こんにちは!
宇佐美里香のベスト空手「世界一の形とそれを創るベーシックス&マインド」-形編-
・バッサイダイ
・セイエンチン
・トマリバッサイ
・コウソウクンショウ
・チャタンヤラクーサンクー
注意点を説明されていますので、挙動の順に沿って触れてみたいと思います。
【バッサイダイ】
1・はじめの公差立ちは、左足を曲げ、公差立ちの高さになりながら前に出ます(次の立ち方の高さになってから)
2・下段手刀受けは、左足に軸が乗った時に受ける(軸乗りすればフラつかない)
3・気合からの手刀受け猫足立ちは、軸がブレないように踵で回る(右踵を壁に)
【セイエンチン】
4・(最初の)ゆっくりの部分は相手を想定して重みとリズムをつける(表情をつけ味わい深く)
5・三戦立ちからの金的打ちは、四股立ちと打ちのタイミングを合わす(運足と腰切りを一致させる)
6・外し技の猫足立ちは、軸を大事にして後ろ足で立つイメージ(外し技/肘当てと同時に沈む)
【トマリバッサイ】
7・(最初の)連続技は、腕で極めずに足や軸に腕がついてくるように(下半身のパワーを腰、腕に連動)
8・四股立ちと突きのタイミングを合わせる(2箇所とも)
9・猫足立ち,諸手突きも軸足で技をだす(腰のキレで突く)
【コウソウクンショウ】
10・猫足立ちの転身は、踵で回りタイミングを合わせる(踵まわり)
11・前屈立ち → 猫足立ちでは後ろ足で前足と腕を引き付ける(後ろ足の抜きを使う)
12・連突きは0から10の抜きのイメージ(肘のスナップを使う)
【チャタンヤラクーサンクー】
13・最初の連続動作は、丹田から技を出し初動をはやく軸を大切にする(正中線の軸を崩さない)
14・ジャンプは跳んだ後、右足左足を引き付け前を見る(手はㇵの字 目付は2㍍前方)
15・脇構えから蹴って猫足立ちエンピは、蹴ってから軸足を曲げて猫足立ちの高さになり、すり足で前に出る(次の立ち方の高さになってから)
形を覚えたら次のステップは身体の使い方です。
上記にあげたコツを今取り組んでいる形に応用し部分練習すると、上達が早まるような気がします。
鏡の前で部分練習を繰り返し、感覚を掴んだあとにスピードを上げていくと良いのではないでしょうか。
こんにちは!
実戦 形プレミアムⅣ 2013年・2014年の主要大会から4時間弱も収録されています。
当時、自由形の中で特に練習していたのがウンシュウ。
贅沢にも7本収録されています。中嶋俊文選手の形がお気に入りでした。
松濤館流ではウンス、糸東流ではウンシュウと呼びます。
見どころは、三日月蹴りから素早く360度回転して素早く地面に伏せる糸東流らしさ全開の軽快な形です。
重厚感あふれるスーパーリンペイは9本あり、剛柔5本・糸東4本と良い具合に振り分けられています。
お気に入りは、國米 櫻選手の形。眼力と腰の入れ方が抜群ですが、キレとスピードは清水 希容選手が圧倒的です。
那覇手特有の重厚感あふれる形ですね。
こんにちは!
本日は、神戸常盤アリーナでゆり道場の記念すべきデビュー戦でした。
保護者の皆さま、朝早くからお疲れ様でした。
生徒たちの頑張りをスタンドで応援したかったのですが、私と娘は審判、コート役員として大会参加です。
プログラムを見てビックリ!同じコートでした。
見たところ特に緊張している様子も感じません。選手以上に父兄や私の方が緊張していたのではないでしょうか。
今持てる力を十分に発揮していたと思います。
気合の声もしっかり出ており、突きのスピードも感じられました。
勝ち上がる選手との違いは、力強さ。
手技と軸足の一致性が課題だと捉えました。
今回、負けた選手をスタンドに帰さず後方で見学させることに。
ここで大事なのが上手な選手の演武を間近でしっかりと見比べることです。
足を投げ出したり、おしゃべりする場面ではありません。
ここはしっかり注意していきたいと思います。
さあ!始まったばかりの空手道人生。
勝つことで得られる喜びや自信、負けたことで生まれる悔しさ。
空手道とは大会が全てではありませんが、自分の力量を測ることが出来ます。
あとに続く生徒が表れることを期待しています。
さあ!次戦は 冬の垂水区大会、来年春の北区大会に照準を合わせ、稽古は平安の形に入り、組手の稽古も増えていきます。
形も組手も積極的に挑戦する生徒に育ってほしいと願っています。
こんにちは!
いつもより少しだけ早く道場入りしてモップがけ。
隅々まで掃除していると見つけました!開封されていない状態のクーラーが4台も!
ありがたいですね。
さて本日のメニューです。
・ストレッチ
・体幹・筋力トレ
・固定式基本
・移動式基本
・形試合所作
・形
・居残り練習【形】
【ストレッチ・体幹・筋トレ・お尻歩き】
サラッとストレッチを終え、通算3回目の体幹/筋トレです。
体幹では、ピンと姿勢を伸ばしながらフォームを整えます。初めて取り入れた時と比べて、フォームもキレイになり辛抱も出来るようになってきました。
筋トレも同様に良い感じ。体つきがどんな風に変化するか、今から楽しみです。
お尻歩きも足を床に置いたことで、腰を左右に動かせるようになってきた感じです。
おっと!今日はスクワットを忘れ正面蹴りをしてしまいました。
【体幹7分30秒:筋トレ各30回】
【固定式基本】
中段横受け
上段揚げ受け
下段払い
正面蹴り
四股立ち突き
前屈立ち/基立ち
・引き手で極める意識が足りない
・両手が一致していない
これは審査までに修正したいところ。
中段横受けにしても肩の高さで受けず、顔の高さで受けています。本人はちゃんと出来てるつもりなんでしょう。
次は鏡の前で、本人に気づかせてあげようと思います。
【移動式基本】
腰に両手をあて基立ちで運足の練習です。
移動足は半円を描き、雑巾がけします。また軸足を締める感覚を全員で練習しました。
運足の次は、実際に突きます。
まずは追い突き。
移動足が着地した後に(ほんの少し遅れて)突きを入れますが、ポイントは引き手はいっさい動かさないこと!
全体的に移動中、我慢できず手が動く傾向にあります。
丁寧に丁寧に説明を重ね、移動基本に移ります。
足 → 腰 → 手の順番に下半身から連動しています。
この後は、前屈立ちになり逆突きで移動です。初登場でした。
【形試合所作】
今日一番時間を割いたのは入退場の所作。
父兄の方にご協力いただき、旗を持ちコートの四隅に座ってもらいます。
名前を呼ばれたら元気よく
①:手を上げてハイっ!
と返事です。開始線まで入場し、
②:お互いに礼
③:正面に礼
赤紐の人から順に大きな声で、
④:形名を発します(四の形、もしくは十二の形)
主審の笛の合図とともに、演武を開始です。
形を打ち終えたら
⑤正面に礼
対戦相手の形が打ち終わるまで、開始線でじっと待機です。
主審の笛の合図とともに、4隅の副審が旗を揚げ勝敗が決まります。
⑥正面に礼
⑦お互いに礼
⑧まわれ右して退場
【形】
対戦相手と並び、試合を想定した形稽古です。
最初から最後まで自分のリズムで形を打つ練習です。
方向転換時の手技の使い方を全員で練習しました。
あっという間に2時間が過ぎました。
【居残り練習】
1時間弱だったでしょうか。3人残って形練習です。
ある生徒に伝えたことですが、手技・引き手・軸足を一致させると、形の見栄えが変わります。
ぜひ取り入れてもらいたいポイントです。
さあ!明日は修交会大会。
結果も大事ですが、大会に向けて努力を重ねたプロセスの方が大事だと私は思います。
初めての大会に頑張って挑戦し、試合を終えて戻ってきたお子さんを、暖かく迎えてあげてください。
※審査申し込み期日は27日です。受審される方は忘れずに提出してください!
(1日、本部に提出します)
こんにちは!
Vol.9は苦手な技を克服する (2019年5月号)
-リーチの差に負けないスピードと技を身につける-
自分より体格差に勝る相手と対戦する場合、どうやってポイントを奪おうか当然考えます。
いつもと同じ戦い方では、手足の長い大きい選手の方が理論上有利です。
そこで課題になるのが、「相手の技をくらわずに自分の技を極める工夫」です。
「スピード」と「技」に絞って説明されています。
リーチの差に負けないスピード
(1)腸腰筋を鍛える
スピードを上げる方法のひとつに筋力をつけることとあります。踏み込んだ時のストライドを伸ばすためのトレーニング方法です。
一歩の移動距離が伸びれば、リーチの差を埋める事が出来ます。ここではジャンプ系のトレーニングをお勧めされていて、脚力とともに腸腰筋も強化出来るメニューです。
腸腰筋とは、姿勢の保持や脚を上げるための筋肉です。
単にスピード強化だけに留まらず、美しい姿勢を保つのも、この腸腰筋が大きく影響します。
①低くしゃがむ
②両手を大きく振って、高く遠くまでジャンプする
③着地は音を立てず、連続して飛ぶ
(2)手を伸ばしてステップする
攻撃の時は、ストライドを伸ばすとともに、腕も最大限伸ばすことを心がけると、到達距離はさらに伸びます。イメージは落ちて来たものをキャッチする感じです。
①組手構えで立つ
②前方に飛ぶ時に、手を伸ばす
③組手構えに戻る(上体をまっすぐに戻し、後ろ足を寄せる)
これを連続で繰り返します。
攻防の中で華のあるカウンター。相手は攻撃を仕掛けている最中ですから、防御の意識は欠如していますのできれいに極まる確率が高いといえます。
カウンターは大きく分けて2種類。
相手の攻撃をかわして極める「後の先」と、相手の出会いに合わせる「先の先」。
(3)相手に攻撃させる
まずカウンターを狙う場合、
・攻撃させたいところを意図的に空ける
・相手の攻撃の間合いに入る
のように相手の攻撃を誘発させる必要があります。
【突きのカウンター】
通常の構えから、相手の間合いに入るまで間を詰め、その時身体を後傾させ、後ろ足にほとんどの体重を乗せ、前足は母指球だけを床に着けます。
頭部は前進せず足だけ前進させます。要するに足は射程圏内、頭はギリ射程圏外です。
相手の攻撃に合わせ、懐に入って「先の先」で、中段逆突き。
間を切って、「後の先」での刻み突き。間を切る時は足で後退せず、後傾した上体を起こすと、適切なタイミングで突くことが出来ます。
【蹴りのカウンター】
①通常の構えから上体を前傾させ、上段突きを誘発する
②相手が突くのに合わせ、上体を後ろに倒しながら蹴りのカウンターを極めます
③もしも相手が攻めてこない時は、上体を後ろに傾けるのを利用して後ろ足を前に継ぎ、蹴りを極めます
時代の流れとともに、目まぐるしく変化(進化)する組手競技。
今もなお世界中で最新の技術を研究し続ける月井理論。
残りあと2本ですが、この「新設! 組手の基本」と「競技の達人シリーズ」から多くの知識を得られます。
熟読をお勧めします。