こんにちは!
空手形全集 Vol.7です。収録形は、
1・スーパーリンペイ
2・松風
3・慈允(ジイン)
スーパーリンペイは、那覇手特有の三戦立ちを基本として、四股立ち猫足立ちの連続など挙動がすごく多い形です。四方八方に敵を仮想した攻防や流れるような回し受けがカッコ良いですね。緩急強弱を使い分けるところが大好きな理由です。技と呼吸の呑吐は連動しますが、息吹は立てないように注意が必要です。
最後の孤拳ですが、剛柔は指先を開きませんが、糸東はパッと開きます。
一時期、スーパーリンペイばっかり打ってました。
摩文仁賢和師作の松風は、左技の防御から始まる形が多い中で、右猫足立ち右手刀受けの動作から始まります。
鷺足立ちから開手中段横打ち、中段横払い、押え受けから中段突き、掬い受けから中段突きに移る過程の転身と運足は、打っていて軽快感が得られます。
中段横受けと下段払いを同時に行うジイン。四股立ち中段受け流しでの移動は、ジッテ、ジオンと共通しています。四股立ちから猫足立ちへの転身では軸の移し方が重要です。
こんにちは!
空手形全集 Vol.6です。収録形は、
1・十六(ジュウロク)
2・松村ローハイ
3・十三(セイサン)
4・シソーチン
糸東流流祖・摩文仁賢和創作の形、十六。
昭和16年に創作されたので、「十六」と命名されました。比較的短い形ですが、糸東流の基本として落下、流水、屈伸、転移、反撃の受けの五原則が含まれています。
好きな形です。
松村ローハイは糸東流第2指定形です。
大会では、ニーパイポ を打つ選手がほとんどではないでしょうか。
巻き込みからの鉤突きや鷺足立ちが特徴的です。
立ち方の変化を、大胆且つキレのある素早い動きが求められます。
セイサンは那覇手の形。前半は三戦立ちで進行し、膝関節への足刀蹴りがとてもカッコ良くて、よく打ちます。
最後、回し受けで納めます。
十九(シソーチン)は、セイサン同様那覇手の形です。
開手による受け技が特徴的です。
四本貫手や前腕による横打ち、掌底打ち、肘当て、蹴り等技が盛り沢山です。
会派初段の審査で演武しました。
こんにちは!
空手形全集 Vol.5です。収録形は、
1・ジッテ
2・慈恩(ジオン)
3・五十四歩
ジッテは、ジオン、ジインと同系統のものとして、首里手(糸洲派)に包含されています。軽快なリズム且つダイナミックな動作が特徴です。
珍しい技では、裏受けや平拳打ち落とし、背刀打ち、流し受け、四股立ち移動なんかが出てきます。松濤館流のイメージが強いですね。
ご存じ、松濤館流の第1指定形ジオン。
挙動数は多いですが、基本技で構成されています。猫足立ち中段掻き分けからの中段蹴り、そして中段の連突きです。他にも後屈立ち下段払いや、四股立ち流し受けが特徴的ですね。
ジッテ・ジインとともに結構練習した形です。
首里手(糸洲派)最高峰の形、五十四歩は挙動数が多くとても長い形です。四本貫手からの突き受け、掛け手、流し受け、肘当て等技が豊富で打っていて楽しい形です。
後ろから抱きついてきた敵を前傾して振り払ったり、二の腕受けが出てきたりもします。その二の腕受けですが、お侍さんが着物を着て出歩く時、両袖に手を入れて歩いていたそうです。手を入れた状態でも敵から身を守るために出来た技と聞いた覚えがあります。
最近のトレンドではないのでしょうか。あまり見かけませんね。
こんにちは!
セミナー2つ目は、チャタンヤラクーシャンクーです。
以前は糸東流の多くの女子選手が、決勝戦まで温存する形でしたね。
最近では、パープーレンが人気でしょうか。
この形は、上のお姉ちゃんが小学生の時、館主催の夏合宿で教わりました。
2分を軽く超える長い形を、たった1回の練習で挙動を覚えてくるのですから、凄い集中力だと思います。
我が娘から、何度も教わりなんとか覚えた形です。
ではセミナーの内容に移ります。
よく出てくるキーワードは「下半身から技を出す」と「沈みながら」です。
また長い形なので、どこで息を入れるかが大事になってきます。
例えば、「脇構え」です。気迫は込めますが、すーっと呼吸を整え機敏に正面蹴りです。
「龍の舌構え」でも同様に貫手ですし、「二段蹴り」からの裏拳打ちもそうです。
まず第一挙動、いきなり腰を切り手刀受けです。諸手突きの直前まで、小さく腰を切っています。
説明では、腕だけで技を出すのではなく身体を緩めて全身で技を出すのだそうです。
繰り受けの挙動では、諸岡先生の極めを真似して当時良く練習していたことを覚えています。
諸手突きのあと、後ろに振り向き、左手を後頭部に置きます。
似た形で「公相君大」がありますが、こちらはおでこの前で相手の突きを受けています。
では、なぜチャタンでは後頭部でしょうか。
これは、「髷隠しの構え」と言い後方から敵に髷を掴まれないようにする為です。
今度は、髷隠しの構えから正面蹴りを入れ、下段落とし構えです。この時、股関節は外旋していますが払い受けと同時に締めます。立ち上がると同時に横払いに移行します。
座りながらの払い受けで、しっかり締めることがポイントです。
ジャンプ直前の左足の踏み込みは、大きくしないこと。高さも出ないし、これはかなりの難易度です。
立ち上がって、下段払い→逆突き→手刀受けの挙動も「腰の切り返し」を使います。
この腰の切り返しこそが、諸岡先生の最大の特徴ではないでしょうか。歴代の女子形選手の誰よりも美しい技だと思います。
正面に振り返り、「龍の舌構え」からの貫手です。貫手を引き込み受けに移行しますが、この時軸足で技を合わすとバシッと極まります。
バッサイ大の内受け→中段横受けの時に、軸足で極める感覚と同じですね。
後半、猫足立ちからの肘打ちでは、沈みながら溜めを作るポイントや、後屈立ちの正しい立ち方を説明してくれています。
最後の、猫足立ちで後ろに下がる挙動では、中心軸の移動の仕方を教えてくれています。
これは方向転換が入る形で、応用が効きます。
それにしても美しい形です。
腰の切り返しが上手くなる練習方法を見つけることが必要だと改めて感じました。
皆が憧れるような形が打てる生徒に育てたいな。
こんにちは!
女子形選手の中では、ダントツでNo.1。逆腰の入れ方を勉強したもんです。
2008年の全日本決勝で魅せた宇佐美先生とのチャタン対決が特に印象深いですね。
女性特有のキレ味の鋭さに加え、どこか温かみのある柔らかさが感じられます。
そんな諸岡奈央先生のセミナーの様子です。
独学で覚えようとしていた頃、前半の開手技が速すぎてどうなっているのか良く分からなかった事もあり、このDVDを購入しました。ずっと分からなかった方法は、「逆腰」でした。
かなり高度なテクニックです。スローで説明してくれている内容がこうです。
腰が先に入り、ほんの少し遅れて手がついてくる。
キーワードは「腰を切り戻す」と「逆半身」
DVDを止めて、部分練習に入ってしまいましたね。
泊バッサイの挙動順に、要点を纏めてみたいと思います。
ナイハンチ立ちから、猫足立ちへの後方へ転身する時の体重移動のかけ方や、小さくて速く腰を切る方法を学べます。
スローに動くところで引き付けて、パッとスピーディに動くところのメリハリを説明されています。(第一挙動や一つ目の気合の直前、また中盤にもありますね)
また、どんな形でも共通する事ですが、ひとつの形の中で、山場を意識するようアドバイスされていました。
四股立ちから猫足立ちへ移行する際、スピードの上げ方をDVDではサラッと説明されていますが、これは意識してませんでした。改めてDVDで知る事が出来ました。
足刀蹴りは、外から中へ向って円運動で蹴ると技に重みが増す。
足刀蹴りから、前に出て相手を腕を掴む挙動では、一旦下に沈んでから引き込む魅せ方をレクチャーされています。
沈む(溜める)ことで、タイミングに余裕が出来るので軸足の極めと一致させることが出来ますね。
いろんな人の動画で見比べましたが、やはり諸岡先生の泊バッサイは味があります。
後半、後ろ正面に四股立ち/下段払いをした後、正面に前屈立ち/横払いの挙動がありますが、どちらの技もしっかり速く極めること。
2度目の気合の後の振り返りは、手足を動かす前に目付を先に行うと気迫が伝わる。
逆に手足が先、目付が後だと怖さが足りず、あっさりした印象に変わってしまう。
猫足立ち/諸手突きも沈みながら、軸足に乗せたタイミングで突く。
最後、掛け手の手前、突き / 横受けは、腰と肩を切りながら。
とても難しい形です。