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2025-02-08 19:46:00

2025年2月8日 (土)道場稽古133

こんにちは!

 

今日はよく冷えた激さむの体育館でした。

それでも楽ちんな組手用道着。

2部練ではジッとしてたら凍えてしまうので、生徒に混じって一緒に走り回ることに。

本日はメニューを少し見直して運動量多めで挑みました。

 

 

-バンビクラス-

00・体験教室

01・ウォーミングアップ

02・ラダートレ

03・体幹トレ

04・固定式基本

05・ミット

06・形

 

-モンキークラス-

07・瞬発系トレ

08・ルーティーントレ

09・コーディネーショントレ

10・体幹トレ

11・固定式基本

12・形

13・組手

 

 

バンビクラス

【体験教室】

進め方を変えた体験教室。

本日は年少さんと年長さんがお越しくださいました。

12:30からマンツーマンでスタートし、通常時間の13:00から30分間その他のバンビ生とともに一緒に稽古し道場の雰囲気を感じてもらいます。

トータル1時間で体験教室を終了。

残りの30分間はバンビ生の通常稽古に充てるという方法を取ってみることに。

 

さて体験教室ですが、武道ですのでゆり空手も礼儀作法を特に大切にしています。

挨拶や返事、靴並べといったところがキチンと出来なくてはいけません。

まず着座から。

”左座右起”の順で正座し、途中「跪座」の姿勢を取ります。

跪座の意味や目付け、立礼の角度等も可能な限り幼児でも分かるように、説明をつけ加えました。

内容は直ぐには理解出来ないと思いますが、着座の順だけでも覚えてもらったら大成功。

 

着座・座礼・立礼を学び、拳の握り方へと移りました。

1・2の3で握れる超簡単な方法です。

正しく握れたかどうかは床に拳を当てて確認です。

 

ここから実際に技に移行していきました。

まず引き手です。

しっかりとお腹まで両引き手を取ります。

何度か繰り返し、次は突きでした。

狙う位置は、身体の真ん中。

 

このあたりで丁度30分だったかと。

予定通りに進んでいきました。

 

 

【ウォーミングアップ】

ここからバンビ生が合流。

早速座礼の出番です。

着座して黙想。

おっと、黙想が抜けてました。

両手で魂のカタチを作り、軽く目を瞑り、精神を集中させます。

心を落ち着かせ道場訓を唱和したら稽古スタート!

 

元気よく道場をグルグルとジョグ。

途中いろんなことしながら身体を温めます。

ダッシュしたりサイドステップやジャンプなんかです。

 

 

【ラダートレーニング】

 

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もうちょい身体が温まるようにラダーです。

クイックランやグーパー、ケンケンでした。

一人3本ずつだったかな。

ラダーでスピード感を養います。

 

 

【体幹トレーニング】

 

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プランク・左右サイドプランクでした。

体験生のプランク、背筋もピンと伸びていてキレイなフォームでした。

しっかり腹筋使って身体を支えることが出来ていました。

これで213分経過しました。

 

 

【固定式基本】

 

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作戦が上手くハマりました。

予め、引き手と突きを練習していたのでみんなに混ざって普通にこなせていました!

この方法は大正解と言えます。

力いっぱい引き手を取って、正中線めがけて突きを放ちました。

このあとに、中段横受けと正面蹴りも行いますが嬉しかったのは入会したてのEちゃんが体験生に横受けのコツを優しく教えてくれていたこと!

いつも体験生が来る度に稽古前、

「分からない事ばっかりだから気にかけてあげてね」

「困ってたら教えてあげよう!」

 

この教えを忠実に守ってくれていました。

 

中段横受けを、年少さんから順に指導していましたが隣でEちゃんの声が聞こえてきます。

「バッテン作って受けるよ」

 

Eちゃんありがとう!

これが普通に出来るなんて、とても立派です。

 

横受けして正面蹴りでした。

このあと、ミットを蹴るのでちょっとやっておきました。

上手く蹴るコツは膝をグッと抱え込むのと、蹴ったあと踵が裏腿に当たるくらい引き足を取ることです。

 

 

【ミット】

基本で正面蹴りを学び、実際にミットをめがけて蹴りました。

軽く前膝を曲げ、手にはフライパンを持ち(持たないが)、反対の手は引き手のまま。

後ろの足で真っ直ぐに蹴るようにね!

左右の足で一人5本ずつ蹴ったところで13:30。

体験教室はここまで。

時間配分が見事に合いました。

通勤電車の中で次のメニューを組立ていますが、これだけドンピシャだと気持ちが良いですな。

 

 

【形】

体験終了のあと、残りの30分間バンビ生の特訓開始!

H君とMちゃん激さむの中体育館で、最後まで見学してくださいました。

先輩バンビ生たちのキリっとした佇まいを感じ取ってくれたら嬉しいな。

 

今、一生懸命覚えている「四の形」

良い感じで稽古出来るようになってきました。

順番を覚えるまでが苦労しますが、随分成長しました。

繰り返し繰り返し何本も打ってカタチにしていこう!

 

早練で順番に個別指導していきますので、この機会にしっかり覚えて形練で思いっきり打てるようにしていこう!

早練、せっかくなのでお子さんと一緒にパパさんもママさんも合流していただいて構いません!

 

 

少し時間があったので、一人ずつみんなの前で形を披露する時間を設けました。

人前で打つなんて、少し前ではまだまだ考えられなかったこと。

形を観て修正部分を伝えて、また次に繋げていく。

これの繰り返しだと思います。

 

 

この調子でバンビ生を鍛えて自信つけさせたいな。

 

(つづく)

 

 

モンキークラス

【瞬発系トレーニング】

 

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動き出しの速さを高めるメニューを組み込みました。

基本稽古はホントに同じことをひたすら繰り返し技の精度を高めますが、反応や瞬発系は生徒を飽きさせない工夫が必要です。

またいつもやってる事が出来るようになってきた生徒が増えてくると、もう一段階難易度を上げたりといった具合です。

今日は組手に特化した動き。

瞬発系はラダーが有名ですが、今日はラダーを使いますがいつもと使い方が異なります。

 

長いラダーを一人ひとマスだけ使い、その場で20秒間高速で2イン2アウト。

まずに何も言わず生徒の動きを観察。

目的が何なのか?

目的を果たそうと思えば、どう動けば良いか?

やったらダメな事が分かっているか?

 

ひと通り動きを観て、質問ぶつけてみました。

瞬発系で意識することは何?

つま先立ち!

床から足を直ぐハズす!

軸をブラさない!

(腰が浮かない事も大事ね)

 

驚くことに全部正解でした。

みんな良く分かってるわ。

速く身体を動かそうと思えば、少なくとも上記の4つは必要です。

20秒間全力で、1・2・3・4のリズムで高速ステップでした。

 

これまで瞬発力を苦手としていたSちゃん。

この3つを意識してやってみたところ、確実にスピードが増していました!

みんなええ感じ!

 

 

【ルーティーントレーニング】

 

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拳立て・手技の瞬発力・膝立ち・骨盤歩き

これらを強化することで形の競技力に繋がっていきます。

毎回同じことだし地味だしで退屈だと思うけど外したくないメニューです。

手技の方は始めに指導したのと比べて、第3段階まで難易度が上がりました。

運動神経抜群の子はまだついてこれていますね。

凄い!

 

 

【コーディネーショントレーニング】

持って来ては折れ、ボンドでくっつけては折れての繰り返し、今日もリアクティブキャッチです。(引っ張り合いして折らないでね)

シャッフルでラダーを駆け抜けてキャッチしてましたが、激さむなので体育館を突っ走りながらキャッチ。

野球のアメリカンノックさながらの動きです。

全速力で走りながら指示された色を目で追い片手でキャッチ。

ゴールデンエイジ期にやっておくべきメニューのひとつです。

 

意図が理解出来だしたところで2本投入。

「定位能力」

動きの中で距離感を微妙に調整する能力です。

近すぎると動きを減速し少し遠いならさらに加速して腕を伸ばす。

動きの中で状況判断をしていくための能力です。

 

寒いし最後の方は私も並走しながら投げてました。

バテた。

 

 

【体幹トレーニング】

 

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足刀蹴り・レッグレイズの定番メニューに加え、体幹にも新たなメニューを投入しました。

ずばりクルルンファの足刀蹴り。

寝ながら行う「足刀蹴り」は、下足底の蹴り込みと逆足での引き足を体幹を使って左右同時に強く行うことが目的です。

新型の方は、1分間片足立ちでバランスを取りながら膝頭を帯の高さまで素早く抱え込み、斜め前方に向かって膝高さめがけて、足刀で蹴りこみ足を降ろさず素早く引き足を取ります。

 

とにかく1分間片足で立ち続け、動きの中でも軸をキープするトレーニングです。

みんな利き足なら出来そうな感じですが、反対足は難しいかな。

 

今いる生徒が中学生になった頃でしょうか。

自由形メインの形練になったら、クルルンファは取り入れたいくらいに個人的に大好きな形です。

切れ味鋭い足刀蹴りが出来るように、体幹トレの時間を使って今のうちから仕込んでおこうかと考えたメニューでした。

足刀蹴りですので、足の側面(アウトエッジと呼ぶよ)で蹴るようにね。

これで351分経過です。

 

 

【固定式基本】

 

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ひたすらに四股立ち突き。

四股立ち突きオンリーの基本稽古。

ただただ自分との闘いです。

「稽古で腰を落とせないと、試合で落とせるはずがない」

 

どうしても自分に負けて腰が上がってくる生徒が居る。

その間、ライバルが歯を食いしばって我慢していたら差がつくだけ。

四股立ちの姿勢で差がつき、筋力でも差が開きます。

どうか自分に負けないでほしい。

 

あと、お年寄りみたいに腰が折れてるのはもってのほか!

腰をしっかり落として、

肩甲骨しっかり寄せて、

プリっとお尻を出して、

股関節・膝・足首の3点ロック

 

 

最後の敵はいつも自分自身。

美しさに拘ろう!

 

 

【形】

大会も審査も無いオフシーズン。

この時期の使い方がとても重要だと思います。

新しい形を覚える丁度良いタイミングですので全員で平安三段を学びました。

まだまだ曖昧な生徒もこの機会に確実に自分のものにしてください。

 

青帯になると必要な形ですので、オレンジの生徒はそのつもりでね。

新しく登場する技(立ち方)は、

・後屈立ち

・四本貫手

・肘受け

 

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知識として頭にいれておいてほしい事は、

四本貫手の後、相手を後屈立ちで引き込みますが、力づくで引っ張っても相手を引きつける事が出来ませんので、右膝を軽く前方に抜く事で相手を引き込むことが可能となります。

中段横受けと下段払いを両手で同時に技を出しますが、胸の前でバッテンを作りスナップを使います。この時、下段払いする方の腕を自分の胸元でバッテン作るように。

またこの挙動では両腕をただ動かすのではなく腰切りを小さく使うことでキレが増し、人との違いを生み出します。

 

肘受けはしっかりと体側まで受けきり四股立ち突きまでスナップを使って連動させる事が重要です。

 

最後は後方に立つ敵に向かって肘打ちと肩越しに突きを極めること。この時後方にしっかりと目付けを行うように。

最後この技を左右連続で繰り返しますが、一旦左に振って間髪入れずに右で極めるように意識してください。

 

比較的覚えやすい短い形ですが、注意ポイントを理解し演武するように心がけてね。

 

 

【組手】

利き構え、逆構えで寒いしまずはステップから。

心肺機能高めて、試合中60秒間動けるようにしていかないといけません。

ケンケンの目的は強い足首を作ること。

フットワークしてる時、動かして良い部位は足首だけね。

なのでケンケンして強化してるのである。

 

ジャンプ取り入れてるのはバネの強化。

素早く相手との間合いを詰めたり、間合いを切ったりするにはバネが必要です。

 

床は冷たいし固いしで踏み込む度に悲鳴が上がってますが、刻みの連続なんかも。

踏み込みと突きの連動ね。

最後は対戦相手を想定しながらのフリー。

プレスやフェイントを各自織り交ぜながら、技を出し前進していきます。

もっと人任せじゃなくて進んで声を出していけるようになってほしいな。

緑帯には。

 

普段やらない事は、試合中咄嗟に出ないよ。

技も気迫も。

練習のための練習にならない事。

試合で発揮出来るようにです。

 

しっかり温まったところで、男子と女子に分かれての稽古です。

まず女子と低学年男子の連合チームは瞬発系オンリー。

3人ひと組です。

中段差し合いの稽古ですが、3人目が中央に立ち拳サポを二人の間に落下させたら打ち込みの合図。

スピード勝負でした。

 

脳から筋肉に素早く伝達。

スピード感がある子はここが長けています。

ここが苦手な生徒はラダーの時間をもっと意識高く!

 

次に男チーム。

今日は蹴り。

ペアとなり3割のチカラとスピードであらゆる蹴りを出す(イメージする)練習。

全体を通じて新メニュー多めで考えていましたので、今まで教えていなかった前足での裏回し蹴りでした。

 

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まず、膝頭を帯高さ程度に抱え込むことから。

膝が下向いてると上段まで足が上がりませんので、しっかり抱え込みの意識を持つ。

 

次に蹴る瞬間「やじろべえ」です。

足を上げるには上半身を後方に倒す事で前足を容易に上げる事が出来ます。

その時に軸足の踵を相手にクルっと向けること。

軸足の返しがあることで蹴りの飛距離が変わってきます。

 

蹴るというよりも、足裏でタッチするイメージ。

ペア練で蹴りの練習を繰り返しました。

しばらく繰り返し、刻み突きからの裏回し蹴り。

コンビネーションです。

 

コツはこんな感じ。

1 ・刻み突きを出す

2-1・後ろ足を半歩だけ寄せる

2-2・寄せた瞬間、前足を抱え込む(ここ大事!)

3-1・足裏でタッチ

3-2・上体を後方へ倒す(頭は相手を捉えておく)

3-3・踵を捻る(両腕は構えたまま崩さない)

4 ・蹴り足を床につけ残心(そのままバックステップで距離を取る)

 

刻み突きからの裏回し蹴りを今日指導しましたが、腰の旋回を使ってもっとスムーズに出せる技は中段突きです。

中段突きしたあと、腰を切り返したら自然と軸足に重心が乗りますので、比較的容易に前足がフリーになります。

後ろ足に「溜め」があるからこそ活きる技と言えます。

今度やってみよう!


他にも時間の都合で出来ませんでしたが後ろ足を使う裏回し蹴りもあるし、後ろ回し蹴りやサソリ蹴りに蹴込み、中・上フェイントなんかも出てくるよ。

"広く浅く” にならないよう、まず今日覚えた裏回し蹴りが試合で出せそうになるくらいに練習を重ねて次の技に移りたいと思います!

 

 

※来週の早練は、K君とYちゃん!

12:30集合!

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