こんにちは!
6月大会明けの夜練テーマは基本の見直し。
地味で面白くないと思いますが、形も組手も基本が出来てこそ。
生徒にも伝えましたが、シンドい時ほど自分に厳しく稽古と向き合ってほしい。
空手道を通じて、忍耐力を養ってほしいです。
「諦めない」「粘り強い」「愚直に取り組める」
このような人は将来社会に出た時に、必ず必要とされる人材になります。
一つひとつを意識して丁寧にね。
1・体幹
2・移動式基本
3・組手
【体幹トレーニング】
プランク、バックプランク、V字プランクで105分経過しました。
今日の体幹トレダメだった。
いつもは余裕なのに、この日は踏ん張りきれない人続出でした。
聞いてみたところプールの授業があったとか。
そらシンドいわな。
【移動式基本】
メニューは先週とほぼ同じ。
四股立ちでは、せっかく体幹ストリームがあるので使うことに。
技に合わせて内腿叩いて足を開く意識付けを。
丁寧にパチっと立ち方極めつつスピードも意識したいところです。
1往復して疲れが見え始めた頃にもうひと追い込み。
前方に2つ移動して素早くひとつバック。
これはこの先に学ぶセイエンチンの挙動に向けてのもの。
前後の切り返しでスピード感を表現出来ないと観ていて退屈な形になってしまいます。
初めてなのでこんなものかな。
たとえ四股立ちと言えどもキレは必要です。
下半身強化しつつスピードも追い求めます。
ここは生徒に任せていても意識しにくい部分。
これやればどうなるか、形がどう変化するのか、稽古の意図を説明してヤル気を引き出さないといけません。
四股立ち挙動の中でちょいちょい挟む説明に「身体でまわらない」があります。
身体のどの部位を使えばよりシャープに切り替えせるか思い出しながら、一つひとつ丁寧に稽古してほしいと思います。
疲れてきたところからが本当の稽古に始まり。
ここからどれだけ自分で追い込めるか。
私は手を抜く子より、下手くそでも歯を食いしばってついてくる生徒が大好きです。
生まれたばかりの小鹿のようにプルプル震えながら全力で努力する生徒が何より好きです。
シンドくなったら気合いの声をもう1段階デカくしたら乗り越えれるよ。
そこそこ質の高い移動基本が出来たんとちゃうかな。
【組手】
拳サポすらつけない組手。
ひたすらフットワークでした。
構えを崩さず、膝に溜めも崩してはいけません。
何で構えを崩したらいけないのか?
何で膝の溜めが必要なのか?
大会経験のある生徒ならこの辺はもう十分理解出来ているはず。
でも疲れてくると手が下がってきて、腰も浮いてきます。
フットワークの中でひたすら声かけて、もうひと頑張りさせました。
少々寂しい人数だったこの日の夜練。
プールで体力削られてることもあったので、少人数を2列で行いました。
20メートルくらいかな?
フットワーク。
動かして良いのはズバリ足首だけ。
目線も変えず構えも崩さず、もちろん軸を保ったまま。
暫く繰り返した後、バックステップも同様に。
短い距離で刻み突きを連射です。
1本から2本、3本と続き最後は5本目で残心。
踏み込みと合わせる練習です。
これからの組手フットワークではスピード感と距離を求めていきます。
・ストロークの長さ
・後ろ足の寄せの強さ
・サイドへの切り替えし
躍動感溢れる組手が出来るように。
その中に技を交えていきます。
最後はペアとなり、サイドステップオンリーで誘導と追いかけ。
相手をダマす動きを感覚的に掴む目的と、相手を振り切る瞬発力の重要性を身体で知ってもらうため。
どうすれば相手の裏を取れるか ”普通”にやっても着いてくるんならフェイントが必要だし、なにより一瞬の爆発力ね!
相手を置き去りにするような敏捷性ですね。
ゴールデンエイジ期にどれだけプライオ系やSAQトレ積むかによって、大きく伸びしろが異なります。
おっと!組手では逆に振られても、踏ん張れるだけの体幹力も必要ですね!
プール疲れもありますし今日はここまで。
全員で20時過ぎには稽古を終えました。