こんにちは!
早めに道場入りし、体育館の中をグルグルとランニング。
稽古開始前の時点でひとり汗だくである。
この時期は古傷がジンジン痛むので苦手です。
音楽かけながら緩めにジョグして生徒が来るの待ってます。
バンビ生は稽古時間が60分しかありませんので、出発前にお手洗いを済ませてね。
-バンビクラス-
01・ラダートレ
02・体幹トレ
03・固定式基本
04・形
-モンキークラス-
05・コーディネーショントレ
06・ルーティーントレ
07・体幹トレ
08・固定式基本
09・形
10・組手
バンビクラス
【ラダートレーニング】
クイックラン・ケンケン・グーパー・ラテラルの4つでした。
今日はスピードが上がる方法を説明してみました。
どうやらちゃんとお話しが聞けているようです。
みんな敏捷性が上がっていました。
ドタバタしてた動きが滑らかに変化してきたし、スピードも増していました。
この子らの成長を観るのが今とても楽しい。
【体幹トレーニング】
V字プランク・サイドプランク・バックフルアップで207分経過しました。
体幹トレで腹筋や背筋等、身体の中心部分を強化しています。
強化されることで姿勢が美しくなり軸(バランス)も整います。
毎週、呪文のように唱えてる「焼き鳥の串」
全てのスポーツに共通するくらい必要なものです。
体幹力って目に見えないし数値化出来ないのでピンとこないと思いますが、しっかり身体を支えられるようになれればチカラがついてきた証拠。
【固定式基本】
今日は形練に移りたかったので、基本は抑えめに。
・引き手
・突き
・中段横受け
・基立ち
この後の四の形で必要な必要最低限だけに絞って稽古しました。
ちょっと審査に似た内容で、前に出て追い突き。
後ろに下がって中段横受け。
こんなのも取り入れて見ました。
【形】
新入会が続いていたので、少し間が空いた形練。
久々の四の形でしたがどうだったでしょうか。
右と左が逆だった生徒がチラホラ。
稽古時間が短くしか取れないので悩みどころだ。
90分時間が取れれば、必要な練習がひと通り出来るのだが、、
順番に12:30入りしてもらって、しっかり覚えてもらおうかな。
(つづく)
モンキークラス
【コーディネーショントレーニング】
ラダーでシャッフルしながら、目でリアクティブキャッチを追い指定された色を片手で掴むトレーニングです。
一度に全く異なるバラバラな動きを行うことで、複雑な動作もコントロール可能にします。
空手道では組手競技に大いに役立つことと思います。
一瞬の判断力・反射神経は脳からの指令を筋肉に伝えて身体が反応しますが、この時間を飛躍的に短くすることが出来ます。
かなり久々だったこともあり、ルールと投げ方から教えないといけませんでした。
シャッフルで前進してくる相手に対し、どのタイミング・どの位置に・どんな風に投げるかで練習の質が変わってきます。
ペア相手が下手だったら良い練習にはなりませんので、指導する時間を設けました。
コーディネーション能力のひとつに「定位能力」があります。
これを野球で例えると、打ちあがった打球の落下地点を予測しキャッチする能力に似ています。
リアクティブキャッチを投げる人も、ラダーを駆け抜けてくる人のスピードを察知し取りやすい位置に投げてあげなくてはいけません。
これも定位能力のひとつと言えるのではないでしょうか。
昨年夏の夜練以来だったこともあり、キャッチする色を「赤」と指定し、動きの中で目で追い、片手キャッチすることにしました。
ルールは単純に足を止めないこと。
ゴールデンエイジ期に何するかで、その人の80%の運動神経が決まると言われています。
そんな重要な時期に生徒を預かる身となりましたので、一生懸命知恵を使って生徒を伸ばしてあげたい。
その一心です。
よく見る
よく聞く
よく考える
これらを実践して稽古中は全力で頑張ろう!
【ルーティーントレーニング】
限られた時間の中で効率を求めることはどこの道場も同じだと思います。
「今」やるべきメニュー。
生徒のレベルと比べ「時期尚早」なメニュー。
もう卒業したと思えるメニュー。
いろんなことを考えながら、その日の献立を考えています。
その中で、もう浸透しただろうと思えたメニューは省いていますが、そうじゃなかった。
拳を正しく握って拳立てしてましたが今日形の指導中、握れていない生徒が。
形競技はキレと極めとともに美しさを表現しないといけません。
握れていない拳なんて空手でも何でもありません。
【体幹トレーニング】
足刀蹴り・レッグレイズの定番メニューに加え、今日は片足逆突きを。
動きの中でパチッと極める感覚をこれで養います。
抱え込みの強さは腸腰筋を鍛えると飛躍的に向上します。
形は体幹力に加え、身体を瞬時に操れる筋力も必要です。
スピード感溢れる演武の裏側には、筋力は必要不可欠。
クルルンファや泊バッサイで登場する「関節蹴り」
キレ味抜群の蹴りにするには腸腰筋鍛えるのが一番です。
これで345分経過しました。
【固定式基本】
短時間集中コースでした。
この冬は徹底的に下半身イジメて地面に根の生えたような安定した立ち方を作り上げたいと思っています。
立ち上げた頃は、ギャーギャーと文句うるさかったと記憶してますが、今では黙って歯を食いしばってついて来てくれます。
そんな姿に成長を感じるよホントに。
平行立ちからの正面蹴りに加え、今日はスクワットを混ぜました。
この時の姿勢。
またまたクルルンファに繋がりますが、相手の腕を掴み床に叩きつける挙動があります。
背筋を伸ばし、軸を整えてしゃがみますがこの日行った、スクワット正面蹴りはそんな意味も込めています。
まだまだ姿勢が "くの字" に折れ曲がっていて理想とはほど遠いですが、
せっかくやるんやったら、意味を見出して生徒のやる気に繋げなくてはもったいないので。
指定形がひと段落したら自由形に移行します。
それこそたくさんある自由形、いろんな形から自分の気に入った形を見つけて腕を磨いてほしい。
そんな生徒達が、5年後・10年後に今度は子供達に、磨き上げた形を引き継いでくれたら理想だな。
突きの稽古では肩甲骨を意識して、肘をロケットのように発射させること。
【形】
前回同様にバッサイ大と平安五段に分かれてそれぞれ指導しました。
今回は平安五段組を手厚く。
正しい肘支え受け・交差立ちの指導の他、中段交差受けではどの高さを中段と呼ぶのか具体的に説明しました。
四股立ちから基立ちに素早く切り返す方法も伝えています。
移動足を四股立ちから基立ちに頑張って動かしてもスピードは上がらない。
ちょっとしたコツですが、使い方が分かると飛躍的にスピードが上がる。
ひたすら部分練習を繰り返してね。
バッサイ大チームは、挙動のおさらいでした。
ほぼ理解出来たっぽいので、少しテクニック面に突入。
とても難易度の高い蹴り。
・足の上げ方・
・足の当て方
・軸の維持の仕方
・頭の高さの安定感
・スナップの使い方
細かいことばかりですが、これらを理解することから。
ちょっと踏み込んだ形練となりました。
これからどんどん、深い部分の指導をしたいと思ってます。
そのためには、全体がある一定のラインまで達していないと稽古についていけない人が現れてきます。
理解が追いついている状態が皆に求めていること。
別に毎日長時間頑張りなさいとは言いません。
教わった事がスラスラと言語化出来ていれば嬉しいってこと。
ただし!
基本形だけはいつでもしっかり打てているように!
緑帯の人、もうこの基本形は私から教わることが無い状態にしておいてください。
そうじゃないと、審査用紙渡す気になりません。
正しく、すらすら打てる状態を最低限キープしていてください。
【組手】
男の子と女の子に分かれて行いました。
まず女の子チーム、一人が台となり打ち込み。
刻み突きでした。
意識することは、
・ステップ
・後ろ足の溜め
・前足の飛び込み
・長い突き
・5㎝手前
・残心
・タイミング
このあたりです。
丁寧に何本も。
突き終わりはシンプルに、構えた位置に戻すだけ。
上から落ちてくる飴ちゃんを落とさないように、飛び込んでキャッチするイメージです。
イメージ通りですと、前拳を引くような余分な動き(モーションと呼んでます)が無くなります。
後ろ足のつま先は後方へ。
前足のつま先は前方へ。
シンプルに軽く曲げた肘を発射させるようにね。
男の子チームは2列に向かい合い刻み突きと中段カウンターです。
刻みの側は、フェイントやプレスを効果的にかけて相手を居つかせます。
このビクっとした瞬間がチャンス。
相手を居つかせ刻み突きを極める練習でした。
これをグルグルと周り相手を替えていきます。
カウンター側もフェイクに引っかかり中段をすかしてしまったら、素早く後ろ足の溜めを戻し、次の攻撃に備えないといけません。
あと、なによりも深さね。
相手の刻み突きの下を潜るイメージで深く。
深さが無かったら、ほぼ刻み突きが先に極まります。
これは理論上、相手は自分に近い方の腕で突き、自分は相手との距離が遠い方の腕で突くので、スタートの時点で負けているから。
よほどの速射突きが出来ない限り勝てません。
中段のスピードを上げるには、引き手を超絶強く取ると、突きのスピードは増します。
また今回はパターン練習です。
自分の前拳で相手の刻み突きの軌道を変えながら(逸らしながら)突く方法もあります。
突きは後方に抜けてしまったら旗は上がりません。
自分の前拳を上手く使って突く中段突きもあります。
これは自分の思うように。
スピード勝負なら引き手だし、守りながら極める方法もあるよって話。
全体的に組手練の時間が足りないので、久々にしてはまあまあな感じかな。
上段突きは5㎝手前の寸止めフルスピード。
中段突きは多少は打ち込んでも大丈夫。
腹筋弱くて唸らされないよう鍛えていかないとね。
お腹カチカチにしとかなな。
緊張感を持って組手稽古していこう!