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2023年11月14日 (火) 夜練9@小部中学校
こんにちは!
一気に冷え込んできました。
組手中心のメニューだったこともあり、ペラペラの組手道着でした。
あまりの寒さで頭痛がひどいです。
ホントに冬は苦手である。
1・体幹
2・組手
3・形
【体幹トレーニング】
プランク・V字プランク・サイドプランクの27分経過。
ディスク無しの自重トレーニングで行いました。
いつの間にか3分くらい余裕でこなすようになってますね!
成長してる。
ストップウォッチ片手に暇してる私は腹筋を50回!
【組手】
夜練ではあらかじめ、メニューを会員ページで開示しています。
この日は組手中心でしたが、垂水区(形)を控える生徒もいてることから組手の稽古は小休止を多めに取り入れその間、形組に合流といった流れで進めました。
形オンリーの女子チームはずっと形を頑張っていました。
道場が広いのでフットワーク。
『構え』と『溜め』を崩さないことが基本です。
もうひとつ言えば、動かして良い部位は足首だけ。上体が上下してしまうと目線がブレるので得することはありません。
無意識とならないよう、声掛けしながら一つひとつを徹底して行いました。
同じ流れで、次は技を繰り出します。
自分の思ったとおりに、単発・連打・蹴り・プレス・バックステップ・左右横の動き・スイッチを複合的に行います。
相手を想定していれば、目線は常に前、得点を狙う技では残心が必要です。
これも、横からついていき声掛けで意識付けしました。
この辺くらいから温まってきたんじゃないかな。
組手の稽古をする度に伝えていますが、反射神経が問われます。(神経系トレ)
速く動くスピードと同じくらい、反応速度も必要です。
脳からの指令を素早く身体に伝える能力のことです。
拳と拳が触れ合うくらいまでに接近を許してしまっては、リスク(失点)が高まります。
この距離まで侵入を許してしまった場合、取るべき手段は2つ。
1・カウンターで合わせる
2・素早くバックステップで間合いを切る
カウンターはこれまで道場で稽古していますので、今日は間合いを切る練習を行いました。
切る練習というよりも、試合運びの中で「間合いを切る」選択肢があるとないとでは大違いです。
頭の中に残っていれば、試合中活かされるかも知れません。
そのためには教えておいた方が良いに決まってますので、今回稽古に取り入れました。
ペア相手に拳サポをタッチされた瞬間、2歩バックステップで下がり間髪入れずに1歩で元の間合いに戻ってきます。
初めてなのでフェイントなしで行いましたが、大人数でペア相手をグルグル変えながらやると面白いかも知れませんね。
応用編では、バックステップ後に素早く返し技を入れる。
上段逆突き(逆上)でした。
これまで似た練習で軸足だけ下げたスウェイバックからの返しをやってましたが、今日のはバックステップね。
次のメニューは、中段差し合い。
通常では向かい合って互いに中段突きのスピード勝負となりますが、胴当てしてませんので私の手に向かってスピード対決となりました。
3人だけだったので勝ち残り戦。ブザーが鳴った瞬間中段突きオンリーです。
審判に旗を上げてもらおうと思えば、タイミングと深くてキレイな姿勢は必須です。
また突き手が流れてはいけません。
真っ直ぐについて真っ直ぐに戻す。
ほんで軸足に戻す。
大ヒント書いときます。
中段突きは「手」から始動してみてね。
前足の着地と同時に引き手が取れてるのが理想的です。
(道場では、真半身のまま足から入ると教えてますが)
どうしても、スピード対決となるとフォームが乱れがちですがこのあたりが全部出来て『突き』です。
でも面白かったですね!
大勢で勝ち残り戦して、負けた人は罰ゲームしようかな!
最後は横の動きでした。
これは、ずっと前に道場で教えた記憶がありますが、フットワークの中でちょっとしたアクセントとなります。
超簡単に説明すると、前足を行きたい方向と反対に軽く踏み込むだけ。
タ.タンのリズムで動けるようにね。
これも脳からの指令に身体が素早く反応出来ないといけません。
複雑な動きはゴールデンエイジ期にたくさん数をこなして自分のモノにしていこう。
この時期に覚えた動作は一生身体は忘れないと言われていますので、出来るまでやろう。
・前に出るプレス
・素早く間合いを切るバックステップ
・リズムを変える左右のステップ
・奇をてらうスイッチ
組手はイニシアチブの掴み合い。
相手が嫌がることをどんどん仕掛けて、自分のペースで試合運びが出来るよう意識してフットワークの練習を取り入れよう!
リズムに乗った技は、どんどんポイントに繋がりやすくなります。(審判の旗が上がりやすい)
【形】
合間で指導していた形。
Mちゃんすごく頑張ってますね。
先週の道場で修正していた演武線がテープ無しでも良くなってきていました。
この日指摘したことを記します。
・足の運び方は半円(幅に注意してね)
・目付の位置(足元ではない)
・発声は腹の底から(喉じゃない)
・上段揚げ受けの移動は前屈立ち
何よりも気迫!
デカい声で気合を出し、失敗しても良いので堂々を大きな技を出そう!
Eさんも毎回とても熱心に頑張ってます。
指導したことが次回までに修正されています。
ご自宅でも稽古されているのが凄く伝わってきます。
最大限努力されています。
他の生徒たちにとっても、良い刺激になってるんじゃないでしょうか。
今日新たにお伝えしたことは、背筋の緊張感。
終始肩甲骨を意識して形を打つよう心がければ、見栄えが上がります。(全ての立ち方に通じます)
もうひとつ相手の腕を掴んで引き込む挙動では、自身の上半身が崩れないように注意しましょう。
他にもR君 平安四段をゆっくり形で稽古しました。
ひと挙動ずつ、正しい立ち方・技の確認でした。
Kちゃんは平安五段。
受けからの突き。
この挙動のスピードの上げ方を指導しています。
形の始めと最後の挙動は特に印象に残りますので、強化したいところですね。
中段肘支え受け・下段交差受けの入り方も少しアクセントを加えました。
また、中盤の肘当て (基立ち)/ 中段横受け(交差立ち)の入り方も2種類練習しています。
基本に忠実に立ち方を強調する入り方とスピードに乗ったキレを強調する試合向けの見せ方。
お好きな方で練習してほしいと思います。
次回の道場稽古は、入退場の練習を試合形式で行います。