谷派空手道修交会心武館
神戸ゆり道場

形稽古により集中力を養い、組手稽古を通じ強い気持ちと
相手を思いやる心が芽生えます。

ブログ

2025-10-25 07:03:00

2025年10月23日 (木) 夜練90 @小部中学校

こんにちは!

 

とうとう90回目を迎えた夜練。

三桁到達まであと僅かに迫ってきました。

今週に入り急に冷え込みだしたので形道着に加え上着を着ていきましたが、まだちょっと早かったようです。

開始早々に汗ばんできて上着を脱ぎました。

さてこの日は、事前にたくさんの生徒から参加の連絡を頂いてたのでメニューを2通り分けて用意しました。

土曜練と違いクラス分けがありませんので、合同メニューで進め形練はグループ指導が主なやり方でしたが、今回は初の試み。

完全にメニューを分けて進めてみることに。

初級の子たちはまだ目を離せませんので当然手取り足取りが必要ですが、高学年グループは真面目にコツコツとやってくれる生徒ばかりなので成り立つやり方。

信用資産があるからこそ。

 

1・体幹トレ

2・瞬発系トレ

3・立ち方

4・形

 

 

【体幹トレーニング】

 

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プランク・サイドプランク・V字プランクを全員で。

これで270分経過しました。

小さい子にはフォーム作りしないといけませんが頑張ってる姿見てると可愛いです。

 

 

【瞬発系トレーニング】

 

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細かいことを言い出せばまだまだ立ち方だったり、軸の位置だったりとキリがありませんが、学年が上がると上位の選手は揃って爆発的なキレを持っています。

最初のインパクトと最後の極めを特に大事にしたいと考えていて、どうやってここを強化するか。

そればかり考えて臨んだ今回の夜練。

負けた試合こそ課題克服の良いチャンス。

敗因を分析してメニュー組んでひたむきに努力して次の大会に備える。

PDCA回していかないといけません。

一瞬の手技の速さ。

今回は瞬発系一択で稽古に励みました。

家に転がってるメディシンボール。

脱力した状態から一瞬のチカラの込めどころ。

高く真上に放り投げるいたってシンプルなトレーニングですが、爆発力・身体のキレ向上に繋がります。

しばらく続け、逆突きの要領で遠くへ投げる動作も。

手と腰の連動。

それにボールの重たさも加わるのでそれなりにしんどかったはずです。

 

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オール形でいく予定でしたが、体育館にちょうど良い椅子があったことを思い出しフラットマーカーを用意し、ひとつ下半身の瞬発系を加えることに。

足の甲をイスの上に片足だけ乗せて、前足で3方向に素早くステップ。

下半身の瞬発系はたくさんありますが、道場ではこれは初登場でした。

たまに自分もやりますが、ハムストが固いから私はあまり出来ません。

 

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最後はチューブトレ。

鏡の前に立ち、平安五段の第一挙動をひたすらに。

肝心なのは、ちょい負荷がかかる程度に抑えておくこと。

テンションかかり過ぎるとかえって逆効果になります。

1・踵の切り替えし

2・大きな受けの準備

3・鼠径部の抜き

4・軸足に乗せる

5・半身のタイミング

6・横受けの極め

7・受けと突きの「間」

8・腰の入った突き

 

拘りがたくさん詰まった部分練。

いっぱい練習してパワーアップしてほしいと思います。

 

 

【立ち方】

高学年組が瞬発系してる間に、その他の生徒と立ち方の勉強会でした。

最近、試合に挑戦するバンビ生が増え大会に向けて夜練に参加してくれる生徒が増えてきました。

勝ちたい・入賞したいって目標が明確だと意欲的になるんでしょうね。

多分眠たいと思うけど夜練よく来てくれています。

 

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空手道人生がスタートしたばかりの今、一番大切なことは正しく基本を覚えること。

ここを身体に落とし込まないと、これから先苦労するから。

色帯も混じってたけど、あやふやのままにならないよう覚えておくようにね。

 

この日は、基立ちの作り方をベースにして、前屈立ち・四股立ち・猫足立ちと進みました。

作り方に加え、

つま先の向き(左右45度)、

軸足の締め具合(30度が目安)、

軸の位置(猫足立ちは前足で蹴れるように)、

腰の落とし具合(深すぎず浅すぎず緩やかなお山のカタチ)、

 

質問形式で理解度を図りながら、じっくりと指導しました。

改めて伝えますが、立ち方が間違ったままだと形を打っても勝てません。

ベース作りです。

 

 

【形】

バンビ生は四の形と十二の形から。

ブザーに合わせて行いました。

転身時の立ち方が課題。

ここを上手く回るコツを指導しています。

前足を軸足にスッと寄せ、タイミング良くクルっと回ることで随分動きやすくなります。

 

全体を俯瞰して観ていると気づいたことが。

受けから突きに挙動が変わる瞬間、受けた手が上下動する癖が見受けられました。

そこに焦点を当て、全員に意識づけ。

注意して注意して形練する初めての練習じゃなかったかな。

今は覚えた形を数多く打つ練習でしたが、目的を持った形練にシフトしてみました。

上級生にいつも言う「意識」

 

その後は平安二段でした。

これも四股立ち手刀下段払いの入り方。

演武線。

ここを大事にした形練となりました。

 

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続いて高学年組。

先日のコーチ1講習会で学んできた練習方法をシェア。

やはり向上させたい第一挙動のパフォーマンス。

交差立ち 拳支え受け

これを片手ずつ分けて行い、強さ・キレを上げる練習の仕方でした。

後は軸足にタイミングを合わせること。

 

S君は背中の緊張感ともっと出すこと、軸足踵にしっかり乗せること。

Mちゃんは交差立ちをもっと深く

Kちゃんは右手の使い方

 

この辺りを意識してみてね。

 

 

”思考なくして成長なし”

2025.10.31 Friday