ブログ
チャンピオンセミナー 豊見城あずさ「パイクー」
こんにちは!
およそ1年前に書いたまま放置していたブログです。
特に意味はありませんが、なぜかUPするタイミングを逃しズルズルと残ったままにしていました。
豊見城先生のパイクーセミナーです。
2011年に東京で開催されたセミナーの模様をDVD化しています。
これも教範の挙動順に沿ってポイントを書いてみます。
用意の姿勢1
左手前で両手を重ね、顎の高さで手の平を上に。
親指を第一関節で折り、鼠径部前に拳を降ろします。その時立ち方はナイハンチ立ちから平行立ちへ。
劉衛流の平行立ちは「一足長」
一足長とは、自分の足が縦ひとつ分+横幅ひとつ分と定義されています。
用意の姿勢2
右半身となり劉衛流独特の構えに入ります。
右手は半時計回り、左手は指先を整え頭上へ。
両手のタイミングを合わせ右脇に構えます。
第1挙動
左手を右脇に潜らせ、基立ちとなり霞をかけます。
(基立ちは前膝が親指の付け根にくる程度曲げます)
第2挙動
一足二拳の間合いで中段を2連突きします。
運足は継足します。
第5挙動
後方へ間合いを切ります。
後ろ足 → 前足の順に下がりますが手技を極める瞬間は前足を下げた時。
我慢して我慢して一気に極めます。
何気なくやってましたが、極めの瞬間を説明されていました。
なるほど、力強さが増したような気がしました。
また、後方へ下がるので下っ腹に力を込めることもポイントとのこと。
たったこれだけで、いつもと違う手応えを感じました。
第6挙動
左上段流し受けから右中段突きを四股立ちで極めます。
この時、右つま先は12時方向に向いています。
リズムは「トトン」
前足 → 後ろ足のリズムで2回タップ踏みます。
パイクーでは「流し受け」がたくさん出て来ますが、流し受けの力強さを増す練習方法を紹介されています。
ペア相手にミットを下から持ってもらいミットの上に技を極める練習を伝授されています。
スピードと力強さを上げながら、ビタっと極める練習です。
改めて観て気づいたことですが、技は呼吸が大事ですね。
上手な人は、力感無く演武されています。(極まる瞬間息を吐いています)
今後の道場稽古で取り入れたいと思います。
第7挙動
12時方向から6時方向へ時計と逆回りで転身しますが、豊見城先生はこの転身がとても美しいです。
力強くて流れるような女子選手特有のキレイな転身です。
ずっと謎だったことでしたが、説明してくれていました。
右基立ちから、右足を半時計回りで後ろ正面に向きますが、右足を左足の内腿に重ねた瞬間互いの足で一瞬押し合いっこしシューーっと滑らかに柔らかく回り転身とともに手技を極めています。押し合いっこの時、少し膝を緩めることで柔らかさが増します。
技を極める時、軸足のつま先から上半身に向かってジワっと技を押し出すようにです。(決してシュっとしません)
豊見城先生はこれを、「表現する」と伝えています。
形が大好きな私は、一瞬の緩急や間の取り方、力強さ等を一流選手の形競技から盗もうとしていますが、ほんとに細かいテクニックを知るにはセミナーに勝るものはありません。
このブログを書くにあたり久々に観てますがホントに勉強になります。
転身はいろんな形で出て来ますので、糸東の形で応用出来るように自分が勉強して生徒に繋げていきたいと思います。
第11挙動
前屈立ち / 猿臂 から一本拳で相手の肋骨めがけて貫きますが、両手で「樽」を抱えるようなイメージです。(腕をピンと伸ばさない)
相手の肋骨を貫きますが、前膝に体重をのせて押し貫くイメージです。
第13挙動
四股立ちとなり、山かげからの半打拳です。
(四股立ちは骨盤をひっくり返すと美しいラインが出るとアドバイスされています)
左足前の四股立ちから、半打拳とともにその場で右足を入れ替えます。(タタンのリズム)(半打拳は帯より下にはいきません)
この時の立ち方は、右足つま先が左方向に斜に構えます。(左足は一足長右に斜に構えてます)
糸東で例をあげますと、後屈立ちと同じです。
前足の踵と、後ろ足つま先のラインは縦一直線です。
体育館に引いてある縦のラインテープで練習出来ますね。
更には、中段下段の開手受けを前進しながら繰り返します。
パワーとスピードの見せ所です。
一歩目は右移動足で極め、二歩目は後ろ足で極めます。
第14挙動
暗夜の位です。
後ろ膝は床に着けず、両足は拳2~3程度広げます。
2連突きの後、小指を上に向け下段払い受けしますが剛柔流と同じく軌道は円運動です。
(糸東は最短距離で直線的に切ります)
豊見城先生曰く極めどころがココ。
暗夜の位から立ち上がると同時に正面蹴り ← 極めポイント
前に出て2連突き ←極めポイント
この極めポイントをビタ止まりする練習方法も紹介されていました。
極めが無いと次の技が流れてしまい迫力に欠けてしまいます。
説明が難しいですが、後ろ足の使い方と逆腰です。
第16挙動
一本拳にて蛇行突きです。
一本拳とは、ニーパイポで頻繁に出てくる握り方で人差し指を突き出します。
余談ですが、谷派のセーパイは「中高一本拳」と言い中指を突き出して握る技もあります。
一本拳と書いてますが、劉衛流では鶏口拳と呼びます。握った形が鶏に似ているからでしょうね。
蛇行突きは蛇のようにグニャグニャの軌道で突くのでそう呼んでいます。
縦に手首を返して一本拳で突いています。
蛇行突きの極めは後ろ足です。
超分かりにくい挙動を何度もスローモーションで教えてくれるので助かりますね。優しく指導してくださる先生です。
第20挙動
後ろに振り向きざまに右横蹴りと右手刀受けを同時に繰り出します。
手刀受けとありますが肘を支点に腕を伸ばし引き手を水月前に、引き足を同時に取ります。
蹴った時の姿勢が重要です。
左足に軸を保ちつつ、腰を入れて反ることで力強い蹴りを表現出来ます。
(反らすが押し出しはしない)
蹴った時、軸が後ろに流れると次の挙動が「もっさり」してしまいます。(よっこらしょはダメ)
手も足もスナップ(バネ)で返すとシャープさが増します。
アーナンにも出て来ますので、足刀の美しいラインを作る練習もしないといけませんね。
この挙動もペア練習を紹介されています。
右横蹴り出した瞬間、ペア相手に後ろから押してもらい前方に左足を踏み出しビタっと止まる練習です。
負荷をかけて止まる練習方法でした。
形は、四方八方の敵を仮想して演武します。
転身を行う際、眼前の敵を倒したことを確認(残心)して行えば形に深みが増すとアドバイスされています。
それをメリハリと表現されていました。
残心が無いと淡々と一本調子となりますので、演武しても観る人を引き込めないことを学びました。
まず道場で先生から教範を基に形の挙動を教わります。
競技志向の強い生徒は、競技面の強化(メリハリ等魅せる要素)を図る必要がありますのでセミナーの受講や、DVD鑑賞からインプットしていきます。
(道場によってはセミナーNGもありますので先生に要相談ですが)
その上で、競技者は黙々と自宅や道場で反復練習を重ね自分を高めます。(結局コレが一番大事)
黒帯になった頃には、自分が会得した技術を道場で後輩や仲間に継承していきます。(アウトプット)
そうすることで道場全体のレベルが上がり、教え合う(高め合う)ことを普通の状態にします。
将来の事に目を向けると人に伝えるスキルが身についていたら、その能力は社会に出た時多いに必要とされます。(コミュニケーション能力や言語化能力ね)
ペア練習然り、このセミナーDVDを改めて観てそう強く感じました。
自分ひとりでは決して上手くなれないし、形競技も高め合う仲間が必要だと強く感じました。
まだまだ先の話ですが、インプットとアウトプットが「普通」に出来る道場にしていきたいと思います。
私も生涯学習です。
実戦形プレムアム外伝 生きている指定形 -47回全日本大会より-
こんにちは!
指定形オンリーの、実戦形プレミアムシリーズです。
4大流派の内訳を記します。
女子第一指定形
剛柔流 :5
糸東流 :8
和道流 :0
松濤館流:3
女子第二指定形
剛柔流 :5
糸東流 :8
和道流 :0
松濤館流:3
男子第一指定形
剛柔流 :6
糸東流 :3
和道流 :1
松濤館流:6
男子第二指定形
剛柔流 :6
糸東流 :3
和道流 :1
松濤館流:6
糸東流は22種収録です。
第一指定形は女子選手は全員バッサイ大、男子選手は二人セイエンチンでした。
第二指定形に至っては、全員がニーパイポを選択。
しなやかさと技のキレで勝負する女子選手はやはりバッサイ大の方が向いていると言えるんじゃないでしょうか。
形に重厚感が求められるセイエンチンは男子選手向きかも知れませんね。
全体を通して見せ場がさほど多くなく、キレとスピード感の違いを見せつける挙動は、前後の切り替えししかないセイエンチンは、そこでふらつくと致命的でリスキーな形と感じます。
観る人を飽きさせない極めの強さが無いと難しい形の様に思えます。
第二指定形に至っては、松村ローハイを選択する選手はいませんでした。
やはり鷺足立ちの難しさでしょうか。(ふらつくとお終い)
このDVDを鑑賞するにあたり注目していたのは、演武中の”軸ブレ”。
軸がブレると、上下・左右に目が動きます。
今バッサイ大の第9~14挙動(中段横払い →突き → 横受け)で目の位置をずらさずに打つ練習をしています。
鏡の前に立ち、眉間の位置に記しをつけ(鏡に)上下・左右ずっと動かさず同じ位置にあるように練習しています。
私が理想とする形を打っていたのは、紺屋 沙也乃選手。
無駄な力感の無いキレイなバッサイ大でした。
同じ形でも、間の取り方や見せ場をどこに置くか選手によって異なります。
女子選手でも尾野 真歩選手は、男子選手顔負けのパワフルなバッサイ大を披露されています。
圧倒的なキレとスピードで勝負する清水 希容選手。ニーパイポ最初の四股立ち / 押え受け / 一本拳なんかはダントツのキレでした。
基本に忠実にお手本のような演武をする平林 沙織選手。とても丁寧でしなやかです。
どうしてこんなにフルスピードで技を出してもピタッと止まれるのか興味が尽きません。
とても研究に最適なDVDだと思います。
空手道形教範 第一指定形 Vol.2 糸東・和道 編
こんにちは!
糸東流 (和道流) 第一指定形が収録された教範DVDです。
別で発売されているVol.1は剛柔流と松濤館流です。
基本形と指定形だけで6本に分かれていますので、揃えるのも大変。
道場で生徒に指導する以上、教範に沿って正しい立ち方・技の意味を伝えなくてはなりませんので
私自信が勉強を怠る訳にはいきません。
さて中身の方は、以前のバージョンは長谷川 行光先生でしたがリニューアルされたこのDVDから
長谷川スクール門下生の大木 格先生に変更されています。
この教範の優れているところは、各挙動の中を注意ポイントをひとつずつ、文字と音声で丁寧に説明しているところ。
減点対象となる留意点も数多く含まれています。
分かってたつもりでも、改めて観ると再認識出来ます。
特に猫足立ちや交差立ち等の細かいところなんかは、超重要ポイント。
自信を持って間違いを直すことが出来ます。
首里手:バッサイ大
基本技が集約され攻防技の動作が連続的に組み合わされています。
軽快な動きの中に技の切り返し・強弱の使い方・敏速な極め技の流れが求められます。
蹴りの挙動の意味が分解で正しく理解でき大きな収穫でした。
那覇手:セイエンチン
接近戦を想定したセイエンチン。
蹴り技が無く重厚な動きが特徴です。
演武線は左右対をなし、同一動作が多く呼吸と動作の緩急を一致させます。
重厚な形だけあってスピード感はありませんが、分解を観てみるとそのスピードに驚かされます。
多くの方に、教範の分解を観てもらいたいと思います。
首里手のシャープな形を好む私ですが、形の印象が大きく変わりました。
分解をイメージしたセイエンチンを打てば多くの方を魅了出来るのではないでしょうか。
始めの構え方でも、「肩を十分下げて臍下丹田に力を入れる」とあります。
これは知らなかったこと。
当然ですが勉強になります。
技が止まることなくリズミカルに演武するセイシャン。
後半は前半の応用動作が含まれ立ち方に特徴が出ます。
軽快且つ敏捷な形、チントウ。谷派糸東流にもあります。
原型は同じですが、立ち方・受けが谷派のそれとは和道は大きく異なります。
ベースが同じなので覚えやすいかも知れません。
立ち方の種類も多くその立ち方の変化は、すなわち体位の変化を表しています。
緩急・力の強弱・重心の安定が特に要求される形のひとつです。
とても難しい形です。
将来的に形審判資格を目指すには、他流派の基本形・指定形の勉強も必要です。
勉強に終わりはありませんね。
正に生涯学習です。
生徒には継続する大事さを教えていますので、私自信が模範にならなければいけません。
佐久本嗣男 サマーキャンプ in 志賀高原 「アーナン + パイクー ・ ヘイクー」”ヘイクー”
こんにちは!
佐久本先生と豊見城先生の劉衛流セミナーの模様をDVD化しており今回は兄弟形のヘイクーをシェアします。
第1挙動
上段・下段の2連突き。
狙う位置は「人中」・「金的」です。45°で突くように。
一太刀あびる覚悟で懐に入ります。
第4挙動
3時方向に四股立ちとなり右手で上段受け(左突き同時)
上段受けは何と、肘を直角です。(アルファベットの"L”)
一般的な揚げ受けは手首と肘は45°ですので、これも糸東流では見慣れない受け方です。
パイクーの流し受けは、糸東流の掛け手受けのように相手の手首を掴むようにしますが、ヘイクーの上段受けは拳を握りL型に受けます。
第5挙動
ここも同じL型で上段受け
受けから突きを左右4回前進しながら繰り返しますが、ヘイクーで一番苦労した挙動です。
上段受けした手で間髪入れずに突きを入れますが、佐久本先生は”電光石火”の如くと表現しています。
※パーチューで気合を入れる挙動も”電光石火”と表現されています。
第7挙動
相手の上段突きを左手で流し受けし、自分の右肘を支点にして相手の腕に押し当て引き込みます。
分解を観ましたが、かなり危険なことやってます。
第9挙動
パイクーと比べひと挙動増えます。
鷲掴み → 上げ突き → 正面蹴り → 掌底当て
第11挙動
気合の挙動です。
糸東流の猫足立ちに似た「弁足立ち」となり相手を放り投げます。
四股立ちとなり合わせ突き → 足払い → 下段払い受け
これを正面・後ろ正面に繰り返します。
足払いの分解では、相手が蹴ってきたところを掬い持ち上げています。
※弁足立ちは、剛柔流ではセーパイで出て来ますね。
第14挙動
暗夜の位から、上段揚げ受けと正面蹴りを同時に行い、合わせ突き → 左手でかけ受けしつつ右猿臂(少し前進)
第16挙動
ヘイクーでも最後前屈立ちとなり、天地の位で終わります。
とても短い形ですが、ヘイクーが一番手こずっていたことを覚えています。
※正月休みにこのブログを書いてます。
2023年初稽古はヘイクーでした。
空手道形教範 基本形 Vol.1 基本形一(剛柔) 基本形二(糸東)編
こんにちは!
道場稽古が平安形に突入したこと、将来的な形審判資格の取得に向け四大流派の基本形は正しく理解していないといけない事もありお正月休みに購入しました。
基本形、第一指定形、第二指定形それぞれ2本ずつ発売されていますが、当然のことながら糸東流から揃えました。
似たような挙動で「打ち」と「払い」があり混乱しがちですが、動画ではひと挙動毎に動画を一時停止し、立ち方と技の説明が入りますので教本では流しがちですが、DVDではしっかり理解出来る内容となっています。
また、留意点も詳しく説明されますので大会や審査で正しく演武することが出来るように構成されています。
直線的な技法の糸東流に対し、剛柔流の技は円運動で粘りがあります。
ゲキサイは糸東流の基本形には無い、回し受けと三戦立ちが出て来ますが和道や松濤館と比べ剛柔流は馴染みやすそうな気がします。









