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【糸東会】糸東流空手形全集 第1巻
【劉衛流】空手形全集 教範
こんにちは!
劉衛流の教範です。
喜友名選手のアーナンを映像を初めて見たとき、あまりの迫力にどんどん引き込まれていきました。
力強くて破壊力抜群の攻撃技とすばしっこい猫のように、ジグザグに正中線をズラしながら鶴頭受けを繰り出したり、、
見た事のない動きの連続でした。
劉衛流の特徴として挙げられるであろう
「相打ちの先」
防御と攻撃を攻防一体で行います。
俗に言う【肉を斬らせて骨を絶つ】ってやつでしょうか。
例えば、ヘイクーの最初の気合がそうですね。
パイクー でも上段受けと正面蹴りを同時に決める挙動があります。
また、「一足二拳」では一歩踏み込むと同時に二本突きを入れます。
パイクーやヘイクーの第2挙動がそれにあたります。
とにかく攻撃技がエグい。
頭を鷲掴みしてからの中段に上げ突き、おまけに顔面に掌底当てをぶち込みます。
アーナンでは、引きずり倒した相手の頸動脈に下段手刀打ち、
終盤の気合では股間を握り潰してからの喉仏を鷲掴みなんてことをやってます。
パーチューでは、これまた相手の喉仏に向かって平拳を放ちます。
分解を見るとド迫力です。 接近戦での攻防の多さから実戦を意識しているのでしょうか。
比較的スマートな糸東流の形を勉強してきましたが、空手の怖さを思い知った劉衛流でした。
劉衛流恐るべし。
【糸洲流】空手道型大鑑
【糸東流】修交会 教範
基本をきわめる! 空手道 4 【稽古と競技】
こんにちは!
基本をきわめる!空手道 4 【稽古と競技】
4巻では、その場基本の次のステップとして移動基本の目的とポイントが紹介されています。実際に目の前に戦う相手がいる時には、止まったまま技を行う訳にはいきません。
移動基本では、足を一歩踏み出す毎に技を行い、体の使い方を学ぶとあります。この稽古で最も大事なのは移動の仕方です。安定した姿勢を保ち、頭の上下動を無くすことで素早くスムーズに移動でき、威力のある突きや蹴りが繰り出せます。
次に約束組手です。
その場基本や移動基本で身につけた姿勢や突き方、受け方、蹴り方を実際に相手がいる状態で正確に行うことが目的です。
ここで重要なことは、攻め手側は手加減せず本気で技を繰り出すことではないでしょうか。そうすることで受け手側は受けや返すタイミングを掴めるようになると思います。
最後に競技空手について。
組手競技について技が決まったかどうかの判断基準が記されています。
1・良い姿勢:良い姿勢を伴う技は、伝統的な概念の枠内において、有効の要素を持つ
2・スポーツマンらしい態度:悪意のない態度
3・気力:技の力とスピード
4・残心:相手の攻撃の可能性への意識
5・適切なタイミング:最も有効な瞬間にかける技
6・正確な距離:有効な距離で技をかけること
上記6項目が全て揃って得点とみなされます。
また、「先の先」や「後の先」、「残心」や「押忍」の意味が記されています。
簡単ですが4回に渡り空手道の原点に立ち返りました。
技も知識も全て、生徒に正しく伝えていけるよう生涯学習です。