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競技の達人2 ステップワークスとスウィッチ練習編「Iの組手からXの組手へ」
こんにちは!
競技の達人Vol.2 ステップワークスとスウィッチ練習編「Iの組手からXの組手へ」
ステップとスイッチの練習です。
ステップは膝から下を振り子のように動かし前進・後退します。
号令が鳴るとともに、スイッチも織り交ぜ「利き構え」「逆構え」どちらにも対応していきます。
上手く脱力状態になれていれば、前進する際、つま先は膝よりも前に、後退する時は、つま先は膝よりも後ろ側に着地します。
ポイントは床を蹴ってスイッチするのではなく、膝の抜きで行います。
次に、腰を切ってスイッチすると回転方向に力が働き、その時脱力していれば反発するので、その力を利用して逆突きを入れます。
決して腕の力で突かないようにします。
また蹴りへのコンビネーションとしては中段突きの後、引く力を利用して前足で刻み蹴りへ繋げる事も可能です。
ポイントは引手を取った時、軸足に体重を乗せる事です。そうすれば前足がフリーの状態になります。
応用練習1の紹介では、
1つ目の合図:横方向にスイッチ→前進して逆突き
2つ目の合図:逆方向にスイッチ→後退して刻み蹴り
これを箱型に移動を繰り替えしながら練習します。
応用練習2の紹介では、
相手が攻めて来たことを想定して斜め45度(菱型)に間合いを切ります。
1つ目の合図:後ろ斜め45度にスイッチ→後退して刻み蹴り
2つ目の合図:逆方向の後ろ斜め45度にスイッチ→後退して刻み蹴り
3つ目の合図:斜め前45度方向にスイッチ→前進して逆突き
4つ目の合図:逆方向の前斜め45度にスイッチ→前進して逆突き
直線的なIの組手から、上手く間合いを切り攻撃するXの組手です。練習のレパートリーとして面白いと感じました。
キーワードは斜め45度にスイッチです。
ペア練習による斜角スイッチを体に染みこませれば、試合中イニシアチブを握れるのではないでしょうか。
スイッチワークで重要なことは、アウト(外側)のポジショニングです。外側から繰り出す技を身につければ攻撃に幅を持たす事が出来ます。
従来のIの組手では、相手の技と正面衝突する可能性が生じますが、
競技で勝つ為のXの組手では、正中線を外す事が可能です。
理にかなっているのではないでしょうか。
競技の達人1 基本編「脱力とシンクロニゼーション」
こんにちは!
競技の達人のご紹介です。
月井 新先生の組手競技力向上のDVDです。
競技の達人Vol.1 基本編「脱力とシンクロニゼーション」
1巻では月井理論の基礎となる脱力とシンクロニゼーションを中心とした練習メニューを紹介されています。
パワーとスピードを重視した空手では、国際大会において海外の強豪選手に勝てなくなる時代が来ると感じ
空手道の基本を根本から見つめ直し2つの法則を立てられました。
・膝の抜きによる瞬間脱力
・脱力によって可能となる重心の移動
この二つの観点から1巻は構成されています。
脱力による空手を構築出来れば負けない空手が実現できると語られています。
練習では、膝を瞬間的に脱力すると骨盤が前方向にスライドします。落下により、前に出る力を利用して前屈立ちの追い突きを行います。
決して筋力で行うのではなく、脱力した力(前に出る推進力)を利用して極めます。この理屈は移動基本でも当てはまりますね。
大臀筋とハムストリングスの中間部を意識して締めると、後ろ膝が自然に伸びて極めが強くなるようです。
これは知りませんでした。
横移動突きでは、左右片方の膝を横に脱力し反対の足を引き付けて移動します。スキーの「ターン」をする感じですね。
なじみの無い練習方法でしたが、膝の脱力と重心移動を使う事で極めが強くなるトレーニングでした。
次に「斜角突き」斜め45度方向に骨盤をぶつける感覚で突きを出します。腰を回して突くと脇が空き、突きの軌道がカーブを描いてしまいます。
DVDではペアで向かいあい、フルスピードで突きを出していました。
同じ理屈で「斜角回し蹴り」もありました。ペア練習する事で体が流れる事を防止でき軸をまっすぐに保つ練習に繋がります。
かなりレベルが高い練習でしたが。
次に、「シンクロニゼーション」。シンクロをテーマに相手に合わせて技を出す練習方法です。
逆突きや刻み突きの相打ち、ワンツーに合わせる逆突きで反応力を高めます。
注意点が2つあります。
①ゆっくりとしたペースで決して全力は出さない。
②動作を止めない。
ペアとなり、攻め手と受け手、事前に出す技を決めておきます。
攻め手は、フェイントを織り交ぜながら自分のタイミングで技を出します。
受け手は、必ず相打ちのタイミングで同じ技を返します。
応用練習では、攻め手がワンツー・受け手はワンとツーの間を狙ってカウンターを取ります。
こうやってカウンターのタイミングを計るんですね。久々に観ましたが勉強になります。
反応を高める練習方法では、攻め手が前後左右に動き、またフェイントを混ぜながら一瞬胸を開きます。その瞬間受け手は技を仕掛けます。
これも良い練習方法ですね。反応力が劣るとなかなかポイントを奪えませんので必要な練習と言えます。
お手本は、現フィリピンナショナルチーム所属の月井 隼南選手でした。
松久 功チャンピオンセミナー 「蹴り」
こんにちは!
松久 功チャンピオンセミナー
-あと少し、もう少しが実現する!全ての可能性が叶う心技体の作り方-
「蹴り編」
突きと同じで蹴りも、モーションが大きいとどんなに速い蹴り、強い蹴りでも
距離を詰められる・バックステップでかわされる・蹴り足をキャッチされる等、様々な反応をされてしまいます。
練習メニュー①:「上半身を使わない蹴り」
2人1組でペアを組み、お互いの前手を握ります。奥手は自分の襟を掴んだ状態で、交互にスローモーションで中段・上段・裏回しと足を下ろさず蹴りの練習をします。
ここで大事なのが、
①体を開かない(襟を掴む事で上半身の開きを防ぎます)
②しっかりと膝を抱え込む
③抱えた膝は身体の枠の中で動かす
練習メニュー②:「軸足のスライドで蹴る」
これもペアとなり、前膝を上げたタイミングで前方にスライドし、ペア相手はバックステップします。これを交互にリズム良く続け感覚を身につけます。
練習メニュー③:「裏回し蹴り」
蹴り終わりの引き足が大事で、ヌンチャクのイメージです。
練習方法の紹介では、壁に背中をつけ足裏を使って壁をトントンします。
注意するポイントとしては、踵ではなく親指で触れるように行う事です。
もう一つ、蹴り(縦軌道)を膝下を放り出す感じで出し、引き足を横軌道に変化させます。膝下を柔らく使えるとヌンチャクに近づくかと思います。
自在に操れるようになるまで訓練が必要ですね。
練習メニュー④:「サソリ蹴り」
・うつ伏せに寝転がり両手を横に広げます。視線は蹴る方向へ向け、反動をつけて爪先で拳サポを触ります。
・うつ伏せの状態から両肘と両膝をつけ後方へ蹴り込みます。引き足を自分の後頭部めがけて反動をつけて蹴ります。
・ペアで相手の肩を持ち、足を振り子のように動かしお辞儀のしながら爪先で相手に向けてサソリ蹴りの練習をします。
蹴る瞬間に視線は相手に向けること。視線が無ければ、蹴りが強打してしまい反則を取られてしまいますので注意が必要です。
最後に、松久先生のメッセージです。
一流の選手は、休憩の時間を有効に使います。
・体を休める時間
・体をほぐす時間
・習った技を復習する時間
・水分を取る時間
ボケっとしたり、おしゃべりに時間を費やす事はありません。
ヒロタ -黒帯-
こんにちは!
ヒロタの黒帯です。
生地ですが、
左と中央の2本が本絹
右が並帯です。
刺繍色は、左から紫色、緑色、ゴールドです。
紫色はやや深い色味です。遠目から見たら、同系色とも言えるかな。
文字がくっきり浮かびあがってこない感じです。
逆に緑は、すごく映えます。エメラルドグリーンに近くて黒色に緑は合いますね。
締め心地は、やはりしっとりとしていて
硬すぎず柔らかすぎず。
4.5センチ幅でどちらも肉厚です。
右の一本は、上のお姉ちゃんが出身道場の先生からいただいたものです。
柔らかくて締めやすいので、全く解けません。
幅は4センチです。
組手競技では、激しく動きまわるので、
解けにくい帯が良いでしょうね。
おっと、前回の「東海堂」で触れそこねましたが、先に帯の生地に刺繍を入れて縫い上げますので裏面へ刺繍は出ません。(裏抜けなし)
2022年3月13日(日) 第1回心武館特別練習会 @明石勤労福祉会館
こんにちは!
昨日は、お昼から選手育成講習会に指導者として出席しました。
可能な限りの対策を施し、無事開催することが出来ました。
6つの道場から50名ちょいだったでしょうか、たくさん集まりました。
形・組手を自由に選択でき、6:4の割合で組手に人が集まっていた印象を受けました。
私は、形の部初級コースを担当。
顔と名前が一致しない、やりにくさを感じながらも最後まで生徒とともに頑張りました。
固定式基本と四股立ち・猫足立ちの移動を注意点を伝えながらみっちり。
最後は、平安二段を何度も何度も繰り返しみんな最後まで頑張りました。







