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2023-10-03 12:00:00

2023年10月1日(日)中央組手審判講習会! @大阪府立体育会館

こんにちは!

 

怒涛の空手4連チャン最終日は、大阪で組手審判講習会!

 

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生まれも育ちも大阪の私は、大阪府立体育会館に何度も何度も通っていた思い出深い場所です。

中学生の頃から前田 日明の超絶ファンでして、大阪で大会がある時は決まって府立体育館でした。

 

すぐ近くには東海堂もあり大阪で遊ぶ時たまに立ち寄ったりもします。

もう道着は買わんと思っていても、実際に見たら欲しくなってたまりません。

 

16時終了予定なので、終わったら頼まれてた防具を買いにお店に寄るつもりでしたが、、

なんとっ!10月から日曜日が定休日となっていました。

 

さて本日は組手審判講習会。

審判資格を取得して間もなく、ルールが大きく変わると噂を耳にしました。

ルールブックを読んでいても分かりづらい部分もありますし、講義を受け実際に試合形式で数をこなしたいなと思っていました。

何よりも組手競技で懸命に試合する選手に対し、審判がルールの変化に対応出来ていないと失礼にあたると思ったから。

年齢関係なく生涯学習です。

 

今週は空手空手の連続でさすがに疲れた、、

土曜日は朝早くから夜遅くまで予定がびっしり。

日曜日も朝早くから1日丸ごとです。

夕方帰宅してそのまま朝まで寝ていました。

 

 

講師の先生は、東京オリンピックで日本で唯一審判をされた高橋 和夫先生でした。

午前中の座学では、時折表情が緩むようなユーモアを挟みながら新ルールを説明してくださりました。

 

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2時間みっちり新ルールについて。

パワーポイントを使っての説明ですので、要点が掴みやすかった。

教範見返しながらノート片手にメモ取りまくりでした。

後半動画を観ながら8つのケーススタディです。

今のは何の反則?

動画を何度も再生すると理解出来ますが主審は、試合中その一瞬で反則を見抜かなければいけません。

難しいのは『無防備』

C1か無防備か、判断が分かれまくってました。

 

ざっと新ルールについて箇条書きながら触れておきます。

01・主審の役割:ペナルティとウォーニング 副審の役割:ポイントのみ

02・C1とC2の区別がなくなり「注意1・2・3」に統合する

03・シニア 蹴り5㎝・突き2㎝ / ジュニア 蹴り10㎝・突き5㎝ / カデット以下 蹴り10㎝・突き5㎝

04・足の裏以外が床についた相手に極めた技は1本

05・判定基準 同点先手無しの場合、より高得点技を決めた方が勝ち(2対2の場合 赤中段蹴り・青刻み突きx2の場合、赤の勝ち)

06・分かれてのジェスチャーが完了していないタイミングで出した技は違反とはならない

07・分かれてのジェスチャー完了後の技に副審が旗を上げた場合、主審はやめをかけ「とりません」のジェスチャー(反則は取らない)

08・団体戦は1回戦目、選手全員が揃っていない場合、成立しない(棄権)

09・監査は赤旗は持たずホイッスルのみ

10・規定外の服装(防具)を正す時間、組手2分・形1分

11・負傷時の3分間カウントダウン合図はコート主任

12・赤・青の防具交換カウントダウン合図はコート主任

13・防具違反2分間のカウントダウン合図はコート主任

14・「あとしばらく」の合図ブザー2回

15・副審の旗が無くなりジョイスティック

 

箇条書きですがこんな感じ。

特に大変なのが1の役割の明確化。

シンプルに反則は主審・技は副審が見ますが、今までは場外に出た時の合図は近くの副審が旗でコートを叩いて審判にお知らせしてくれますが、無くなります。

反則について副審の同意を得る必要もなくなり、完全に権限が分かれました。

 

3も練習内容の見直しを迫られます。今までポイントだった距離が今度から取ってもらえません。

 

なにげに4も影響はデカい。

時々見かけますが、中段突きを打つ際に軸足の膝を床につけながら突く選手。

相打ちの場合、1本(3点)取られます。

厳密に足の裏以外、床についてはならないと変更されています。

 

5の場合でも同点でしたら、ここで初めて主審が最終判定を行います。

判定基準は

①戦術

②技術の優位性

 

このケースで密かに責任重大なのが監査。

プレミアリーグ規模のデカい大会ですと、得点技も記録されているのでしょうが生徒たちが出場する大会では監査が記憶するほかありません。(もしくは記計係り)

試合中、主審は監査・副審としかお話出来ませんのでどっちが何の技で得点したか毎試合覚えていないとヤバいことになります。

完全に間違った判定(技や場外の見落とし)をしてしまった場合、プロテスト(異議申し立て)されてしまう可能性さえあります。

 

6は両選手が近間でわちゃわちゃしてる時、主審は手を外側に開き「分かれて」と発します。

この時、両手が完全に開ききったか否かで、出した技が得点か反則かに分かれてしまいます。

主審は、声とジェスチャーのタイミングを揃えないといけませんね。

 

15なんかは世界大会規模ですと出来るんでしょうけど、簡単には普及しないんとちゃうかな。

地味に反則が変更したから、これまでの得点掲示板も変更を迫られます。

 

 

ルールの変化をいち早くキャッチし、それに応じた練習メニューの構築が出来る道場が勝ち残ります。

新ルール、”今”の練習体系

常にアンテナを張りめぐらせ情報収集したいと思います。

 

 

昼食後、実技の時間です。

浪速高校の選手たちがお手伝いに来てくれました。

高校生ともなると、技に入るスピードが速すぎて見えません、、

相打ちともなると判断に困るくらいです。

途中ガチの空手から、絶妙な反則をチョイチョイ挟んでくれるので、いろんなシチュエーションを経験出来ました。(生徒の皆さんありがとう)

掴み・プッシング・無防備・場外・誇張・投げ・不活動なんかです。

 

頭では分かったものの、一瞬一瞬で正しくジャッジ出来るかは場数を踏むしかありません。

午後からも、楽しみながら実技です。

高橋先生がここでも良い具合に緊張を取り払ってくれます。

『多いに間違って結構です』

『盛大に間違ってくれてありがとう!』

『非常に良い失敗事例です!』

 

スルーしがちな、ごまかしの効く?失敗よりもデカいやらかしの方がみんなで共有出来るから。

実際に試合中ストップをかけ、その場その場でアドバイスしてくださいます。

 

さて私の番です。

場外の見落とし、、やらかしました。

すぐさまストップがかかり、注意を受けます。

その見落としで勝敗が左右された場合、最悪のケースとしてプロテストがかかります。

『反則に関して主審は、それだけ責任を背負っています!』

 

頂いたアドバイスは『選手の動きを見ながら先回りすること』

ポジショニングについてでした。

 

出番を終え、後方からエアー主審しながら腕を磨いていました。

(各先生、エアー主審だらけでした)

 

 

それにしても、これだけのことを費用負担ゼロで開催してくれています。

まさに無償の愛を感じずにはいられません。

 

今はコート役員ばかりですが、審判員として空手界に貢献出来ればと思っています。

 

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感謝!

2023-09-30 23:54:00

2023年9月30日(土)喜友名 諒 形セミナー in KOBE @神港学園!

こんにちは!

 

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朝から喜友名選手のセミナーが神港学園で開催されました。

ゆり道場からは1名参加。

勉強を兼ね私も同席させていただきました。

 

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動画で永久保存したいところですが勝手に撮影は出来ませんので、ひとつも聞き漏らすまいとノート片手に集中してきました!

完全なるなぐり書きの空手ノート全5ページ。

これは宝物です。

オリンピック金メダリスト直々のご指導・アドバイスです。

 

 

冒頭での一言です。

今自分が空手が出来る環境、お父さんお母さんが日々頑張っているからこそ、自分は空手が出来るんだという感謝の気持ちを忘れずに頑張ってください。

 

謙虚さ・感謝する気持ち、 心に刺さりました。

 

 

 

さて今回のこのブログ、どこまで書こうか(書いて良いのか)少し迷いました。

自分の道場でのことでは無いし、お金を払ってセミナーに参加した人の気持ちになるとベラベラしゃべるのもなんか違う気がするし。

迷いましたが、いつでも自分が振り返れるように備忘録を兼ねて少しだけ記すことにします。

 

 

すぐにでも使えそうなアドバイスを早速、昼からの道場稽古に持ち帰りました。

自分の突きが一番相手に効くのはどの距離か。

 

これまで突きは、肩甲骨を使い長い突きを意識してきました。(間違ってる訳じゃないよ)

シンプルにどこで、突きを止めればより相手に効かすことが出来るか?

研究に研究を重ねたと仰っていました。

突きの稽古だけでかなり長い時間を費やしました。

 

緊張のほぐし方。

四股立ちの姿勢の整え方。

突きの意識の置き方。

この3つを早速、取り入れてみることに。

どれもシンプル且つ有効的です。

 

教わった2つの緊張のほぐし方で筋肉の強張りを取り除き反応力を高めます。

緊張のほぐし方は、稽古の合間いつでも一人で出来ますし、もうひとつはコートに入る直前に行うと身体の反応力が高まります。

四股立ちの整え方も一人で出来るくらい簡単で効果的なものでした。

 

 

3時間のセミナーの内容は以下のとおり。

ウォーミングアップ

基本(移動式基本)

形(アーナン)

質疑応答

 

 

ウォーミングアップだけで約40分。

アップの目的は身体の中から温めなくてはいけません。

2人1組となり、自分はダッシュを10往復。その間ペア相手はプランクで待機です。

股関節の可動域を広げるアヒル歩き

スクワットジャンプ

ジャンプ & バービー

地面の反動を使ったジャンプ

ダッシュ(これも地面の反動を使います)

腿上げ20回 & ダッシュ

抱え込みジャンプ10回 & ダッシュ

開脚ジャンプ10回

前進しながら開脚ジャンプ

最後は2人1組となり、一人がプランク。

自分はジャンプ → 腕立て伏せ → バービー

これを15回。

喜友名先生の開脚ジャンプもの凄い高さ!

普段の道場でアップに40分はさすがに費やせませんが、ジャンプ系は取り入れてみたいかも。

組手だけかと思ってましたがチャタンのように、ジャンプする形もありますし反射神経が高まるとのこと。

なにより子供のうちは、遊びの中で走る・跳ぶ・投げるで足腰を強くするようにとアドバイスされていました。

 

 

基本です。

どんな選手も伸び悩む時(勝てなくなる)がある。

そんな時、喜友名先生は基本に立ち返っていたそうです。

子供たちは今、基礎を固める時期。

この時期に土台をしっかり固めておき、自分の突き・蹴り・受けに拘りを持ちます。

いつか壁にぶち当たった時、原点に戻りなさいと貴重なアドバイスを送っていました。

 

突きでは、肩のラインをまっすぐに保ち、広背筋を使って突きます。

帯の結び目を正面に向け、突く瞬間に重心を少し下げるイメージとのこと。

突きは腕の力で突くのではなく身体で突きます。(当たるのが拳なだけ)

ペア練習で帯を握った面白い練習方法を教えていただきました。

 

四股立ち

糸東流と比べ、かなり深い立ち方でした。

立ち方が甘いとペラい形になるので自分の思う高さより、もうひとつ落とすようにとアドバイスです。

 

基立ち

歩幅は一足長を保ちます。

なので糸東よりやや狭く両つま先の向きは内を向き正中線を守ります。

前膝は親指のつけ根まで曲げています。

 

移動基本に突入です。

試合前、追い突きの移動基本で身体の締めと突きの確認を行うと言ってました。

身体を締める感覚と腰を浮かさず姿勢を保つことが重要です。

身体に馴染むくらい、しつこく基本を頑張るようにアドバイスしていました。

 

劉衛流独特の移動基本。

まずは継ぎ足。

ポイントは後ろ足の締め。

前足を出したのと同じだけ後ろ足を引きつけます。

鼠径部を締める意識でした。

 

アーナンでおなじみ送り足では、

正中線をずらしながら入る移動基本でした。

腰を浮かさず移動する方法として、送り足を極めた瞬間、腰まわりをパンっと叩いています。

腰を叩くことで重心を沈める意識付けを行うようでした。

 

この移動基本もひたすら長かったです。

 

ほかにも、前屈立ち中段逆突きの固定式基本もみっちり行いました。

とにかく腰が浮かないこと。

深く腰を落とし、一つひとつ丁寧に基本練習を行っていました。

 

 

アーナン

いきなり号令に合わせゆっくり2本アーナンでした。

知ってる前提のセミナー。

私は喜友名先生の一挙手一投足をガン見でしたが、いざ形となると、ちゃんとついてこれてるのか心配でKちゃんをチラ見です。

突貫でしたが、夜練で2回教えといて良かった。

くらいついていました。

大会や審査の無いオフシーズンに気分転換にみんなで自由形を打つのも良いかも知れませんね。

 

基本形・指定形はこれから嫌と言うほど打つんでね。

 

『シンプルに』

『技をごまかさない』

『まだまだ気を残しながら』

ひと挙動、ひと挙動を非常に細かく丁寧に説明してくださいます。

教範読んでもDVD観ても、理解しにくかったある挙動が、今回明確になった部分もありましたし、何をしているのか知った挙動もありました。

大きな収穫があったセミナーでした。

 

あと、何気ない一言でしたが、形は考えながらゆっくりと丁寧にうち、最後全力で打つと言ってましたよ。

 

 

最後は質疑応答でした。

何個くらい答えたでしょう。

10人近く質問したんじゃなかったかな。

 

・緊張のほぐし方

・身体の作り方

・立ち方 ブレの無くし方

・技が止まらない(極まらない)

・セイエンチン 四股立ち切り替えしのコツ

・ニーパイポ 寄足のコツ

・好きな食べ物

・これまで取った金メダルの数

 

丁寧に答えられていました。

 

驚いたのがセイエンチンとニーパイポ。

「間違ってたら指摘して」

と前置きした上で、ニーパイポのひと挙動を披露してくださいました。(一本拳 押え受け / 掬い受け)

もの凄いキレとスピードをこの目に焼き付けました!

ポイントは後ろ足の引きつけでした。

 

セイエンチンの方は、偶然にも道場で取り入れている方法に近いものがありました。

ポイントは2つのタイミング。

軸足を捻るタイミングと前足を踏ん張るタイミングでした。(セーパイでも応用出来ますね)

セイエンチンとニーパイポの競技力を上げる方法をまさか、ここで教わることが出来るとは思ってもみませんでした。

このブログを読んでくださる方にほんの少しシェアします。

 

セミナーの最後はサイン会と記念撮影会に長蛇の列が出来ていました。

このあと、道場あるけどサインほしいので並びました。(ちゃんと間に合ったよ)

 

大人から子供まで、一人ひとりに優しく丁寧に話しかけながらサインと写真撮影まで。

人格者 喜友名諒先生でした。 

 

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2023-07-09 22:45:00

2023年7月9日(日)第3回 神戸市ジュニア指導講習会 @神戸市中央体育館

こんにちは!

 

3度目となるジュニア講習会が、神戸市立中央体育館で行われました。

ゆり道場からは形で2名の生徒が参加!

 

知らない生徒や先生方ばかりで普段とは雰囲気が異なりますので、緊張もするでしょうがやり切った後は達成感が感じることが出来ることでしょう。

ゆりは週1回だけの稽古しかありませんので、チャンスがあれば貪欲に参加してもらいたいと思います。

第1回目と2回目とでは、指導していただく先生方の顔ぶれも若干変化していました。

3回目の今日は、メインの形指導者も違っていました。

やっぱりこのような、合同練習会は目立ってナンボな部分もあります。

気合や返事、キビキビした行動で、やる気マンマンを感じてもらえば、ちょっとしたことでも目にかけてもらえるんじゃないかな。

 

参加したことに満足するだけじゃなく、何か上達するヒントを得てひと回り大きくなって帰ってきてもらえたらと思います。

(修正を受けた部分や教わったことを忘れず、次の道場稽古に活かせるかが重要です)

 

全体で柔軟体操をしたあと、基本に移りました。

 

【固定式基本】

・突き

・上段揚げ受け

・中段横受け

・下段払い

・正面蹴り

・猫足立ち / 手刀受け

・左右前屈立ち / 中段突き

 

 

【形】

 

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ここから形・組手に分かれました。

ゆり生2名とも形でしたので、稽古風景をずっと観ていました。

過去2回とは異なり、各自黙々と自分の世界に入り形稽古に入りました。

 

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約2時間に渡る自主連の中でアドバイスをもらっていたり、挙動の修正が入っているようでした。

 

私は少し距離の離れた場所から見学していたので、具体的な部分は聴き取れませんでしたが指導者の先生方がグルグル回っていて一人ひとりに丁寧に指導してくださいました。

 

入口近くで稽古していた上級生のグループ。

体幹を使って四股立ち移動するハードな稽古をしていました。

初めて知った稽古方法でしたね。

四股立ちのまま跳ばずに体幹を使って前後に突きを極めながら移動基本してました。

他には、瞬間脱力を使った四股立ち突きなんかも。

これは剛柔流の基本稽古が収録されたDVDで同様の稽古方法を観たことがあります。

股関節・膝・足首のロックで四股立ちを極める稽古です。

四股立ちの際、如何に潰れず突きを極めるかの練習でした。

普段とは異なる稽古方法ですので、このような練習会は指導の引き出しを増やす絶好のチャンスです。

今後の参考にしたいと思います。

 

またお隣では、来週神戸で開催される都市間交流大会で神戸市代表に選出された選手の最終調整が行われていました。

さすが代表選手達。

切れ味鋭いシャープな形を披露されていました。

 

ジュニア講習会の生徒たちは後半、見取り稽古していましたね。

上手な選手の形を目の当たりにして、なにか感じたことがあったでしょうか?

自分の形とどこが違うかひとつだけでも自分で気が付くことが出来たら、その人は成長出来ますよ。

・平安五段

・バッサイ大

・ニーパイポ

・泊バッサイ

・松村バッサイ

・チャタンヤラクーシャンクー

・スーパーリンペイ

 

1本打つ毎に先生がアドバイスを送っていましたが、そればっかり聞いていました。

泊バッサイでは、一見何気ない挙動でも意識の持ち方ひとつで見せ方がガラっと変わる、目から鱗のアドバイスを聞くことが出来ました。

 

来週の稽古が待ち遠しいです。

2023-06-26 01:04:00

2023年6月25日(日)第2回 神戸市ジュニア指導講習会 @王子スポーツセンター

こんにちは!

 

今日は、神戸市立王子スポーツセンター剣道場でジュニア講習会でした。

ここはマスターズ練習会で何度か来たことがあり、最後に来たのは2019年の夏頃だったような気がします。

今回も80名程度の参加者で、やや組手の方が多かったかな。それでも十分な広さがあります。

到着した瞬間、寒っ!

冷房ガンガンです。

長丁場なのでこの時点で頭痛確定でした、、

 

ゆりからは、4名参加!

形2名:組手2名

 

普段と違う雰囲気で緊張していた様子でしたが、最後まで頑張っていました。

私は形グループの近くで勉強しました。

いろんな指導方法を間近で見聞きすることで、今後の道場指導に役立たせたい思いから出席しています。

 

他道場の生徒も沢山参加されていますので、組手はいろんな選手と肌を合わせることでたくさん経験を積んでほしいと思います。

 

1:柔軟体操(合同)

2:固定式基本(合同)

3:組手(任意)

4:形(任意)

 

【柔軟体操】

15分程度じっくり時間をかけてストレッチしていました。

意識高い系の選手は、全体稽古開始前に自ら進んでアップしている姿なんかも見受けられました。

 

 

【固定式基本】

・突き

・2本突き

・5本突き

・前屈立ち / 逆突き・上段突き

・平行立ち / 正面蹴り

・前屈ち / 正面蹴り

・基立ち / 前足正面蹴り

・前屈立ち/ 下段払い・逆突き

・四股立ち突き

 

なかでも、前足の正面蹴りは難しかったんではないでしょうか。

軸を移しつつ、抱え足を取らないといけません。

2本(5本)突きも『正確に速く』です。

 

 

【組手】

遠目で眺めていました。

アップはこんな感じ。

・ジョグ

・ジャンプ

・アンクルジャンプ

・ケンケン

・カエル跳びジャンプ

・組手フットワーク

・バックステップ

 

ブザーに合わせてフットワークの中から刻み突きを出しています。

形指導が聞こえないほど、大きな気合の声が道場中に響き渡ります。

 

その後、ペアを組み反応の練習に移っていました。

土曜日の道場稽古と同じ内容でした。

違いがあったのは、上段・中段を使い分けていたり、途中蹴りも交えてましたね。

 

交互の技を出し合ったり、突き蹴りの打ち込みなんかもしてたかな。

仕上げは、試合形式をグルグル回していました。

積極的に自分から相手を見つけ、場数を踏まないといけません。

 

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でも間近で、上手い(強い)選手の動きを見ることが出来ただけでも収穫はあったんじゃないかな。

次の稽古が楽しみです。

 

 

【形】

座学からスタート。

前回に似た質問を出されていました。

形競技で重要な要素は何ですか?

答えは『正確な動作』です。

正確な動作とは、正しい立ち方・突き方・受け方を指します。

技の一つひとつを、論理的に説明されています。

また次の質問では、上手くなるためには何が必要ですか?

答えは二つ。

理解力と想像力です。

 

指導者の説明を正しく理解する能力と、この技は何してるのかな?

と想像力を働かせ理にかなった技を表現する能力です。

 

生徒の成長スピードは、この2つで差がつきます。

頭を使いながら考えて稽古出来る生徒は、成長スピードが強烈に速いですし、

思考せず稽古を繰り返した結果、悪い癖がついてしまい修正するのに時間を要するケースです。

 

また、形競技では『姿勢』・『目線』も同様に大事だと説明されていました。

 

さすがジュニア講習会に参加する生徒達です。

皆真剣な眼差しでしっかり集中出来ていました。

かなり長い時間をかけ、この挙動(技)はなぜこうするのか?

を小さな子供でも分かるような説明で、

・突き

・中段横受け

・上段揚げ受け

・下段払い

・手刀受け

・四股立ち

と説明されていました。

それぞれの技には、理にかなった動き方があります。

審判は技一つひとつを見て、選手が理解して技を出せているかチェックしているとのこと。

カッコ良く極まった形を打てているように見えても、理にかなった動作でないと評価は伸びないと言ってました。

(最短距離や受け手の位置ね)

座学と技の出し方だけで軽く1時間オーバー。

これだけでも多いに収穫があったはず。

 

 

形は基本の組合せ。

 

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後はこれらの事を守りながら、丁寧に集中して形稽古に移りました。

ひたすら数をこなすのではなく、目的意識を高く持ち丁寧に身体に馴染ませることがレベルアップの道だと言えます。

(無意識に100本打つよりも、集中した10本の方が成長出来るよっていう意味ね)

 

 

参加者が増えたジュニア講習会。

次回は7月9日に第3回目が開催されます。

形も組手も収穫が多い講習会です。

修交会大会に向け、参加されてみてはいかがでしょうか。

 

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※形は平安二段・五段が打てるレベルであること、組手は防具フルセット持参です。

2023-05-21 21:49:00

2023年5月21日(日)第1回 神戸市ジュニア指導講習会 @神戸市中央体育館

いつもありがとうざいます!

 

今日は、神戸市空手道連盟主催の練習会が中央体育館で開催されました。

ゆり道場からも一名申し出がありましたので勉強を兼ねて私も同行しました。

参加者数はざっくり80名ちょい。

 

先日の北区大会を経験したからか積極性が芽生えたようで嬉しい限りです。

普段の稽古とはまた違う緊張感を味わったことだと思います。

実際に自分で参加すると決めたと聞きます。

こんな経験はこれから先、きっとプラスになると思います。

 

上達するには真剣に取り組むこととは当然として、やはり稽古量は必要です。

ただ闇雲に数をこなすのではなく基本に忠実に。

たくさんの先生方から多くのことを学び、今後に活かしてもらえたらと思います。

 

小休止明けの集合もダッシュ、返事もハイ!

3時間の練習を、最初から最後まで集中力を切らさずホントに良く頑張っていました!

 

1・ウォーミングアップ

2・基本

3・形 or 組手

 

【ウォーミングアップ】

全員でウォーミングアップです。

アップだけでなんと15分以上!股関節回りを中心に入念に身体を温めていました。

 

 

【基本】

@引き手

開手のまま腕を前に伸ばし片側ずつ引手です。

ゆりでは、突きのコースを認識さすためによく行う方法です。

 

@突き

反動で身体がのけ反らないよう、膝を少し緩め20本突いていました。

 

@前屈立ち 上段突き / 中段逆突き

前屈立ちを緩めず、これを左右行い下半身強化します。

心武館の審査内容と同じですね。

 

@斜め45度 逆突き

10時方向に一本斜めに前屈立ち逆突きを極め、下半身はそのままに突いた手と顔を反対斜めに向け(上半身だけ)2時方向に一気に逆突き!

腰のキレと下半身の連動性を養う稽古方法です。

これは今のゆり生に持ってこい。固定式基本に戻した時、メニューに取り入れたいと思います。

 

@スクワット逆突き

右(左)前屈立ち逆突きから、軸足側にスクワットして逆突き!

これも下半身強化です。下半身の力を上半身に伝える稽古方法。

空手に必要な筋肉を基本稽古の中でつけさせる筋肉痛確定メニューでした。

下半身パンパンちゃうかな。

 

@前屈立ち 正面蹴り

ゆりでは基立ちで正面蹴りを行いますが、今日は前屈立ちです。

頭の高さを変えずに正面蹴りを左右行っていました。

バッサイ大では、基立ち  → 蹴り

ニーパイポでは、前屈立ち → 蹴り

 

 

【形】

 ここから形・組手に分かれて稽古開始です!

 

4:6の割り合いで組手が多い印象を受けましたがR君は形コース!

 

 

ジュニア講習会に出席した生徒を集め、座学から入ります。

稽古の前に、先生から生徒にこんな質問です。

形競技に必要な要素とは何でしょうか?

普段自分が大切に想っていることを生徒達が答えますが、正解は『正しい姿勢』

正しい姿勢とは、立ち方・突き方・受け方・位置を指します。

 

基本に忠実に正しく行わないと減点されていきます。

何となくカタチは分かるけど、、の状態では試合には勝てないと言い切ります。

 

突きひとつ取っても、腰の入った突きとそうでない突きがあります。

今日は、オッと思わせる突き方『逆腰』を教わっていました。

まだ道場で教えてませんので、すぐには出来ないでしょうが方法は理解出来たかな??

他にも、正しい基立ち・前屈立ちなんかです。

かなり熱心に聞いていたので、分かってもらえたと思います。

無意識レベルで出来るまで、ひたすら意識して取組むことが大事です。

基礎的な部分を何となくやってると、悪い癖がつき勝てなくなるんだと思います。

 

中段横受け・上段揚げ受け・下段払い受けも基本通り教わってました。

『脇を締めて、次の準備に最短距離で入る』

『突いた手を動かさず、次の動作に入る』

オーバーな動作も道着を叩く音も必要ありません。

 

次の質問です。

勝つ為に大事な事って何だと思いますか??

これも自分の感じた答えを次々にぶつけます。

気合!

リズム!

キレ!

いろんな答えが次々に出てきますが、誰も正解しません。

 

先生の答えは、

『仮想の敵と戦っているイメージを持つ』でした。

 

要するにこういう事です。

それぞれの挙動は何をしているのか。

何をしてるのか理解していれば、動作に矛盾が生じません。

例えば平安五段。

浮足立ちからの攻防です。

相手の攻撃を受ける前に正中線を無防備で晒していては意味を理解しているとは言えません。

理解するためには、「まず技の名前を知る事から始めよう」でした。

 

例えば平安五段。

これも浮足立ちからの攻防です。

正しく名前を覚えていれば中段公差受けをしますが、中には下段公差受けする人も見受けられます。

 

技の名前を知る

技の意味が理解出来る

何をしてるかを知る(分解)

仮想の敵との攻防が表現出来る

 

審判目線では、

おっ分かってるな!

ああーー分かってないわ、、

の2つに分かれるのだそうです。

 

後半、平安二段と平安五段をとても上手な生徒に演武してもらいながら、ひと挙動ずつ技の名前と意味を考えさせます。

まるで授業のようでしたね。

平安二段の第一挙動。

これは上段打ち落とし。

円を描くように肩の高さで相手の突きを打ち落としていますので、丸みを帯びていなければいけません。

 

長い時間をかけ、一つひとつ丁寧に説明されていて生徒達も真剣でした。

理解できていなければ表現が変わってくると言う事でした。

 

 

小・中のジュニア講習会・神戸市強化選手と同じ空間の中で、それぞれ分かれて稽古されていました。

中学生ともなると自由形も平行して稽古していましたね。

 

パッと見ただけでも、

パープーレン

スーパーリンペイ

チャタンヤラクーシャンクー

アーナン

パイクー

ヘイクー

泊バッサイ

バッサイ大

ニーパイポ

セーパイ

 

一人黙々と剛柔流の形を打つ選手がいてました。

それにしても糸東流だらけでした。

 

最後まで集中力を切らさず頑張りきったR君の形を観てましたが、半日の講習で形が変わってきました。

今日感じたこと・学んだことを無意識レベルで出来る位にまで継続してほしいと思います。

普段の道場稽古でもなく、館主催でもありませんでしたが良く挑戦したと思います。

観ていてレベルアップを感じ取れましたし、収穫ありだったと思います。

 

第2回目は6月25日 神戸市立王子スポーツセンター剣道場とのこと。

ゆりの生徒には自身のレベルアップを図るためにも、貪欲に外の世界を知ってもらいたいと思っています。

 

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