こんにちは!
年末から体調崩し気味でしたが、稽古が無いタイミングで良かった。
仕事のことも空手のことも何も考えずで、しっかり充電出来ました。
ジョージ・タナス選手のセミナー第3弾 2本目の紹介です。
前回触れそこねましたが、2012年7月28日に糸東会総本部道場での模様です。
4・目のトリック
5・蹴りの基本
6・裏回し蹴りの蹴り方
【目のトリック】
目線と技を出す場所を敢えて替え、相手の予想を外します。
例えば上段を狙う時は中段を、中段を狙う時は上段を見る等のように。
ここでの指導は、中段突き → 刻み突き のコンビネーション。
中段に入る瞬間、一瞬下に目線を下げ餌を撒いておきます。
でも実際にポイントを狙う技は前拳での刻み突き。
他にもシンプルに目線を上に上げ相手の意識を上段に持っていかせ、中段を抜くテクニックを紹介されています。
横からの入り方もありました。
一瞬身体と目線を右に振り、逆サイドからの対角線上の突き技。
直線的な組手だけじゃなく、横からの入り方をレクチャーされています。
相手を置き去りに出来るくらいの瞬発力が無いと極めるのは難しいと思いますが。
1・相手の前拳を押えて突く
2・目線のフェイントを使って突く
これは正体・逆体のケースでは特に有効です。
自分の中段突きを相手の前拳で潰させます。
邪魔な相手の前拳を下げさせたら、上段ががら空きって訳。
目線のフェイントとフェイクの突きを使って相手を誘導させて2本目でポイントを取りに行く方法を指導されています。
【蹴りの基本】
練習のポイントを記します。
・もっとも大切な点はカウンターを食らわないこと
・軸足踵を蹴りと180°反対の方向に向け、身体を「く」の字に曲げない
・蹴った後はその場に留まらず、すぐに間を切る
踵が回っていないと、強くも早くもない危険な状態になります。
危険とはカウンターをもらう可能性が高いということ。
踵が回ってないと、腰が入らず弱々しくポイントになりません。
抱え足を横に取る事で、相手のカウンターの突きに対して防御することも出来ます。
ペア練で交互に刻み蹴りの練習。
寄せて蹴って下がってを互いにリズム良く繰り返しています。
この下がる動作。
今は蹴りを交互に出し合う練習ですが、実戦では相手は突きで攻撃してくるでしょう。
その時、間合いを切って裏回し蹴りに繋げる事が出来ます。
刻み蹴りでポイントを取れなかったとしても、引き込んでの蹴りでもう一度3ポイント狙う練習です。
残心後に蹴りに繋ぐ意識を問うています。
同じ場所に居つかないことです。
蹴ったあと、足を最初にあったラインまで戻して攻撃に備えます。
ペア練ではガード無し、完全に蹴りのコントロールする練習です。
【裏回し蹴りの蹴り方】
蹴り方のポイントはこちら。
・回し蹴りと同じ膝のかいこみ方をすること。
正面蹴りのような膝の抱え方ではありません。
回し蹴りと同じ要領で横に抱え込み同じ軌道を通ります。
これもペア練でリズミカルに練習しています。
後ろ足を半歩寄せ前足での裏回し蹴り。
蹴った後素早く、後ろ足を基あった位置に戻しています。
タナスセミナーここまでは王道的な技の印象を受けました。