こんにちは!
久々の形DVDです。
糸東流は、全空連が認定する得意形リストだけでも44種類あります。
このシリーズは全8巻で構成されており、30種類の形が収録されています。
第1巻は、
1・平安初段
2・平安二段
3・平安三段
4・平安四段
5・平安五段
正面・横・上・後方とカメラアングルが豊富なので、本気で形を勉強したい方には最適な教材です。
写真からでは伝わりにくい挙動間の動作なんかも映像の方が丸分かりです。
更に形の分解と解説付きです。
形を覚えたい生徒、道場で指導する側の人どちらにとっても最高です。
沢山ではありませんが、間違ってはいけない注意点がピンポイントで解説されていたり、分解に至っては全挙動紹介されています。
スローモーションの分解では、なるほど!そういう事ねって感じですし、フルスピードの分解はやはり迫力があります。
このシリーズで随分形を覚えましたが、分解の勉強は手つかずなので基本形から勉強しないといけませんね。
こんにちは!
競技の達人Vol.8 「高速中段突き編」
捨て身の覚悟で相手の懐に飛び込む中段突き。
組手競技の醍醐味ですね!
競技において、間合いは年々遠くなってきています。攻撃に入る際の間合いをどう詰めていくかが中段突きのポイントと言えます。
中段突きをよりキレのある突きへと進化させ、更に間合いの詰め方を解決する方法がサイドステップにあります。
サイドステップを使うことで中段突きという何気ない技が、相手が反応出来ない「高速中段突き」に進化すると説明されています。
まず、サイドステップ前の準備運動です。
①:平行立ち程度に足を広げ、横にカニ移動です。歩幅は一定に保ち膝の抜きで行うこと。床を蹴って入ると膝が突っ張ってしまいます。
②:サイドランに4拍子のリズムで移動します。1,2,3でジャンプし、4で横にサイドランします。移動時はバランスに注意です。
③:前方に向かってジグザグにサイドランします。(スキーのスラロームみたいな感じです)
④:1,2,3,で軽くリズムを取り、4のタイミングで横に思い切り腰を切り中段逆突きを入れます。
上記を軸足の寄せを使うことで2ステップの応用にも繋げれます。
3人で練習する際に丁度良いと思います。左右に距離と開けて立ってもらい、サイドステップ(2ステップ)連続して左右に技を繰り出します。
詰まったりしないよう、距離感を養わなければいけません。
更には、3ステップも紹介されています。
1歩、2歩と進行方向の膝を抜き、勢いを殺さず3歩目で技を出します。
かなり距離を稼げる印象を受けましたが、リズム感が悪いと上手く極まりません。
3ステップは、2度ステップすることで相手に意図的に反応させます。その結果、相手は反応が遅れます。
リズム感を磨き膝の抜きで入れば、スピードに乗った技が出せますよといった内容でした。
こんにちは!
松宮で空手教室を開いたからでしょうか?休日に早起きする習慣がつきました。
今朝もお姉ちゃんを送り届け、すかさず洗車です。まだまだ時間に余裕があるので愛犬の予防接種のため動物病院にも。
まったりとした時間が流れています。
さて本日は、桜の宮小学校です。
初日なので、少々早く学校へ向かいました。
ちょっと、バタつきましたが体育館入りです。
体育館入りして、真っ先にしたこと。コンパス片手に神棚を祀る方角探しです。(神棚はありませんが)
次に、道場訓を全員で唱和。少しずつ道場らしくなってきました。
皆で柔軟体操をし、広い道場を動的ストレッチを交えジョグです。
半回転ダッシュと仰向け(うつ伏せ)ダッシュで、徐々に身体を温めます。
軽く動けるようになったら、サーキットトレーニングです!
道場が広いので連続でいろんなことが出来ますね!
シャッフルで駆け抜けたあと、ハードルを連続ジャンプで跳躍力をつけます。最後は勢いを落とさずマーカーをサイドステップ!
子供達の体力を様子見しながら、休憩を多めに取りつつアジリティ強化します。
ここからは、固定式基本です。上段揚げ受け・中段受け・下段払いです。私の指導方法は生徒に会話形式で質問をどんどんぶつけます。
会話の中で理解力を確認しますが、技の注意点や空手の用語を答えられるようになってきています。
頭で理解出来たら、今度は身体が自然と覚えられる様になるまで反復練習あるのみです。
次に、正面蹴りです。今日はアプローチを少し変えました。まず膝を上げるところから練習です。膝への意識が足りないと空手の蹴りには近づきません。
膝あげで感触を得た後、実際に蹴ってみます。それでも膝が上がらない場合、おそらく「股関節のつまり」が原因です。今日やったように座って片足を8の字に振ると効果が得られます。
するとどうでしょう?先程よりも良くなってきました!
最後は、きつい前屈立ちからの突きです。生徒には今回も伝えましたが、しんどい時に自分に負けずどれだけ頑張れるかです。
歯を食いしばりながら、時には辛くて涙を流しながら、そんなきつい稽古にも頑張ってついて来てほしいと思います。
稽古終了後、管理人さんと今後の打合せ。
ささっと済ませたあとに、サプライズが2つです。
なんとっ! 土曜日の13時から17時の4時間も利用可能とのこと!通常稽古以外にプラス2時間もあれば、いろんな事が出来ますね!
私自身の稽古時間も取れます。
たくさん動画を撮り溜める事も出来ます。
生徒の自主練の場にも活用出来ます。
段級審査や大会前の特別練習も有りです。
未就学児向け空手体験教室の定期開催も可能です。(今日、年中さんが来てくれました!是非体験会にもお越しください!)
初級・中級・上級と細かくクラスを分けての練習も有りです。
パパさんママさんを対象とした、ゆるーい健康空手なんかも!
それともうひとつ!
チラシを学校で生徒一人ひとりに配布してくれることになりました。
担任の先生から、配っていただけるようです。
沢山生徒が増えて賑やかな道場になりますように!
こんにちは!
競技の達人Vol.7 振り子蹴法編
日々進化する空手の技術。空手も縦回転の蹴りが使われ始めています。
一見高度に見える縦回転の蹴りですが、コツさえ掴めば誰でも出来る(ようです)
第7巻では振り子蹴法での縦蹴りを解説されており、縦蹴りに必要な動きを様々なエクササイズで学ぶことが出来るように構成されています。キーワードは上半身の使い方と足のリラックスです。
肩甲骨の準備運動
①肘を伸ばした四つん這いの体勢から、肩甲骨を伸び縮みさせます
②仰向けに寝た状態から、肩甲骨だけを使って身体を移動させます
逆突きを出す時、腰を切りますが肩甲骨を柔らかく使えるようになると、より長い突きが繰り出せます。
股関節の準備運動
①股関節を真横に上げて外側から内側に回し進みます
②股関節を大きく内側から外側へ回し進みます
振り子蹴法である縦蹴りをマスターするには、足を振り子のように使う感覚を養わなければいけません。
次に、足をふる様々な運動の紹介です。
振り子ステップ
①垂直に振る
膝と足首を曲げず、足をまっすぐに振り上げつま先が天井へ向くように蹴ります。
コツは上半身を柔らかく使い、足だけで蹴らないこと。また頭が動かさないように注意します。
②内から外
足をまっすぐに振り上げ、内から外へ大きく振り上げます。
コツはつま先で大きな円を描くように蹴ります。
③2ステップ
1で膝を深く曲げ、踵をお尻のあたりにまで持っていきます。
2で膝を自然に伸ばして下ろします。
④3ステップ
1で膝を深く曲げ、踵をお尻のあたりにまで持っていきます。
2で膝を自然に伸ばして下ろします。
3で股関節を内側に回転させ足の裏を手でタッチします(右足は左手 / 左足は右手)
⑤4ステップ
1で膝を深く曲げ、踵をお尻のあたりにまで持っていきます。
2で膝を自然に伸ばして下ろします。
3で股関節を内側に回転させ足の裏を手でタッチします(右足は左手 / 左足は右手)
4で股関節を外側に回転させ足の裏を手でタッチします(右足は右手 / 左足は左手)
⑥5ステップ
1で膝を深く曲げ、踵をお尻のあたりにまで持っていきます。
2で膝を自然に伸ばして下ろします。
3で股関節を内側に回転させ足の裏を手でタッチします(右足は左手 / 左足は右手)
4で股関節を外側に回転させ足の裏を手でタッチします(右足は右手 / 左足は左手)
5で股関節をもう一度内側に回転させ軸足の後ろで足の裏を手でタッチします(右足は左手 / 左足は右手)
次に縦蹴りに有効なエクササイズです。
①縦に8の字を描く
座った状態で片方の足を曲げずに伸ばします。この状態で伸ばした方の足で大きく縦に8の字を描くように動かします。(足は曲げずに真っすぐに)
一方、曲げている方の足は、描く方の足に合わせて動かします。(上に移動する時は踵を浮かし、下に降りて来た時はつま先を浮かします)踵の上下動を入れることで、腰の使い方が連動するようです。
②横に8の字を描く
座った状態で片方の足を曲げずに伸ばします。この状態で伸ばした方の足で大きく横に8の字を描くように動かします。(足は曲げずに真っすぐに)
一方、曲げている方の足は、描く方の足に合わせて動かします。(描く方の足が外側に向かう時は踵を浮かし、足先が内側に向かう時は、つま先を浮かします)
足を振って軸足を移動させたあと、軸足を180度回転させて蹴り足の軌道を変え真上から蹴りを振り落とせるようになっているはずです。
縦回転の蹴りは遠い距離を一気に詰め、通常の上段蹴りよりも高い位置から蹴りを落とす事が出来ます。
試合で極めるには、足首のスナップを効かせて寸前で止めれるようにコントロール出来なければいけませんね。(高度なテクニックです)
こんにちは!
競技の達人Vol.6 「二軸基本練習編」
第6巻は、二軸の身体操作による基本の練習法です。
技は中心軸で練り、二軸を使います。二軸を使えば驚くほどのスピードとパワーば生まれると説明されています。
二軸に欠かす事の出来ない急速落下の練習方法の紹介です。
1㌔程度のダンベル(1リットルのペットボトル)を両手に水平に持ち、股関節の抜きでスッとしゃがみます。
その時、ダンベルが一瞬宙に浮きます。20回程度繰り返し瞬間脱力の感覚を掴みます。
身体が前傾しないように注意が必要です。
応用として、急速落下と同時に水平に持ったダンベルを頭の上に持ち上げます。落下によって腕が伸びるイメージで行います。
二軸の本質は「追い突き」の中に隠されています。
練習方法をご紹介します。
まず基本立ちとなります。(各20回程度)
①:号令とともに、瞬間的に「前膝・股関節」を抜いて全体重を落とす練習を行います。
②:①にプラスして、「逆突き」を入れます。
③:①にプラスして、「後ろ足」を寄せます。
④:①、②、③を同時に行います。
移動基本にも応用が効きますね。抜きの感覚が掴めたら、楽に速く極めれます。(形にも活かされます)
次に、二軸ステップの練習です。
二軸を駆使する事で素早い重心移動が可能となります。まずはラインを使ったステップ練習で俊敏性を養います。
ラインの片側に両足を揃えて置き、細かくジグザグにステップしながら前進します。
膝を突っ張らずに、逆に抜くことを心掛けなければいけません。
ラダートレーニングのクロスカントリーですね。他にもシャッフルも取り入れていました。
片足移動では、面白い練習方法がありました。
片足で立ち、浮かせる足は前に置かずに身体の後ろに置きます。そこから軸足の股関節の抜きに合わせ片足逆突きを行います。
その際、立った時の姿勢がもっとも大切です。骨盤が後傾していると股関節が抜きづらいばかりか重心が崩れてしまうので威力のある突きを放てません。
若干ですが前傾していると股関節が抜きやすくなります。
次に片足での追い突きです。
片足で立った状態から股関節を抜きながら前進して浮かせている足を前に着地させます。
今度は軸足だった足を浮かせて連続して前に進み追い突きを入れます。
ポイントは沈みながら前進することでスピードが増します。
慣れてくると、踏み込んだ足が前方へ遠くまで飛ばせるようになるようで、組手競技では遠間から一気に距離を稼げます。
理にかなった練習だと感じました。
後ろ足で蹴って入るよりも、前足(股関節)の抜きの方がスピードも距離も出ることが分かりました。
組手の技では、股関節の外旋を使った「ジグザグ突き」や「らせん突き」が紹介されています。
説明が難しい為、細かい部分が割愛しますが、「外から内」「内から外」で技に移ります。
相手が予想出来ない動きを取り入れることで、自分のリズムで組手ができ、結果勝率が増すのではないでしょか。