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2023年12月10日(日)第4回 神戸市ジュニア指導講習会 @王子スポーツセンター
こんにちは!
王子スポーツセンターにて神戸市ジュニア講習会が開催されました。
今日はやや少なめ50人いなかったかな。
形15:組手35の割合
ゆり道場から形でKちゃんが参加しました。
3時間ひたすら平安二段!
3時間の稽古の中で気になったことを中心に書いてみようと思います。
1・固定式基本
2・移動式基本
3・形
【固定式基本】
突きから稽古スタートしました。
全体を見渡して感じたこと。
突きに威力を感じる人とそうでない人がいます。
下半身から上半身に効率良く力を伝えますが、手突きになっている人がチラホラ。
膝の溜めと腰の極めで力強さが増し、腕を伸ばして突く意識ではなく肩甲骨から始動するイメージです。
さらには引き手を強く(速く)取ったり、肘を前方に飛ばすイメージを持つと突きのスピードが増します。
何気なくやるのと、これだけのことを意識しながらでは結果が変わってくるのは明白です。
立ち方が後傾しがちなのが修正ポイントです。
踵重心ではなく母指球です。
疲れてくると踵に乗ってました。
突きの後は引き手。
引き手は地面と平行になるように。
平行に保てないと、突きの軌道が狂います。
下から上に跳ねあがるような真っ直ぐ突けない人は大概ここに原因があります。
軌道は悪くありませんでしたが、やや突きが短い。
腕が伸びきったところで無意識に止めてるんだと思う。
肩甲骨を意識してみてね。
引き手のあとは斜角突き。
前日に道場で行ったのと同じ2挙動バージョンでした。
ゆりでは、下半身は一切動かさず、これ以上腰が捻じれないところまで持っていき下半身の張りで突きを合わす練習です。
正面蹴りは3つの高さで行っていました。
1・金的
2・中段
3・上段
道場で修正中の抱え足。
意識の上では急所を守りながらですが、膝が内に入る癖を直したいところです。
外側に開くよりはよっぽどマシですが、真っ直ぐに抱え込むように。
【移動式基本】
固定式基本まで全体で行い、ここから先は形組のメニューです。
前屈立ちとなり中段横受け
中段横受けから逆突きします。
これを2回繰り返し、1回下がる。
同じ要領で上段揚げ受けと下段払いでした。
前に出る移動基本は定番中の定番ですが、ひとつ後ろに下がる移動も面白いですね。
勉強になりました。
俯瞰して気が付いたことがひとつ。
やはり無意識だと下がる時、踵が浮いてしまいます。
ほとんどの生徒がそうでした。
形競技では致命的な動きです。
移動足で動きだすと決まって踵が浮きます。
移動足で蹴って入るので当然頭の高さが変わります。
自分の引き出しに下がりながらの移動基本はありませんでしたので収穫でした。
今まで形の練習時間中に軸の動かし方を指導していましたので、ちょうど良いかな。
猫足立ち / 手刀受け
四股立ち / 下段払い
も行っていました。
【形】
小学生組は平安二段と五段、中学生は指定形に分かれていました。
何を取り組むか自分で決めるといった進め方。
数本全体で合わせ、残りの時間はひたすら自主練!
たまたま座った場所が遠かったのでアドバイスまでは聞こえませんでしたが、一人ひとりに丁寧に指導されていました。
稽古も中盤に差し掛かり、他の生徒が形を変える中ブレることなく平安二段一択!
道場の中でも練習量が多いKちゃんですが、修正が必要だと感じた部分を記します。
・前屈立ち 前膝が内に倒れている
・右上段揚げ受けの角度が悪い
・右揚げ受け → 左下段払い ・ 右追い突き → 四股立ち (手刀下段払い) 立ち方と技のタイミングがずれている
・下段払いの極めが弱い
・猫足立ち 脱力する
・全体的に重心が高い(前屈立ちが浅い)
たくさん生徒が居る通常稽古では、特定の生徒にだけ時間を割くことは出来ませんが今日はゆりからKちゃんだけだったので、修正箇所を抽出しました。
彼女の最大の長所は思考力があること。
次の稽古の時間がとても楽しみです。
土日お疲れさまでした。