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2023年1月14日 (土)道場稽古37
こんにちは!
今日は生憎の雨降りでした。
先週の稽古始めから入会してくれた生徒とともに、少し早めに道場入りし礼儀作法を勉強しています。
座礼・立礼・正座の仕方・拳の握り方・突き方・挨拶等をゆっくりと。
この後の全体稽古にスムーズに入っていけるように頑張っています。
これまでの学びを振り返ってみましょう。
道場での挨拶は「押忍」
押忍の意味は、感謝・尊敬・忍耐の意味が込められています。
武道とは道場訓にもあるとおり、「礼に始まり礼に終わる」世界ですので挨拶を大切にしてください。
日頃の挨拶を習慣化することで相手を敬う心や尊敬する精神を育みます。
道場に入室したら必ず指導者の下へ行き、押忍!と元気よく挨拶です。
道場だけでなく、特連や審査・試合会場でも同様です。
空手に限らずどこに行っても言える事ですが、「自分から挨拶」出来る人になろう。
自分から行うことがポイントです。
正座の仕方は「左座右起」
途中、踵をお尻に乗せ「跪座」となり正座します。
(座る瞬間に襲われたとしても、すぐに立ち上がれるためです)
正座とは相手に敵意の無い座り方を表しますので、猫背にならず姿勢良く行うようにね。
立礼は、
結び立ちとなり体側に両手をあて、お辞儀します。角度は約30°程度。
太腿の裏側やふくらはぎがピリピリっと感じる辺りで止めます。
更に美しくする方法ですが立礼と同時に、お尻を後方へ突き出すと良いでしょう。
目付は真下では無く、1~2メートル先。(敵の気配を察知するためです)
礼法はより美しくなる様拘っていきたいところですね。
習い事に武道を選んだのですから、立派な挨拶や座礼・立礼が出来る人に育てていきたいと思います。
本格的に組手の稽古に入った頃には相手を敬う心について教育していきたいと思います。
そうこうしていると、生徒が続々集まってきました。
暖房があるとはいえ真冬の体育館は冷えますので今日から室内シューズ着用としました。
そういえば下の娘も入会したての頃、しもやけとなり5本指の靴下で稽古してたなー。
1・ジョグ / 筋トレ / 体幹トレ
2・神経系トレ
3・固定式基本
4・組手
5・居残り稽古
開始前に練習態度について少しばかりお話しを。
稽古中・待機中の私語についてなぜいけないのか、初めての生徒もいますので改めて説明しました。
真剣な眼差しで聞き入ってくれていましたし、最後まで集中力が途切れませんでした。
お話の意味をちゃんと理解してくれていて嬉しかったな。
【ジョグ / 筋トレ / 体幹】
ジョグで身体を動かし柔軟で身体を伸ばします。
その後、腹筋・背筋・腕立て伏せ・スクワット正面蹴りに移ります。
腹筋を鍛える事で中段を打たれても唸らずに済みますし、背筋を鍛える事で猫背予防となり美しい姿勢を保てます。形を頑張るなら姿勢の良さは必須です。
腕立て伏せをする事でパワーと極めが増しますし、スクワットで下半身強化する事で安定したドッシリした形が打てるようになります。
頑張った事は全て自分の身体に返ってきますので、楽しみながらも自分で追い込んでほしいと思います。
大きな声での号令も慣れたものです。とても頼もしいですね。
今日でそれぞれ220回、体幹は58分です。
【神経系トレ】
ラダー上に数字が書かれたフラットマーカーを置いて、素早く動くトレーニングです。
今日は2イン2アウト一択。
フラットマーカー大正解です。
足を運ぶ順番が記されていますので、皆スピードが上がっていきます!
初めてのラダーのはずなのに、スピードが加速します!
全員スピードが爆上がりしてましたので、来週別メニュー準備しよかな。
【固定式基本】
突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払い受け・正面蹴り
いつものメニューです。
空手はホントに同じことの繰り返しですが、今学んでいる基本がピシッと出来ると「形」が上達していきます。
基本も形も打って打って打ちまくって精度を高めます。
飽きるかも知れませんが飽きてもやり続けます。(ほんまに飽きると面白くないのでメニューは変えますが)
「奥義は基本にあり」・「上達に近道なし」です。
ゆりは週に1回の稽古しかありませんので、自宅で立ち方と基本の練習をしてもらえると嬉しいな。
・正しい突き・受けのコース
・引き手の位置
・手技のタイミング
・力感
・手首の角度
・拳の握り方
・平行立ちでの膝の緩め具合
・呼吸
こんな細かい事を拘って自主連してくれたら上達間違いなしです。
そういえば、今日下段払い受けで手首の角度について初めて追加注文しましたね。
(来週覚えてるか楽しみです)
【組手】
・フットワーク
・刻み突き
・中段逆突き
・上々(刻み突き + 上段逆突き)
・ミット
前回も伝えましたが、組手構えが出来ないと先に進めません。
基本に忠実に正しく構えるように意識して下さい。
全員で一列になり、その場で刻み突きを繰り返します。
今日の学びは突いた時の姿勢について。
真半身(真横)の状態で構えて、真半身のまま突きます。
組手競技はパワー勝負ではなく、スピードを競い合います。
相手より速く突きを相手に届かせないといけません。
長く速い突きを出すための、真半身です。
その後の突き方を観ていますと、真身(真正面)がなぜいけないか、しっかり伝わったと感じました。
次、中段逆突きです。
素早く相手の間合いに潜り込み、突きを極めます。
ポイントは、
1・前足の脱力(突っ張らない)
2・軸足の母指球で身体を支える
3・突く瞬間おへそを正面に向ける
4・軸足の膝は床につけない(すれすれ)
5・前拳の使い方
1:
無駄に力むと上体を深く沈めることが出来ません。相手の刻み突きを”潜る”イメージです。
2:
軸足の親指の腹で支えます。
やっちゃいけないのは、足の裏がひっくり返って上を向いてしまうこと。
なぜいけないかは、もう少し基本が上達して教わる技が連続攻撃に移った時に説明します。
もうひとつ母指球より「踵」は後ろ側ではなく、前側に向けると距離が伸びます。
3:
真半身で構えたまま、前足を相手に侵入させ突く瞬間に腰を切り真身になります。
刻み突きとは逆で、腰を切る事でより遠くを突くことが出来ます。
4:
突く度に膝を床にぶつけると、膝を痛めてしまいます。
5:
突き手では無い方の使い方は2パターンあります。
①相手の刻み突きを想定した突き方
②引き手を利用した突き方
①は「後の先」と呼び、相手の攻撃に反応して相手より先に技を極める事を指します。
相手の刻み突きの軌道を逸らしながら、自分の逆突きを極める方法です。
②は「先の先」と呼び、相手の攻撃よりも速く自分の攻撃を極める事を指します。
固定式基本でも触れていますが、技のスピードを上げる方法は、シンプルに引き手を速く取ること。
これでスピードアップします。
①と②どちらでも構いません。2通り試してみて自分がしっくりくる方を選んでみてください。
上々
要するに上段のワンツーです。
上段 + 中段のワンツーとは違い、2本とも相手の顎めがけて突きます。
前足を2回その場でタップを踏み同タイミングで突きます。
素早く打ててなんぼの技です。
強い(上手い)選手は、このワンとツーの間を狙ってきます。(カウンター)
まずは今日稽古した上々を出せるようになれば、もっと速く突く方法の説明に入りたいと思いますので、忘れずにしていてください。
かなり時間をかけて刻み突きと中段逆突き、上々を稽古し実際にミットを打ってみることに。
しんどい時間帯でしたが、大きな声で食らいついてきます。
段々活気のある空手教室になってきたように思えます。
体力的(精神的)にしんどくなった時に諦めて手を抜いてしまうか、もうひと踏ん張り出来るかでいろんな事が大きく変わってきます。
先生の目を見てお話が聞けていたし、今日は全員ホントに良く頑張ったと思います。
始めにも触れましたがゆり空手は、単に技を教える教室だけではなく精神力を鍛える場でありたいと思っています。
歯を食いしばって、地味で辛い稽古を乗り越えた人だけが達成感・満足感を得られます。
生徒には、寒稽古の意味についても説明しましたが精神の鍛練のために行っています。
あの寒さを乗り越えられれば、少々のことでは動じることは無いと思います。
【居残り稽古】
今日は2名参加。
じっくり30分かけて平安初段です。
挙動は覚えていますので、細かい部分を修正していきます。
・一人ひとり異なる猫足立ちの長さ
・膝頭の向き
・軸の置き方
・レの字立ちからの作り方
・抜き方(落とし方)
・美しく魅せるコツ
立ち方だけでも最低限これだけ拘ります。
まだまだ手刀受けに入る「準備」が”あやふや”なので次回キッチリ修正していきます。
生徒から形について、いろんな質問が飛んできましたので記しておきます。
指導形:四の形・十二の形
基本形:平安初段・二段・三段・四段・五段
第一指定形:バッサイ大・セイエンチン
第二指定形:ニーパイポ・松村ローハイ
自由形:糸東流は43種類
流派は”糸東流”(しとうりゅう)
糸東流の開祖、摩文仁賢和先生は首里手の糸洲安恒先生と、那覇手の東恩納寛量先生からそれぞれ学び、両名の頭文字を取り糸東流と名づけられました。
心武館で覚える最初の形は、四の形・十二の形で、4大流派のひとつ糸東流は全日本空手道連盟基本形(二)となります。
基本形(一):剛柔流
基本形(二):糸東流
基本形(三):松濤館流
基本形(四):和道流
また、全空連が定める糸東流の形は43種類あります。
一番難しい形を質問され「チャタン」と答え、たまたま形道着だったこともあり久々にチャタンとアーナンを打ちました。
この子達が高学年くらいになったら、自由形打ってるかも知れませんね。
その日が来るのを楽しみにしています。
2023年1月7日 (土)道場稽古36 (稽古始め)
明けましておめでとうございます!
今朝は朝早くから、桜の宮小学校で凧揚げ大会とお楽しみ会。
空手道教室でお世話になってますので、可能な限り出来る事は協力です。
心配していた雨も持ちこたえ、地域の子供達が元気にグランドを30分くらい走り回ってます。
凄い体力。
凧揚げ大会のあとは、ビンゴとお楽しみ会。
初めてのお手伝いでしたが子供達の笑顔を見ると癒されますね。
校長先生ともご挨拶出来ました。
待ちに待った2023年一発目の稽古!
早めに入室し、暖房4台ともフル稼働して体育館を温めてますが、、
激さむです。
さて初日ですので基本中心のメニューを組むことに。
ただ、あまりの寒さのため形稽古を取りやめ組手時間を長く取りました。
1:ジョグ / 筋トレ / 体幹トレ
2:固定式基本
3:移動式基本
4:組手
5:居残り稽古
【ジョグ】
ジョグ・サイドステップ・バックラン・ダッシュ身体を動かさないと凍ってしまいそうな位冷えます。
輪になって柔軟を軽く行い、筋トレです。
回数は前年継続でカウントしたいと思います。
男子生徒の号令の基、各210回終了です。
テンポ良く大きな声で号令をかけてくれています。
良い感じ。
たくさんの生徒に小さな成功体験を積ませてあげたいと思います。
次、体幹です。久々の体幹は何やってたっけ状態です。
V字プランク・バックプランク・バックフルアップでした。
今日で55分です。
終了後、どこが痛いか聞いてみるとお腹!
ちゃんと効いてるようで、ひと安心!
【固定式基本】
久々なので立ち方のおさらいから。
閉足立ち・結び立ち・平行立ち・八字立ち・ナイハンチ立ち・四股立ち
覚えてたかな?
突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払いです。
共通事項は、
1・技は「引き手で極める」
2・脇を空けない
左右正面蹴りは、しっかりと抱え足を取るようにね。
【移動式基本】
1・基立ち / 追い突き
2・前屈立ち / 逆突き
3・四股立ち / 下段払い
移動基本で意識する事は「運足」・「手技のタイミング」・「腰が流れない」
数えだしたらキリがありませんが、色帯を目指す今のゆり生が意識することは
この3つ。
1:運足
半円を描いて進みます。
肩幅に開いた後ろ足を前足に円を描くように寄せ、肩幅に開けます。
2:手技のタイミング
①手技とは、突きや受けを出す方の「手」です。
手技の反対の手で②「引き手」を取ります。
また、移動した時の後ろ足を③「軸足」と呼びます。
技を出すタイミングは、①・②・③を同時に揃えます。
決して動かした足(移動足)で技は出しません。
移動足が着地し、ほんの少し遅れて軸足のピンっ!伸ばし手技と引き手のタイミングを合わせます。
3・腰が流れない
移動基本は進行方向に向かっておへそを前に向けます。(四股立ちは別)
例えば、右手で突いた時腰が左に流れるケースがあります。(逆も然り)
流れたおへそを前に向けるには、突いた方の腰を引きます。
要するに手は前、腰は後ろ方向に引っ張り合いっこします。
この3つが身体に馴染むと、形に変化が訪れます。
固定式基本と移動式基本の延長上に形の上達がありますので、形が上手くなりたい生徒は意識を高めて頑張ってもらいたいと思います。
四股立ちを長めに取りましたが、空手で必要な筋肉は空手の稽古でつけていきます。
歯を食いしばって良く頑張ってたと思います。
嬉しかったです。
【組手】
構え方からおさらいです。
①スタンスは肩幅大程度に広げる(自分が動きやすい程度)
②つま先の向きはㇵの字
③膝を軽く曲げる
④踵を少し浮かす
⑤前拳は肘を軽く曲げ顎の高さ
⑥奥拳は胸の前
⑦身体は真横
⑧顔は前
組手構えでフットワークする時、動かして良いのは「足首」だけ。
決して上に跳ばず、両足首で床を蹴り小さく(細かく)前方移動します。
フットワークの最中、スタンスは変えず同じ幅・同じ長さで速く移動します。
身体が温もるまでフットワークで往復し、次ブザーとともに刻み突き。
刻み突きの次はワンツーです。
真半身(おへそは横向き)で刻み突きし、間髪いれずに真身(おへそは正面)で逆突き!
「突き」は突いて元の位置に戻すところまでが突きです。
今日一番伝えたかったことです。
ミットを持って一人ずつ見て回ります。
マスクをつけて息苦しいですが、何往復も繰り返します。
今日、注意しましたが稽古中は余計なおしゃべりはダメ!
隣の人の大切な時間まで奪ってしまいます。
空手道を通じて、おしゃべりしたい気持ちを我慢しよう。
心当たりのある人は、黙想に取り入れてみよう。
【居残り稽古】
お正月休み中に新しい形を覚えてきた生徒がひとり。
「平安初段を観てください」です!
これまで気分転換に数回。
稽古修めの日に1度みっちり稽古しましたが、覚えてきたようです😊
まだ1年も経たないのに平安の形を2つです。
館の指導形を含めると既に4つ目。
改めて感じましたが子供は凄い吸収力です。
スポンジのように吸収していきます。
覚えてきた形を道場でともに修正していく状況は、私の想うあるべき姿です。
今日は、目線を指導しましたが次回以降もう少し踏み込んで修正したいと思います。
エネルギーが爆発して走り回ることが普通ですが、休憩の合間も覚えたことをコツコツ自主練出来る生徒です。
遠慮せずどんどん声をかけてくださいな。
さあ!
明日は久しぶりの寒稽古!
※保護者の皆さん いつも写真を提供してくださりありがとうございます!
凄く助かってます!
2022年12月24日 (土)道場稽古35 (稽古修め)
こんにちは!
凍てつく寒さのなか、無事最終稽古を終えました。
稽古時間は短めにして、最後なので大掃除がメインです。
体育館をグルグルとジョグして身体を温めいつものように、筋トレと体幹トレです。
途中から始めた筋トレは、大台200回突破です。
形を強化するにあたり、避けては通れないパワーと軸の強さ。
好きだったら形の順番は覚えることは出来ますが、競技となればまた別です。
試合の結果が全てとは思いませんが、大会に挑戦する生徒には結果で自信をつけてもらいたいとも思います。
上達に近道はありませんのでコツコツ積み重ねています。
器具を使う筋トレもありますが、成長過程にある子供に負荷をかけ過ぎて悪影響があってもいけませんので、自重で頑張ってます。(チューブは取り入れますが)
体幹は今日で52分です。
これも地面に根が生えたようなドッシリとした生徒に育てたいので続けています。
体幹は全てのスポーツに通じますし、強くて損することはありませんので頑張ろう!
残りの時間は生徒の希望で平安初段!
全員でガッツリ練習するのは今日が初めてかな。
蹴りが出てきたり、
受け技で基立ちが出てきたり、
立ち方と受け技で手足がバラバラだったり、
挙動が多く難易度が高い形ですが、
生徒に一番人気があったのは平安初段でした。
形稽古を終え、次は大掃除!
習い事に武道を選んだのですから、最後はお世話になった道場を心を込めて拭き掃除です。
隅から隅まで拭き掃除した後は、皆にお菓子の詰め合わせ!
1年間、稽古を休まなかった生徒が2名!
皆勤賞を何にしようか、何が喜んでくれるか考えてましたが、、
とっても喜んでもらえたようで良かったよー
明日は朝から寒稽古の打合せ。
少し落ち着いたら、道場開設から稽古修めまでをブログで振り返ってみたいと思います。
今年一年大変お世話になりました。
良いお年をお迎えください。
2022年12月17日 (土)道場稽古34
こんにちは!
今日は、審査前日の稽古みっちりと基本と形に時間を費やしました。
1・ジョグ・筋トレ・体幹トレ
2・神経系トレ
3・固定式基本
4・形
5・移動式基本
6・居残り稽古
【ジョグ・筋トレ・体幹トレ】
ジョグ、サイドステップ、ダッシュでキンキンに冷えた身体を温め、静的ストレッチで伸ばしていきます。
先週は暖かかったのに、今日は激さむ。身体が硬い人はケガしやすいので要注意です。
今日はいつもの2倍筋トレ。
腹筋・背筋・腕立て伏せ・スクワット正面蹴りを20回ずつ行い、トータル190回です。
体幹も同様に鍛えます。体幹が強いとどんなスポーツにも有利に働きますので、ちゃんと強くしてあげたいと思っています。
今日で49分経過です。
極めが強くなることを信じて来年も続けていこう!
【神経系トレ】
半年ぶりでしょうか。久々登場のラダー。
プレゴールデンエイジ期にあるゆり生に、一生ものの運動神経をプレゼントせないけません。
神経回路の発達が著しいこの時期に、運動能力の基礎が出来上がります。
限られた練習時間ですが来年からは、少しだけ通常メニューに取り入れようと思います。
・2イン2アウト
・ラテラル2イン2アウト
・カリオカ
初登場のカリオカも全員出来るようになってましたね。後はリズム感です。
【固定式基本】
審査と同様の稽古を行いました。
当日は手取り足取り教えてはくれません。
先生の言葉を聞き、その通り出来なくてはいけません。
道場の稽古では、理解出来るまで教えますが審査や試合は一発勝負。
普段から良く聞き「頭で考える」習慣をつけてほしいと思います。
帯の色が濃くなるにつれ、説明も簡潔です。(分かって当然な感じになっていきます)
突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払い・正面蹴り
その場基本も2つ。
突き・中段横受け:基立ち
上段突き・上段揚げ受け:基立ち
空手を続けている間これらの練習は、なくなる事はありません。
今日の指摘内容を記します。
・突く位置
・引き手の位置
・技は身体の枠の中で出す
・足の運び方
審査前日なだけあります。みんな集中力が高かったです。
余談ですが飛び級する生徒に共通して言えることは、そのグループの中で一番目立つこと。
例えば、基本・形・組手が正しく出来ている事が前提条件として、
1・呼ばれた時の声の大きさ
2・気合
3・キビキビした行動
要は始まりから終わりまで、やる気マンマンの人です。
一番目立つくらいに頑張ってね!
【形】
基本にガッツリ時間を割いた後は形です。組手の時間を削ってまで、かなり時間を使いました。
何度も何度も審査で打つ形を演武しました。
始まりの立ち方から、発声、礼の角度まで練習しています。
特に練習したのは、転身方法。
ラインテープを使って何度も練習を重ねました。
意図が理解出来ればこっちのもの!
後は反復練習です。
みんな正しく理解出来ていました。
明日もこの調子で頑張ってほしいと思います。
ビビッて自信なさげに演武しちゃダメです。
堂々と練習した通りに思いっきり頑張ってほしいと思います。
【移動式基本】
1・基立ち / 追い突き
2・前屈立ち / 逆突き
手技・引き手・軸足の張りで技を極め、運足は半円を描きすり足です。
先週よりも、少し良くなったきたかな。
3・四股立ち / 下段払い受け
自発的にラインテープの上に立つ生徒がいました。
練習の意図が分かっていると言えます。
技(下段払い)は軸足(後ろの足)と同時に極めます。
上半身の軸が真っすぐ保てていない生徒が大半です。
四股立ちの移動が最低限出来るようになったら、要求レベルを上げます。
最低限とは、
①足を直線的に運ぶ
②頭の高さを変えない
③上半身の軸
④四股立ちの長さ
⑤つま先の向き
4・猫足立ち / 手刀受け
初登場の猫足立ちの移動基本
右足を前に出せば、「右猫足立ち」と呼び
左足を前に出せば、「左猫足立ち」と呼びます。
作り方の説明です。(左猫足立ち)
①結び立ちに立つ
②左つま先を真っ直ぐ向ける(レの字立ち)
③左つま先を前に出す
④左つま先を立てる(上足底で立つ)
⑤両膝頭は進行方向に向ける
⑥前足3:後ろ足7の割合で体重をかける
⑦後ろ足踵の上に、お尻と背中を乗せる
手刀受けは中段横受けを手刀に変えるだけですが、水月に小指側面をはめこみ技を極める瞬間、上半身は半身で立ちます。
また正しい足の位置を確認するには前に出した足を後ろに引き、結び立ちになっていればオッケーです。
【居残り稽古】
初めて登場した体幹ストリーム。
体幹の強化は、形が上手くなりたい人にとって切っても切れない大事なトレーニングのひとつです。
不安定に揺れる水の動きで表面だけではなく、深部の筋肉を刺激します。
形が上手い選手の特徴ですが、スピード感ある形をうったり急な方向転換でもビタっと止まれること。
そんな生徒を育てたく来年から居残り稽古で形が上手くなりたい!と願う生徒を若干名募集しますので連絡ください。
条件はひとつ。
継続して挑戦出来る人。
突然形が上手くなるわけではありませんが継続していれば、来年春の北区大会や神戸市大会の頃には今とは違った力強い形が打てるようになっていると思います。
(予め連絡をください、但し遊びではやりません)
※来週はいよいよ稽古修め!プレゼントも用意していますので楽しみに待っててね!
少しだけ練習した後は、お世話になった道場をピカピカに大掃除!
2022年12月10日 (土)道場稽古33
こんにちは!
今日はとても暖かく、ペラペラの組手道着でも十分でした。しかもインナー無し。
スカッと晴天で気持ちが良く絶好の空手日和です。
1・ジョグ / 筋トレ / 体幹トレ
2・固定式基本
3・移動式基本
4・形
5・組手
6・居残り稽古
【ジョグ / 筋トレ / 体幹トレ】
ジョグ・サイドステップ・後ろ向き・ダッシュで身体を温めストレッチです。四股立ちがしっかり開くよう、股関節回りを重点的にストレッチです。
今日で腹筋・背筋・腕立て伏せ・スクワット正面蹴りも、それぞれ170回続けてます。
新しいプランクも定着してきたかな。
バックプランク・V字プランク・バックフルアップも1分ずつ頑張り、今日で46分経過です。
【固定式基本】
突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払い・左右正面蹴りです。
随分慣れてきたようで、指摘を受けることも減ってきています。
あえて言えば「技は引き手で極める」です。
固定式基本から、その場基本に移ります。
基立ち / 中段横受け → 追い突き
基立ち / 上段揚げ受け → 上段追い突き
正しい運足を理解しているか審査していますので、「同じ幅」・「同じ長さ」を心がけてください。
審査と同内容ですので、ほんの少しでも良いので自宅で練習しておいてください。畳一枚のスペースで練習出来ますので。
審査に向けて、各自努力をするように。何よりもプロセスが大事です。
【移動式基本】
久々に登場の移動式基本。
なかなか定まらない基立ちの幅。これを修正すべく長い時間をかけ稽古に励みます。
基立ち / 追い突きは、移動足が着地後、ほんの僅かに遅れて軸足の張りと手技のタイミングを合わせます。
私の指導方法は、まず理屈を説明することから入ります。
頭で理解出来れば意識して稽古するようになります。なのですぐに出来ることは求めてません。(出来なくて当たり前)
意識しだすと、段々教わったとおりに身体を動かそうとしだします。(これが大事)
なんとなく覚えた事を、なんとなく繰り返していれば上手くならないし、逆に間違った状態で身体が覚えてしまい癖を修正するのに、結果遠回りしてしまいます。
「目で聞く」姿勢は基本的な事を学んでいる、今のゆり生にとても重要なことです。
嬉しいことに、すらすら答えられる生徒がちらほらいてますが、共通して言えることは聞く姿勢が良いこと。
しっかり集中し、話し手の目を見て聞いてくれます。
稽古に戻ります。
次、前屈立ち / 逆突きです。
基立ちよりも深い立ち方ですので当然キツいです。
前足付け根(鼠径部)にプリント用紙が挟めるくらいに曲げ腰を落とします。
(前足親指が隠れる位に膝を曲げます)
最後は初登場の四股立ち / 下段払いです。
とてもしんどい立ち方の四股立ち。四股立ちの状態で移動基本におけるコツを説明です。
そのままの状態でお話を聞きますが、腰を上げることなく四股立ちの状態で我慢して説明に耳を傾けます。
そういったことが自然と出来るようになってきました。
とても嬉しい事です。
コツは移動足(後ろ足)を軸足(前足)に直線的に運び、当たる瞬間に方向転換し追い抜きます。
手技をだすタイミングは軸足の張りと同時。
移動足が着地するタイミングで技を出すと、ドンっ!と大きい音が道場に響きます。
糸東流の運足は、すり足ですので大きい音をたててはいけません。(他流派ではドンもありますが)
イメージは足で雑巾がけするアレです。
道場に引いてある、ラインテープを利用して足運びの意識付けを行いました。
これから先、覚える形が増えると立ち方も増えていきます。
今日やった四股立ちの他、猫足立ちや後屈立ちによる単体の練習もあれば、基立ち → 四股立ち → 猫足立ち → 後屈立ちのようにあらゆる立ち方をミックスした移動基本も控えています。
基本あっての形・組手ですので移動基本を疎かには出来ません。
移動式の稽古で頭と身体に染み込ませていきますので頑張ってついて来てね。
【形】
審査に向けて四の形・十二の形・平安二段をブザーに合わせひと挙動ずつ稽古します。
転身方法も以前と比べ随分スムーズになってきました。
四の形・十二の形では幸いにも踵が浮きません。修正するのに苦労するポイントです。
おへその指摘(引っ張り合いっこ)が無くなったら、平安の形における転身のコツを説明します。
内容がだんだん難しくなってきますが形の方が好きな生徒は、同じ指摘を受けないよう意識して取り組もう。
もちろん居残り稽古を望む生徒には、マンツーマンで指導します。
今日の指摘事項は、猫足立ちの軸の置き方と四股立ちの演武線。
軸足の踵に軸を乗せ、お尻だけ後方に突き出します。
逆におへそを前方に突き出してしまうケースがよく見受けられます。
逆です。
自宅の壁に後ろ足の踵と背中をつけて立ち方の確認をすれば良いでしょう。
猫足立ちの移動基本を来週やってみましょうか。
集中力を保った状態で各自、自由練習です。思いおもいに審査に向けて練習し、最後全員で一度だけ合わせます。
高い集中力で形稽古を終えました。良い感じです。
【組手】
小休止を挟み組手!
普段から拳サポ・インステップをはめ稽古で慣れておきます。
組手も基本的な動きを正しく身につけていないといけません。
どうやって教えると伝わるのか、良い方法を探っていたところラダーを取り入れてみることに。
突きを出すとともに、前足の踏み込み(タップ)と気合です。
枠の中に入れた前足を、刻み突きとともに枠の外に送ります。
同様の方法で中段突きも。
いったい何本突いたでしょうか。
最後まで集中力が途切れなかったので、予定していなかった技をひとつ追加。
上段 / 上段(じょうじょう)です。
オーソドックスな連続技、上段 / 中段と違い、刻み突きの高さで2本目を出します。(タップは2回)
「突き」は突いて終わりでは無く、引き手と残心で1セットです。
新しい技を学ぶ時のキラキラ輝いた目は、教えてる方もテンションが上がりますね!
ラダーで足の運び方を意識した後は数本ずつですが、実際にミット打ち!
中段突きと比べ楽な姿勢で2本突けますので、何よりもスピード勝負の技と言えます。
新技がスムーズに出せる位にまで身体に染みついてきたら、もっともっと高速で突く方法がありますよ!
やる気に満ちた生徒と思いっきり空手が出来てホントに幸せです。
【居残り稽古】
審査に向け平安二段を打つ生徒が4人。
マンツーマンなので、形稽古よりも密度が濃い指導が出来ます。
指導内容は、まだまだ基本的なことばかりですが、スタートした時の頃を思い返せばとても成長しています。
ステップマスターにトライする生徒が!
使い方を簡単に説明し、利き構えから逆体へスイッチ!
フットワークから突き!
突きから蹴り!
まだ幼児なのに、のみ込みが早いこと!
リズム感を養うのに適したツールですので、居残り稽古で自由に使ってくださいな。