こんにちは!
空手形全集 Vol.3です。収録形は、
1・公相君大(コウソウクン ダイ)
2・公相君小(コウソウクン ショウ)
3・四方公相君(シホウ コウソウクン)
4・鎮東(チントウ)
4つとも首里手の形で構成されています。 キレ良く動くことは出来ませんが、当時熱心に練習していましたので今でも身体がしっかりと覚えています。
公相君(コウソウクン)という名称は、この形を伝えた支那の武官、公相君(クーサンクー)の名に由来するとされています。
四方公相君は首里手の糸洲安恒先生から、流祖・摩文仁賢和先生に伝授されています。
四方八方からの敵を仮想して、多方面からの様々な攻撃を捌き、受けて反撃するもので変化に富んでいます。
公相君シリーズはジャンプする挙動が含まれていますが、糸東会では飛びません。(谷派は飛びますが)
鎮東(チントウ)は、和道流の第一指定形のイメージが強いのではないでしょうか。松濤館流では、岩鶴(ガンカク)と呼びます。流派が違えば名称も異なりますし、更には立ち方までも変わります。理由は、伝承された人の受け取り方(解釈の違い)だそうです。なのでどれも「正解」と聞いたことがあります。 ※全空連指定形はひとつです。
後半、片足立ちでの攻防、体軸も回転による技法の変化等、随所に難度の高い技が数多く含まれています。
軽快で敏捷な動きと技の緩急・力の強弱・加えて重心の安定が特に求められる難しい形です。
こんにちは!
競技の達人Vol.9 「足払いと中段蹴り編」
足払いは小学生の間は反則ですが、DVDで紹介されていますので触れてみます。
蹴りや足払いは力任せで出していては、相手にケガをさせてしまいます。また正面から強引に入ってはカウンターの餌食になります。
効率的にこれらの技を出すための、身体操作の基礎を紹介します。
足払いの基本は、股関節の外旋で軸足をスライドさせ足を飛ばします。
2人1組で股関節運動を行うエクササイズを紹介します。
1-1:お互い向かい合い、前屈立ち逆突きの構えから手を繋ぎます。
1-2:腰を切って後屈立ちとなり、突いていた手を引き、引いていた手を出します。
1-3:再び腰を切って前屈立ちになり逆突きの構えに戻ります。
これをイチの号令で、後屈立ち。二の号令で前屈立ちに戻ります。
応用ですが、イチの号令で後屈立ち→前屈立ちと連続で2回腰を切ります。
一人で出来る、前屈立ち↔後屈立ちのエクササイズです。「腰のキレが磨かれますのでお勧め」
1-1:前屈立ち / 下段払い
1-2:後屈立ち / 裏拳打ち
1-3:前屈立ち / 逆突き
2-1: 前屈立ち / 中段横受け
2-2: 前屈立ち / 刻み突き
2-3: 前屈立ち / 逆突き
3-1: 前屈立ち / 上段揚げ受け
3-2: 前屈立ち / 逆突き
3-3: 後屈立ち / 刻み突き
これは形グループで練習する際、良くやってましたね。
次は組手前のアップです。
①:片足を上げたまま連続蹴りで前に進みます。当然股関節の外旋で行うので軸足のつま先は後ろ向きです。
②:前足を上げたまま軸足の股関節を内外旋です。(上体は動かさないように)
股関節の内外旋に加えて、足払いと中段蹴りに必要な要素は、スイッチです。
両足を自由にスイッチすることで、軸足のスライドと足払いや蹴りを同時に行う事が出来ます。
では次に、股関節、膝、足首を抜くために足を交差させるエクササイズの紹介です。
「1」ラインを使ったステップ練習
1-1:ラインを跨いで横向きに立ちます
1-2:左右の足を入れ替えながら進みます
1-3:1-2の動作にプラス逆突きを加えます
2-1:ラインを跨いで正面を向き足を素早く公差させて進みます
※ステップは細かく速く。
※つま先は外を向くように着地する
ラインを跨ぎながら連続蹴りの練習です。(2人1組)
①:パートナーに拳サポを中段の高さに揃えてもらい、連続で蹴ります。
ポイントは、出来るだけ足が床に着いている時間を短くすることです。(空中に身体が浮いている感じ)
②:パートナーに拳サポを肩幅に構えてもらい、軸足を横にスライドさせて中段回し蹴りです。
③:②と同じ要領で上段回し蹴りです。
ポイントは、蹴りが極まった瞬間に身体が正面を向かないことです。
④:パートナーに低い位置で拳サポを構えてもらい、後屈立ちで足を飛ばしながら蹴ります。
ポイントは足払いの時、軸足がラインの外側に出ることです。
足払いは、ただ強く払ってしまうと対戦相手にケガをさせてしまう恐れがあります。ここでは効果的な足払いの方法が紹介されています。
足払いの原則です。
足を払おうとして、隙を作っては元も子もありません。危険を冒さずに足を払うには、相手の正面にたたないことです。
まず相手と向かい合い、自分の前足と、相手の後ろ足
自分の後ろ足と、相手の前足を結ぶ2本のラインの上に立ちます。
①前足で足払い:前足で払うと同時に、後ろ足を前足のラインにスライド。
②後ろ足で足払い:後ろ足で払うと同時に、前足を後ろ足のラインに乗り換えます。
軸足を乗り換えれば、相手の正面に身体を晒すことが無くなります。
足払いは、相手にダメージを与えてはいけません。そのためには相手の足を横から擦り上げるようにして払います。足裏では無く足の甲で払います。
足払いのパターン練習です。
①:前足で相手の前足を内側から足払い
ポイント:構えを絶対に下げないことです。
②:後ろ足で相手の前足を外側から足払い
ポイント:真横を向く位腰を切ることです。
③:前足で相手の前足を外側から足払い
ポイント:自分の腰を相手の腰にぶつけるように入ります。
④:後ろ足で相手の前足を内側から足払い
ポイント:相手の内側に入るのでカウンターに気をつける必要があります。
⑤:蹴りを意識させて足払い (後ろ足で相手の前足を外側から)
ポイント:膝を高く掻い込み、足を下ろしながら足払いをします
次に足払いからのコンビネーションです
①:前足払い ↛ 刻み突き (相手の前足を外側から)
ポイント:払った足が床に着地する前に、突きが極まるようにする
②:前足払い → 中段逆突き (相手の前足を外側から)
ポイント:前拳で相手をけん制しながら入ります
③:後ろ足払い → 刻み突き (相手の前足を外側から)
ポイント:足を振り回さずに最短距離で払えるように心がけます
④:後ろ足払い → 中段逆突き (相手の前足を外側から)
ポイント:相手の前拳を抑えながら入るとカウンターをもらいません。
突きからの足払い、カウンターの足払い、足払いからの上段蹴り、蹴りからの足払い等たくさん紹介されています。
こんにちは!
本日の稽古は、道場生の大半が学級閉鎖のためお休み!
穴埋めは来週以降、皆さんのご都合や生徒の体力と照し合せ通常稽古後に延長稽古したいと思います。
せっかく17時まで体育館を利用出来ますので、ここは有効活用です。
そんな中、本日から正式入会された男の子と、新たに体験に来られた3人の計4人で稽古開始!
学校でチラシを配布してもらった効果です。こうやって体験会にお越しいただき感謝、感謝です。
さて、本日のメニューです。
いつものように体育館をグルグルとジョグ、動的ストレッチです。
次は静的ストレッチで入念に身体を伸ばします。
せっかくの体験会でケガしてはいけません。
フレッシュな顔ぶれでラダーです!
おそらく初めてであろうラダーですが、のみ込みが早い!
なんとなく形になっていきます。
いつものメンバーには、まだ教えていない動きをちょくちょく挟みますが、出来るではありませんかっ!
クイックラン
ラテラル
グーパー
スタックアウト
シャッフル
クロスカントリー
カリオカ
ラテラル2イン2アウト
ひと通り出来るようになれば、後ろ向きにもチャレンジ!
この時点で脳神経を刺激しまくりです。
ラダーの途中、水分補給を取りますが、ひと口飲んだあと、すぐに戻ってラダーの自主トレ状態です。
これには感心しました。早く動きを身体に染み込ませたいのでしょう。ナイス向上心!
ここで一本の電話が。
チラシをご覧になられた方から、連絡をいただきこれからお越しいただくことに。
驚きました!
一人かなと思っていたところ、何人だったでしょうか7人前後、子供達が来てくれました。
チラシ効果絶大です!
アジリティや突き・蹴りだけが空手ではありません。
たとえ体験とはいえ、縁があってゆり道場に来て頂いています。
武道が持つ礼節も教えなくてはいけません。
座礼・立礼を皆で、繰り返し繰り返し行い、次は固定式基本です。
突きの後は、蹴りを練習です。正面蹴りと回し蹴り。
今日は、的の大きいビッグミットの出番です。お姉ちゃん先生にお手本を見せてもらった後は、みんなでキック・パンチ!
空手って楽しい! またやりたい!
そう感じていただけましたら、ご連絡をお待ちしております。
ゆり道場で心と身体を鍛えよう!
こんにちは!
空手形全集 Vol.2です。収録形は、
1・ナイファンチ(初段)
2・バッサイ大
3・セイエンチン
糸東流の開祖である摩文仁 賢和先生は、首里手の糸洲 安恒先生、那覇手の東恩納 寛量先生の両者を師事し、恩師である両者より一文字ずつ取り、糸東流と名付けられました。
バッサイ大は首里手、セイエンチンは那覇手の代表的な形と言えます。
タイプが大きく異なるこの2つの形は、糸東流の第1指定形です。
バッサイ大は、軽快な動きの中に技の切り返し・強弱の使い方・敏速な極め技等の流れが求められます。流れるような掛け手受けがお気に入りで、一番打ち込んだ形です。
公認初段の審査で演武しました。
一方セイエンチンは、接近戦法が数多く組み合わされ、蹴り技が無く重厚な動きが特徴的です。演武線は左右対をなし、同一の動作が多く、呼吸と動作の緩急を一致させなくてはいけません。公認二段の審査で演武しました。
ナイファンチ初段(ナイハンチとも呼びます)は鍛錬形として、和道流で馴染み深い印象です。
形の中でナイハンチ立ちが出てくるのは「ナイハンチ」・「鎮定」(谷派)以外、残念ながら私は知りません。
演武線は横移動のみで受け・攻撃ともに終始ナイハンチ立ちです。
相手に対して、横向きで攻撃すると言うことは、正中線を守りながら、、という意味でしょうか。
演武する際のポイントとしては、移動時も腰の高さが常に一定であることです。
ナイハンチ立ちの状態で上半身のみを捻ることで、手・足・腰の鍛錬を目的としています。
こんにちは!
今日も元気に空手です。稽古開始前に大事なお話をひとつだけ。
「よく見る・よく聞く・よく考える」
つい先日まで、幼稚園児だった生徒達には少し難しいことかも知れませんが、伝えました。
さて本日のメニューです。
皆で道場訓の唱和と黙想です。(暗記してきてね)
グルグルとアップした後、半回転ダッシュ・うつ伏せ(仰向け)ダッシュです。
ブザーが鳴った瞬間の、一歩目の反応と瞬発力です。
じんわりと汗をかいた後、サーキットに入ります。
ラダーやハードルで組手競技には欠かせないリズム感・スピード感を養います。
マスクをしながらのサーキットトレは、心配な部分もあることから先週から短めに切り上げています。
途中小休止を挟みながら、固定式基本に入ります。
突き・受け(上段揚げ受け・中段横受け・下段払い)です。細かい部分はまだまだ修正しないといけませんが、順調だと思います。
次に基立ちからの正面蹴りです。口酸っぱく言ってますが改めて書き記します。
基立ちの状態から、
1:抱え足をとる(膝頭をおへその高さまで上げる)
2:上足底で蹴る(つま先立ちした時に床に接地した部分)
3:引き足をとる(踵が腿裏に当たる位)
4:基立ちに戻る(肩幅程度に開き、前膝を軽く曲げる)
ポイントは、「抱え足と引き足」、「前膝を軽く曲げたまま蹴る」です。
この後、先週に引き続き応用を少し。
中段横受け(前屈立ち) → 追い突き(基立ち)です。
少しだけ複雑な動作ですが、先生をよく見て、よく聞けば分かるようになりますので、隣を見ず先生の話を集中して聞くようにね。
最後に組手の動きを少々。
まず構え方とフットワークです。以前稽古で取り入れた際、ブログに記しましたが改めて。
【構え方】
①真半身に構える(正中線を晒さない)
②顔は正面に向ける(相手から目を離さない)
③前手は肘を軽く曲げ顎の高さ(相手の攻撃を自分の前手でブロック)
④奥手は胸の前(前手の肘付近)
⑤八字立ち程度のスタンス(つま先の向きはㇵの字)
⑥膝は軽く曲げる(後ろ足に溜めを作る)
⑦踵は少し浮かす(ベタ足ではリズムがとれない)
【フットワーク】
①歩幅は変えない(広くなったり、狭くなったり)
②動かして良いのは足首だけ(膝を動かすと目線がブレる)
今日は、フットワークに時間を割きました。
稽古終了後に動画を撮影しました。
自宅で予習・復習出来ればと思い、これまでに教えたことを中心にたくさん撮りました。
これから学ぶ、新しい受け技や組手の技・形もストックしていきたいと思います。
ブログでは、文字で説明する事までしか出来ませんが、動画は、注意点を言葉や視覚で伝える事が出来ますし、何より覚えるまで何度でも観て学べます。
編集作業を頑張りたいと思います。