形稽古により集中力を養い、組手稽古を通じ強い気持ちと
相手を思いやる心が芽生えます。

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2026-03-11 00:15:00

泊親会清水2 獲りたいときに獲るトレーニング 3つの "先" を極める! - "先" を獲る + 反射神経を養う - 3/3

こんにちは!

 

泊親会2 (3).jpeg

 

いよいよシリーズラストです。

強豪道場の普段の練習メニュー。

遥か先を行ってますが参考になることばかりです。

 

 

7・直線4対1の攻防

8・全方位からの4人攻撃に対応

9・堀川敬吾先生インタビュー

 

 

【直線4対1の攻防】

縦に台が4人並び、4人が出す技を予め決めて行います。

1人目:中段カウンター

2人目:返し技

3人目:カウンター裏回し

4人目:出鼻

 

これを一歩も引かないで、一気につき進みながら前で対応していくといったもの。

一瞬で4人仕留めます。

動きのイメージは、

前に出ながら詰めて作る→ 獲る →前・後ろに外しながら → 詰めて → 獲る

大事なことは「膝は絶対に休ませない」 

獲ったら膝は「下に抜く」

そうすると動きが次に次に繋がっていきます。

獲って上に浮く人はダメ

 

台で並んでいる人も準備していないとダメで、みんなで良い練習を作っていかないといけません。

決められた動きから今度は4人で打合せし、ランダムに切り替えていきます。

先程の練習はパターンが分かってるから一気に行けたけど今度のは、より試合に近い練習です。

それぞれの対応の仕方を頭に入れながらじゃないと、でたらめに特攻するだけじゃ獲られてしまいます。

 

ここで大事になってくるのが

「駆け引き」

駆け引きの中で相手の狙いを瞬時に察知して一番良い選択をすることが狙いとあります。

 

相手が何を狙っているのかを自分の行動で読まなければいけない。

ここでいう自分の行動とは、

1・フェイントを使う

2・サイドステップを使う

これらで揺さぶると相手の狙いが見えてくる。

分かってから「どうしよう」では無く、

分かった瞬間「獲る」

ひとつで獲れない時は、次へ次へと技を出し獲りきるようにしています。

自ら仕掛けをすることで、相手を動かし反応の中から相手の狙いを察知し状況に合わせた攻撃を出すという、かなりレベルの高いメニューです。

 

 

カウンター裏回し狙いの相手に対する反応は、ほとんどの選手が前に間を詰めて潰そうとしていますが、堀川先生の指導ではここにメスを入れています。

「潰す」でなく「外す」

カウンター裏回し狙いの相手に対して刻みで攻撃をしかけた瞬間、後ろ足はフリーなので、膝を抜きを使うよう指導されています。

直線的に入ると角度のよっては副審に極まったように見られてしまうおそれがあるから。

ガードを上げながら膝の抜きを使ってダッキングのような姿勢を取っていました。

後ろ足を外側へ開くと同時に抜き一気に落下。

そこから素早く追撃です。

カウンター裏回しで失点のリスクを回避し、落下からの突き技で得点狙い。

「明確に避けれて、しっかりポイントを狙える」

「直線的に前で潰すとグチャグチャっとした組手となり、何が何だか分からなくなるので魅せ方をしっかりしていこう!」

大いに参考になりました。

 

 

【全方位からの4人攻撃に対応】

自分の前後左右に相手に囲まれた状態でスタート。

試合中、自分の体勢が崩れようが死角から思いもしない攻撃が飛んでこようが対応するための練習メニューです。

「勝負はじめっ!」の合図で4人が一気に攻め込んでくるのを対処するとんでもないメニューでした。

集中力を切らさず4人と戦い続けないといけません。

当たり前ですが、やられて良いわけでは無くて全部に対応するつもりで挑みます。

真ん中の人は精神的にもキツいんだけど、冷静に対応し続ける。

グチャグチャにならず、どんな状況でもしっかりやり切る練習でした。

「どんな状態になっても気持ちを切らない!」

「執念を持って獲りきろう!」

「どんな状態でも冷静に対処し、技が出せて極められるそういう強い気持ちを養おう!」

 

今度は、4人の中から獲られた相手は次々に抜けていきます。

しっかり獲られたら抜ける。

4人獲りきるまで続く練習でした。

速い流れの中で残心までしっかりとる必要があります。

 

 

これが全国制覇を目指す道場の練習なのか、、

 

 

堀川敬吾先生インタビュー

Q1 最近の道場生の好成績について

A1 生徒達の頑張り、自分自身も新しいものを取り入れたり練習メニューを替えたりしながら夏休みも特別練習をし、その成果が出ているのかなと思います。

 

Q2 練習についての基本的な考え方

A2 今の空手になってからは動きを止めた時にやられる確率が高いので「常に動き続ける」を基本的な考え方にしています。攻めも守りも動きが速くないといけませんので、そこを練習メニューに取り入れています。

 

Q3 「先」についての考え方

A3 先を取ることは武道においてはある意味で究極の要素だと思います。私は戦いを3つに分けて考えています。

①自分から攻める「先」

②相手が攻めてきたところに返す「後の先」

③相手と同時に仕掛ける「先」

この3パターンで組手は成り立っていて、3つの先を制せれるように考えています。3つ制することが出来れば組手の試合では絶対に負けないという考えでやっています。

 

Q4 反射を鍛える練習について

A4 眼で見て反応するのも反射だし筋肉の反射であったりもそうだと思いますが、その中でも頭で考えるよりも身体が先に動くといった身体作りがあって、床に着いた瞬間に動くや横に振った瞬間に動くといった反射を鍛えています。

 

Q5 動きを止めない攻撃・防御練習

A5 ステップをしながら攻撃や防御をしないと、どうしても止まった瞬間やられてしまうので、動きながら攻める・動きながら守る・守りながら動く・攻めながら動くという風に常に動きを加えないと、今の試合では勝てませんので「止まらない」という前提でやってます。

 

Q6 様々なパターンの反復練習について

A6 試合中ではいろいろな状況が生まれますが、その中でどうしても自分の得意なことに偏ってしまう。攻撃が得意な選手は攻撃で取ることが非常に多くなり守りが疎かになり、守りが得意な選手は守りだけになり攻撃が疎かになります。考えられるいろんなケースを練習に盛り込んでどんな状況でも得点が取れるようにと考えています。守りながらでも点が取れる、どうしても点が欲しい時に自分から攻めて点が取れる。そういう選手を育てたいと思ってあらゆる状況を練習に取り込んでやっています。

 

Q7 今後の展望

A7 今日は「先」を取るということを重点的にやりました。先を取ることは大事なことで追求しながら練習していて、自分がどんな状況におかれていても得点出来る。そんな選手を育てていきたいと思っています。