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松久 功チャンピオンセミナー「ストレッチ・ウォーミングUP」
こんにちは!
松久 功チャンピオンセミナー
-あと少し、もう少しが実現する!全ての可能性が叶う心技体の作り方-
「ストレッチ・ウォーミングアップ」
なんと、収録時間は220分!
なので、アップ・突き・蹴りの3回に分けてご紹介します。
1回目はストレッチ・ウォーミングアップ編です。これだけで70分です。
長い突きを繰り出すためのストレッチです。
肩を回す動作では、手だけで腕を回していては鎖骨は動かないので肩甲骨から大きく回します。
水泳の「クロール」をする動作で前方に腕を出す時に親指を下に向けると、肩甲骨が開きます。
もうひとつは、手の甲と両肘を胸の前で重ねて、反動で肩甲骨どうしを背中でくっつけるイメージで伸ばします。
しなやかな蹴りをだすには、股関節とハムストリングスが柔らかくなくてはいけません。
ハムストリングスを緩めるには、ナイハンチ立ちになり、鼠径部に手刀を当て(コマネチのポーズ)そのままお尻だけ後方に押し出します。この時状態は猫背にならず姿勢良く。これを20回ほど反動をつけながら行うだけで、明らかに前屈が伸びます。
これは私も良く道場でやりますが、凄い効果がありますので是非試してください。ビフォーアフターを写真や動画で残しておくと、より違いを感じられると思います。
体の使い方や体の役割を理解した上でストレッチをすれば効果が上がるとアドバイスされていました。
また松久先生は世界大会前に、それまで意識していなかった足首の強化を図りジャンプ力(前に飛び出す勢い)が上がったようです。
上半身は脱力する為、あえて腕組をしながら足首だけでフットワークをします。
ここで意識するポイントは、頭の高さや目の高さを変えない事と左右の足を同じ動きにすることです。
足のステップが揃っていれば、相手が踏み込んできても反応出来ますが、ステップが2挙動になると片足が着地したタイミングでは反応が一手遅れるとのことです。
足首を強化すれば飛距離が変わったとも言われていました。
最後に、松久先生の言葉です。
試合の準備は練習。
練習の準備はストレッチやウォーミングアップです。
一流たる選手は一つひとつの準備をきっちり行います。
準備をしっかりしていれば、「絶対負けへん」って気持ちになれます。
【糸東会】糸東流空手形全集 第4巻
古川哲也のチャンピオンセミナー -形は骨で極める!- 立ち方(四股立ち)と移動のコツ
こんにちは!
剛柔流の古川 哲也先生のセミナーの模様が収録されています。
内容の方は、セーパイ・クルルンファ・スーパーリンペイのコツを伝授されており、なんと200分超えのビッグボリュームです。
3つの形に共通する、体の使い方の説明からスタートされています。
なので今日は、立ち方(四股立ち)と移動のコツについて触れてみたいと思います。
四股立ちで一番意識するところは、「膝を張る」ことではないでしょうか。私もストイックに歯を食いしばって辛抱しています。
ところがどうでしょう。古川先生曰く、四股立ちは膝を張る意識だと体が振られてしまうそうです。(形の最中です)
その理屈ですが、下半身の中間部分の膝の張りだけを意識していても、胴体に近い足の付け根(鼠径部)と足先(足首)がゆらゆらしていては、形は極まらないのだそうです。
形は骨で極める!のテーマの如く、ジョイント部をロックすることで、どっしりとした立ち方になるそうです。
これだけでは、まだ不十分なようで「太ももの裏側で立ち方を支える」と安定感が増すそうです。
この理屈を糸東流のセイエンチンに置き換えてみたところ、 全体を通してゆっくりなスピードの中で、唯一スピードUPする挙動がなんと四股立ちにあります。
(金的打ち→下段払い)・(上げ突き/裏拳/下段払い→下段払い)
見せ所でふらつくと競技空手では致命的です。ジョイント部のロックが出来るようになれば、ビクともしない四股立ちになるのでしょうね。
重厚な形を好む選手にとって、学びの多い内容ではないでしょうか。
他にも腰のキレの磨き方の説明もありました。
(左右斜め45度に前屈立ち逆突き)
切り替えしはつま先スタートではなくギリギリ限界まで腰を捻り、つま先の開放と突きのタイミングを一致させていました。
次に、高低差のある移動の説明です。(例:平行立ちから四股立ち)
①内股と内股を寄せて四股立ちの高さとなりながら移動して極める
②移動足では無く、軸足で極める
極めや移動のコツを惜しみなく伝授されています。
新しい気づきを得たDVDです。
【糸東会】糸東流空手形全集 第3巻
チャンピオンセミナー 豊見城あずさ 「アーナン」
こんにちは!
2010年2月に東京で開催された豊見城あずさ先生の、アーナンセミナーの様子です。
劉衛流のアーナン。カッコ良いですね。購入当初はDVDを見ては止め、見ては止め自宅で何度も稽古していました。
おかげでこのDVDの中身のポイントは頭に入ってます。
集中してたら覚えれるもんですね。まだ忘れてません。
内容の方は、競技で見かけるアーナンというよりも基本に忠実なアーナンといった感じだと思います。私見ですが、前半の継ぎ足と送り足の解説では、
大会で選手が打つアーナンと比べあっさりとした印象です。
劉衛流の立ち方の特徴は、基立ちは前膝頭が親指の位置まで曲げます。糸東よりも少し深い感じです。
四股立ちも、つま先の向きが劉衛流は独特でアーナンの攻撃は全て開手による掌底です。
セミナーのDVDは、ほんとに勉強出来ます。立ち方、守るべきポイント、分かりにくいところ、意味不明(挙動)なところを丁寧にレクチャーしてくれます。
選手にとっては形の本質が分かると、試合において表現の仕方が変わってくるのでは無いでしょうか。