ブログ
世界王者を育てた名コーチが伝授する チャンピオンの空手テクニック! ジュニア・ルフェーブル
こんにちは!
書籍のご紹介2冊目はこちら。
東京オリンピック男子組手75㌔級 銀メダリストのラファエル アガイエフ選手や、DVDでも触れたことのあるギリシャのタナス選手を育てあげたジュニア ルフェーブル先生が、2017年に大阪、2018年は東京と静岡で。また母国ベルギーで高松中央高校の崎山 幸一監督を招待し開催されたセミナーの様子を一冊に纏めた内容となっておりとても読みやすくなっています。
さてセミナーの内容の方ですが、東京は初級向け・静岡は中級向け・大阪は上級者向け・ベルギーでは互いの理論をぶつけ合うセミナーとなっています。
DVDもそれぞれ発売されていて私は、大阪と静岡の2本持っています。
今は他に書いてる途中のブログが残ってますので順番待ち状態です。
【東京セミナー】
リラックスした状態で拳から先に突く動き方や反応ゲームなんかです。
また面白いのがカウンター狙いの相手に対しての入り方の紹介。
サイドステップを使い下から斜め上の軌道で出す刻み突きを説明されています。
他にもフットワークの重心移動やノンストップ連続技のバリエーション等を紹介されています。
【静岡セミナー】
・相手に反応させない入り方
・連続技の感覚を養うペアゲーム
・投げ
・集中力と反応力を磨くコンビネーションの練習
・コーチに指示された手足を使って連続技を出す練習
後ろ重心から前膝の抜きを使って間を詰め腰の回転をスムーズに連動させています。
区切らないで一連の動作とさせることがポイントだと指導されています。
3人で行う練習方法なんかも。
【大阪セミナー】
ナショナルチームから荒賀選手・篠原選手らが参加し2017年5月に浪速高校で行われました。
・中段突きでの腰と膝の使い方
・弓矢のような突き
・攻守の切り替え
・真横に移動
・アガイエフの蹴り
・相手の構えにぶつからない蹴り
・裏回しへのフェイント
・ノンストップの攻撃から間合いを制す
左右両構え、サイドからの攻撃、Xの組手、ノーモーション且つディフェンスしながらの蹴り。
海外の空手には固定観念を覆されます。
最先端の理論と指導法で参加者を魅了します。
【ベルギー編】
2018年4月に崎山 幸一監督を招いて開かれたセミナーの様子です。
場所はルフェーブル道場。世界12か国から50名が集まりました。
アガイエフ選手のYou Tubeを好んで観ますがルフェーブル道場だったとはこの書籍で初めて知りました。
セミナーではルフェーブル、崎山両講師が交互に指導し、それぞれの理論が紹介されます。
興味深いのは、組手に対する根本的な考え方はヨーロッパ式と日本式は驚くことに同じであったが、アプローチの仕方が異なること。
構え方・重心移動・間合いの概念をルフェーブル式・崎山式とで比較した内容になっています。
理論的な内容なので指導者向けではないでしょうか。