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静岡最強の時代 『空手革命という実践』 究極の次世代型道場「泊親会清水」練習・技術・思考・実践、変革の全て‼ 2/3
こんにちは!
ブログ1本目のアップだけで、今まで観てきた空手教室のそれとはアプローチが異なっていました。
全国レベルの強豪道場の練習
ボクシングのエッセンスを上手く空手に融合させてる感じがします。
決して直線的な動きだけで勝負しない。
04・ダッキング練習
05・コーンステップ移動練習
06・メンホー8面蹴り
【ダッキング練習】
互いに向き合って、台の側が腕を差し出し後退します。
自分はボクシングでいうところのウィービングしながら左右に上体を振って進んでいきます。
これを後退しながらスイッチも織り交ぜワンツーを入れるパターンなんかも。
空手って0.1秒を競う競技ですのでリキむとスピードがガクッと落ちてしまいます。
「肘をスナップのように飛ばす」
「肩が強張らない」
この練習の目的は、脱力・柔らかさ・サイドへの動きを意識する
でした。
「ダッキングの後は無限にチャンスがある」
ダッキングで間合い潰して、突きで取れるし、蹴れるし、投げれるし
何でも出来る。
型にはまらず自由な発想で瞬間的に技を選択出来るようにランダムで同様の練習を繰り返しています。
”攻防一体”
防御の中に得点の機会がある。
そう指導されています。
【コーンステップ移動練習】
縦に等間隔でマーカーを並べています。
マーカーを挟むカタチでペア相手と向き合い、サイドステップ。
これを超細かく。
素早く。
前述したようにスピードを上げるには上体のチカラを抜き脱力します。
どれくらい細かくかというと見た感じ、親指1本分程度。
それくらい細かく刻んでいます。
膝に溜めを作り腰の高さも同じ。
とにかく地味でキツい練習ですが、先生を信じて懸命に続けられています。
次はマーカーまでステップしたらスイッチ取り入れています。
正体・逆体両方出来てスタンダードっていう感じでしょうか。
3つ目は距離の意識。
マーカーまで到達すると、自分は詰める・ペア相手は下がる
一気に2ステップで間を縮め、素早くバックステップまで。
次は実際に技に繋げていきます。
1・細かくサイドステップ
2・マーカーを超えたら強めにプレス
3・同時にスピードに乗った深いワンツー
これは単独で行っていました。
応用練習でこんなことも。
1セット目:刻み突き
2セット目:中段突き
3セット目:逆上
4セット目:上段上段
5セット目:上段中段
6セット目:蹴り
蹴り技に関しては5発(マーカーが5つ並んでる)全部違う蹴りを選択しないといけません。
「もっとしならせて!」
「アイデア!」
上手く煽っています。
【メンホー8面蹴り】
8面の場所は、メンホーの左右側面を上中下に分けてこれで6面。
残りの2つは後頭部と顔面。
刻み蹴り、
回し蹴り、
裏回し蹴り、
内回し蹴り、
後ろ回し蹴り、
これらの蹴りを駆使しゲーム感覚でとにかく8面を捉える練習です。
上段の側面に蹴りを極めようとすれば、普通に蹴ってもなかなか難しいはず。
遊びの感覚の中から、一人ひとりの自由な発想を育んでいるのでしょうか。
観てたらジャンピング蹴りで狙ったり、
ブラジリアンキックで縦に落としたり、
意表をつくサソリ蹴りで獲ったり、
巻き付けるような裏回し蹴りで狙ったり、
自由な発想で生徒が気持ち良さげに蹴れるようになったら、
ひとつ条件を追加。
「正面からは蹴らない」
「動きの中でサイドから蹴る」
蹴りは突きと比べ難易度も高く試合で極めるのも難しいです。
これは相手も蹴られたくないから足が上がった瞬間、敏感に察知します。
「動きながら蹴る」
蹴りの極意を学んだあとは、蹴りの打ち込み。
メンホーを手に持った突撃部隊を作ります・。
メンホー突撃部隊は縦一列にメンホーを持って並び、一人ずつ直線的に特攻。
それを、さっき学んだ動きの中から蹴る練習です。
大事なのは何も考えず蹴らないこと。
間合いを作りながら・動きの中から蹴る練習です。
蹴りを極めたら連続でどんどん突撃部隊がメンホーを持って突進。
それをいなしながら、その場その場の判断でいろんな技を繰り出す練習をしています。
技の引き出し、
状況判断、
サイドからの攻撃、
動きの中からの攻撃、
自分の間合いを作る、(後ろでも前でも)
突進してくるメンホーを待っちゃダメ。
自分からメンホーを迎え入れる(来させる)
それをいなしてサイドから蹴りを極める。
決して前だけで極めるんじゃなく、後ろに引き込んで裏回し蹴りもオッケー。
戦略的に引き込んでの技は良い。
「気持ちを前で作りなさい」と指導されています。
「前も後ろも横も斜めも」
「視野を広く」
蹴ったあと、その場に居つかず自分が動くことでリズムを作っています。
でも実際の試合はこんな単調な動きを相手はしてくれません。
応用編として、メンホー突撃部隊は動きにアクセントをつけていきます。
メンホーを止めたり、
メンホーを下げたり、
様々の状況を作り蹴る人はしっかりと対応する練習にシフトしています。
あっ!この距離は!
って時は、一旦間を切って仕切り直す。
その辺も状況判断です。
蹴りだけでなく、突きも加えています。
裏回し蹴り失敗の後、
いつもいつも技が極まるわけじゃないから、その後どう繋げるか。
対応する時は、足だけじゃなく身体全体を速く動かすこと。
相手の動きに合わせて自分の動きを弱めないこと。
次です。
技が極まりやすい瞬間。
それは相手とグチャグチャしてる状況と言います。
練習の中で極まる確率が高い状況の練習をたくさん行います。
相手との押し合いやもみ合いは、相手のチカラを利用して技に繋げます。
練習方法は5人1組。
自分以外の4人とおしくら饅頭のカタチになります。
メンホーでグーっと押され、瞬間的にフッと後ろに下がると、前の4人は一瞬チカラのぶつけどころを失い、無防備に近い状態になります。
その瞬間を取る練習です。
技を極められた一人は外れ、3人、2人と続けていきます。
途中どこでも良いので「投げ」を入れること。
強豪道場はこのような練習方法で空手脳を鍛えていました。

