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2025年3月1日 (土)道場稽古136
Hello March!!
あっという間に2月が過ぎ去ってしまいました。
寒すぎた2月も終わり、暖かいスタートとなった3月。
今日も早練組2名の生徒と空手です。
体育館に向かうとなんとっ!
卒業式の準備が整っているではありませんかっ!
予め伺っていたスケジュールでは今日まで体育館でしたが。
新入会の生徒やまだ多目的室を知らない生徒もいる事から、保護者の方に誘導していただきました。
どうもありがとうございました。
-バンビクラス-
0・早練
1・体幹トレ
2・固定式基本
3・形
-モンキークラス-
4・体幹トレ
5・ルーティーントレ
6・固定式基本
7・形
バンビクラス
【早練】
我ながらナイスアイデアの早練。
少人数で指導する事が出来ますので、ある一定のラインにまで持っていくことが出来ると思います。
本日は1年生のR君と道場最年少のS君。
年少さんですので、まだまだ右と左の区別がはっきりしませんので、次回はじっくりマンツーマンでリトライしようと思います。
R君は、青空教室以来の十二の形でした。
良い感じで覚えてきたところでタイムアップ。
忘れないよう自宅でもコツコツと頑張ってね。
【体幹トレーニング】
サイドプランク・V字プランク・バックフルアップでした。
これで222分経過しました。
今日から新しく仲間に加わった最年少3才!
Mちゃんの体幹フォームがまたキレイなこと!
ゆり空手を通じて凛とした女性に成長してほしいと願っています。
【固定式基本】
両引き手と突きにしっかり時間を割き指導しました。
”技は引き手で極める”
幼児達には??な説明だと思いますが、強く引き手取る習慣がつけば技が変わってきます。
意識が緩む度に何度も呪文を唱えています。
受け技は中段横受け一択。
スムーズに出すことが出来れば形の練習を本格的に進める事が出来ますので今チカラを入れているところです。
基立ちを作る準備から始め正面蹴りを。
帯の高さを蹴る意識でね。
膝頭ではダメ。
もうひとつ蹴る瞬間、上足底をめり込ますように。
背伸びした時、床に接地している部分を指します。
Eちゃんは足の裏全体が見えていますので、少し修正が必要ですね。
【形】
四の形の稽古、進みが加速してきました。
まず順番を正確に覚えることがスタートラインですが、今早練に来てくれる子はみんな頑張ってます。
一人ひとりが順番を覚え正しく打てるようになれば、もっと上手く打つための練習に入っていきます。
道場で定義している「カッコ良い形」
正確性は勿論のこと、素早く動いてピタッと止まる。
ここにチカラ強さも加わります。
実際に動ける生徒に良いお手本を見せてもらった方が手っ取り早いので、いつも早い時間から道場入りしている3年生のR君。
彼にお手本を披露してもらいました。
良いイメージが残ってるうちにバンビ生にバトンタッチ。
引き続き四の形を打ちました。
お手本後のバンビ形、やっぱり違いました。
作戦が成功したと言えます。
動きにキレが出てきたように感じました。
クルっと回転するのが難しいところですが、素早く強い横受け出来てる生徒が増えてきていました。
次に学ぶ十二の形の段階に入っている生徒もいてますので、ここも忘れず打っておきました。
覚えてしまえばこっちのもの!
十二の形まで進んでいる生徒はスラスラ打てるようにしておいてね!
モンキークラス
【体幹トレーニング】
先週あろうことか体幹が抜けていましたので6分間行いました。
私は新入会生との手続きを粛々とこなすことに。
これで360分経過しました。
【ルーティーントレーニング】
体幹からルーティーントレまでやることはいつも通り。
身体のキレを高める動きだったりなので求められてる水準まで達するようにしよう。
実際、イメージしたとおりに身体が反応出来れば運動神経抜群と言えます。
小さいことの積み重ねでそこを目指そう。
【固定式基本】
今日の基本はしんどかったと思います。
しっかり下半身を強化しました。
先週の繰り返しとなる、四股立ちのキレ(と極め)
折角なのでセイエンチン組は三戦立ちで行いました。
これ何のための練習かというと、
1:三戦立ちからの金的打ち
2:揚突き+裏打ち+下段払い
どちらもスピードに乗った四股立ちで極める大変難しい挙動です。
ただでさえスローなセイエンチンの中で唯一キレを表現出来るとても貴重な挙動です。
これがひとつの形で4ヵ所出てきますが、ここにキレを感じさせることが出来なければ悲劇的な形になってしまいます。
指定形の選択を迫られる緑帯生。
自分のストロングポイントを発揮出来る形はどちらなのか、しっかり見定めていく段階です。
選択する上で必要な練習を左右の足で繰り返しました。
まだセイエンチンで力を発揮する練習方法がありますので次回指導したいと思います。
四股立ちはとにかくしんどい練習ですが、上手くなりたいと願う人は頑張ってついてきてね。
下半身強化メニューのひとつ斜角突き。
前屈立ちと四股立ちの頭の高さは同じですので、自分に負けて膝を緩めないようにね。
いわゆる根性トレ。
しんどい時こそデカい声で乗り切ります。
本来の目的は下半身主導で手技を出すことです。
しっかりと腰が切れていなければいけません。
意識が足りない人には言葉で説明しています。
”手” だけで突かないように。
もうひとつ屈伸逆突きも。
これかなりしんどかったと思う。
軸足の踵に重心を乗せ、そこから一気に開放し前屈立ちで逆突き。
ここも腰のキレを磨く意識で行います。
最後は糸東流らしく猫足立ちです。
手刀受けに加えて前足での正面蹴りを挟んでいます。
シャープにスナップを効かせてね。
【形】
この日も2つにグループ分けでした。
セイエンチン組と平安初段組。
まずは平安初段メンバーから指導でした。
おさらい兼ねて、ひと挙動ずつ二段・五段・三段の順で確認作業。
大丈夫そうですので、平安初段の後半パートに移りました。
右中段横受け(左基立ち)から右中段肘支え受け(右前屈立ち)までの攻防が非常に難しいですが、なんとか覚えられた感じ。
非常に良い集中力を見せていた女の子達。
明らかに違うこと考えてる顔の男の子。
(よく聞く・よく見る・よく考える)
限られた時間の中で稽古してますので、同じこと言ってあげられるのは1日のうちで2回までかな。
2部練は出来る子を中心に指導を進めていきますので。
セイエンチン組です。
今日で概ね挙動を覚える段階まで行けるかと思いましたが、まだ無理だったかな。
次週もう一回おさらいが必要な感じです。
全員がスラスラ打てるようになった頃合いを見て、競技向けのテクニック的なところに入ろうと思っています。
稽古後、自宅でPC開くと館から春の審査用紙が届いていました。
4月の中旬までに個別で級に応じた形が正しく理解出来ているか稽古中に確認していきます。
緑帯生は基本形全てです。
途中で止まってしまったり、思い出しながら打つような事が無いようコツコツと自主練してください。
2025年2月22日 (土)道場稽古135
こんにちは!
あまりにも寒い体育館。
古傷がキンキンに痛むのである。
どうしたんだろう。
稽古時間を1時間間違うし、2部の体幹抜けてるし、写真もろくに撮ってないしの稽古となってしまった。
来週体幹を6分やらんとな。
-バンビクラス-
00・早練
01・ウォーミングアップ
02・ラダートレ
03・体幹トレ
04・固定式基本
05・形
-モンキークラス-
06・瞬発系トレ
07・ラダートレ
08・ルーティーントレ
09・固定式基本
10・形
バンビクラス
【早練】
週1度の稽古で、どうすれば既存の生徒をレベルアップさせられるか。
それと同時に、新たに問合せいただいた体験生に空手道の魅力を伝えゆり道場を選んで頂けるか。
自分の時間の許す限り教室のことばかりを考えてる。
そんな中ひとつの答えにたどり着いたのが、既存の生徒との30分間特訓タイム。
体験生にお越しいただく場合も30分マンツーマン体験。
残りの30分はバンビ生と合同稽古で雰囲気を知ってもらうことに。
この方法ですと既存の生徒だけの稽古時間をラスト30分生み出す事が出来ます。
我ながらナイスアイデア!
おっと!
来週新たに2名入会です。
これまでを振り返ってみると新学期が始まる春先に入会が増える傾向にありますが、2025年度は2ヵ月で既に3名です。
とても有難いことです。
この方法が上手くハマったことで、まだ生徒を増やせることに気づいた。
道場の運営も試行錯誤の連続です。
真剣に向き合ってたくさん工夫重ねて、失敗したら元に戻すだけ!
トライアンドエラーである。
さて本日の早練組のK君とMちゃん、なんとっ!私よりも早く到着しているではありませんか!
私も大概早い道場入りですが、階段で待ち伏せとな!
みっちりと30分間、四の形と十二の形を。
覚えておいてほしい事を記します。
「背中から回る」
「前足を後ろ足に寄せる」
「胸の前でバッテン」
「回ったら足を肩幅に広げる」
離れたところで十二の形の説明を聞きながら一人稽古を続ける、入会したてのEちゃん!
意欲があって良いですね!!
バネがあって運動神経が良いので今後がとても楽しみです。
来週は最年少のS君とR君の順番ね。
12時30分に来てね!
【ウォーミングアップ】
とにかく寒い館内。
身体動かしてないと、気絶しそうなくらい寒い。
生徒と一緒にグルグル走ってます。
ジョグ・サイドラン・ダッシュ・バックラン・ケンケン・グーパー・組手ステップ・抱え込みジャンプ・カエル飛びジャンプ・仰向け(うつ伏せ)ダッシュでした。
【ラダートレーニング】
アップの勢いそのままにラダー突入。
クイックラン・グーパー・パーチョキでした。
随分スピードがついてきた感じ。
続けていればみんな動けるようになってきますね。
【体幹トレーニング】
バックフルアップ・V字プランク・プランクでした。
今日のY君!
V字プランクでまさにバンビの如くプルプルに腹筋震えながら、懸命に耐え忍んでいました。
これやねんな!
ゆり空手で学んでほしいことは!
我慢する!
辛くても我慢する!
諦めず我慢する!
これを繰り返していると、いつの間にか余裕で出来てる日が来ます。
その時が来たらチカラがついてきた証拠です。
私は生徒の良いところを見つけたら素早く褒めます。
それ聞いた他の生徒はマネするようにしてね。
これで219分経過しました。
【固定式基本】
この日の基本は突きと中段横受け、正面蹴りの3つでした。
カッコ良い受け方を説明しました。
素早く準備して技が極まったら動かないこと。
準備とはバッテンのことね。
また技は自分の肩幅の中で受ける事と脇は開いてはいけません。
この辺が自然と出来るようになるとグッと上達していきます。
横受け以外の技もポイントは一緒だからです。
基立ちの作り方をここ最近指導しています。
正面蹴りを観ていると膝の高さ程度にしか足が上がっていない生徒がチラホラ。
帯の高さまで膝が上がらないといけません。
これは股関節の詰まりが原因です。
みんなその場に座って、股関節の詰まりを取るストレッチを学びました。
自宅でテレビでも観ながら出来る簡単なことばかりです。
やってれば動ける身体になっていくと思いますので、忘れずにいてくれると嬉しいです。
ストレッチのあと、もういっちょ正面蹴りしてみましたが、ちゃんと抱え込めていましたよ!
自分で変化を感じられたら、もっとやる気に満ち溢れてくるんだろうな。
来週からバンビ生も下半身強化に入っていこうと思います。
まだまだ体幹が弱い生徒も居てますが、しっかり自分の身体を支えられるようになるにはドッシリとした下半身の強さはどうしても必要です。
強い身体を作っていきますよ!
【形】
形練出来るようになってきたのも、早練の閃きがあったから。
我ながらナイスアイデアだと思う。
ホントに。
ほとんどの生徒が幼稚園児なのに形を打っています。
なんなら二つ目の形に入った生徒も。
修正するところはほとんど同じ。
回った時、「立ち方の幅が狭い」
こうならないような回り方が頭と身体で理解出来た時、ピリっとした形に変化していきます。
それともうひとつ。
形を打つ時、足の裏で雑巾がけするように運んでみよう。
モンキークラス
【瞬発系トレーニング】
生徒の動きに変化が訪れた瞬発系トレ。
20秒を2セット。
短い時間、少ない本数を全力で。
残り5秒でさらに追い込み。
自分の限界を突破すること。
最後のもうひと伸びというやつです。
生徒に自信がつきますように。
【ラダートレーニング】
シャッフルとバックシャッフルを2本ずつ。
組手を伸ばしたいと思うなら足元の柔らかさは必須。
瞬発系のあとに取り入れると割りとみんなの動きが良い。
【ルーティーントレーニング】
拳立て・手技の瞬発力・下半身の瞬発力・お尻歩き
いつも同じことやってます。
一つひとつの稽古を「点」で終わらせないこと。
ここでやってることを、形や組手の中で活かさないとやってる意味がありません。
今やってることは、形(組手)の中でどこに活かせるんだろう?
普段から思考する習慣をつけておけば、グッと成長するはず。
空手だけじゃなく学校や他の習い事でも。
骨盤を上手く操作して形の表現力を上げていこう!
【固定式基本】
下半身強化と腰のキレを磨く稽古を始めに取り入れています。
前屈立ちを取り上段突きと中段逆突きです。
決して腰を浮かさないことで強い下半身を作っています。
上段突きで腰を緩め逆突きで緩めていた腰を締める。
ルーティーンでやってた骨盤動作をここで発揮させます。
まず自分でイメージを持つこと。
次にそのイメージに近づくよう身体を動かすこと。
腰の入ってない突きは突きではありません。
一発で相手をぶちのめすくらいの腰の入った突きが出せますように。
後半の形練に向けて、もうひとつ基本を挟みました。
基立ちから四股立ちに素早く移動する稽古です。
なかなか意識が高かったな。
良い集中力だったと思う。
よく見て・よく聞いて・実際に自分であれこれ試しながら稽古が出来ていました。
キレ・極めに加えスピードを上げるための稽古です。
道場ではキレ・極め・スピードをこう定義しています。
キレとは「動き出しの速さ」
極めとは「ピクリとも動かない状態」
スピードとは「スタートからゴールまでの間の速さ」
両方の足でひたすら強化した。
本来なら三戦立ちでやりたいところですが、まだ教えてませんので基立ちで。
キレの上げ方はずばり二通りあって、舞台の上に立ちお手本を見せながら、少しだけ自主練の時間を与えました。
一つ目は、移動基本で散々説明してきた部分ですので理解は早かったと思います。
二つ目はさてどうだったかな?
身体を動かして移動するんですが、意識の上では身体は動かしません。
身体のある部分を動かすことによって、上半身がついてくるイメージで入ります。
これが上手くフィットするととてつもなくスピードが加速する。
研究に研究を重ねた四股立ち移動のキレの上げ方。
特にセイエンチンやスーパーリンペイでは前後に四股立ちの切り替えしが入ります。
セイエンチンは、ただでさえ重厚な形なのに、この切り替えしでキレを表現出来なければ面白くもなんともない危険な形。
高学年になってくると、大会では形を2つ用意しないといけません。
ほとんどの選手が基本形に加え指定形を選択します。
糸東流ですので、バッサイ大かセイエンチンのどちらかです。
セイエンチンを選択するのならば、この日指導した内容は確実にものにしないといけません。
今日は前に入るだけでしたが、四股立ちで戻る時もスピードが落ちてはいけません。
舞台の上から観てましたが、キレと極めが上がっていた。
ホントに意識ひとつで変わってくるのを感じた。
もっともっと成長に繋がる良質な稽古方法を用意しないとと強く感じた基本の時間でした。
自分ももっと頑張ろう。
【形】
2つに分けました。
青・緑はセイエンチン。
白・オレンジは基本形シリーズの4つ目、平安初段でした。
平安初段は、まだ早いと言えば早いですが形練の時間、いろんな形を沢山打つ時間を設けることがあります。
その際、打てない形は見取り稽古に充てていますが、せっかくなら打てるに越したことはありません。
いずれ覚えないといけない形ですし、帯の色関係無くまとめて合同で稽古しています。
まずはセイエンチン組。
呼吸の方法や三戦立ち、鷺足立ちの取り方を指導。
超丁寧にゆっくり最初の気合いの挙動まで進めていきました。
まずは順番を覚えるところが本日のメイン目的。
細かいところは、これからで構いません。
しっかり覚えて自主練して来週また形練出来る状態にしておいてほしい。
次に白・オレンジに移動し、平安二段・平安五段・平安三段を確認しました。
曖昧な生徒が居たら、先に進まず立ち止まって指導しなおすつもりでしたが大丈夫でした。
なので予定通りに平安初段に挑戦でした。
挙動を刻んでは何度も繰り返し、こちらも超ゆっくり丁寧に四本貫手の挙動まで学びました。
後方に右中段横受けと右正面蹴りを同時に出し、素早く前方に向き直し左猫足立ち手刀受け。
これをひと挙動で行います。
前半パートの苦労するところですが、大丈夫そうでした。
貫手は親指の第一関節を曲げ4本の指をピンと揃えるようにね。
来週は後半戦に突入します。
家練で復習しといてほしいよ。
またまたセイエンチン組に戻り後半パートへ。
基本の時から素晴らしい集中力を発揮しなんと最後まで覚えることが出来た感じです。
おそらく意味不明であろう挙動を2つほど説明しています。
形の中で意味を理解しながら打つ形とそうでない形とでは、やはりどこかが違います。
肘繰り受け。
あれなんかがまさにそう。
何で肘と肘くっつけて、お山のカタチ作るんだろう?
今日でよく分かったと思います。
しゃがみながら猫足立ちするのもそう。
ここも今日の説明で意味が分かったと思う。
形の中で「分解」を表現出来ればより深みが増します。
スローな形の中でスピードを見せる挙動が計4回出てきます。
形を覚えた人は、この日の基本稽古を忘れずにセイエンチンの中で取り入れてみよう。
みんな頑張ろう!
2025年2月15日 (土)道場稽古134
こんにちは!
本日は先週のような凍てついた寒さもなくポカポカ陽気でした。
歩いていこうかとも一瞬考えましたが特大のバッグが2つ。
新しくミットを2つ購入しましたしやっぱり車でした。
-バンビクラス-
00・早練
01・ウォーミングアップ
02・ラダートレ
03・体幹トレ
04・固定式基本
05・形
-モンキークラス-
06・瞬発系トレ
07・ラダートレーニング
08・ルーティーントレ
09・体幹トレ
10・固定式基本
11・形
12・組手
バンビクラス
【早練】
新たな取り組みの早練。
30分だけですが、みっちり仕込んでいきますので形を覚える段階ではとても有効だと思います。
この早練で覚える事が出来れば後半の練習で思いっきり形を打てるようになるし、私も少しずつ修正していけます。
二人ともに共通する修正ポイントとしましては、追い突きの際、後ろの足も一緒に前に動いてしまうこと。
この日の早練で指摘し、癖に気づいてくれましたので早練の甲斐があったというものです。
春の審査会や北区大会を見据えた取り組みです。
いろいろ知恵を絞ってレベルアップに繋げていきます。
来週はK君とMちゃんの兄妹!
12:30集合!
【ウォーミングアップ】
まずはグルっとランニング。
カエル飛びジャンプや抱え込みジャンプ・アンクルジャンプでちょっとずつ組手に繋がる運動入れています。
バネを意識してね。
みんな大好きな仰向け(うつ伏せ)ダッシュ。
遊びの中で競争心や反射神経をつけています。
【ラダートレーニング】
これもみんな好きですね!
まだまだ複雑な動きには突入していませんが、今は単調な動作の中でスピード感を養う段階です。
クイックランとグーパー。
おっとケンケンが抜けていました。
強い下半身作るにはケンケンは有効です。
忘れてはいけませんね。
グーパーはスムーズに動けるようになってきてるので、次回はパーチョキ(スタックアウト)混ぜてみようかな。
改めて感じましたが、毎週同じこと続けていれば動きが良くなってきましたね。
みんな確実に先週よりスピードが上がってました!
【体幹トレーニング】
プランクとサイドプランク・V字プランクで216分経過しました。
すぐ崩れる子・フォームが正しくない子・歯を食いしばって耐え忍ぶ子・涼しい顔でこなしてしまう子と様々です。
崩れてもすぐにリスタートしないといけない。
フォームが分からない子は修正するので覚えてね。
歯を食いしばって頑張る子は私は大好きです。
涼しい顔で出来る子は力がついてきた証拠。
【固定式基本】
正しい引き手と突きを身体に染み込ませている段階です。
これが出来ないと美しい形は打てませんので、毎週同じこと言ってるので
よく見て・よく聞いてついてきてね。
平行立ちのバランスが左右どちらかに傾いていてはダメ。
両足で均等に立たないと。
こんな時有効なのが、頭の上に紙コップを置いたりして固定式基本をやるとよく分かるはず。
道場でそこまで用意は出来ませんので、良かったら自宅でやってみてください。
落とさないように出来れば軸が整ってきます。
引き手と突きの他、中段横受け・上段揚げ受け・下段払いに加え基立ちからの正面蹴り。
抱え足の意識付けに、平行立ちの状態で胸の高さに手のひらを置き膝頭をぶつける練習を挟みました。
空手の蹴りとサッカーのシュートとの区別をつけるための練習です。
膝を高く抱え込めるようになろう!
【形】
段々と打てる生徒が増えてきました。
四の形と十二の形を頑張っています。
初挑戦の十二の形、難しかったと思います。
昔うちの娘が、泣いて逃げ出したことを思い出します。
でも大丈夫。
ちゃんと打てるように指導していきます。
覚えたらもっと空手が楽しくなるよ。
途中、仮想の敵と戦っている意識を持たせました。
「後ろから敵が襲ってきたよ!」
するとどうでしょう。
クルっと回転し、チカラ強く横受けしています。
「相手に攻撃!」
引き手を強く取り強い突きを放っていました。
ひと挙動ずつ、声掛けしながら全員で打ってみたらパフォーマンスが上がった。
例え幼児でも仮想の敵がイメージ出来れば表現力が上がります。
今後指導する上で収穫でした。
ラダーでの動きや今日のような形を見せてくれたりとバンビ生も確実に成長しています。
あんなにチビちゃんやったのに、今ではキリっとしています。
可愛くてたまらん。
(つづく)
モンキークラス
【瞬発系トレーニング】
瞬発力がものを言う競技空手。
学校を利用させてもらっているため、ほしい道具を揃えてもデカすぎて毎回持ってくることは出来ません。
ずっと頭を悩ませていた課題でもあります。
一瞬のスピード。
爆発的なスピードをどうやって養おうか、ここ最近そればかり考えていました。
先週から取り入れたラダーを用いたトレ。
今日で手応えを掴んだ。
長い時間かけてやると、だんだん疲れてスピードダウンしてしまいますので短い時間を全力で。
煽りに煽ってラスト10秒で更に追い込みます。
今までスピード系を苦手としていた生徒たち。
今日は限界突破していた!
【ラダートレーニング】
瞬発系で動ける感覚が残っているうちに、シャッフルで敏捷性も高めていきます。
前向きと後ろ向きの計4本。
これもフルスピードです。
全体的にスピード感が上がった。
練った作戦が見事にハマるとヨッシャ!って気になります。
形と組手、2つあるのが空手です。
形練多めの道場ですが、組手の土台となる敏捷性とスピード感を上げて組手も苦手としない生徒にしていきたいと思っています。
みんなの運動神経をもっと高めていきたい。
【ルーティーントレーニング】
「しっかり親指で締めて手首を固めて」
この一言が効いたのかな。
拳立て10秒間だけですが始めた頃と比べて、崩れ落ちてしまう事が今日は無かったように思います。
ケガしたら大好きな空手が出来なくなるよ。
膝立ちからの抱え込みジャンプも出来るようになってきた生徒もいます。
”継続は力なり”
ちょっとしたことかも知れませんが、生徒には上達を実感させてあげたいと思います。
このルーティーンの時間で身体のキレを磨いています。
【体幹トレーニング】
足刀蹴り・レッグレイズ・クルルンファの足刀蹴りで354分経過しました。
取り入れたばかりのクルルンファの足刀蹴り。
蹴りのイメージが強いですが、片足でバランスをキープすることが肝心です。
軸を意識してフラつかなく立てるようになってから蹴りの意識を持たせても良いんじゃないかな。
見てたら蹴ることに意識が行きがちに感じる。
【固定式基本】
基本あっての形。
基本が極まってなくては美しい形は打てません。
今日は猫足立ちオンリーでした。
軸足1本で身体を支えますから下半身トレにも繋がります。
一人ひとり観ていたら修正することだらけでしたので、かなりしんどかった事だろうと思います。
猫足立ちから正面蹴りを挟んで手刀受け。
これを前後にひたすら繰り返しました。
「技は最短距離で出す」
「準備から受けまでをトップスピードで出す」
「受けだけど打ちの意識で」
「軸足踵に重心を乗せる」
「下半身は前を向き上半身は半身で極める」
【形】
白帯生もオレンジ帯もほぼ打てるようになった平安三段。
直ぐに必要な形ではありませんが、青帯が近づいてくるときちっと打てなくてはいけません。
今後必要になりますので、個別で教えるよりも全体で指導する事にしました。
若干の間違いはまだ見受けられますが、その都度修正を入れています。
この日のようなミッチリと指導することは暫くは考えていません。
審査前にピンポイントで行う程度になります。
打てる形が増えればこの日行ったように、ひと通り形を打つ時間に見取り稽古しなくてよくなります。
次回は緑帯向けにセイエンチン。
左右、対をなす形なので比較的覚えやすい形と言えます。
今後バッサイ大かセイエンチン、どちらを追求していくか自分で決めてもらいたいと思います。
生徒それぞれの特徴にあった形はどちらか意見を求められれば答えはしますが、実際に競技するのは自分自身。
いろんな意味で後悔を残さないよう自分で決めていく経験を積んでもらえればと思っています。
その他の生徒は、形練の時間これまで学んだ形をひと通り打つ時間に充てます。
でも稽古の割合は試合で打つ形を多めにね。
【組手】
前回学んだ裏回し蹴り。
今度は実際にミットを使ってのペア練でした。
刻み蹴りは引き足、裏回し蹴りは巻きつけ。
どちらにも共通することは腿裏の柔らかさ。
裏腿ストレッチを指導していますので、稽古前の準備に使ってね。
4月にはもう高学年です。
走り回って遊んでケガしないように。
逆にケガの予防に時間を使えるように。
待ち時間の使い方で意識の高い低いが分かれていきます。
来週は新アイテム両面ミットを2つ導入します。
ひとつのミットで刻み蹴りと裏回し蹴りを自由に受ける事が出来る優れもの。
競技の達人DVDで月井先生が使っていたのと同じものです。
楽しみだ。
後半はスライドの刻み蹴りを。
2挙動で蹴るよりも1挙動の方が極まる確率が高まります。
この蹴りの利点は、得点を狙うことは当然として相手へのけん制に持ってこい。
荒賀知子先生のセミナーDVDで指導していた技です。
寄せ足よりも送り足の方が圧倒的にスピードが増します。
まだ始めたばかりですが自在に使いこなせるようになるのを目指して。
女の子組はビッグミットを使って中段回し蹴りでした。
まだまだ組手の経験が足りない生徒が多いですので蹴り方の説明から。
1・回し蹴りと呼ぶのになぜ直線的に蹴るのか
2・なぜ回して蹴るとダメなのか
3・蹴りの間合い
4・飛距離の伸ばし方
5・ガードして蹴る
稽古前にちょい座学挟みましたが答えを記しておきます。
1・相手に素早く蹴りを到達させるには直線的に蹴る方が速いから
2・股関節を外旋させて蹴ると遠回りしてしまうから
3・腕よりも足の方が長いので、突きの間合いの外から仕掛ける事が出来るメリットがある
4・蹴りが到達する瞬間、軸足踵を捻ると腰が入りさらに飛距離が増す
5・右足で蹴る瞬間、両手を入れ替えることで(右手前)相手の上段突きが来ても防ぐことが出来るため
理屈を理解した上でひたすらにミットを蹴る練習でした。
単刀直入に説明すると、相手に膝蹴り入れるように始動することです。
ミットも増えてきましたし打ち込みの量を増やす時期に充てたいと思います。
技が出せるようになった頃合いを見て対人の練習。
動きの中から技を出す練習に移行していきたいと思います。
思ったように技を極めるには、反射神経を高めていないとダメですね。
私は神経系のメニューを勉強していこうと思います。
2025年2月8日 (土)道場稽古133
こんにちは!
今日はよく冷えた激さむの体育館でした。
それでも楽ちんな組手用道着。
2部練ではジッとしてたら凍えてしまうので、生徒に混じって一緒に走り回ることに。
本日はメニューを少し見直して運動量多めで挑みました。
-バンビクラス-
00・体験教室
01・ウォーミングアップ
02・ラダートレ
03・体幹トレ
04・固定式基本
05・ミット
06・形
-モンキークラス-
07・瞬発系トレ
08・ルーティーントレ
09・コーディネーショントレ
10・体幹トレ
11・固定式基本
12・形
13・組手
バンビクラス
【体験教室】
進め方を変えた体験教室。
本日は年少さんと年長さんがお越しくださいました。
12:30からマンツーマンでスタートし、通常時間の13:00から30分間その他のバンビ生とともに一緒に稽古し道場の雰囲気を感じてもらいます。
トータル1時間で体験教室を終了。
残りの30分間はバンビ生の通常稽古に充てるという方法を取ってみることに。
さて体験教室ですが、武道ですのでゆり空手も礼儀作法を特に大切にしています。
挨拶や返事、靴並べといったところがキチンと出来なくてはいけません。
まず着座から。
”左座右起”の順で正座し、途中「跪座」の姿勢を取ります。
跪座の意味や目付け、立礼の角度等も可能な限り幼児でも分かるように、説明をつけ加えました。
内容は直ぐには理解出来ないと思いますが、着座の順だけでも覚えてもらったら大成功。
着座・座礼・立礼を学び、拳の握り方へと移りました。
1・2の3で握れる超簡単な方法です。
正しく握れたかどうかは床に拳を当てて確認です。
ここから実際に技に移行していきました。
まず引き手です。
しっかりとお腹まで両引き手を取ります。
何度か繰り返し、次は突きでした。
狙う位置は、身体の真ん中。
このあたりで丁度30分だったかと。
予定通りに進んでいきました。
【ウォーミングアップ】
ここからバンビ生が合流。
早速座礼の出番です。
着座して黙想。
おっと、黙想が抜けてました。
両手で魂のカタチを作り、軽く目を瞑り、精神を集中させます。
心を落ち着かせ道場訓を唱和したら稽古スタート!
元気よく道場をグルグルとジョグ。
途中いろんなことしながら身体を温めます。
ダッシュしたりサイドステップやジャンプなんかです。
【ラダートレーニング】
もうちょい身体が温まるようにラダーです。
クイックランやグーパー、ケンケンでした。
一人3本ずつだったかな。
ラダーでスピード感を養います。
【体幹トレーニング】
プランク・左右サイドプランクでした。
体験生のプランク、背筋もピンと伸びていてキレイなフォームでした。
しっかり腹筋使って身体を支えることが出来ていました。
これで213分経過しました。
【固定式基本】
作戦が上手くハマりました。
予め、引き手と突きを練習していたのでみんなに混ざって普通にこなせていました!
この方法は大正解と言えます。
力いっぱい引き手を取って、正中線めがけて突きを放ちました。
このあとに、中段横受けと正面蹴りも行いますが嬉しかったのは入会したてのEちゃんが体験生に横受けのコツを優しく教えてくれていたこと!
いつも体験生が来る度に稽古前、
「分からない事ばっかりだから気にかけてあげてね」
「困ってたら教えてあげよう!」
この教えを忠実に守ってくれていました。
中段横受けを、年少さんから順に指導していましたが隣でEちゃんの声が聞こえてきます。
「バッテン作って受けるよ」
Eちゃんありがとう!
これが普通に出来るなんて、とても立派です。
横受けして正面蹴りでした。
このあと、ミットを蹴るのでちょっとやっておきました。
上手く蹴るコツは膝をグッと抱え込むのと、蹴ったあと踵が裏腿に当たるくらい引き足を取ることです。
【ミット】
基本で正面蹴りを学び、実際にミットをめがけて蹴りました。
軽く前膝を曲げ、手にはフライパンを持ち(持たないが)、反対の手は引き手のまま。
後ろの足で真っ直ぐに蹴るようにね!
左右の足で一人5本ずつ蹴ったところで13:30。
体験教室はここまで。
時間配分が見事に合いました。
通勤電車の中で次のメニューを組立ていますが、これだけドンピシャだと気持ちが良いですな。
【形】
体験終了のあと、残りの30分間バンビ生の特訓開始!
H君とMちゃん激さむの中体育館で、最後まで見学してくださいました。
先輩バンビ生たちのキリっとした佇まいを感じ取ってくれたら嬉しいな。
今、一生懸命覚えている「四の形」
良い感じで稽古出来るようになってきました。
順番を覚えるまでが苦労しますが、随分成長しました。
繰り返し繰り返し何本も打ってカタチにしていこう!
早練で順番に個別指導していきますので、この機会にしっかり覚えて形練で思いっきり打てるようにしていこう!
早練、せっかくなのでお子さんと一緒にパパさんもママさんも合流していただいて構いません!
少し時間があったので、一人ずつみんなの前で形を披露する時間を設けました。
人前で打つなんて、少し前ではまだまだ考えられなかったこと。
形を観て修正部分を伝えて、また次に繋げていく。
これの繰り返しだと思います。
この調子でバンビ生を鍛えて自信つけさせたいな。
(つづく)
モンキークラス
【瞬発系トレーニング】
動き出しの速さを高めるメニューを組み込みました。
基本稽古はホントに同じことをひたすら繰り返し技の精度を高めますが、反応や瞬発系は生徒を飽きさせない工夫が必要です。
またいつもやってる事が出来るようになってきた生徒が増えてくると、もう一段階難易度を上げたりといった具合です。
今日は組手に特化した動き。
瞬発系はラダーが有名ですが、今日はラダーを使いますがいつもと使い方が異なります。
長いラダーを一人ひとマスだけ使い、その場で20秒間高速で2イン2アウト。
まずに何も言わず生徒の動きを観察。
目的が何なのか?
目的を果たそうと思えば、どう動けば良いか?
やったらダメな事が分かっているか?
ひと通り動きを観て、質問ぶつけてみました。
瞬発系で意識することは何?
つま先立ち!
床から足を直ぐハズす!
軸をブラさない!
(腰が浮かない事も大事ね)
驚くことに全部正解でした。
みんな良く分かってるわ。
速く身体を動かそうと思えば、少なくとも上記の4つは必要です。
20秒間全力で、1・2・3・4のリズムで高速ステップでした。
これまで瞬発力を苦手としていたSちゃん。
この3つを意識してやってみたところ、確実にスピードが増していました!
みんなええ感じ!
【ルーティーントレーニング】
拳立て・手技の瞬発力・膝立ち・骨盤歩き
これらを強化することで形の競技力に繋がっていきます。
毎回同じことだし地味だしで退屈だと思うけど外したくないメニューです。
手技の方は始めに指導したのと比べて、第3段階まで難易度が上がりました。
運動神経抜群の子はまだついてこれていますね。
凄い!
【コーディネーショントレーニング】
持って来ては折れ、ボンドでくっつけては折れての繰り返し、今日もリアクティブキャッチです。(引っ張り合いして折らないでね)
シャッフルでラダーを駆け抜けてキャッチしてましたが、激さむなので体育館を突っ走りながらキャッチ。
野球のアメリカンノックさながらの動きです。
全速力で走りながら指示された色を目で追い片手でキャッチ。
ゴールデンエイジ期にやっておくべきメニューのひとつです。
意図が理解出来だしたところで2本投入。
「定位能力」
動きの中で距離感を微妙に調整する能力です。
近すぎると動きを減速し少し遠いならさらに加速して腕を伸ばす。
動きの中で状況判断をしていくための能力です。
寒いし最後の方は私も並走しながら投げてました。
バテた。
【体幹トレーニング】
足刀蹴り・レッグレイズの定番メニューに加え、体幹にも新たなメニューを投入しました。
ずばりクルルンファの足刀蹴り。
寝ながら行う「足刀蹴り」は、下足底の蹴り込みと逆足での引き足を体幹を使って左右同時に強く行うことが目的です。
新型の方は、1分間片足立ちでバランスを取りながら膝頭を帯の高さまで素早く抱え込み、斜め前方に向かって膝高さめがけて、足刀で蹴りこみ足を降ろさず素早く引き足を取ります。
とにかく1分間片足で立ち続け、動きの中でも軸をキープするトレーニングです。
みんな利き足なら出来そうな感じですが、反対足は難しいかな。
今いる生徒が中学生になった頃でしょうか。
自由形メインの形練になったら、クルルンファは取り入れたいくらいに個人的に大好きな形です。
切れ味鋭い足刀蹴りが出来るように、体幹トレの時間を使って今のうちから仕込んでおこうかと考えたメニューでした。
足刀蹴りですので、足の側面(アウトエッジと呼ぶよ)で蹴るようにね。
これで351分経過です。
【固定式基本】
ひたすらに四股立ち突き。
四股立ち突きオンリーの基本稽古。
ただただ自分との闘いです。
「稽古で腰を落とせないと、試合で落とせるはずがない」
どうしても自分に負けて腰が上がってくる生徒が居る。
その間、ライバルが歯を食いしばって我慢していたら差がつくだけ。
四股立ちの姿勢で差がつき、筋力でも差が開きます。
どうか自分に負けないでほしい。
あと、お年寄りみたいに腰が折れてるのはもってのほか!
腰をしっかり落として、
肩甲骨しっかり寄せて、
プリっとお尻を出して、
股関節・膝・足首の3点ロック
最後の敵はいつも自分自身。
美しさに拘ろう!
【形】
大会も審査も無いオフシーズン。
この時期の使い方がとても重要だと思います。
新しい形を覚える丁度良いタイミングですので全員で平安三段を学びました。
まだまだ曖昧な生徒もこの機会に確実に自分のものにしてください。
青帯になると必要な形ですので、オレンジの生徒はそのつもりでね。
新しく登場する技(立ち方)は、
・後屈立ち
・四本貫手
・肘受け
知識として頭にいれておいてほしい事は、
四本貫手の後、相手を後屈立ちで引き込みますが、力づくで引っ張っても相手を引きつける事が出来ませんので、右膝を軽く前方に抜く事で相手を引き込むことが可能となります。
中段横受けと下段払いを両手で同時に技を出しますが、胸の前でバッテンを作りスナップを使います。この時、下段払いする方の腕を自分の胸元でバッテン作るように。
またこの挙動では両腕をただ動かすのではなく腰切りを小さく使うことでキレが増し、人との違いを生み出します。
肘受けはしっかりと体側まで受けきり四股立ち突きまでスナップを使って連動させる事が重要です。
最後は後方に立つ敵に向かって肘打ちと肩越しに突きを極めること。この時後方にしっかりと目付けを行うように。
最後この技を左右連続で繰り返しますが、一旦左に振って間髪入れずに右で極めるように意識してください。
比較的覚えやすい短い形ですが、注意ポイントを理解し演武するように心がけてね。
【組手】
利き構え、逆構えで寒いしまずはステップから。
心肺機能高めて、試合中60秒間動けるようにしていかないといけません。
ケンケンの目的は強い足首を作ること。
フットワークしてる時、動かして良い部位は足首だけね。
なのでケンケンして強化してるのである。
ジャンプ取り入れてるのはバネの強化。
素早く相手との間合いを詰めたり、間合いを切ったりするにはバネが必要です。
床は冷たいし固いしで踏み込む度に悲鳴が上がってますが、刻みの連続なんかも。
踏み込みと突きの連動ね。
最後は対戦相手を想定しながらのフリー。
プレスやフェイントを各自織り交ぜながら、技を出し前進していきます。
もっと人任せじゃなくて進んで声を出していけるようになってほしいな。
緑帯には。
普段やらない事は、試合中咄嗟に出ないよ。
技も気迫も。
練習のための練習にならない事。
試合で発揮出来るようにです。
しっかり温まったところで、男子と女子に分かれての稽古です。
まず女子と低学年男子の連合チームは瞬発系オンリー。
3人ひと組です。
中段差し合いの稽古ですが、3人目が中央に立ち拳サポを二人の間に落下させたら打ち込みの合図。
スピード勝負でした。
脳から筋肉に素早く伝達。
スピード感がある子はここが長けています。
ここが苦手な生徒はラダーの時間をもっと意識高く!
次に男チーム。
今日は蹴り。
ペアとなり3割のチカラとスピードであらゆる蹴りを出す(イメージする)練習。
全体を通じて新メニュー多めで考えていましたので、今まで教えていなかった前足での裏回し蹴りでした。
まず、膝頭を帯高さ程度に抱え込むことから。
膝が下向いてると上段まで足が上がりませんので、しっかり抱え込みの意識を持つ。
次に蹴る瞬間「やじろべえ」です。
足を上げるには上半身を後方に倒す事で前足を容易に上げる事が出来ます。
その時に軸足の踵を相手にクルっと向けること。
軸足の返しがあることで蹴りの飛距離が変わってきます。
蹴るというよりも、足裏でタッチするイメージ。
ペア練で蹴りの練習を繰り返しました。
しばらく繰り返し、刻み突きからの裏回し蹴り。
コンビネーションです。
コツはこんな感じ。
1 ・刻み突きを出す
2-1・後ろ足を半歩だけ寄せる
2-2・寄せた瞬間、前足を抱え込む(ここ大事!)
3-1・足裏でタッチ
3-2・上体を後方へ倒す(頭は相手を捉えておく)
3-3・踵を捻る(両腕は構えたまま崩さない)
4 ・蹴り足を床につけ残心(そのままバックステップで距離を取る)
刻み突きからの裏回し蹴りを今日指導しましたが、腰の旋回を使ってもっとスムーズに出せる技は中段突きです。
中段突きしたあと、腰を切り返したら自然と軸足に重心が乗りますので、比較的容易に前足がフリーになります。
後ろ足に「溜め」があるからこそ活きる技と言えます。
今度やってみよう!
他にも時間の都合で出来ませんでしたが後ろ足を使う裏回し蹴りもあるし、後ろ回し蹴りやサソリ蹴りに蹴込み、中・上フェイントなんかも出てくるよ。
"広く浅く” にならないよう、まず今日覚えた裏回し蹴りが試合で出せそうになるくらいに練習を重ねて次の技に移りたいと思います!
※来週の早練は、K君とYちゃん!
12:30集合!
2025年2月1日 (土)道場稽古132
Hello February!
1月があっという間に過ぎ去ってしまいました。
勤務先の話ですが毎年この時期は、部門の方向性を決めるとても重要な時期。
ストロングポイントをさらに強化するか、ウィークポイントを補うかの判断に迫られます。
ここの判断を誤ると1年を棒に振ってしまう。
頭がぶっ壊れる位に脳みそ使うのでいつもクタクタになってます。
身体はクタクタでも土曜の朝は完全復活。
朝早くに起きて、アツアツのコーヒー片手に録画していたキン肉マンの放送を観ることで1日が始まります。
至福の時間ってやつです。
-バンビクラス-
00・早練
01・ウォーミングアップ
02・ラダートレ
03・体幹トレ
04・固定式基本
05・形
-モンキークラス-
06・コーディネーショントレ
07・ルーティーントレ
08・体幹トレ
09・固定式基本
10・形
11・組手
バンビクラス
【早練】
趣旨を変え、新たに復活させた早練。
まだ2部制がスタートする前に、早めに来た生徒を対象に自由参加型で行っていました。
12月他支部の幼児がキリっとした表情で頑張って審査を受けている姿を観て感銘を受けました。
私の考えでは審査はモンキークラスに上がってからが基本線でしたが、12月の審査でその考えを覆されました。
歳なんて関係なくて、例え幼稚園児もで意識高く稽古に臨めてちゃんと規定の形が打てるなら受審させてあげないと。
考えを改めました。
やっぱり道場の生徒達全員で審査に挑戦したい。
それには形を覚えることが最優先です。
短い稽古時間の中で、一定のレベルに持っていくには週1回の稽古では、そこそこ大変です。
早めに動き出す必要がありました。
2人1組で30分前倒しで早練の導入です。
この30分で四の形と十二の形をしっかり覚え、後半の形練で精度を上げていきます。
あいがたい事に体験問合せがありましたら、体験生中心のメニューになります。
体験生への指導とともに、既存の生徒の満足度も維持しないといけません。
一人考えて出した結論が、今回の早練でした。
新入会の生徒も増やす!
既存の生徒も成長させる!
どっちとも目指します。
4月全員で審査受けるぞ!
【ウォーミングアップ】
キンキンに冷えた道場。
立ってられない、正座出来ないくらいに古傷が痛む。
スタートからラストまでバッドコンディション。
こんな思い生徒にさせたらアカンなってつくづく思う。
健康が何より大事です。
寒いので道場をグルグルとジョグ・ダッシュ・サイドステップ・バックラン。
私は観てるだけ。
もっと身体を温めたいので、ケンケン・抱え込みジャンプ・仰向け(うつ伏せ)ダッシュでした。
【ラダートレーニング】
この時期はじんわり汗かくくらい身体を動かしたいところです。
俊敏性を上げるにはラダーは良いメニューです。
猫のように素早く動けるよう頑張ってます。
クイックラン・グーパー・ラテラルに加え新メニューの3フロント1バック。
バンビにもちょい難しいワード「軸」が出てきました。
前後に動く新メニュー、軸を真っ直ぐに保たなければいけません。
前から後ろに下がる時、腰がくの字に折れていてはいけません。
1年生のR君、良いバネしてたな!
瞬発系強そうだ。
バネは組手に活きてくるので楽しみです。
最近入ったばかりのEちゃん!
理解度高いし運動神経も良さそう!
予想を遥かに超える成長度合いです。
【体幹トレーニング】
サイドプランク・V字プランク・プランクで210分経過しました。
サイドプランクは真横に寝て、下の腕で身体を支えるよ。
バランス崩してしまってもすぐ、リスタートする事を心がけよう。
【固定式基本】
今日はモンキークラスのお兄ちゃんが来てくれていたので皆の前に立ちお手本となってもらいました。
その間、私は生徒の側で修正出来るので大助かり。
ありがとう!
基礎を固める段階のバンビ生。
同じ技を毎週繰り返すことで、自然と身についていきます。
この日も呪文のように言葉で説明していました。
注意点は、もう丸暗記したんじゃないかな。
引き手・突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払い・基立ち・正面蹴り。
おっと!
拳の握り方もおさらいしておきました。
【形】
先週の続き、四の形でした。
出てくる技(立ち方)は、中段横受け・追い突き・基立ち。
何度も基立ちを取りますが、全部同じ長さと幅になるようにね。
この形を全員でスラスラと打てるように、早練やっていきます。
全部でどのくらい打ったでしょうか。
10回は打ったような気が。
回る時、胸の前でバッテン作ると引き手の強さが増すよ。
バンビ生も目標掲げて頑張ろう!
※次週の早練は、新1年生のK君とYちゃん!
モンキークラス
【コーディネーショントレーニング】
先週スタートした手と目と足のコーディネーショントレ。
動きが良くなった生徒がほとんど。
スピードに乗ったシャッフルに今度はひとつ難易度を上げ直前で色指定。
目でおっかけながらキャッチ。
もっと出来そうな生徒には、こっそり回転を加えてみたり。
運動神経が上がること間違いなし!
【ルーティーントレーニング】
メニューに再度加えた拳立て。
空手習ってて拳が正しく握れないと恥かくのは自分自身。
稽古中の間、私は結構握りを観ています。
全員が終始握れていると感じるまで身体で覚えさせます。
【体幹トレーニング】
足刀蹴り・レッグレイズ・プランクで348分経過しました。
一人ひとりを改めて観てみますと、引き足の意識が足りません。
何人か直接指導しましたので、次回同じ注意を受けないようにね。
レッグレイズは強烈に腹筋に効くはず。
苦悶の表情浮かべてる生徒はそれだけ真剣にやってると言えます。
【固定式基本】
短い時間ですが基本は外せません。
今日はバンビ生4人が合流。
説明が難しいと思いますので見様見真似でついて来てくれればそれで良いよ。
猫足立ちから手刀受けに正面蹴りを挟みます。
これを前後に。
頭のてっぺんから足の先まで意識を集中させること。
形の中でだらしない正面蹴りも見受けられます。
結局これも意識ひとつね。
今週の下半身トレは四股立ち突きを交えた斜角突き。
前屈立ちと四股立ちは、頭の高さは同じ。
という事は、前膝は一切緩めないってことね。
基本無くして形の上達はあり得ません。
上達したければ基本を磨きに磨くこと。
技のキレと極め、あとタイミングに軸。
正しい技に立ち方。
全ては安定した立ち方にあるといっても過言ではありません。
形競技で良い結果を残したいと願う生徒は、畳一畳分のスペースさせあれば自主練出来る内容ばかりです。
”やる人はやる”
【形】
非常に良い集中力でした。
形って仮想の敵との攻防を表現しています。
観てる人に実際に戦ってるみたいやな!
こう思わせなければいけません。
緊張感
これに尽きます。
同じペースで淡白に打っていても面白くもなんともありません。
その形の中で一番の見せ所。
その挙動にピークを持っていくためのリズムやメリハリが必要になってきます。
普段私がよく使う言葉に
”よく見る”
があります。
大会会場や審査会で上手な人の形をよく観てください。
まず観る習慣をつけることから始めてみてはどうかな。
四の形と十二の形で身体の使い方とスピードを意識し形を打ちました。
平安二段、初段、三段、五段、四段と進み最後はバッサイ大。
ひとつでも打てる形を増やし形練する時間を自分で増やせるようにね。
指定形に突入した緑帯生は、基本形はしっかりと打てるようにね。
普段から打たな忘れるよ。
【組手】
構え方とステップの重要性を改めて説明しました。
なぜ腰が高いといけないのか。
なぜ腕が下がるとダメなのか。
なぜ腕が伸びたままだといけないのか。
ここを意識して何度も反復練習。
理屈を理解して、あとは身体に落とし込む作業です。
これは疲れていても崩れなくするためには、数をこなすしかありません。
何往復したか分からない位しっかり目に頑張った。
ステップの際、動かすのは足首だけ。
足首強くないと組手にならないのでここも強化するポイントです。
寄せ足なんてしてたらダメ!
正体と逆体で繰り返しフットワークでした。
次に2列に向かいあい、ブザーに合わせて技を出す練習に。
刻み突きと逆突き。
自ら仕掛けるパターンと中段カウンターの入り方。
組手練の始めに伝えた、入りの速さ。
1挙動で入れるかどうかが重要です。
刺すような長いフェンシングのような突き。
軸足で床をけり、前足は相手に向かって飛び込むように。
突いた時の姿勢は構えたまま、真半身のまま突きます。
なぜ真半身なのかは、これまで散々伝えて来てるので分かってるはず。
逆に中段は真半身で入り、真身で突きます。
これにも理由があって、呪文のように唱えて来てるので説明は省きました。
ポイントは ”長い突き”
後方の副審に長い線を見せれるように。
突きの反復練習を終え、今日は変わったメニューを用意してきました。
3人で行う反射神経トレ。
トライアングル上に配置し、打ち込み側は両手を胸の前に置き真身で構えます。
この時に両足はその場で高速ステップ。
どちらか一方が寸止めフルスピードで刻み突きを飛ばし、それを前拳でパーリングして逆上。
タップは2回で行います。
慣れないうちは、左右順番に行い練習の意図が掴めたあたりからランダムで本当の練習開始。
左右どちらの手でも技が出せることと、なにより反応の練習が目的。
反射神経とは頭で考えたことを筋肉に伝達して身体が反応します。
この時間が短ければ短いほど運動神経が良いとされます。
なかなか反応が速い生徒も見受けられましたし、今後に期待です。
メンホー無しでやりましたので、ちょっとドキドキでしたがケガ無しで終えました。
上段突きの距離は5㎝手前。
ここを迷い無く一撃でフルスピード。
”気” の入っていない突きは、旗は挙がりません。
躊躇せず打ち込み、5㎝手前で止めるスキルも磨いていかなくては試合で使えません。
稽古したことしか試合では出ません。
試合で使える技の練習を心がけよう!
”稽古は試合のように 試合は稽古のように”
意識高く稽古に臨み、大会の場で腕試ししていこう!



















































