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2022年9月24日 (土)青空田中道場 2
こんにちは!
今週も、公園で朝から青空田中道場です。涼しくて身体を動かすにはちょうど良い季節になってきました。
早起きからの空手!なんて気持ちの良いことでしょう。
新たに大会参加者が3名増え、みんなで練習開始!
初めての組手試合に挑戦することもあり、反則とポイントのルール説明です。
先週参加した生徒は2度目のお話になりますが、おさらいです。
突き技(有効) :1ポイント
中段蹴り(技有り):2ポイント
上段蹴り(一本) :3ポイント
突きは10㎝手前、上段蹴りも10㎝手前で止めれるコントロールが必要です。
更には引き手を取って残心も。ここまでが突き(蹴り)の1セットです。
保護者の方向けに、「先取」・「カテゴリー1」・「カテゴリー2」についても触れています。
当ててしまったら、カテゴリー1
場外に出る(場外)、逃げる(逃避)、技を出さない(不活動)、オーバーに痛がる(誇張)、当たったふりをする(負傷の装い)、防御しない(無防備)はカテゴリー2になります。
ルールとポイントの次は、間合いについてです。
これも先週と同じく信号の色に例えました。
赤信号は危険な距離
黄信号は一歩踏み出せば届く距離
青信号は踏み出しても届かない距離
組手は、黄信号で距離とタイミングを計り、思い切り飛び込みます。
この間合いを間違うと、技を出してもポイントを取ってもらえず、疲れてしまうだけです。
なので技の練習は、そこそこにしておき、フットワークで距離を知る練習をすることから始めたいと思います。
注文している防具が届いたら、組手もガンガンやっていきますよ。
そりゃ寸止めとは言え、出会いがしらに突きや蹴りが当たり、痛みや怖さが勝ることもありますが、その恐怖心に打ち勝ってハートを鍛えていってほしいと思います。
これは持論ですが組手で痛みを知ることで、人に対して暴力を振るわない心の優しい子に育ちます。
黄信号の出入りから、実際に刻み突き・上段逆突き(逆上と呼びます)・ワンツーをだすところまでを稽古しました。
まだまだ動きに、ぎこちなさはありますが説明を思い出しながら、丁寧に技を出す練習を繰り返していきたいと思います。
防具のサイズ合わせしながら、のんびり休憩です。
休憩の後は形。
平安二段の挙動は覚えていますので、猫足立ちと四股立ちの正しい立ち方です。
一人ひとり体格によって、幅や長さに違いが生じます。
簡単に言えば、身長の高い人と低い人とでは、幅や長さが異なります。
最初にこれを頭で理解した上で「自分の猫足立ち」・「自分の四股立ち」を作りこみます。
さらには、立ち方をキレイに魅せる方法・演武線についても。
青空教室は、説明に重きを置いていますので、実際の練習量はそれほど多くありません。頭で理解して身体に落とし込んでもらいたいと思います。
2022年9月17日 (土)青空田中道場 1
こんにちは!
体育館がクーラー設置工事なので使用出来ません。
道場稽古はお休みですが、11月の垂水区大会にエントリーする生徒3人と近くの公園で空手です!
垂水区大会は平安二段、組手競技にも挑戦です!
【形】
受けと攻撃時の立ち方の違いを説明します。
形競技において重要ポイントは、「立ち方」・「姿勢」・「リズム」です。
前屈立ちするところで、基立ちではいけませんので分かり易く説明しました。
受け技の時:前屈立ち
突き技の時:基立ち
次に姿勢です。
軸を置く位置が非常に重要となります。ほとんどの場合、身体の中心に軸を置きますが猫足立ちは異なり、後ろ足(軸足)踵に軸を置きます。
また方向転換する時にも軸移動が存在しますが、これはまた次の機会で。(次の軸に乗るですね)
まずは挙動を正確に覚えることからスタートです。
猫足立ち・四股立ちをより美しく魅せるポイントなんかも。今日は生徒3人だけ。普段の道場稽古とは違い保護者の方にもそばで聞いて頂きました。
自宅練習で参考にしてもらえたら嬉しいです。
最後はリズムです。
平安二段を繰り返し正確に覚えることがゴールでしたが、リズムについても触れておきます。
始めから終わりまで、一本調子で淡々と進んでいくと見所も少なく審判を釘付けに出来ません。
無駄な力みが無く、流れるような演武を目指します。また緩急も必要になってきます。
ゆっくり動く挙動や、ピタッと止まることでスピード感が強調されます。
この辺も次の機会で伝えます。
【組手】
フットワーク・刻み突きのおさらいと「間合い」について。
技が決まる基準は、下記6項目満たすことです。
・良い姿勢
・良い態度
・良いタイミング
・技の力とスピード
・残心
・正確な距離
攻撃を仕掛ける距離(タイミング)についてを信号の色に例えて説明しました。
組手競技はむやみやたらに動いても、体力を消耗するだけで逆効果です。
赤信号:お互いの拳が届く危険な距離(チャンスでもあり、ピンチでもある)
黄信号:前手、前足を伸ばして、相手の拳サポにタッチできる距離(この距離でチャンスを探る)
青信号:前手、前足を伸ばしても相手に届かない距離(この距離で技をだしてもポイントにならない)(相手の間合いを切ったり、呼吸を整える時に使います)
これがポイント奪取に繋がる距離(間合い)です。
自分から、相手の拳サポにタッチ出来たら「自分の間合い」、逆にタッチされたら「相手の間合い」です。この感覚は組手を行う上で重要です。
間合いを理解したところで、動きの中から刻み突きを出す練習に移ります。
残心(引き手、バックステップ)までが1セット。距離やタイミングが良くても残心が無ければ旗はあがりません。
どちらかと言えば保護者の方向けに、ポイントと反則について丁寧に説明しました。
また、組手競技に出場しますので防具のサイズ確認なんかも。
なんやかんやで終わったのは16時。形・組手ともに説明に沢山時間をかけました。
来週は23日に開催します。垂水区出場される方、一緒に練習しましょう!
2022年9月10日 (土)道場稽古22
こんにちは!
段級審査前日の稽古です。
今日は基本・形・組手を審査と同内容で進めました。
ジョグ・ダッシュ・サイドステップから稽古開始!
腸腰筋ジャンプ、うつ伏せ(仰向け)ダッシュで瞬発力と跳躍力を刺激します。
次は体幹トレーニングに移ります。
今日からプランクを1分に。
体幹は形に好影響を与えることはもちろん、組手にも活きてきます。激しい攻防の中でもバランスを崩すことなく動くことが出来ますので。
空手に限らずどんなスポーツにも体幹は必要ですね。
プランク・サイドプランク・2ポイントプランクを今日は3分です。
これまでトータル16分経過です。
筋トレも継続しています。
腹筋・背筋・腕立て伏せ・スクワット正面蹴りも、それぞれトータル60回です。
筋トレを続けることで、形では力強さが増し、腹筋を鍛えることで打たれ強くもなります。
これも継続あるのみです。
小休止を挟み基本に入ります。
中段横受け・上段揚げ受け・下段払い・左右正面蹴り・四股立ち突きです。
今日の集中力は高かったですね。
固定式基本はこれまで全ての稽古に入っているからか、おっ!と思わせるぐらいの生徒も出て来ました。
正面蹴りが抜群に上達しています。
しっかり抱えて、引き足も取れており自分の足を鞭のようにしならせて飛ばしています。
今日のポイントは、【前膝】です。頭の高さが変わらないように蹴ろう!
次回の稽古から新しい受け技を2つ追加しますよ。
次、形です。
今日、皆に伝えたことは、自信を持って力強く形を演武すること、大きな声で気合を入れること。
さてどうだったでしょうか。
一生懸命が伝わってくる稽古でした。
どこの道場よりも、一番元気良く!挨拶、返事が出来るようにね!
全員で、四の形・十二の形を合わせます。
号令に合わせアドバイスを入れながらひと挙動ずつ。
明日の審査は、白帯が大人数で同時に演武します。
集中力が足りず隣の演武が気になりだしたら、自分もつられて間違ってしまいます。
皆に伝えたことは、とにかく集中して自分のペースで形を演武することです。
ここから道場を広く使い、個人練習に移り、一人ひとりまわります。
それぞれ受けたアドバイスを基に、最後にもう一度全員で合わしました。
稽古を繰り返すことでどんどん上達しています。
明日の審査が楽しみです!
最後は、拳サポをつけて組手!
構え方もそれらしくなってきましたよ。
刻み突きと中段逆突きを、号令に合わせ出します。
コツは、
・手技(刻み突き・逆突き)
・前足の踏み込み
・気合
の3点セットです。
次は、お互い向き合って明日の審査向け練習に移ります。
距離を取り、フットワークの中から、習った技を出します。
グルグル回りながらいろんな人とペアで練習。
予定より10分早くメニューを消化しましたので、急遽ひとつ追加です。
前足で蹴る【刻み蹴り】です。
突きも蹴りも大事なのは、【残心】を取ることです。
突きっぱなし、蹴りっぱなしはダメです。
※残心とは、相手の反撃に対する備えです
明日は初めての段級審査。
何度も言いますが、大事なのは自信を持って堂々と力強く演武すること!
挨拶・返事・気合は元気よく大きな声で!
基本も形も組手も今日の感じなら大丈夫です!
※拳サポーターと健康チェックシートは忘れないようにお願いします。
2時間30分頑張ったあと、ひとり居残り稽古です。
初めての平安二段。5回くらい打ったかな。
新しい形を覚えるのも凄く楽しいと思います。この調子で頑張ろう!
2022年9月3日 (土)道場稽古21
こんにちは!
なんとっ!クーラー4台発見です。着々と準備が進んでいるようでひと安心です。
9月は2回しか稽古出来ないので、今日は30分延長です。
・体操・筋トレ・体幹・両足ジャンプ・うつ伏せ(仰向け)ダッシュ
・固定式基本
・形
・組手基本 「フットワーク、刻み突き、中段逆突き、ワンツー」
体幹トレはひと通りメニューをこなした後、丹田の説明を。おへそ下に命令しながら追加で30秒プランクを入れます。
どうだったでしょうか、違いを感じてくれたら嬉しいです。
筋トレはペアになり、腹筋/背筋です。これで筋トレやりやすくなったかな。
お腹の筋肉ついてきたのでしょうか、みんな号令についてこれるようになってます。
「継続は力なり」ですね。
【体幹13分:筋トレ計50回】
メニューに組手を用意していましたので、両足ジャンプです。瞬発系トレで腸腰筋を鍛えます。
うつ伏せダッシュは久しぶりの登場でした。これも瞬発力を高めます。
私たちが学ぶ組手は、一撃で相手をなぎ倒すパワー空手ではなく、一瞬で相手の懐に入るスピードと反応(反射神経)の速さを競いあう空手です。
なので今日行った、瞬発系トレーニングやアジリティトレーニングで能力を高めます。
久しぶりの登場でしたが、これも継続は力なりですね。
次、固定式基本です。
中段横受け・上段揚げ受け・下段払い・左右正面蹴り・四股立ち突き・前屈立ち/基立ちです。
全て来週の段級審査の内容です。まだまだ修正点は多く残りますが、明日の白帯練習会や、段級審査会を経験したあとの取り組み方に要注目しています。
沢山刺激を受けてきてほしいと思います。
次、形です。
まずは四の形の2挙動目から3挙動目に入るところで、足の運び方と受け手の準備の仕方を説明です。
たっぷり時間を割き、繰り返し部分練習です。
なかなかの手ごたえを感じましたが、どうだったでしょうか。
四の形で方向転換と受け方のコツを掴んだら、十二の形で応用です。
各人、個人練習に移り一人ひとり回りアドバイスしていきます。
個人練習を一人で集中して続けることは、まだ難しいかも知れませんが、「より正確に」・「より美しく」を心がけると形が変わってきますので意識してほしいところです。
形の練習に費やす時間が比較的多いため、生徒の意識ひとつでグンと伸びるはず。
あとは私がその気にさすことが出来るかにかかっているとも言えます。
さて、本日最大の収穫は新しく入った生徒達が形を覚えたこと!
これで、全員で形練習が出来ます!!
覚えた時の嬉しそうな笑顔を見ると、一瞬で疲れが吹き飛びますねホントに!
次に学ぶ形の編集を頑張っていますので楽しみに待っててね!
最後は久々の組手です。
まず構え方とフットワーク。この辺りはまだ覚えていた感じかな。
フットワークは跳ぶと教えていますが、沈むが正解なので注意してね。前に進む時に動かすのは足首だけでサっと進み、決して宙に浮かないようにしよう。
構えた時に相手に近い方にある手(フライパンを持つ方)で「刻み突き」を出します。コツは前足と同時に前拳を顔の高さに出します。
もうひとつ、「中段逆突き」は相手に対して奥の方にある手で、お腹に向かって突きます。コツは前足を大きく踏み込み深く潜ります。
最後はブザーに合わせてワンツー!前足を2回タップを鳴らすと同時に刻み突きと逆上を連発!
やっぱり楽しいですね!組手も!
最後に形と組手どっちが楽しいか質問すると、キレイに分かれましたねw
今日の3つを覚えたら実際にミットめがけて打ち込みをしよう!
もっと組手が楽しくなると思います!
2022年8月27日 (土)道場稽古20
こんにちは!
注文していた道着が3人分届き、初めて道着に袖を通します。これで道場生全員の道着が届きました!
並んで帯を締めていると生徒から嬉しくて笑みがこぼれます。この気持ちをいつまでも忘れないでいてほしいと思います。
おっと道着姿の写真を取り損ねてしまいました、、
夏の間はTシャツで稽古していますが、涼しくなりましたら道着着用に戻しますのでその時、全員で写真を撮りたいと思います。
さて本日のメニューです。
1・アップ・柔軟・体幹・筋トレ・お尻歩き
2・固定式基本
3・移動式基本
4・形
【アップ・柔軟・体幹・筋トレ・お尻歩き】
体幹トレも慣れてきた感じで、フォームも良くなってきたように感じます。
軸が整うと、今頑張っている形に活きてきます。
なので出来るだけフラフラしそうなところをじっと我慢出来るよう頑張ろう!
コツは、おへその下(丹田)に止まれっ!と指令を出してみるとふらつきを抑えることが出来ますので、次試してみてください。
なんと今日でトータル10分経過です。
腹筋・背筋・腕立て伏せ・スクワット正面蹴り。これも10回ずつ頑張ってます。
最初は、1回も腹筋出来なかった子が、歯を食いしばって号令に合わせてついて来ています。
今日、皆に伝えましたが頑張りは全部自分の身体に返ってきます。
真面目に筋トレ頑張れば、パワーが突きます。パワーがつくと形において当然力強い突きや受けの手技が出せますし、身体の安定性も高まります。
真面目に体幹トレ頑張れば、地面に根が生えたような微動だにしない形を打つことが出来ます。(極め)
腰の切り返しに繋がるお尻歩き。複雑な動きが入る形に必須の技術なので今から下準備です。
【体幹10分:筋トレ各40回】
【固定式基本】
今回もいつもの如く、基本を繰り返します。
立ち方・受け・突きの基本が出来ないと、美しい形は打てません。
今日ある生徒に変化を感じました。
稽古中、アドバイスを聴きながら受けの高さを自分で修正していました。
考えながら稽古に励んでいました。
意識ひとつで、成長のスピードは変わってくると思います。非常に楽しみです。
「よく見る よく聞く よく考える」です。
【移動式基本】
ここ数日ずっとあることを考えていました。
どんな練習の仕方を取り入れれば、生徒達に伝わりやすいかです。
今日トライしたことは、「視覚に訴えかける」です。
低学年が沢山集まる現状では、言葉だけの説明ではイメージがつきにくいかも知れません。
目標物を可視化する方が、スッと入ってくるのではないかと思い、養生テープを用意しました。
生徒達全体に共通する課題は、移動の度に立ち方にバラつきが生じること。
幅が広い、幅が狭い。
基立ちの長さが広い、長さが狭い。
まだまだこんな感じです。
目指すところは、どれだけ移動しても同じ幅 / 長さです。
今日取り入れたアイデアです。
床にテープを貼り軸足の親指を乗せます。移動足の床にも同様にテープを貼り基立ちの位置に目印とします。
移動足を前に出し目印を付けます。
合計3か所にテープを貼る事で前に出ても、後ろに下がっても「基立ち」です。
足元を見ながらの(その場)移動基本でしたが、生徒達は意図を理解してくれており真剣そのもの。
自分の基立ちが安定するまでの間、続けたいところですが難点がひとつ。
テープを手頃なサイズに準備し、一人ひとり異なる基立ちに貼り付けるのに時間がかかり過ぎてしまうこと。
準備に10分近くかかってしまいました。
(その場)移動基本をした後、今度は実際に移動式基本(追い突き)です。
運足は半円を描き、床を雑巾がけするように滑らかに動きます。
移動足とともに、軸足が前に引っ張られる癖も見受けられますので、注意を促しました。
【形】
四の形・十二の形を全員で合わせた後、散り散りバラバラになり個人練習に移ります。
すみません。全員に回ることが出来ませんでした。
ある生徒との稽古中、私自身新しい気づきがありました。
もしかしたら、今まで教えていた方向転換の仕方より、簡単且つ正確に回る方法が見つかったかも知れません。
次回の形稽古で、皆に試してもらおうと思います。
※お伝えしましたとおり、9月4日に全体練習会を開催することになりました。既に数名参加の連絡を頂いています。
内容は基本と形の練習会となり、今のゆり生にもってこいの内容ですので、ご都合がつきましたら奮ってご参加ください!