とうとする反射運動がおこります。
これもまた地味で退屈で面白味にかける地獄のようなトレーニングです。
体幹ストリームでトレーニングを重ねることで軸が整います。
軸が整うと地面に根が生えたように、立ち方が安定します。
この先、成長とともにスピードアップしたとしても軸が整っていればふらつくこともありません。
素早く移動しても回転してもビタ止まり出来れば、それだけで違いが見せれます。
インナーマッスルを強化して自分の身体をコントロール出来るようになれば、極めが強い形に変貌を遂げることでしょう。
私も効果的な練習方法を勉強し、生徒とともに喜びを分かちあえたらと思います。