こんにちは!
現役時代に取り入れていた稽古前の柔軟やクールダウン、試合前のアップを紹介されています。
他にも体幹を強化するトレーニングもたっぷり収録されています。
なかでも試合前のアップは、動的ストレッチに特化していて良いお手本になるかと思います。体を温めて試合で一気に爆発させるためです。
ご本人曰く、ウォーミングアップとクールダウンを重要視していなかったことが影響し、次の日に疲れが抜けなかったりケガを重ねるようになり、トレーニングの見直しを図ったようです。
長い突きの源である肩甲骨のストレッチ、変幻自在の蹴りを繰り出すためには股関節回りの柔軟性も必須です。
さすがトップクラス、勝つことに貪欲です。
勝負は準備段階から既に始まっているって訳ですね。
軽視出来ません。
こんにちは!
桜の宮小学校入口の掲示板に、チラシを貼っていただいています。
スタートしたばかりの空手教室です。ぜひ体験・見学にお越しください。
さて、待ちに待った道着の到着です。新しく習い事を始める人が多い春先は、1年の中でもっとも忙しい時期だそうです。
随分時間がかかりましたが、今日から道着を着ての稽古になります。
道着の着方、たたみ方、帯の締め方を皆で練習です。(この辺りは撮影済みです)
みんな、可愛いですね!
だんだん空手教室らしくなってきました!
前回に引き続き、体験会に来てくれたちびっ子たちと、賑やかに稽古開始!
正座の仕方から、何度も丁寧に繰り返します。
黙想で心を落ち着かせたあと、グルグルとランニング。
しっかり、ストレッチで身体を伸ばし、ラダーです。
クイックラン
グーパー
スラローム
ラテラル2イン2アウト
始めての移動基本。「基立ち」 / 「追い突き」です。
体験の子が来てくれたので見送るか、少しだけ迷いましたが生徒中心のメニューで進めることに。
これから学ぶ、形稽古に必要な練習のひとつ。
細かいことは、これから少しずつ追加していきますが、
・足の運び方(運足)
・手技を出すタイミング
・極めのコツ
・スピードのつけ方
・体軸の意識
を移動基本から勉強します。
今後、別の立ち方でも移動基本を行います。
地味でキツい稽古の中から、集中力と忍耐力を養います。
順番が前後しましたが、固定式基本を。
突き、正面蹴りです。いったい何本打ったでしょうか。トータル100本は超えていたかな。数えとけば良かった。
最後は、私の代わりに前に出て号令をかけてくれる生徒も現れ出しました。
つい先日まで幼稚園児だったのに、もう今では人前で大きな声で号令をかけられるようになっています。
小さな成功体験を、いっぱい積ませてあげたいと思います。
掲示板のチラシ貼り付けや、保護者の方から写真を提供していただいたりと、沢山の方にいろんな形でサポートをしていただいています。
これを当たり前と思わず、感謝の気持ちを忘れず精進したいと思います。
こんにちは!
競技の達人Vol.11 「カニ組手習得法編」
現在、世界の主流となる「カニ組手」。
真横に構えサイドステップで戦います。通常の半身での構えに比べ多くのメリットがあります。運足に関してはフェンシングが参考になります。
カニ構えの特徴
①的が小さくなる
真横に構える事で、中段が狭くなり攻撃されにくくなる
②距離を稼ぐことが出来る
相手の突きは届かなくなり、自分の突きはより遠くに届くようになる
③攻める時に危険な時間帯が少ない
真横に構えると突く瞬間しか身体が開かない
④力負けしない
カニ構えだと指一本で押し勝つことが出来る(ようです)
⑤運足が速くなる
逃げる方がエビ構え(真身)、追う方がカニ構え(真半身)の場合、すぐに追いつける
構え方
①つま先の角度
やや浅めの四股立ち。つま先は90度開き、後ろのつま先は少なくとも真横か後ろに向ける
②上半身
前腕は必ず縦に構え、肩甲骨を寄せる
③運足
膝から下で移動できるように心がける
引き手を利用する
①突いた後、強く引き手を取り、相手との間をとり反撃を断つ
この時、股関節の外旋を使うことで間を切る速さが上がります。(間を切る足は、前足から)
②回り込み方は、中段逆突きをした後、引き手を利用して後ろ足を外側に開き、その後に前足を引く
回り込むことで相手の反撃を避けながら、前足での裏回しが容易に出せます。 なるほど良く出るコンビネーションですが、後ろ足の使い方は意識してなかったですね。
基本練習方法
カニ組手を行うには、上半身と下半身のバランスがもっとも重要です。いくつか練習方法を紹介します。
・後ろの腰に壁を前足から踏み込む(足を踏み出した時、身体が一緒に動かないように注意する)
・後ろ足の太ももを内旋し、腰を切って突く(腰が入れば自然に遠くまで突くことが出来ます)
・突いた後、肘と太ももで戻る
ツーステップの入り方をいろんなパターンで紹介されています。
・1歩目を浅く入り、2歩目を深く入る
・1歩目を深く入り、2歩目を浅く入る
・1歩目をゆっくり入り、2歩目を早く入る
・1歩目で一瞬止まり入らないと思わせて、2歩目で早く入る(タイミングをズラす)
中段突きひとつをとっても、これだけ入り方に変化をもたらす事が出来れば、相手はどんどん戦いにくくなりイニシアチブを握りれるのではないでしょうか。
こんにちは!
空手形全集 Vol.4です。収録形は、
1・三戦(サンチン)
2・転掌(テンショウ)
3・十八(セーパイ)
4・壮鎮(ソウチン)
5・二十八歩(ニーパイポ)
東恩納系(那覇手)の基本形である、三戦。体、手、脚の締め・呼吸の呑吐を習練します。三戦立ちは、ゆらゆら揺れる電車内では特に有効です。
剛柔流のイメージが強い形ですね。
剛柔流 第1指定形であるセーパイ。糸東会のそれとは、少し異なります。剛柔の演武線は斜めが入りますが、こちらは真横です。剛柔の指定形で覚えましたので混乱した覚えがあります。
他にも、倒した相手を諸手突きする挙動がありますが、DVDでは「中高一本拳」です。剛柔では「弁足立ち」糸東会では「公差立ち」なんかも違いますね。
逆技を使った倒し、関節技など接近戦での護身術として効果的な技が含まれています。緩急の動作がリズミカルで随分練習した形です。
壮鎮は松濤館流のイメージが強いですね。「緩」と「急」・「動」と「静」加えて躍動感溢れる技法が求められる形ですね。
ニーパイポは中国拳法の使い手・呉 賢貴より直接流祖に伝えられました。
一本拳による攻撃や四本貫手、肘固め、肘繰り受け、差し手、掬い受けや押え受け等技が豊富で打っていて楽しい形ですね。
糸東流 第2指定形です。
こんにちは!
競技の達人Vol.10 「縦横無尽!三次元の蹴り習得法編」
技術の進化により多様化する蹴り技。思いがけない距離や角度、タイミングで蹴る選手が世界には多数存在します。
突き蹴りの基本は、やはり股関節と肩甲骨の可動域を円滑に動かせることが条件に挙げられます。
肩甲骨を柔らかく使うことが出来れば、突きの距離も伸びキレが増します。(キレの無い突きは旗が上がりにくい)
蹴りの上達に欠かせない要素を細かく分けて説明されていますのでご紹介してみます。
①股関節の可動域を広げる1 (2人1組になり、一人が寝ころび、パートナーが足の付け根に立ちます)
1:片足を抜き身体の真横に持っていき足の裏をつけます(パートナーが障害物となりぶつからないように)
2:膝から足を反対側に回し、最後に足を伸ばしてつま先でタッチします
3:踵から足を曲げて1の状態に戻ります
4:足をパートナーの足の間に入れ、両足を揃え元の状態に戻します。
②股関節の可動域を広げる2 (2人1組になり、一人が横向きに寝ころび、パートナーが足の付け根に立ちます)(固定式基本の回し蹴りの軌道です)
1:ゆっくり膝から足を回し、足を伸ばしながら前方の床をつま先でタッチします
2:踵から戻すようにし元の体制になります
③股関節の可動域を広げる3 (イスの横に立ち蹴る側の手でイスを持ちます)
1:膝をたたんだままイスに触れた手の裏まで掻い込み、手をイスから離すと同時に足を回します
④軸足股関節の運動
1:前足を胸まで掻い込み、軸足でスライドさせ前進します
(股関節の動きは肩甲骨と連動しているので肩甲骨の開閉も意識すること)
⑤膝を抱え込みながらのスライドステップする
1:軸足のつま先を後ろに向け、抱え込んだ膝が前を向くように
⑥スライドステップしながら蹴る
1:⑤の要領で前進しながら回し蹴り
⑦軸足股関節の内外旋で移動する
1:前足の膝をたたんで、軸足股関節の内外旋で移動します(軸足のつま先は、横↛後ろ↛横↛後ろとなるように)
⑧股関節の内外旋で回し蹴りをする
1:股関節を外旋させた時に、回し蹴りを行い、内旋させた時に蹴り足を引き込みます
蹴る時の姿勢のおさらいです。
背中を丸く構えてしまうと、蹴った時お尻が飛び出てしまいます。(前足裏回し蹴りの時が分かり易いかも)
逆に、肩甲骨を寄せて(胸を出すような感じ)構えると上手く(キレイなフォーム)蹴れます。
ここから縦回転の蹴りです。
蹴りで大切なのは、蹴り足では無く軸足です。軸足の内旋や外旋をコントロールする事によって、三次元的な蹴りが出せると説明されています。
①脚上げ
1:足を真上に振り上げながら前進します(膝と足首を伸ばし足が真っすぐになるように蹴り上げる)
②膝を掻い込んで蹴り上げる
1:膝を思いっきり曲げ胸に寄せ、前方に放り出します(肩甲骨を柔軟に使うことで足の曲げ伸ばしがスムーズになる)
③軸足股関節で蹴りの角度を変える
1:膝を胸まで掻い込んで真上に振り上げた後、足を振り下ろす時に軸足股関節を外旋させます(外旋させると軌道が変わり足を斜めに振り落とす事が出来る)
④足を前方に振り上げる
1:全身をリラックスさせつま先を胸の高さまで連続して振り上げます。
⑤縦蹴り
1:足を前方に振り上げ、蹴り足の膝を投げながら、軸足の股関節を外旋させると縦回転の回し蹴りになる(リングス オランダのハンスナイマン選手の必殺技)
注意点:
蹴り足に絶対力を入れてはいけません。股関節の使い方が分かる様にならば、蹴り足に一切力を入れずとも強くてしなやかな蹴りが出せると言います。
身体が柔らかい子供のうちに、根本的な動きを覚える事が理想的だと説明されていました。
素早く且つバランス良く蹴るには肩と腰の使い方が重要です。(肩と腰を分離して動かす)
後ろ回し蹴りの基礎です。
1:肘で打つ
構えたところから、正面に目標を設定し、そこを肘で打つように半回転します
2:膝を掻い込む
次に一回転しながら、膝を出来るだけ高く掻い込みます
3:後ろ回し蹴り
蹴り足のちからではなく、回転力で自然に蹴り足が伸びる感覚で蹴ります。順序としては、肩↛腰↛膝↛足の順で回転していきます
2人1組のパートナー練習です。
回し蹴り → 後ろ回し蹴り
1・パートナーに拳サポを顔の前に合わせて立ってもらい、拳サポに回し蹴りをし、同じ足で後ろ回し蹴りを行います。
この蹴りのコンビネーションを素早く行うには、肩と腰のタイミングに注意することです。
後ろ回し蹴りを出す上で最も大切なことは、上半身をリラックスさせることです。
特に連続した蹴りを出す場合、身体が力んで緊張していると鞭のようなしなやかな蹴りは出せません。
試合中、確実に蹴りを極めるには足先の感覚を磨くことが重要です。速く・細く蹴ることで足先の感覚を身に着けることが出来ます。(筋肉を細かく使う)
動いている相手に対して、距離を合わせる・タイミングを合わせる事を示しています。
①裏回し蹴りのダブル
パートナーに拳サポを顔の横に並べて構えてもらい、裏回し蹴りを連続で行います
②連続蹴り
パートナーと手を繋ぎ、連続して蹴ります。(中段・上段・裏回し)
蹴りの軌道が突然変化すると試合中、相手は混乱することでしょう。
月井先生の教えを、実践している生徒たちの動きに驚きの連続です。
一見の価値ありです。