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2024年1月24日 (水) 夜練17 @小部中学校
こんにちは!
今年一番の冷え込み。
激さむです。
生徒が来る前に暖房つけランニングしておかないとヤバいくらい寒い。
激さむなので、組手基本からスタートして身体を温めました。
1・体幹
2.組手
3・形
【体幹トレーニング】
プランク・サイドプランク・V字プランクで51分経過。
本日の夜練メニューでは、これまで頑張ってきた体幹力を発揮してもらうことに。
【組手】
先週と同じく組手の基本で土台作りです。
まだまだ身体に馴染んでいないので、暫く同じメニューが続くかと思いますが組手も基本が出来ていないと始まりません。
刻み突き・逆上・ワンツー・中段突きでかなり時間を費やしました。
頭と身体がなかなか一致しないので、苦労しますが今が一番大事。
諦めず頑張って!
4つの技だけで60分近く費やしたかな。
でも今日はこのメニューが目的ではありません。
私的、本日のメインはチューブを使った一風変わった練習です。
チューブといえば、負荷をかけた状態で突きのスピードや、出入りの早さを上げることを目的にした使い方が一般的かと思います。
でも今日は、テンションのかかった状態でチューブを握りゴムが収縮する力を利用して、突きを飛ばす感覚を身につける練習を行いました。
自分が持ちこたえられるギリギリまで、ジリジリと後退しテンションを張ります。
突き手に握ったチューブを緩め、ゴムが前方に収縮しますので、そのタイミングで前足を大きく踏み込んで中段突きする練習でした。
要するに、手から入るタイミングを知ってもらうための練習です。
突きの瞬間ク゚ッと歯を食いしばったり、前拳が動いたり、身体が開いたり、拳を固く握ったりしていると、モーションが起こり技の瞬間を相手にさとられてしまいます。
ゴムに引っ張られる感覚で突きを飛ばせば、モーションが起きません。
これを『ノーモーション』と呼びます。
バレない突き方は、組手競技では絶対に必要です。
まだまだ組手の経験が乏しい、ゆり生に丸腰でノーモションを指導しても身体が馴染むまでかなりの時間を要します。
この寒い冬を超えれば、アッという間に大会シーズン到来です。
ただでさえ稽古量が他の道場と比べ不足していますので私自身、脳みそフル活用でツールを駆使しながら効率的に鍛えなくてはいけません。
ゴムに引っ張られながらも前方に飛びこむ感覚を身体で理解出来れば、脱力した状態で突くだけです。
これを逆突きと刻み突きで暫く繰り替えし、感覚が身体に残っているうちにチューブ無しで何本か突いてみましたが、なかなか効果があり使える練習方法だと感じました。
・刻み突きは、構えた位置から肘を伸ばすだけ(真半身で突く)
・中段突きは、大きく深く潜る(突いたあとは腰を素早く切り返す)
【形】
一人ずつ回りながら残り40分を形に費やしました。
それぞれにアドバイスしていますので、指摘されたことを次の稽古までに修正するつもりで頑張ってほしいと思います。
自主練する前に、頭の中を整理してから形を打つようにね。
それが出来る人は当然上達が早いです。
自分次第で練習の "質" を少しだけ高められます。
間違った理解のまま打つ100本より、意識した10本の方が上達出来るよ。
さて本日の裏メイン。
形の強化です。
今までにさんざん積み重ねてきた体幹トレ。
本日の練習からKちゃん、次のフェーズに移りました。
先程も申し上げましたが、質の高い練習方法を提供しないといけません。
そうじゃないと、ゆりの倍稽古してる道場に大会で勝てないから。
なにも大会結果が全てではありませんが、出場する以上入賞させてあげたいと思っています。
技に入る瞬間の極めの強さをより意識させる方法を取り入れました。
演武する生徒の側面でミットを構え、突きや受けの瞬間にミットを身体にぶつけることで、軸で極める意識を芽生えさせます。
軸の意識が弱いと力強さ(極め)が足りず、どこか物足りないペラい印象が付きまといます。
外部からの衝撃を受けてもビクともしない強い技を出す意識ね。
積み重ねてきた体幹力と重心が乗った正確な立ち方が身についていないと、ミットの衝撃に負けふらついてしまいます。
初日は紹介程度でしたが、極め力UPに繋がるよう形稽古の中で取り入れるつもりです。
極めと平行して腰のキレを上げる基本練習も投入していきますので、夜練組は頑張ってついて来てね。