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2022年4月30日 (土)道場稽古6
こんにちは!
松宮台自治会館での稽古も、本日を持って終了です。
自宅から秒で通える距離。なにかと便利でした。体験に来てくれた10人以上のちびっ子たちが松宮在住でした。
ニーズは相当高かったのですが、こちらの不手際でチラシの内容が異なってしまい大変ご迷惑をおかけしました。
さて本日の稽古です。
しっかりと座礼・黙想です。改めて黙想の説明をしましたが、みんな正しく理解してくれていました。
いつものようにジョグから動的ストレッチに入り、ジャンプやサイドステップに加え組手のフットワークに初挑戦!
動かす部位は足首だけ。「大きく・高く」跳ねるのでは無く「小さく・小刻み」にです。
おさらいです。
・真半身に構える(おへそは横・顔を正面)
・前拳は顎の高さ
・奥の手は胸の前
・足の向きはハの字
・膝を軽く曲げる
・踵をほんの少し浮かす
・歩幅は変えない
・軸は動かさない(焼き鳥の串が刺さった状態)
来週は広い体育館なので、長い距離練習出来ますね。フットワークで下半身の筋肉をつけたいと思います。
身体が温もったところで、ラダーです。
今まで教えた事は難なくこなすようになってきたので、ここで新しいメニューを2つ追加です。
2イン2アウトとニーホップです。
2イン2アウトは、シャッフルと似ているので、しばらく練習すれば出来るようになるでしょうが、ニーホップは手こずります。左右の足で違う動作をする訳ですから難易度高めです。
脳と身体、あるいは体の部位と部位の「神経回路」がしっかり連係しているほど、電気信号は速く、正しく伝わります。これによって身体がスムーズに自分の思い通りに動かせるようになります。
空手教室なのに脳トレが入りますが、この繰り返しで運動神経を上げていきます。諦めず挑戦してみよう!
小休止を挟んだ後、固定式基本です。
今までに覚えた、「引き手」・「突き」・「正面蹴り」・「中段横受け」・「下段払い」に加え「上段揚げ受け」が新たに加わりました。
動作を2挙動に分けて教えましたが、驚くことに皆出来るではありませんか!
ここからは、しんどい練習に突入です。前屈立ちに構えての突き。
ポイントは、前膝です。
真上から見て、足の指が隠れる位膝を曲げます。(足首と膝頭が一直線)
この状態でひたすら突きを出します。
自分に負けて膝を緩めないようにしないといけません。
空手の基本稽古は、それはもう地味でしんどい練習の積み重ねです。
心と身体を鍛えますので、しっかりついてきてね。
皆で頑張ったあと最後は、基立ちと前屈立ちを交えた、突き、受けの練習です。
突きを出す時は基立ちとなり、受け技を出す時は前屈立ちとなります。
間違って覚えないよう、ゆっくり時間をかけて丁寧に基本稽古を行いたいと思います。
さあ、来週からは桜の宮小学校です!
サーキットトレーニングで広い体育館をフル活用したいと思います!
ラダー
こんにちは!
神経系に視点を置いたトレーニング方法で、「動きやすい身体をつくる」「自分の身体を思い通りに動かせるようになる」といったコーディネーショントレーニングです。
様々なアスリートが実践しているラダートレーニングは、ランのステップ・ひねりやシャッフルした動き・ラダーの面を使用した動作の組合せにより、
たくさんバリエーションが存在します。これらのエクササイズは、脳からの指令をいかに素早く動作として実行させるかという神経系トレーニングです。
動作に慣れるまでの間、足元を見ながらラダーの感覚を覚えるのも必要ですが、慣れてきたら足元を見ないで目線を前向きに変えます。
これは周辺視野の向上にも繋がります。組手競技では、足が一歩でも場外に出てしまうと反則(カテゴリー2)を取られてしまいます。
場外を気にするあまり、対戦相手から目を離すなんてことはあってはいけません。周辺視野を鍛える必要もありますね。
【全日本空手道連盟】第2指定形 教範
こんにちは!
指定形の制定は形の普及に役立ち、形が技術的に大きく向上し国内外で採用するまでになりました。さらなる形の普及発展を目指して、新たに各流派2つずつ制定し「第2指定形」となりました。
剛柔流 :クルルンファ・セイサン
松濤館流:観空(小)・エンピ
糸東流 :松村ローハイ・ニーパイポ
和道流 :ニーセーシー・クーシャンクー
中国拳法の流れを汲むニーパイポは、受けからの肘固め、もろ手突き、一本拳等の技法に特徴があります。緩急の動作をリズミカルに演武する糸東流らしい形で好きですね。
松村ローハイの鷺足立ちはニーパイポと異なり足を巻きつけません。蹴りによるさばきからの、猫足立ち・手刀受けはかっこ良くて好きです。
BODYMAKER -ビッグミットDX-
こんにちは!
BODYMAKERのビッグミットDXです。
3月26日の道場開きのお祝いに友人から頂きました。
かなりの大きさです。
的がデカいのでミスショットを気にすること無く、遠慮なく全力で蹴れます。
自宅で娘を蹴り飛ばすかの如く、全力で蹴ってます。気分爽快ですね。
重量は約3㌔程度でしょうか。
合成皮革なので程良い硬さで素足で蹴っても大して痛くありません。
側面の編み込みは、打撃の衝撃力を緩和させるように空気が抜ける構造になっていて、持ち手に優しい工夫が施されています。
また、グリップが両サイドと上部の計3か所あります。
上部にグリップがあるので、MMAで今話題のカーフキックの練習が出来ますね。(空手では反則ですが)
競技の達人5 「高速上段突き編」
こんにちは!
競技の達人Vol.5 「高速上段突き編」
高速で放つ突きは、決してスピードだけに頼っている訳ではありません。
相手が反応出来ないように入ることが重要です。
3つの要素について説明します
1:膝を抜いて相手の気を浮かす
2:手先(指先)の感覚を養うこと
3:中丹田を使う
1-1
2人1組のペアとなり「棒」を、使って柔らかく入る練習です。お互いおへその下に当てます。
一方が素早く前進し棒を腹で押し、もう一方は素早く反応し押された棒を腹で押し返します。
ポイントは、前足の膝を瞬間的に抜くと難なく前進することが出来ます。
しかし、床を蹴って入ると相手にバレてしまいます。どんなに速く前進しようとしても棒を押すことは出来せん。
棒を使うことで、相手の重心を浮かす感覚を身につける練習方法ですね。
1-2
ペアと向かいあい、相手を持ち上げるように入る練習です。
より遠くを突けるだけでなく、相手の反応を遅らせることが出来ます。
ポイントは前膝の抜きで、スッと入る練習です。
2-1
手を叩く練習です。
自分の手の5センチ程、上側にペアに手を構えてもらいます。
そこから、ペアの手の甲を叩く練習です。
速く叩こうとすれば、反応の速い相手にはかわされてしまいます。
指先に意識を集中させ、叩こうという意識を持たないようにすると容易に手をタッチ出来ます。
2-2
手首を掴む練習です。
先程の手の甲を叩く要領で次は手首を掴みます。
これも掴もうという意識が強すぎると掴めません。
2-3
ペア相手に胸の前で手をパーで構えてもらいます。
胸をめがけて突きを打ちますが、これも「おこり」があれば読まれ、かわされます。
手先の感覚を養い、手が飛んでいくイメージで突くと当てることが出来ます。
3-1
力を使わずイスから立ち上がる練習です。
イスから立ち上がる時、通常は一旦体を前に持っていき、大腿四頭筋を使い身体を持ち上げます。
身体の力を抜き少し背中を丸めます。息を吸いながら胸が上方に膨らむイメージを持って立ち上がります。
3-2
今度は、やや低めのイス(箱)に座り、すぐに立ち上がり前進します。
ポイントは3-1と同様です。
3-3
最後は、椅子から立ち上がりながら胸の力で突きます。
足腰による推進力以外にも、胸が前方に引っ張られる感覚を持ち複数の推進力で突きこむとより効果的です。
中丹田を最大限に使い活用し突きを出す練習をします。
おさらいです。
膝を素早く抜き、相手を持ち上げるイメージで入り胸が、前方に引っ張られるようにして上体を突き乗せます。
相手の顔についた「ご飯粒」を取るイメージで突くとモーションが消せそうですね。
組手の攻防の中で、下肢の抜きが出来ていれば防御する両手は上がり、床を蹴って踏み込んだ場合、逆に反動で両手は下がります。
良いことに気づきました。