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2023年12月2日 (土)道場稽古79
こんにちは!
12月に突入。
2023年も残すところあと1ヵ月となりました。
今年は多くの生徒が大会や審査に挑戦する年になりました。
大会を通じて感じた足りない部分を、基本稽古の中で補っていく作業に没頭しています。
もちろん今日も例外ではありません。
体幹と下半身強化です。
バンビクラス
0・早練
1・体幹
2・固定式基本
3・形
4・組手
モンキークラス
5・体幹
6・固定式基本
7・形
8・組手
-バンビクラス-
【早練】
ラダー一択。
空手にも当然、運動神経(リズム感)は必要です。
軽やかなリズムの中から、思い切って相手の懐に潜って技を出します。
リズム感が無いと組手は出来ませんので、ひたすらシャッフルを30分継続。
フラットマーカーの順に沿って足を運びますので、初めての生徒向けのマストアイテム。
便利なアイテムが世の中には出回っていますので、情報収集しながら必要なモノを道場に取り入れて生徒をレベルアップさせます。
瞬時に自分の思ったとおりに身体をコントロール出来るようになるのが理想です。
つま先で軽やかにね。
【体幹トレーニング】
V字プランク・サイドプランク・プランクの3種類でした。
最年少K君。
惚れ惚れするくらいのV字プランクの美しさ。
生徒たちには、それぞれキラッと光るものがあってそれを発見する楽しさを毎回感じています。
今日で54分経過。
バンビたちも年内中に1時間超えです。
おへその下に止まれ!って命令してみよう!
【固定式基本】
稽古前に全員で道場訓を唱和し、黙想を行います。
今日の稽古で自分は何を意識して頑張るのか各自心の中で決めます。
内容は人それぞれ。
・気合いの声をデカく
・引き手を強く取る
・審査を意識して頑張る
想像以上にしっかりとした答えでした。
挨拶や返事もしっかりこなすバンビクラスの生徒。
ちゃんと黙想も出来てるし、心も身体も成長してると思います。
教室開いて良かったと思える瞬間です。
「青少年育成を通じて地域社会に貢献する」を掲げてスタートした道場です。
このまま真っ直ぐな子に成長していってほしいな。
・引き手
・突き
・中段横受け
・上段揚げ受け
・下段払い
・正面蹴り
いつも同じことやってますが、間違った基本が身につくと修正するのはひと苦労しますので丁寧に丁寧に繰り返しています。
さらに審査に向けて、
中段横受け / 追い突き
上段揚げ受け / 追い突き
審査時のポイントは、正しい立ち方・受け方・突き方です。
基立ちの幅・長さがバラバラになってないか、中段突きは鳩尾を突いているか、受け方は教わったとおりか
このあたりに気をつけよう。
【形】
先週からスタートした四の形!
幼児たちも一緒に練習しています。
右手と左手の区別がまだはっきりつかないので、大変ですが先週よりも良かった。
全員で3本打ったでしょうか。
幼児はここで小休止し、審査を受ける生徒たちと四の形・十二の形です。
順番はバッチリでしたね。
今日みんなに伝えたことは「集中力」
形を打つ時、審査を受ける時、絶対に回りに気を取られたらダメです。
・キョロキョロしない
・指導者の話を目で聞く
・手遊びしない
審査が近いからでしょうか。
心地よい緊張感を感じながら、全員頑張ってました。
集中力を切らさず、審査に向けてこの調子で頑張れ!
【組手】
とうとう組手の稽古が入りました。
まずは構え方。
説明した内容を記しておきます。
・身体は真横に向ける
・顔は前に向ける
・前拳は顎の高さ
・奥拳は胸の前
・スタンスは軽い四股立ち
・両膝を軽く曲げる
・つま先の向きはハの字
・踵を少しだけ浮かす
これがゆりで教える構え方。
組手するときは、すぐこの構えが出来るようにね。
組手構えから、前進 / 後退
可愛いですね。フットワークすると笑顔がこぼれます。
形同様に組手も軸がブレてはいけません。
お尻フリフリしないで、焼き鳥の串ね。
まだ少し時間が残ってましたので、
「刻み突き」と「中段逆突き」も行いました。
今日は紹介程度。
これから少しずつ組手基本が入ってきます。
バンビは60分の稽古時間ですので割合的には
基本 :4
形 :3
組手 :2
その他:1
こんな感じかな。
小休止の時間を短くしたり、集合は駆け足することで稽古時間をキープしよう。
※12:30前には入室していますので、早練に参加してくれたら嬉しいです。
来週は今日やったシャッフルを15分程度行い、残りは組手基本やりたいと思います。
(つづく)
-モンキークラス-
【体幹トレーニング】
V字プランク・プランク・バックフルアップで181分経過。
塵も積もればですね。3時間超えています。
最近では、動きの中で極めを作る体幹トレをメニューに取り入れていますが、今日は王道的なのでした。
同じことの繰り返しで飽きてしまいがちですが、目を瞑っただけで難易度が上がるので自分で工夫してみてね。
【固定式基本】
白帯・オレンジ帯の基本審査のとおり進めました。
オレンジには四股立ち移動も含まれていて、これが本日の下半身トレとなりました。
「頭の高さを変えず」が結構きつかったんじゃ無いでしょうか。
2部生は審査を何度か経験している生徒ばかりなので、大丈夫じゃないかなと思います。
正しい立ち方・受け方・突き方
普段の稽古で、指導していることを忠実に再現出来たら問題ないと思います。
なので普段から良く聞いておいてくださいね。
1年前の今頃と比べて、基本もサクサク進むようになっていると思います。
ふざけず集中して基本稽古に向き合うことが出来るようになるくらい心が成長してきたんだと思います。(すごく嬉しい)
【形】
今日は全員が審査に合格出来るようにメニューを考えてきました。
白帯生もいてますので四の形・十二の形・平安二段・平安五段です。
身体の使い方について、3つ指導しました。
・重心を乗せる位置
・軸の移し方
・技の出し方
一番初めに習った四の形を通じて、上記3つを意識して稽古です。
移動や転身の度に、立ち方が不安定に感じる生徒が居てます。
ふらつきを恐れるあまり、形に躍動感が出せずにいる生徒向けの改善策を用意しました。
立ち方が安定しないのは、足の裏全体で立つから。
足の裏で立つのは当たり前ですが、重心を乗せる位置は別です。
・安定感が増す重心の乗せ方
・安定感が損なう重心の乗せ方
2つ紹介して、全員で移動基本を行いました。
違いを体感して初めて気づけてもらえたことだと思います。
1名の生徒を除いて全員が、安定感が得られたようです。
もう一つは軸の移し替え。
軸は目に見えるものではありませんので、私の説明がどこまで理解を得られているか定かではありませんが、
軸を意識せず形を打つと必ず頭の高さが変わったり、踵が浮いたりします。
転身する際、踵が浮いてしまうと競技では致命的です。
軸を移すことで踵を浮かさずに回る練習をひたすら繰り返しました。
四の形では、追い突きから向きを入れ替えて回る挙動。
平安二段では右追い突きから、回って右前屈下段払いする挙動です。
この身体の使い方を理解出来れば、いろんな形に応用出来ます。
下半身の使い方は、この方法を理解出来れば大丈夫ですが今度は上半身。
転身する際、頭の上にコップを乗せてるつもりで練習してみました。
意識ひとつで、軸が随分と整ってきたんじゃないかな。
ムダに軸がブレることなく、キレイな形が打てるようになってきた。
ここ最近取り入れている「ゆっくり形」
目的は身体の使い方を馴染ますためでもあります。
このやり方で、十二の形と平安二段を時間をかけて行いました。
1本だけですが平安五段も。
生徒のレベルを底上げするには、いかに私が伝わりやすい説明が出来るかにかかっていると言えます。
指導の引き出しを増やす勉強は続けなくてはいけませんね。
先週とても勉強になる本を購入しました。
多いに参考になる練習方法がたくさん記載されていて、通勤電車の中でずっと読んでいます。
これは!と思う練習をどんどん道場に持ち込みますので、頑張ってついて来てほしいと思います。
あと生徒の反復練習ね。
自分自身が上手くなりたいって気持ちがあれば、自然と家で練習するんだと思う。
脇が開いてしまわないよう、身体の内側から技を出すようにしよう。
その時も上体が波打ってはいけません。
姿勢を意識し過ぎると逆に反り腰になるので、肩甲骨に意識を置きつつも上体は前足付け根に乗せるようにしてください。
【組手】
久々1時間組手に費やしました。
体育館に戻ってきましたので横一列となりフットワーク。
動かして良いのは足首だけです。
素早く動きますが、だんだんフォームが崩れてくる。
教えたことが身についていないと言えますので、全体的に組手の稽古が不足していると実感する瞬間。
悩ましいところです。
次は後ろ足の寄せ。
荒賀龍太郎先生のセミナーDVDでもあったように、後ろ足を前足の太ももにくっつける意識で寄せるとスピードが増します。
暫く繰り返し、次は前に相手がいることを想定して技を出す練習。
フェイントとプレッシャーで崩すイメージですがどうだったかな。
入り方が単調では相手はカウンター狙いやすくなるので、タイミングをずらさないといけませんね。
その辺を意識しながら練習してもらえたら。
さあここからは学年別で2人組となってチューブトレ。
前に出るスピード強化です。
ついでにパワーもつきますね。
持ち手が下手だと意味の無い練習になってしまうことを十分に伝え開始。
緩すぎてもダメだしテンション張り過ぎてもダメ。
少し後方に体重を預けながら、少し遅れてついていく感じかな。
逆上、上段ワンツー、3連打でどんどん前に出ていきます。
チューブが4本しかありませんので、途中3人組に変更。
打ち手は台の5㎝手前に届かす勢いとコントロールを養い、
台の人は上手くバックステップでギリギリ距離を取らないといけません。
あくまでも目標なので、下がるタイミングが早すぎると練習になりません。
台が目を瞑ってたら組手にならないよ。
怖くても目を瞑らないように。
逆にケガします。
チューブで下半身トレしたあとは、ミットで中段突き!
2列になって打ち込みでした。
組手は相手がいるからこそ稽古が出来ます。
なので自分の技を受けてくれる相手に一礼することで敬意を払います。
暫く打ち込んだ後、今度は私が台になり中段差し合い対決!
ブザーに合わせてどちらの中段突きが速いかスピード勝負。
勝ち残り戦でした。
やはり子供たちは競い合いが大好き。
すごく盛り上がったな。
負けた選手は罰ゲームで腕立て伏せ!
遊びの要素も取り入れながらですが、もっと空手が好きになってくれたら嬉しいな。
※寒稽古の申し込み用紙、全員分集まりました。
たくさんの生徒が出席してくれるようで楽しみです!
寒稽古で心も身体も成長しよう!