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2024年4月6日 (土)道場稽古96
Hello April !!
相変わらず花粉に悩まされていますが新学期がスタートする春は1年の中でも好きな季節です。
暑くもなく寒くもないこの時期はとても過ごしやすく朝から勝手にテンションが上がります。
通勤電車は、初々しいスーツ姿の社会人1年目がたくさん居て超満員ですが。
-バンビクラス-
0・早練
1・ウォーミングアップ
2・体幹
3・固定式基本
4・組手
-モンキークラス-
5・ルーティーントレ
6・体幹
7・審査向け基本 / 形
8・組手
【早練】
本日の早練は、神戸市大会に出場するY君と平安二段でした。
課題だった猫足立ち。
努力のあとが伺えます。
ちゃんと自主練してきたのでしょう。
随分立ち方が良くなってきました。
素早く回るコツと手技のタイミングを揃えることに十分時間を割き、
下段払いもシャープに出すコツを伝えました。
残る課題は、突きの高さ・技の力強さ・腰の締め
それにしても猫足立ちカッコよくなってる!
【ウォーミングアップ】
ジョグ・バックラン・サイドステップ・アンクルジャンプ・カエル飛びジャンプ・足上げ・股関節回し・ランジ
こんなことやってます。
サイドステップの時のようなリズム感が出てくるともっと良くなるよ。
【体幹トレーニング】
サイドプランク・バックフルアップ・V字プランクで102分経過しました。
1分間、腹筋に力を込めて身体を支えられるようにね!
焼き鳥の串が身体に突き刺さってるイメージ!
【固定式基本】
先週までに、引き手・突き・中段横受け・上段揚げ受けまで進みました。
新入会生が来てくれたので、繰り返しおさらいの時間を取っていますが以前からの生徒は、
もっと速く!
もっと強く!
どっちも引き手を強く取ることが重要です。
脇を開かないように注意してね。
さて3つ目の受け技、下段払いを学びました。
これがなかなか難しい!
しばらくは3つの受け技を中心に基本稽古が続きます。
左基立ちの作り方の作り方を記しておきます。(右基立ちは反対です)
1・右膝を床につける
2・左足の踵を右膝と横一直線になるように並べる
3・そっと立ち上がる(足を動かさない)
4・右足を真横(肩幅)に広げる
5・左膝を軽く曲げる
基立ちを作り正面蹴りの練習でした。
これを左右の足で。
正面蹴りのコツは、抱え足と引き足を取ること。
抱え足が無いと、サッカーボールを蹴るような感じになってしまいます。
抱え足の意識付けにミットを足元におき、蹴りの練習を行いました。
抱え足が無いとミットを蹴っ飛ばしてしまうので、障害物を使って空手の蹴りになるよう練習しました。
【組手】
形の特訓を予定していましたがミットに興味津々のバンビ生たち。
ミット打ちしようかとも思いましたが、組手基本が先でした。
構え方とフットワークから。
構え方を記しておきます。
1・おへそを真横に向けて立つ
2・顔だけ正面に向ける
3・動きやすい程度のスタンスを取る
4・両膝を軽く曲げる(曲げっぱなし)
5・つま先の向きはハの字
6・両方の踵を軽く浮かす
7・前拳は顎の高さ
8・前拳側の腕は軽く肘を折る(ふところを大きく)
9・奥拳は胸の前
構え方の次はフットワーク。
歩幅を変えず膝下を柔らかく使ってフットワークします。
ここでも軸が大事。
お尻を振ってはいけません。
焼き鳥の串が刺さったイメージです。
もうひとつ、膝は軽く曲げたまま。
膝をピンっと伸ばしてはいけません。
最後に前拳で突く練習(刻み突き)と奥拳で突く練習(中段逆突き)行いました。
バンビたちは活気があって良いですね!
(つづく)
-モンキークラス-
【ルーティーントレーニング】
これから体幹トレーニングと同様にルーティーントレとして下記を取り入れます。
形の競技力を上げる目的として手技の瞬発系
もうひとつ お尻歩き
組手の競技力向上を目指し下半身の瞬発系
拳立てで拳の握り方の矯正
この4つを行います。
説明に時間を割くのは初めの一回目だけにしたいので、よく聞いてほしいところです。
さっき言ったばかりのことが出来てないと、聞いていないのと同じ。
また説明しないといけなくなるとみんなの時間が奪われてしまいます。
一人を取るか全体の進行を大事にするか、、
なのでよく聞いてね。
拳立ては前回に引き続き15秒。
しっかり拳を固めよう。
言いたくなかったけど、空手習ってて拳も握られへんのは空手じゃないよ。
拳立ての握りは、『今』だけじゃないよ。
稽古中ずっとやで!
手技の瞬発力はクラッププッシュアップ。
時々やってた内容なので、知ってる生徒もいたことと思います。
瞬発力が無さすぎる生徒がやると顔面を負傷するのでずっとやってなかったが取り入れていきます。
これを集中して3回だけ。
糸東流らしくスピード感溢れる形が打てますように。
もうひとつ形向けはお尻歩き。
これは、骨盤を柔らかく使い技にしなやかさを出す目的で取り入れます。
糸東流は形の種類も他流派に比べダントツで多く、複雑で難易度も高い形ばかりです。
下半身と上半身の連動で形が打てないと、人々を魅了する形は打てません。
逆腰ひとつ取っても、もっと小さくもっと速く腰を操れなくてはいけません。
トップクラスの選手は、これを普通にやってしまいます。
とても奥が深い形の世界。
滑らかにしなやかに身体を操作できるようにお尻歩きを取り入れていきます。
これも短い時間集中してね。
というか形が上手くなりたい生徒は、今日学んだ内容を家でやっててほしいです。
努力しよう。
下半身の瞬発力向けメニューは、膝立ちからのジャンプ。
跪座の姿勢を取らずやること。
今出来なくても、心配することは無い。
毎週やるので絶対瞬発力はついてくる。
今日は両腕の使い方を説明するの忘れてた(ゴメン)
これも上半身の使い方が分かれば、よりスムーズに出来るようになる。
立ち上がったあと、間髪いれずに立てたミットの上を両足ジャンプ。
プライオボックス導入するまではミットでやろかな。
一瞬のスピードを上げて組手で主導権を握れるように取り入れます。
30分かかってしまいましたが、もっと短時間で効率的に鍛えていきたいと思います。
目安はこのあとの体幹トレと含めても10分前後で収めたいと思います。
瞬発系は長時間やっても疲れて効果が得られないと聞きますので、少ない回数を全力フルスピードでやり切ろう。
”継続は力なり”
コツコツ型の道場らしく、地道に努力出来る人を育てたいと思います。
【体幹トレーニング】
片足逆突きを両足で、片足飛びも合わせて行いました。
軸を整えてトレーニングすることが大事です。
これで242分経過。
体幹トレはなんと4時間超えてしまいましたね。
体幹のための体幹トレにしていてはダメです。
軸を意識して形や組手に活かすためにやってます。
そもそもの目的を見失わないように。
形を打つ際中、軸で動いたり回ったりしてほしい。
身体が大きく波打ってたりしてるうちは、意識が足りないよ。
形は大振りにならず(動かず)、シャープに切れ味鋭く動けるように。
もう一度言いますが、軸を意識して形を打とう!
そのための体幹トレしてることを忘れたらアカン!
【審査向け基本 / 形】
バンビから上がったAちゃんとH君。
2部お試し中のMちゃん。
そろそろ審査出陣が近いY君。
この4人で審査向けの稽古でした。
他の生徒は余計なおしゃべりも無く、しっかり見取り稽古していました。
先週は緊張からか形を間違ってしまった2名の生徒。
今日は気合MAX!
集中力MAXで2度目の道場内審査を無事合格!
良かった!
気持ちのこもった良い顔つきで挑んでいました。
用紙をもらったから終わりじゃなくて、当日まで努力を重ねるようにね。
努力する大切さをゆり空手で学んでほしいと思います。
このあと、青・オレンジで平安二段と平安五段。
白帯生は平安二段を打ちました。
形を間違えているうちはまだまだ。
打ち込んだ量が十分とは言えません。
試合でも審査でも形を間違えたら絶対に勝てないし、合格なんて出来るはずがありません。
試合に出ると決めたなら、大会に向けて本気で取り組んでほしい。
上手い下手ありますが、順番間違うのはあり得ない。
厳しい一言ですが本気でやってほしい。
【組手】
遠い距離で2列で向かい合いあって刻み突き。
ブザーに反応して前に立つ相手より先に技を極めます。
引き手を取り残心するまでが突き、長い距離が出せるように。
階下が図書室なので遠慮ぎみですが、来週から体育館に戻ります。
思いっきり踏み込んで練習したいですね。
刻み突きに十分時間を取り、次は中段突き。
中段突きも刻み同様に直ぐに引き手を取り、軸足のタメに戻します。
ここでも意識の話をしましたが、意識の高い生徒は軸足のタメにダイレクトで戻しますが、そうでない生徒は無意識のうちに棒立ちになり、次の号令を待ちます。
しんどい練習してる中で無意識に手を抜いてしまう生徒と、膝を四股立ちの状態でキープし続ける生徒の違いは下半身に表れてきます。
なんで膝のタメが必要なのかは先週の稽古で理由を説明しています。
稽古の流れを切って、ここでまた説明の時間に戻ってしまえば歯を食いしばって頑張る生徒の気持ちが途切れかねません。
タメがあるからこそ、次の攻撃に移ることが出来ます。
意識が足りないままだと、来週から取り入れる試合形式で嫌でもわかることだと思います。
中段突きのあとは、ペア相手が刻み突きの状態でキープ。
その下を潜って極める中段突き(もういっちょ)
相手の刻み突きが上空を通過するイメージで深く潜ります。
軸足の踏ん張り方は、今日説明した2つのうちどちらでも構いません。
でもやってはいけない踏ん張り方だけはやっちゃダメ。
これは自分の身体が支えやすい方を取り入れてくれたらオッケー。
支え方をそれぞれ試してみたあとは突き方。
スピードが増す突き方と、相手の攻撃を受け流しながら入る方法。
これも自分の入り易い方を選べば良いです.
ひと通り試したあと、今度はブザーに合わせ互いにポイントを取りあう練習です。
刻み突きは、顔面の5㎝手前でコントロールすること。
中段突きは、相手の道着をかすめる程度を狙います。
互いに長い線を見せた後、素早く引き手を取り残心に移ります。
稽古始めに取り入れた、手技の瞬発力がここでも発揮する場面です。
今はまだブザーでやってますが、最終的にはペア相手と駆け引きやフェイントの中から技を極める練習になります。
もちろん突きはフルスピードで。
緊張感あふれるギリギリの緊張感の中で稽古することで、技が研ぎ澄まされていきます。
笑顔で練習しているうちは全然まだまだ。
気を抜けば相手に極められる緊張感の中で稽古していきたいな。
最後は蹴りの練習。
ルールが見直されたことにより、蹴りでポイントが取れる選手は有利し試合運び出来ます。
ということは蹴りの練習と同時にガードの練習も必要です。
ペア練で同時に練習でした。
受けは両手を使い身体の前で。
目を瞑ってはダメ。
蹴りは膝から下を脱力しムチのように扱えるように。
蹴った後は当然引き足を取るよ。
上段蹴りは10㎝手前で足を伸ばしきり蹴って、引き足を取り残心です。
※ 来週から体育館に戻ります!
17:00まで使えますので、居残り稽古したい人は連絡ください。
形する人は自主練がメイン。
組手したい人は予め連絡くれると嬉しいです。
但し神戸市組に限ります。
残らない人は速やかに退出するように。
居残りの人はダラダラ残らないこと。
17時には完全下校しないといけないので16時40分頃までね。
※※審査の申し込み用紙と費用は13日の稽古が締め切りです!
2024年3月30日 (土)道場稽古95
こんにちは!
天気も良く朝から洗車で一日がスタート。
4月の後半に審査を控えていることもありますし、級ごとに求められる基本と形を重点的に稽古しました。
今日、審査用紙を貰えなかった生徒は、指摘を受けた部分を修正し次週用紙を貰えるよう頑張ろう。
新しく入会された方の手続きもありましたので今日は早練を見送りました。
-バンビクラス-
1・ウォーミングアップ
2・体幹
3・固定式基本
4・形
-モンキークラス-
5・体幹トレーニング
6・審査向け基本 / 形
7・組手
バンビクラス
【ウォーミングアップ】
稽古前に新入会のK君とMちゃんの自己紹介でした。
新1年生と年長さんばかりで、すぐ溶け込んだ様子でした。
バンビ3人目のMちゃんです。
ジョグやサイドステップやいつものメニューのあと先週すっかり忘れてた、うつ伏せダッシュと仰向けダッシュ。
競争は小さい子に大うけですね。
みんな元気よく楽しみながらのアップでした。
【体幹トレーニング】
本日の体幹トレはサイドプランク・プランク・V字プランクでした。
焼き鳥の串が身体に刺さったイメージで真っ直ぐにね。
身体を支えられるだけの腹筋が必要です。
これで99分経過しました。
【固定式基本】
これから始まる空手道人生でまず最初に覚える立ち方です。
閉足立ち → 結び立ち → 平行立ち → 八字立ち → ナイハンチ立ち → 四股立ち
このあと引き手の取り方を練習し、突きも学びました。
引き手は脇を締め、突きは正中線且つ鳩尾を狙います。
先週の体験でふれた中段横受けをなんと覚えていました。
この日も何度も何度も繰り返し、新たに上段揚げ受けに入りました。
いっぺんに受け技3つは覚えず、ひとつずつ進めています。
このあと左右の正面蹴りで基本稽古を終えました。
正面蹴りで大事なことは、
1:おへそを正面に向ける
2:前膝を軽く曲げたまま蹴る
【形】
新入会生は見取り稽古。
先輩生徒達で四の形でした。
形で大事なことは、技を出したあとはピタっと動かないこと!
それと強い技を出さないといけません。
強い技を出すには、引き手を思いっきり取ること。
あと基立ちなので、前膝は軽く曲げておこう。
5回程度、全体でひと挙動ずつ打ち自主練に移ってもらいました。
その間、2名の生徒と平安二段でした。
覚え始めた段階ですので、こちらもひとつずつ。
10分程度でしたが個別練習会でした。
来週から2部に上がるAちゃん。
猫足立ち、四股立ち(長さと幅と軸)と平安二段しっかり練習しておいてね。
(つづく)
モンキークラス
【体幹トレーニング】
体幹トレに入る前に新たに取り入れることにした "拳立て”
拳の握り方がなかなか修正出来ないこともあり、これから15秒やります。
静止した状態をキープするメニューから動きを加えた体幹に移行しました。
形でも組手でも必要な体幹力。
地味で退屈でいまいち強くなった実感持ちにくいかもだけど、やってきたことに間違いはないはず。
基本や形・組手の、いろんな場面で自分の軸がいまどこにあるかを意識して稽古に励んでほしいと思います。
特に移動基本の中で軸を意識し、自ら整えることが出来ればさらに美しい形に成長することでしょう。
組手では、技の極め・コントロール(当てちゃダメ)が大事ですので、いかに自分の身体を細かく制御出来るかが重要な要素となります。
体幹が強い人の特徴としては、動きにメリハリがつけられることが挙げられます。
ゆったりとした動作から急に素早く動くなど緩急を使いこなせます。
片足逆突きを左右で、片足飛びで合計239分経過しました。
空手でも必須のスキルなので地道に頑張ろう。
【審査向け基本 / 形】
4月28日の審査会に向け、道場内審査を行いました。
初めての取り組みで手探りでのスタートでしたが、一人ひとりをしっかりと観て判断したかったから取り入れてみることにしました。
青帯6級以外の生徒は見取り稽古。
審査当日の内容をそっくりそのまま再現でした。
シンプルに正しい立ち方と技を頭で理解し身体で表現出来ればオッケーです。
なにも初めてのことをする訳でなく、普段通りするだけ。
6級基本は、若干の修正をする程度で大丈夫でした。
基本の次は6級形。
28日は平安三段と五段を審査しますので、そのリハーサル。
ひと挙動ずつ、次の動作(立ち方と技)を私が言葉で伝えその通り動いてもらいます。
前屈立ちと基立ちの区別がついていること。
受け方ひとつとっても、正しい理解が必要です。
久しぶりの平安三段、ちょい怪しい生徒も居てましたがリハーサルで持ち直しました。
このあと、一発勝負で各1本ずつ形を打ちました。
同様の進め方で7級オレンジ帯たち。
基本審査では、四股立ち突きが出てきますが運足や角度が大事です。
気になった点は正面蹴り。
今日の稽古で "正解" を伝えていますのでしっかり修正するようにね。
あとおへそが流れないよう腰を締めておこう。
突きは肩の力を抜くことも忘れずに。
7級形は平安五段。
おっと四の形、十二の形が抜けてた。(ゴメン)
これもリハーサル後に一発勝負でした。
10級9級白帯組。
基本審査のひとつ左右の突き。
どこ突いてるかを審査してるよ。
上段じゃなく中段ね。
もっと言えば、正中線且つ鳩尾の高さ。
普段の通りね。
前屈立ち 中段横受け / 基立ち 追い突き
こんなのも出てくるよ。
白帯形審査では、四の形・十二の形を審査します。
5月の大会に向け平安二段の特訓してるのに、今日また四の形・十二の形です。
頭が混乱するかもですが、良く聞いて集中するしかありません。
最後は一般白帯。
修正しておいてほしいところは、
1・軸足の角度
2・正中線を晒さず技を出す
一般の基本審査は、少し難易度が上がり回し蹴りが入ってきます。
基本の回し蹴りはとても難しいので、繰り返し稽古しておいてください。
形審査は平安形を5つ全部です。
4月の間は、平安形をまんべんなく打ち準備万端にしておきましょう。
総括
周りの人に気を取られること無く、自分のやるべき事に集中出来てきた印象を持ちましたが、基本で言えばまだ悪い癖が抜けきらない場面が見受けられます。
ほとんどの生徒に何かしらアドバイスを送っています。
見取り稽古の時間が長く続きましたが、道場開設から続けてくれている生徒の成長を感じられた瞬間もありました。
スタートした頃は、まったく集中することが出来ずおしゃべりに夢中だったのに後輩生徒たちの稽古をじっと観ていました。
始めて受けた審査会の時はおしゃべりしまくりで、私からも他支部の先生からも注意を受けていたことを覚えています。
その頃から比べると、随分落ち着きが出てきた。
用紙を受け取った生徒は、気を緩めず稽古に励んでください。
貰えなかった生徒は次週また審査します。
今日なにがダメだったか分かってるはず。
試合も審査もあって大変だけど、自分の頑張りひとつです。
ここを乗り越えよう。
【組手】
審査向けの時間配分が全く読めず、組手は30分弱しか取れず予定していたメニューが少しだけで時間が来てしまいました。
2列になっての打ち込み。
刻み突きと中段突き、それとワンツーこれに絞っての稽古でした。
打ち込みはなにも考えずにやっててもダメ。
距離やタイミングなんかが大事です。
稽古に入る前、プレスやフェイント間合いを使って技に入ることを伝えていますが、その意識が見られる人とそうでない人が居てる。
無意識で本能に任せて動くことも時には必要かも知れませんが、今は「基本に忠実に」
脳みそフル回転で実のある練習にしていこう。
技ひとつとっても相手をイメージしながらの質の高い練習を心がけよう。
突き終わりの軸足にタメを戻すことが今日の学びでした。
これが有るのと無いのとでは、なにがどう違うかを説明しています。
説明は割愛しますが、打ち込み稽古で身体にしっかりと落とし込んでおいてほしいです。
4月2週目から体育館に戻ります。
戻ったら神戸市大会に向けて試合形式を取り入れます。
(防具は自分で準備出来るようにしておこう)
あと一回、基本に忠実にミット打ち込みです。
2024年3月23日 (土)道場稽古94
こんにちは!
先週の名探偵コナンの放送は空手道場が事件現場でした。
蘭ちゃんの演武で番組がスタートし、ちょうどブログ書いてる最中でした。
さて本日の稽古は足元の悪い中、体験教室に1年生男の子と年長さんの女の子2名お越しくださいました。
自慢のバンビクラスの生徒たちと元気よく1時間空手頑張りました!
入会して3か月から半年くらいの子(なかには1年前後の子も居てます)ばかりですので、スッと馴染めるんじゃないかと思います。
春先は新しいことにチャレンジするには丁度良いタイミングなのでしょうか。
他にも問い合わせが続いていてホントに有難い限りです。
稽古体系を2部制に分けたことにより、募集する道場生の数に余裕があります。
一人ひとりを、しっかりと目が行き届く範囲で募集し続けますので空手道に関心をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お問い合わせくださいませ。
-バンビクラス-
0・早練
1・ウォーミングアップ
2・体幹
3・固定式基本
4・組手
-モンキークラス-
5・体幹
6・固定式基本
7・形
8・組手
バンビクラス
【早練】
神戸市大会に出場するMちゃん。
いつも開始時間の30分前に道場入りし早練スタート。
先週指摘した癖も把握した状態で、本日も形稽古でした。
やっぱり意識するしないで、形の精度は異なりますね。
良く頑張っています。
次は立ち方の安定感が欲しいところ。
足裏のどのあたりに体重をかけたら良いのか指導しました。
2部練の体験待ってるよ。
そうこうしてるうちに、もう一人神戸市組のY君。
彼の形をチェックし立ち方を指摘しています。
基立ちは縦の長さがもう少し必要。また前膝を軽く曲げて棒立ちにならないように。
猫足立ちと四股立ちは上半身が崩れているので壁に背中をつけているイメージを持とう。
上段揚げ受けは、反対の肩口から技を出すようにね。
来週も早く来てね。
【ウォーミングアップ】
幼児たちとジョグ。
ジョグからバックラン・サイドラン・サイド足上げ・カエル飛びジャンプ。
おっと仰向け(うつ伏せ)ダッシュ忘れてたなー。
【体幹トレーニング】
自分の身体を支えられるようにするには体幹の力が必要です。
やっぱり一番人気はV字プランク。
一番キツいメニューですが鉄板です。
他にもサイドプランクとプランクで96分経過しました。
おへその下に意識を集中させ動かない練習でした。
【固定式基本】
基本稽古に入る前に
・正座の仕方
・座礼
・立礼
・拳の握り方
ここからスタートしました。
誰もが一番初めに学ぶことです。
バンビ生たちが良いお手本を披露してくれました。
今日学んだ技は、
・引き手
・突き
・中段横受け
・正面蹴り
やっぱり楽しいですね!
ニューフェイス君(ちゃん)が来てくれると!
新鮮でした。
何よりも先輩生徒が超デカい気合を出してくれるので、こっちまでテンション高まります。
もうすぐ2部に上がる、新1年生のMちゃんが前で号令かけてくれました。
人前で号令とお手本見せてくれますので、凄い成長だと思います。
出来ることを任せて、生徒に出来るんだ!という自信をつけさせてあげたいと思います。
その間、私は体験生と中段横受け!
突き・受けのあとは、蹴り!
左右で何本蹴ったかな?
【組手】
組手基本でした。
先程の固定式基本と同じ正面蹴りを左右の足で5本ずつミットめがけて蹴り!
正面蹴りのあとは、バンビ生にとっても初の回し蹴りでした。
正面蹴りのコツは上足底で蹴ること(背伸びした時床についてる部分)
回し蹴りのコツは足の甲で蹴ること(指先じゃないよ)
(つづく)
モンキークラス
【体幹トレーニング】
今日は動きを加えた体幹トレーニングでした。
片足逆突きを軸足を替え2分間。
大事なポイントは沈んだ時にバランスを整えること。
安定したら一気に伸び上がって逆突き。
ここでも暫く体勢をキープです。
もう1種類は自転車こぎ。
クルルンファのキレを磨く練習で取り入れられる手法です。
地味にクランチ入れてるので、腹筋も鍛えてます。
これで236分経過しました。
【固定式基本】
基本稽古は切っても切れない大事なもの。
短い時間を集中してパパっと切り上げます。
下半身トレのメニューで、
四股立ち突きを50本。
屈伸逆突きを前屈立ちで左右行いました。
技は下半身から。
海の波しぶきのイメージです。
もうひとつ、左右の手で突き受けを連続して行う稽古でした。
(左)突き
(右)中段横受け
(左)上段揚げ受け
(右)下段払い
頭の体操がてら取り入れました。
【形】
事前に説明しましたが、個々で行う段階に入っています。
自分でスペースを見つけ、一本いっぽんを集中して打ちます。
集中が途切れたら小休止を自分の意志で挟み、決して人の邪魔をしてはいけません。
今日の形稽古の時間は40分取ることが出来ました。
私は、神戸市エントリー組を優先して回りました。
(今日は3人指導出来た)
大会が近づくとこんな感じで進めます。
もうひとつ、6月ファミリー形に挑戦するH家とともに稽古しました。
トライアングルで向かい合い、ブザーに合わせタイミングを合わす段階でした。
2回ブザーでタイミング合わせし、親子練習に入られていました。
6月の北区大会に向け特訓開始しました。
良い思い出になるでしょうね!
【組手】
ここ暫く組手1時間コースです。
3週続けて1時間取れてますね。
この日のメニューは、向かいあっての刻み突きと逆突きです。
刻み突き側は、創意工夫したうえで入る練習です。
創意工夫とは、
フェイント入れてみたり、
わざと刻みのモーション見せておいて2度目でホントに入ったり、
手足を使ってプレスしかけたり、
横の動きを混ぜてみたり、
構えをスイッチして入ったり、
足を上げて相手の意識を散らしてみたりを指します。
中段逆突き側は、相手の動き出しに合わせて潜ります。
まだ生徒にはお話した訳ではありませんが、カウンター狙うには洞察力も必要となります。
対戦相手の癖を見抜く力。
カウンターを極めるには、相手が仕掛けてくる瞬間のモーションを待ちます。
これが見抜けることが出来れば、面白いぐらいに中段取れると思います。
例えば対戦相手の癖の中に、
1・前拳が下がる癖がある
2・技に入る瞬間、息を止める癖がある
3・技に入る瞬間、身体に力が入る癖がある
4・技に入る瞬間、一瞬沈む癖がある
5・蹴る瞬間、両手のガードが開く
このような癖を見つけることが出来れば、その癖に合わせ自分が飛び込めば良いわけです。
ペア相手をグルグル替えながら、それぞれの目的に合わせ稽古を重ねました。
次、技を出すタイミング練習に入りました。
私たちの空手はポイント制です。
相手より速く技を極めることが出来れば良い競技空手です。
一番ダメなのは、相手の攻撃に反応出来ないこと。
相手より先に仕掛ける瞬発力と、相手の攻撃に反応出来るスキルが必要です。
今日は反応の練習でした。
ペア相手がスッと前に仕掛けた時(動き出し)に素早く反応して出鼻を捉える練習を刻み突きで行いました。
練習の意図を予め説明していますので、皆意識高く稽古出来ていたと思います。
最後は久々登場のテコンドーミットを使って蹴りの練習を行いました。
前足で蹴る刻み蹴り。
これを上段に蹴り練習です。
3拍子で蹴る入り方と1拍子です。
難易度は高いですが当然、1拍子(スライド)で蹴る方が良いに決まってます。
スライドで蹴れるようにするため、ラダーでニーホップを取り入れていました。
蹴る瞬間に意識しておくことを記しておきます。
1・軸足踵を相手に向ける(より遠くの距離から蹴れる)
2・ガードを崩さない(相手は突きを合わせてくる)
3・高い位置を蹴るには、自分の上半身を倒す(やじろべえ)
4・膝から下のスナップを使い足の甲で蹴る(引き足を取る)
何人か上手くスライドを使える生徒が出てきました。
刻み蹴りを練習し、次はダブルで蹴る練習に移りました。
フェイクで中段見せながら、足を降ろさずそのまま上段に移行します。
試合で極めようと思ったら、相手に中段の意識を植え付けておく必要があります。
試合運びの中で、中段回し蹴りを何度か狙っておきます。
実際に蹴ってみても良し、蹴るモーションでも良し。
とにかく相手に中段を意識させておき、また来たっ!と思わせ相手の意識が中段にいったところで、がら空きの上段を狙う技です。
要するに伏線を張っておきます。
勝率を上げるには、頭を使って戦略的に戦うスマートさも必要です。
2つ蹴れるともっと組手が楽しくなると思います。
実際みんなの楽しそうな顔を見てると道場稽古が充実します。
全員ではありませんが、ほんのちょっぴり裏回し蹴りなんかも試してみました。
ルール変更があった競技空手において、蹴りの重要性が増してきます。(理由は今日説明したとおり)
形も組手も両方こなしてみんなで頑張ろう!
2024年3月16日 (土)道場稽古93
こんにちは!
日中気温が高く暖房いらずでした。
ただ花粉で目と鼻がつらく目薬持参でした。
ふとグラウンドに目をやると小部小学校の野球チームが練習試合に来ていました。
道場に負けないくらい、グラウンドからも元気な声が響いてきました。
-バンビクラス-
0・早練
1・ウォーミングアップ
2・体幹
3・固定式基本
4・組手
-モンキークラス-
5・体幹
6・固定式基本
7・移動式基本
8・組手
バンビクラス
【早練】
神戸市大会にエントリーしているMちゃんとY君と平安二段の特訓。
形を打つ時に顔をだす癖。
癖を認識し再度形を打ち込み、修正していきました。
1・次の挙動に移る時に引き手が上下に動いてしまう癖、
2・手刀下段払いでは指の先まで緊張感を保つこと
まだ下半身が弱いのでふらついてしまいますが、重心をどこに乗せるかで安定感が高まります。
予め指摘し形に入ったので今日はパチッと止まることが出来ました。
Y君とも早練の中で、平安二段を鍛えていきます。
来週も早く来てね。
そうこうしているうちに、Aちゃんが入室。
Aちゃん平安二段を覚えたら2部に上がります。
先週は立ち方を覚えたところ。
今日から形に移りました。
30分の早練でしっかり覚えてね。
さて道場では、道場訓を唱和したあと黙想します。
これから始まる今日の稽古で何を一番に頑張るか心を落ち着かせ自分で定めます。
早練組のMちゃんの黙想は、指先の緊張感と引き手を動かさないことの2つでした。
立派!
【ウォーミングアップ】
稽古前に今日何やりたいか聞いてみたところ蹴り!
バンビでは組手の稽古は、まだまだ少ないですので予定を変更してミットすることに!
蹴りするなら股関節の柔軟性は必要ですのでアップとストレッチでした。
ジョグ・バックラン・サイドラン・足上げ・カエル飛びジャンプで身体を温め丸く円になってストレッチ。
蹴りは股関節のつまりがあっては高く足が上がりませんので、床に座って足を八の字に片足ずつ振ります。(∞マーク)
裏腿が固いと蹴り足が上がりませんので、裏腿伸ばしのストレッチも。
膝と足首を直角に曲げお尻を後ろに引き股関節の可動域も伸ばしました。
【体幹トレーニング】
V字プランク・バックプランク・サイドプランクでした。
肘と足首の2点で身体を支える、お手本のような素晴らしいサイドプランクを披露してくれたMちゃん。
片側30秒、ぴくりとも動きません。
このMちゃん最後の組手良い動きしてた。
93分経過しました。
【固定式基本】
拳の握り方・引き手・突きからスタート。
拳は親指で人差し指と中指をグッと握って締めよう。
親指が開いていると強い突きは打てないよ。
引き手の位置が皆安定してきたかな。
これはすごく良いこと。
正しい突きのコースを理解するため、両拳を並べて揃える時間を取っています。
(正中線且つ鳩尾の高さね)
意味が伝わったら突きの位置が変わることでしょう。
このあと、中段横受け・上段揚げ受け・下段払いでした。
いつの間にかカタチになってきてる。
”継続は力なり”
大きな声も出てるし、のびのび空手教室な感じ。
次正面蹴りに入る前に、抱え込みの意識を高めるため胸の高さに手の平を置き膝頭を当てる練習を行いました。
サッカーの蹴りじゃなく空手の蹴りが出せるようにするためです。
膝を高く抱え込む感覚が残っているうちに基立ちから正面蹴りを出しました。
これを左右両足で蹴り、今日の固定式基本を終えました。
【組手】
形稽古の予定でしたが組手!
組手は頻繁に行いませんのでしばらく間が空くと
構え方・フットワークのおさらいが必要になります。
なによりも構え方が出来ないと組手が始まらないので少し時間がかかっても説明の時間は割くようにしています。
前の手と足を号令に合わせ刻み突きの練習に時間を取りました。
ハンドミットめがけて号令に合わせ刻み突き!
隣の子よりも速く!
子供たちは競争が大好きなので上手い具合に煽ると、どんどんスピードが上がります。
MちゃんとR君なかなかスピードが良かった。
なにより反応スピードが良かった。
この反応の速さが何よりも必要です。
声も出てるし良い感じ!
限られた時間です。
いろんな技を広く浅く紹介するよりも何度も何度も同じ技を繰り返し基礎固めしたいと思います。
さて蹴りの時間です。
今日は後ろの足で蹴る『中段回し蹴り』
足の甲で蹴りますが、幼児に足の甲を説明する難しさ!
ミットを蹴りましたが足の指で蹴らないようにね。
足の甲で蹴るのと、蹴ったあと引き足を取るようにね。
蹴りもデカい声出てたし、ちょっとずつ成長しているバンビ空手教室、活気があってとても楽しいです。
モンキークラス
【体幹トレーニング】
V字プランク・サイドプランク・プランクで233分経過しました。
固定式や移動式基本はもちろんのこと、形の中で軸を整えピタっと止まるようにすることが真の目的です。
体幹で得た軸の感覚を形に活かすこと。
体幹トレしたことで満足しないようにね。
軸の感覚をこのあとの稽古に活かしてこそ意味があるよ。
いろんな稽古やってますが、点と点を線で結んでいきます。
稽古に繋がりを持たすように。
コレ何のためにやってんねやろう?
この稽古頑張ればどうなんねやろう?
この稽古の目的って何?
こんな風に疑問が芽生えれば、さらに成長するんでしょうね。
ほとんど稽古中に答えを言ってると思います。
時間かけて丁寧に説明したりサラッと独り言のようにしゃべってると思います。
”よく見る・よく聞く・よく考える”
まずはこの3つを意識しよう。
少しずつで良いので思考する癖をつけよう。
これから先、思考出来る人はレベルの高い(質の高い)稽古が一人でも出来るようになります。
どうすれば初速が上がるのかな?
どうすれば極めが強くなるのかな?
どうすれば軸が極まるのかな?
どうすれば相手に反応されないのかな?
考えながら稽古に向き合えるようになると、さらに空手が楽しくなると思います。
【固定式基本】
速いテンポで突き。
テンポが速いからといって引き手をごまかしてはいけません。
突きひとつとっても難しくなってきました。
テンポが上がっても普段とおりに出来ないといけません。
突きのあとは下半身トレ。
四股立ち突きです。
しんどくなってきたところからが本番。
ここで腰が高くならないようにね。
前屈立ち逆突きで斜角突きも行いました。
これはキレを上げるとともに曲げた膝を緩めませんので、地味でしんどい下半身トレでもあります。
しんどくなったら、もっとデカい声を出してみよう。
そしたら乗り越えられるねん。
【移動式基本】
3列になり移動式基本でした。
同じ幅・同じ長さで移動することは移動基本では大前提とした場合この時間、意識することは少なくとも2つはサラッと答えられなくてはいけません。(手技のタイミングと締めね)
まだまだあります。
1・軸の位置
2・手技のスピード
3・運足のスピード
4・バランス
1:
丹田を意識しておくと軸が整います。反り腰では強い突きは放てませんので、前足のつけ根に上体を乗せておくこと。
左右の突き手方向に軸が傾く場合、丹田の位置を意識してみよう。軸の意識で整います。
2:
形は流派の特徴を表現出来なくてはいけません。
私たちが学ぶ糸東流は、手技を最短距離(直線的)で繰り出します。
手刀受けを残したまま、次の準備に入りギリギリで手を入れ替えます。
受けが波打っていたり余計な動作を含んではいけません。
シャープな技を意識しよう。
3:
膝の抜きを使います。
前膝の抜きと同タイミングで後ろ足の寄せを使います。
勢いよく(速く)動こうとした場合、最初に動かす部位が後ろ足(移動足)となり結果頭が上下に動きます。
また自分のイメージと反し、あまり速く動けません。(『よっこらしょ』の動きで遅い)
動かすべきは前膝の抜き(と後ろ足の寄せ)です。
膝を抜くと前に進む推進力が生まれます。
その推進力と後ろ足始動では、明らかに動きが違うことに気づくはず。
抜きを使えば、不要な力感も無くスッと前進するのに対し、後ろ足始動では頭が浮きます。
床を蹴って進もうとするので、絶対に浮いてしまいます。
前者と後者を比べた場合、理にかなった動きは絶対に前者です。
4:
ここでいうバランスとはふらつかないバランスを指しています。
足の裏全体を使って身体を支えているとバランスは悪くなります。
固定式基本では、膝と肘を軽く緩め母指球に重心を乗せるよう指導していますが、形では前後左右に動いたり方向転換が含まれます。
形の中でグラついてしまっては致命的とも言えます。
もちろん下半身強化することで地面に根が生えたような安定した立ち方に成長していきます。
安定感を増すために意識する部位は、足裏の内側半分(親指側)です。
グラグラする人の大半は小指側に乗っています。
道場でも移動基本しますが、ひと種類1往復程度しか出来ません。
無意識の1本ではなく、立ち方・突きひとつをとってもこれだけのことを意識して移動基本しよう!
結局メニューはいつもと同じ、
基立ち・追い突き
前屈立ち・逆突き
猫足立ち・手刀受け
四股立ち
今日の四股立ちは軸足の張りをより意識すべく、下段払いは無しでした。
【組手】
この時点で60分経過。
固定式20分
移動式20分
形 20分
この予定でしたが形の時間が無くなってしまいました。
組手の稽古が無い日も多く、これではダメだと考えを改めました。
形と組手2つ揃って空手ですので、偏った稽古にならないようにしたいと思い、ここ最近は組手枠を60分取っています。
組手基本からスタート。
刻み突き
逆突き
ワンツー
刻み蹴り
この3つをフォームとコツを説明。
説明を聞く力をつけないと、無意識でメチャクチャな空手になるので注意しよう。
・モーションの無い刻み突き
・前で合わす中段カウンター
・差し込まれた時の中段突き
・ワンとツーの間を無くしたワンツー
・蹴りの間合いから放つ刻み蹴り
貴重な時間を使って説明しています。
全ては上手くなってほしいからこのような指導方法を取っています。
蹴りにリズム感が出てきた生徒が居てました。
先週の動画を観返した時に指導しきれていませんでしたので良かった。
後ろ足を半歩寄せたと同時に前足を抱え上げ膝から下を脱力してムチのように飛ばします。
この時、軸足の踵を相手に向けることと腰を切ることで蹴り足のつま先が更に伸びます。
飛距離が変わりますので、相手の突きが届かない安全な蹴りの間合いで組手が出来るようになります。
テコンドーミットを使いましたので、クリーンヒットするとパンっ!と乾いた音が響きます。
前で勝負する中段も深く潜ることで相手の突きが頭上を抜けていきます。
抜けた突きはポイントになりませんので、タイミング良く深く潜って突くことが出来ればポイントを奪えます。
キレイなフォームで刻み突きと中段突きを出せれば組手になります。
あとはハートね。
全体で組手行うのは3月いっぱいまで。
4月に入りましたら、神戸市大会・北区大会を見据えての稽古に切り替えます。
形のみエントリーしている生徒は組手の時間中、形オンリー。
2種目の生徒は、防具つけて試合形式に入るよ。
組手稽古はケガのリスクがあり目を離すわけにはいきませんので、基本私は組手中心になります。
形のみの生徒は自主練。
ひとりで形稽古する力が問われます。
大会に出ない生徒はどうしようかな。
入会したての生徒は形、そうでない生徒は組手かな。
ちょっと考えておきます。
また2部に上がりましたら、組手の稽古が増えますので防具が必要となります。
まだお持ちでない方いらっしゃいましたら、揃えておいてください。
2024年3月9日 (土)道場稽古92
こんにちは!
昨日は夜遅くまで大阪まで出張。
花粉に悩まされ一日中、目がかゆく鼻たれ状態でした。
この時期絶対に忘れてはいけない点鼻薬を忘れてしまいました。
今朝は天気も良く、気合マンマンで道場に向かいましたが風が冷たくて道場に着くなり暖房オン。
まだまだ冷えますね。
今日の2部は組手ガッツリのメニューを組んできました。
寒いしちょうど良かったな。
途中どんより曇り空からの猛吹雪でした。
-バンビクラス-
0・早練
1・ウォーミングアップ
2・体幹
3・固定式基本
4・形
-モンキークラス-
5・体幹
6・固定式基本
7・形
8・組手
バンビクラス
【早練】
先に入室していた3名と四の形から。
Mちゃんには引き続き四の形を稽古してもらっている間に、Aちゃんに平安二段を指導します。
形を教える前に、初めて学ぶ立ち方の説明を行いました。
基立ち・前屈立ち・猫足立ち・四股立ちの作り方です。
それぞれ正しい長さと正しい幅があります。
自分で確認出来るように丁寧に指導しました。
猫足立ちだけは軸の位置が異なりますので自宅の壁を使って確認する方法を説明しました。
今日はここまで。
次週いよいよ形に入ります。
幼児がどんどん集まりだしたので5名の生徒と十二の形を初挑戦することに。
ゆっくり形で順番を覚え始めました。
当時1年生と幼稚園児だった娘が、途中道場の外に逃げ出したのを昨日のことのように思い出します。
少し長い形ですので、優しく楽しくボチボチのペースでやっていこうかなと思います。
それにしても幼児たち可愛すぎ。
しっかり癒されています。
【ウォーミングアップ】
足元から冷えてたのでアップから入りました。
ジョグ・後ろ向き・サイドステップ・カエル飛びジャンプを往復し身体を温めました。
ジャンプ力があると組手で大いに役立つよ。
【体幹トレーニング】
V字プランク・バックフルアップ・サイドプランクでした。
これで90分経過しました。
小さい頃からの積み重ねで鍛えています。
どんなことでも良いので何かひとつ普通に継続出来るようになってくれたら嬉しいです。
【固定式基本】
引き手の高さについて説明しました。
いつも同じ位置に戻すようにね。
引き手・突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払い・四股立ち突き。
『技は両手で出す』
強い引き手を意識することです。
【形】
四の形でした。
3列に並び全員で数本打ち、いよいよ一人で打ってみることに。
しかも人前で。
幼児もしっかり一人で形が打てるまでに成長してきました。
一発勝負の形に全神経を集中させ自分のベストを尽くします。
打ち終わったあとに、修正点をひとつずつ指摘しました。
少しずつ自分の癖をなおし精度を高めていけば良いと思います。
いっぺんにいろんなこと言っても覚えられないんでね。
最後の最後に、もう一度全員で形を打つ前にアドバイスを受けた内容を各自振り返り、意識したうえで四の形を演武し今日の稽古を終えました。
みんな立派でした。
モンキークラス
【体幹トレーニング】
V字プランク・プランク・バックフルアップでとうとう230分経過しました。
もう既に4時間近く積み重ねています。
動きを加えた中でバチっと止まる体幹を投入したいのですが、階下が図書室ですしドタバタするようなのは見送っています。
体育館に戻ったら身体をコントロールするような体幹メニューをしようと思います。
【固定式基本】
先週素晴らしかった集中力。
短い回数を全力且つMAX集中力です。
まずは突きから。
ピッチを上げて20本程度だったかな。
今日の下半身トレは斜角突き。
頭の高さを変えずに下半身のキレで技を合わせます。
パチンと極まる感覚を身に着けてほしいところです。
もう一つ四股立ち突き。
腰が浮いてくるとダメ。
あと幅が長すぎてもダメ。
膝と足首は縦一直線でつま先の向きは45°
全員に伝えましたが、今日もやり切ったな!と自分で納得出来るくらい追い込んでほしい。
自分に嘘はつかれへんよ。
しんどくなっても、しんどい道を選べる人になってほしい。
ほんの少しの積み重ねですが、こっちの道を選べる人とそうじゃない人とでは1年後、技量に大きな開きが出てきます。
「最後の敵はいつも自分自身」
私はこの言葉で自分を奮い立たせています。
【形】
40分弱だったでしょうか。
形の時間を取りました。
まずは四の形。
なぜ今更四の形を打つのか。
この形を打つにあたり何を意識するのかを、もう一度説明しました。
覚えた形を順番通り打ってるだけじゃ成長しません。
・転身する際の身体の使い方(軸の乗せ換え)
・軸で回る
移動足で床を蹴って回ると勢いで軸足踵が浮き、結果頭の高さが変わります。
なかなか難しい内容ですが、この技術は形では必須。
いろんな種類の形がありますが、これは共通することです。(応用出来るってこと)
なので道場指導形である四の形で、こんな難しいことを稽古しています。
ここに意識を置いて一番初めに学ぶ四の形を、これからも本気で練習してほしいと思います。
次は、平安二段をひと挙動ずつ、キレの上げ方を中心に磨きをかけました。
まだまだ大会でのメイン形である平安二段。
今日大会申し込み用紙をたくさんの生徒から受け取りました。
出るからには勝ちたい!
他所の道場も同じ気持ちです。
出場すると決めた以上、大会当日まで本気で稽古してほしいと思います。
順番を覚えるための練習はもうとっくに終わっています。
これから強化する部分は、動き出しの速さ(キレ)・タイミング(極め)・抑揚をつける(形の中で一番の見せ所を作る)です。
考えながら稽古出来る人がドンドン頭角を現すよ。
時間の都合で平安五段はこれまでの指導を基に通し稽古で打ちました。
形稽古の最後に生徒に伝えたこと。
私たちが修練する空手には2つのスピードが必要です。
・上半身のスピード(形)
・下半身のスピード(組手)
上半身とは当然手技のスピードを指します。
超スピードで技を繰り出せるとオッ!と思わせることが出来ます。
隣で同じ形を打っていても、手技のスピードに雲泥の差があれば、それだけでアドバンテージがあります。
(もちろん正確な立ち方・技が出せる前提ね)
稽古の最後に、上半身のスピードを上げる方法を指導しました。
柔らかい布団の上で手技のスピードを磨いてください。
【組手】
組手の打ち込みに60分。
たっぷり時間を取りました。
組手に必要な下半身のスピード。
前に出たり、相手との間合いをパッと切るためには下半身のスピードは必須のスキル。
要するに瞬発力です。
この瞬発力を上げる方法も指導しました。
今日の内容は組手を始める前に、取り入れようかな。
スピードと跳躍力が無いと組手になりませんので。
ここでダントツの瞬発力を披露してくれたのが3年生S君。
形も組手もそこそこ出来るので楽しみな生徒のひとり。
さて本日のメニューに移ります。
3列に並んでミット打ち込み。
・刻み突き
・中段逆突き
・刻み蹴り
3年生が中心となり台になりグルグルと60分ひたすら打ち込みました。
基本に忠実にフォーム固め。
・刻み突きはモーションを無くす
・逆突きでは相手の懐に潜る意識
・刻み蹴りではリズム感と防御
課題はたくさん残ったままですが、やらないと上手くなりません。
まず自分で良いイメージを持つこと。
そのイメージに近づける意識で打ち込みを行ってほしいと思います。
競技を想定して稽古しています。
打ち込みひとつとっても、対戦相手を想定しないといけません。
間合いを計り、ドンピシャで突きが極まる距離を自分で掴むこと。
最後に刻み突きにおける残心の取り方について。
刻み突きの後、
1・スイッチしながら
2・引き手を取り(反対の手でガード)
3・バックステップ
までが『突き』であると、道場では指導しています。
この際のバックステップする方向ですが、相手の背後に回るようにね。
なぜ背後にまわるのか?
突きのあとの攻防が有利になるからです。
組手は相手の嫌がることをすることがセオリーです。
背中に回られると相手は反撃しにくく、たとえ刻み突きが極まらなくても、自分はそのあとの攻撃に即座に入ることが出来ます。
相手が嫌がる組手が出来るようこのあたりも意識していこう。
最後に上達する秘訣を記します。
道場稽古で頑張るのは当たり前です。
だって同じ時間・同じ内容を道場ではみんな頑張ってるから。
大会で入賞したければ『自宅で一人でいる時に何をしてるか』
みんながやってない時に稽古してると上達するよ。
(形 組手問わずね)