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2025-01-22 07:35:00

タナス・フラッシュ Vol.3 -HOW TO TZANOS SEMINAR- 4/5

こんにちは!

 

タナスセミナー3も後半に突入しました。

古いDVDだからか字幕がありません。

また通訳の方マイクをつけてませんので、聞き取りにくいところもあって苦労してます。

 

 

タナスフラッシュ3 (3).jpeg

 

10・見切り

11・離れ際の攻撃

12・4種類のデフェンス

 

 

【見切り】

見切りのポイントは常に相手との距離が一定になるように意識すること。

 

ペア練で、攻撃側は刻み突きと逆突きに限ります。

相手の踏み込みに対し、一度間合いを切って攻撃に転じます。

絶対にダメなのが顔だけ後方に反らして突くこと。

決して差し込まれてはいけません。

バックステップは、軸足にチカラを溜めて前に入ります。

 

構えを崩さず、身体の動きだけで突きをかわす練習から始められています。

スペースを詰められると受けることが出来ませんので相手の動きに反応して足を使うことが大事です。(居ついてはいけない)

 

バックステップも状況に応じ、相手が小さい刻み突きなら小さく下がり、大きく踏み込んでくれば自分も大きくです。

これは経験で分かってくると仰います。

最後は実際に見切ったあと、自分も前拳で反撃に転じる練習でした。

バックステップ

刻み突き

スイッチ

残心

これがブロック無しのパターン

 

ブロックする時は奥拳で相手の刻み突きを落とし前拳カウンター。

これもお手本を披露されています。

ブロックが必要なのは相手の動きが自分の反応を上回った時。

 

試合では自分は受けたつもりでも旗が上がることはよくあります。

力いっぱい受けるのではなく「ムダな力を使わずダンスのようにブロックする」とアドバイスです。

 

中段逆突きでもブロックは必要なく見切ります。

見切りと同時に、後ろ足を前に入れ替え(スイッチ)刻み突き。

このテクニックを指導しています。

ブロックを入れるともっと簡単だけど、間合いを切る練習でした。

 

見切りのあと相手が後方に大きく逃げたら連打で追撃。

そこも状況判断ですね。

 

 

離れ際の攻撃

指導のポイントは「相手の手や襟を掴んで蹴る、投げる」

 

密着したゼロ距離で自分の方が体格に勝る場合、押せます。

プッシングでスペースを作り中段回し蹴り。

でも押した手を離してしまっては相手は距離を取るはずです。

ポイントは両手でプッシングして片手は掴んだまま蹴ること。

気づかれないように相手の袖を掴みます。

右構えなら右手で掴み、

左構えなら左手で掴みます。

 

相手が自分よりも大きくて押せない場合、自分が後ろに下がりスペースを作ります。

その時に自分の肩で相手を押しますがこれはフェイク。

両足ともバックステップでスペースを生み中段蹴りしています。

 

今度は相手が正体で自分が逆体だった場合、自分の右足を後方に下げる事でスペースを作り中段回し蹴り。

右手で掴んで右足での蹴り。

 

今のルールでは、掴んで良いのは技に入る一瞬だけです。

 

裏回し蹴りも指導されています。

ゼロ距離から相手の道着を掴んで引き寄せます。

相手の上体が前に突っ込んだタイミングで膝を抱え込み、裏回し蹴り。

側頭部から後頭部に掛けて巻き付けるように。

股関節と裏腿の柔軟性が無いと蹴れない大技です。

 

仮に裏回し蹴りが極まらない場合、降ろした足で相手の前足を狩り倒します。(小学生は反則)

倒れた相手に突きを極めれば一本(3ポイント)です。

ゼロ距離から蹴って投げるまでの間、相手の襟を掴んだまま。

 

襟を掴んで引き込む際、相手は裏回しを警戒してガードしてきます。

その時は、後ろ足を使って反対側から裏回し蹴りに入るよう2種類指導されていました。

 

 

密着した状態からの投げ。

互いに右構えだったとします。

自分の左足で相手の前足を刈ると同時にバックステップ。

このようにして相手を転がせたりしています。

 

自分が逆体でも同じで、前足で刈って次の展開を生みます。

例えこかす事が出来なくとも、相手のバランスを崩させればOK。

その間に攻撃出来ますので。

 

もう一度右構え同士ですが、投げなくてもこんなことが出来ます。

掴みあった状況から、右足のみ後方へ引きスペースが出来たところを左の逆上。

これらの技を紹介される時、非常にゆっくりと丁寧に指導してくださいますので理解し易いと思います。

 

 

4種類のデフェンス

練習のポイントは下記のとおり。

①後ろに下がる

②左右に動く

③間合いを詰める

④相手より速く技を出す

 

「4つをミックスして使い防御する」

この考え方だ重要です。

 

まず後方に十分なスペースがある場合、そのまま下がって攻撃をかわします。

左右に振ってかわす時もずっとガードを上げながらコートを大きく使う意識を持ちます。

「間合いを詰める」とは、相手が攻撃を出す瞬間に詰めます。

間合いを詰めて相手の攻撃を潰すのですが、肩を入れてダッキングするシーンを観た事があるんじゃないでしょうか。

相手選手の攻撃モーションが大きければ、切るか潰すかしやすいでしょうね。

最後のは ”相手の攻撃よりも先に極める”

自分の攻撃が速ければ相手は攻撃出来ません。

 

時には攻撃=防御になるという考え方です。

 

1-0でリードしている場合、自分が攻撃し続けていれば、相手の技を封じ守り切る事が出来るという発想です。

 

4つのパートを正しいタイミングで使えるように注意するようアドバイスがありました。

 

実際、タナス選手が4つを全て使ってお手本を見せてくれていた内容がこう。

相手選手が連打、これをバックステップでかわし切ったところで、コーナー際いっぱい。

ここでさらに追撃が来れば、サイドに振って攻撃をガード。

また打ち込んできたところをダッキングで潰して、素早く間を切ります。

なんとか技を極めたい相手選手が前に出るタイミングで中段を先に抜いていました。

 

同じ場所に留まらず常に動きながら攻撃をかわすことがポイント。

ボクサーのように身体を振って避けてかわしています。

 

もうひとつ共通して言えることは、膝の溜め。

溜めが有るからこそスピードで上回れます。

 

一連の流れを実演で示してくれていました。

 

ダンスしてるようにリラックスしながら動き、

常にどうかわすか頭で考えながら、

いろんなアイデアを膨らませて練習してください。

とのことでした。

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