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実戦形プレムアム外伝 生きている指定形 -47回全日本大会より-
こんにちは!
指定形オンリーの、実戦形プレミアムシリーズです。
4大流派の内訳を記します。
女子第一指定形
剛柔流 :5
糸東流 :8
和道流 :0
松濤館流:3
女子第二指定形
剛柔流 :5
糸東流 :8
和道流 :0
松濤館流:3
男子第一指定形
剛柔流 :6
糸東流 :3
和道流 :1
松濤館流:6
男子第二指定形
剛柔流 :6
糸東流 :3
和道流 :1
松濤館流:6
糸東流は22種収録です。
第一指定形は女子選手は全員バッサイ大、男子選手は二人セイエンチンでした。
第二指定形に至っては、全員がニーパイポを選択。
しなやかさと技のキレで勝負する女子選手はやはりバッサイ大の方が向いていると言えるんじゃないでしょうか。
形に重厚感が求められるセイエンチンは男子選手向きかも知れませんね。
全体を通して見せ場がさほど多くなく、キレとスピード感の違いを見せつける挙動は、前後の切り替えししかないセイエンチンは、そこでふらつくと致命的でリスキーな形と感じます。
観る人を飽きさせない極めの強さが無いと難しい形の様に思えます。
第二指定形に至っては、松村ローハイを選択する選手はいませんでした。
やはり鷺足立ちの難しさでしょうか。(ふらつくとお終い)
このDVDを鑑賞するにあたり注目していたのは、演武中の”軸ブレ”。
軸がブレると、上下・左右に目が動きます。
今バッサイ大の第9~14挙動(中段横払い →突き → 横受け)で目の位置をずらさずに打つ練習をしています。
鏡の前に立ち、眉間の位置に記しをつけ(鏡に)上下・左右ずっと動かさず同じ位置にあるように練習しています。
私が理想とする形を打っていたのは、紺屋 沙也乃選手。
無駄な力感の無いキレイなバッサイ大でした。
同じ形でも、間の取り方や見せ場をどこに置くか選手によって異なります。
女子選手でも尾野 真歩選手は、男子選手顔負けのパワフルなバッサイ大を披露されています。
圧倒的なキレとスピードで勝負する清水 希容選手。ニーパイポ最初の四股立ち / 押え受け / 一本拳なんかはダントツのキレでした。
基本に忠実にお手本のような演武をする平林 沙織選手。とても丁寧でしなやかです。
どうしてこんなにフルスピードで技を出してもピタッと止まれるのか興味が尽きません。
とても研究に最適なDVDだと思います。