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2024年10月22日 (月) 夜練47 @小部中学校
こんにちは!
丸1ヵ月ぶりの夜練。
こんな日に限って就業時間ギリギリでトラブル発生。
出来る限りのことを済ませて、ダッシュで駅に向かいますが今度は電車が遅れてる、、
今日は組手オンリーで予定立ててましたが、形を30分弱挟みました。
1・体幹トレ
2・組手
3・形
【体幹トレーニング】
久々の片足逆突き・片足飛び・足刀蹴りで141分経過しました。
動きを加えた体幹も忘れない程度にやっていないとね。
不安定な状態を作りその中でバチっと固める意識で片足逆突きを極めます。
片足飛びは着地した足で身体が流されないようバチっとブレーキをかけるように。
足刀蹴りは両足を同時に強く蹴る&引くです。
【組手】
フットワークとジャンプ・ダッシュ系を15分くらいでしょうか。
おっと瞬発系もやりました。
まだ無意識でアップを流す生徒が居てる。
自分たちの競技ってスピード勝負。
普段から自分の持つスピードの、もうちょっと上でやらないと地力がつかないよ。
普段の力でやってる子とちょい上のスピード感でやってる子は、気づいたら大きな差になってると思います。
もうこれ以上書きませんが、スピード上げる意識で取り組んでほしいです。
アップの次はステップ練習。
20秒ごとにリズムを変え、横の動きを取り入れ、高速、ランダムと組み合わせていきました。
60秒動き続けられるだけの体力は絶対に必要ですので、組手はアップの時からスピードと体力向上していかないといけません。
今日さらに、オープンとクローズの動きを取り入れています。
ステップも目の前に対戦相手を想定しながらプレスかけていきます。
のんびりした動きでフェイントしても、それはフェイントと言いません。
相手にヒヤッとさせないとフェイントではありません。
動きに緩急つけて、前に詰めたりその場で止まったり。
今日はオープンとクローズ。
足の動きも加えてプレスに幅を持たせました。
高速でチェンジするからこそ効くよ。
肘が伸びっぱなしじゃ、棒突きになるよ。
ガードが下がりっぱなしじゃ、ポイント取られるよ。
膝が伸びっぱなしじゃ、2挙動になるよ。
何度も何度も言い続けてきましたが、自分の課題と向き合い稽古しないとダメだと思います。
小休止はさんだら今度は、2列で向かい合って突きの練習に移りました。
垂水区で組手競技に挑戦する生徒も居てましたので組手基本です。
・刻み突き
・中段逆突き
・上段逆突き
・ワンツー(上上)
逆上で間を潰す方法、ワンツーの間を無くす突き方には丁寧めに説明しています。
どちらの突きもキーワードは両手の使い方です。
覚えておいてね。
突きに結構な時間を割き、今度はビッグミットで蹴り練でした。
ストレス解消出来るくらい全力でミットを蹴ります。
今日は中段回し蹴りでした。
生徒の蹴りをミットで受けていましたが、全然スピード感がありません。
膝を抱え込んでからがとにかく遅い。
蹴りは突きに比べ確かに練習量は少なかった。
足を振り回して蹴ると遅いので、身体の枠の中から直線的に最短距離で蹴れるように。
私の指導は、言葉での説明が多めですので理解出来る子と苦手な子とでは習得に開きが出ると思います。
なるべく要点絞って説明してるので、よく聞いてよく考えて実践してほしいです。
回さない回し蹴り。
刺すように蹴る中段回し蹴り。
別に威力を求めている訳ではありませんが、強い蹴りが出来ると相手は怯みます。
強い中段蹴り持ってると容易に飛び込めませんので、武器として持っておいてほしいところ。
強い蹴りを出すには軸足を曲げながら旋回すること。
インパクトの瞬間膝が伸びてしまっては強さが出ません。
もうひとつ大事な座学を。
突きの間合いと蹴りの間合いの2つ存在すること。
蹴りの利点は、突きが届かない遠い間合いで組手が出来ること。
より遠い間合いから蹴りを極めるには軸足の踵の使い方ひとつで距離を稼げることを学びました。
ここまでの説明を聞いて空手脳が高い生徒は蹴りで試合を組み立てる際、距離が重要になることに気づいたはずです。
蹴りを狙うのであれば、突きの間合いで組手しないことです。
突きが届く間合いで相手と勝負しても、突きが速いのは明確です。
片足で不安定な状態で技を出す蹴りと、2本の足で立ち思いっきり腕を伸ばすだけの突きとスピード勝負しても勝てるはずがありません。
技の練習とともにロジカルに考えるチカラもつけていってほしいと思います。
論理的に考えられる人は、理にかなった動きが出来るようになるからね。
闇雲に頑張るより理屈を理解した上で、しっかり数をこなせば身につくのは早いと思います。
膝を相手に向かってしっかり抱え込んで、軸足の捻りとともに膝から下をスナップを使って放りだすだけ。
注意するのは身体の幅の範囲の中で刺すように、直線的に蹴ること。
練習の時からフルスピードで動かないと試合で極めれないよ。
膝を上げるスピード
腰を捻るスピード
”普通” にやってても試合では極まらないよ。
試合で極める意識で本気のフルスピードの全力で蹴らないとね。
おっと!
上半身と下半身の連動も忘れずに!
【形】
20時上がりの生徒もいることから一旦稽古を締めました。
キリが良いので組手をここまでとし、一般Eさんが来てくれていましたので形練することに。
前回の稽古時、四方公相君のリクエストを受けていましたし今日やることにしました。
大会も審査もひと段落ついたことだし、気分転換に残った生徒達と全員で打ちました。
相手の突きをおでこの前で片手で掴んで反対の腕で掬ったり、
後方から近づいてきた相手の足をかがみながら引き込んだり、
掴まれた蹴り足を軸にして反対の足で二段蹴りしたりと言った具合にちょい分解を交えながら形を打ちました。
平安の形と比べかなり長い形ですので簡単には覚えられませんが、今日はEさんのためにでした。
形が好きな生徒が多いですし良い気分転換になったのなら、やった甲斐があるというもんです。
たまには気分転換に新しい形を覚えるのも楽しいですしね。
この形覚えられると他の公相君シリーズ覚えられると思います。
さぁ今週土曜日は超久々1年半ぶりに開催する青空教室。
体育館も多目的室も使えませんので公園で形練します。
遠方の方、駐車場も何とかなりますので来てくれたら嬉しいです。
朝から気持ち良い汗、一緒に流しましょう!
2024年9月23日 (月) 夜練46 @大池中学校
こんにちは!
普段あまりテレビはつけませんが毎週録画してるキン肉マン観ながら、熱々のコーヒー飲むのが至福の時間になっています。
1本漫画観て、形道着にビシッとアイロンかけて出発です。
1・体幹トレ
2・固定式基本
3・移動式基本
【体幹トレーニング】
V字プランク・バックフルアップ・プランクで138分経過です。
そういえば今日はみんな道着着てましたね。
ここ最近、夜は涼しくなってきましたしね。
汗で滑って体幹キープするのがとてもハードでしたが、これからの季節もう大丈夫だろう。
【固定式基本】
結果的に突きに時間を沢山割くことになりました。
基本中の基本でした。
日々の稽古で必ずと言って良いほど出てくる突きの稽古。
これがまたやっかいで、何となく覚えて出来ると思ってやってると痛い目にあいます。
・拳の握り方
・引き手の位置
・スピードの上げ方
・力強さ
・突きの位置
・脱力
・肩甲骨の使い方
・腰の締め方
・膝の溜め
・重心を乗せる位置
これらをひとつずつ、修正しているうちに突きだけで軽く30分超え。
ただ何となく腕を伸ばしてるだけになってないかな。
相手を一撃で倒すためには、どのようにして突かないといけないだろう。
今生徒に求めていることは、身体で覚えたことを自分の言葉で人に伝えられるようにすること。
言語化する能力が問われています。
言葉にすることでより理解度が増すので、質問の嵐です。
教室に通って真っ先に覚えた技がこの突きだったはず。
毎回欠かさずやる突きの稽古。
いつでもスラスラと人に説明が出来るくらいにまで、頭と身体に叩き込んでほしいと思います。
練習する時は一本いっぽん丁寧にね。
毎回、突く位置や引き手のしまい方がバラバラではダメ。
それが許されるのは白帯までです。
帯の色が濃くなると、恥ずかしい思いするのは自分ってことを忘れないように。
突きの後はその場で、前屈立ちと基立ちの使い分け。
半円の描き方や、手技をそのまま残して次の技に移行しますが、これも基本中の基本。
先日、他支部の先生とゆっくりお話しする機会があり、普段どんな稽古をされているか質問してみました。
2時間の稽古の内大半が基本。
形の時間は30分も取らないと仰っていました。
これには考えさせられました。
ゆりはどちらかと言えば形ばっかり。
配分で表すと、
40%:形
30%:基本
20%:組手
10%:体幹、ルーティーン
基本が基本通り出来ないうちに形に多くの時間を割いても上達には結びつかないと思う。
出来てない部分を修正しながら、身体に染み込ませることがやはり先決だと感じました。
1ヵ月もしないうちに神戸市大会が控えていますが、形を打つ時間は設けませんでした。
ひたすら基本基本の2時間でした。
基本が上手く出来ないと形が美しくなるはずがありません。
下半身強化の基本稽古と、ただひたすらに忠実に基本を追求する基本稽古の使い分けが今の道場生には必要かな。
腰が高い立ち方を見ていると、これじゃダメだと思う。
立ち方や技が真の意味で理解出来ていないうちにいろんな事に手を出していてはダメだと感じた。
いっかい全体の底上げをせなアカンと強く感じている。
基本はまだまだ続きます。
前屈立ちと四股立ちの極めの作り方。
細かい説明は割愛しますが、軸の乗せ換えを使って技を一致させる練習でした。
ここでセンスを感じさせてくれたのがKちゃん。
しっかり溜めを使って技に強さを出していました。
この動きが理解出来たら技に重みが増す。
【移動式基本】
だだっ広い道場を縦に往復しました。
基立ち・猫足立ち・四股立ち
意識するのは立ち方がバラつかないこと。
意識するポイントを少しだけ触れておきます。
基立ち :前膝の曲げ具合(親指付け根にかかる位)
前屈立ち:股関節をたたむ(膝と足首は垂直を保つ)
猫足立ち:鼠径部の抜き(脱力で良い)
四股立ち:各関節のロック(ひとつだけじゃ極めが出せない)
先日の県大会で形競技を観戦していて感じたこと。
上位に残る選手は、動き出しにスピード感があり、パワーを感じさせる技でビタ止まりし極めの強さを表現していました。
そのため本日のメニューには、前に出るスピードを養うためチューブで負荷をかけ移動基本を行いました。
テクニック面の要素はこれまで何度も指導してきましたので、もう分かってるはず。
前に出る推進力を磨くとともに、技の一致性も出していきます。
本能や感覚で動かないこと。
物事は理論立てて考える必要があります。
形競技で水平移動出来なければ減点されていくだけです。
なぜ頭が浮いてしまうのか?
なぜ移動足始動してはいけないのか?
聞くチカラ・見るチカラ・考えるチカラ
大会で入賞を心から望む生徒は決して本能で動かず、脳みそフル回転で稽古してほしいと思う。
2024年9月17日 (火) 夜練45 @小部中学校
こんにちは!
先日届いた山雅の形道着を初めて着用しました。
寒くなるまで寝かせとこかと思いましたが、我慢出来るはずがありません。
良い音鳴るわ!
腕を飛ばしただけでシュパッ!
正面蹴りしただけでシュパッ!
引き手取っただけでシュパッ!
その辺歩いただけでシュパッ!
シュパシュパ鳴ります!
1・体幹トレ
2・移動式基本
3・形
【体幹トレーニング】
足刀蹴り・レッグレイズ・V字プランクで135分経過しました。
どれもこれもキツいやつ。
この組み合わせは腹筋崩壊メニューでした。
3分間正しいフォームで出来たら軸はきっと強くなるんだろうな。
軸がしっかりしていると同時に極めも強くなります。
自分で自分を追い込んで形の競技力を上げていこう。
【移動式基本】
今日は基本に立ち返りしっかりやり切りました。
猫足立ちと四股立ちです。
体育館のラインテープを目印にして頑張りました。
基本には、それ以上でもそれ以下もありません。
基本は基本。
正しい立ち方はたったひとつ。
何度移動しても同じ幅、同じ長さです。
途中立ち方の確認を挟みつつ端から端まででした。
昨日の大会を経て感じたこと。
県上位との違い。
たくさん感じてしまいました。
キレ・極め・パワー、トップどころとは雲泥の差でした。
初速のスピードの上げ方は散々意識付けしてきましたので覚えてくれているはず。
技の力強さは、形を本気で頑張る生徒とともに、ここ最近取り組みだしました。
今日新たに指導に加えたこと。
極めの強さです。
軸足の使い方に少し変化を加えてみました。
それにしても今日の夜練素晴らしい集中力でした。
意識高く聞いてくれていました。
先週の形練のリベンジ果たせた。
しっかり聞いて自分で動きを確認しだす生徒達。
実際に取り入れてみるとどうだったかな?
感想を聞いたわけではありませんが、極めの強さが明らかに違ってた。
パチン!と止まってた。
初速の速さ(キレ)があって、ビタ止まり(極め)することが今の道場の目指す方向。
強い選手は普通にこれが出来ていると思う。
来年の大会シーズンに向けて、またコツコツと稽古を積むしかありません。
今日の四股立ち稽古、手応えがありました。
何よりも今日のメンバーの意欲が高かった。
大事なことをおさらいしときます。
・キレの上げ方 推進力を使う
・極めの上げ方 軸足の使い方
・スピードの上げ方① 最短ルートを通る
・スピードの上げ方② 両足は磁石のように
・スピードの上げ方③ 上半身では無く丹田
試行錯誤を繰り返しながら、生徒に必要な練習を取り入れていきたいと思う。
四股立ち移動において、スピードとパワーが増す方法をどうやら見つけてしまったようだ。
【形】
リベンジ出来た。
形練のリベンジを果たしたぞ。
集中力を持続してくれたことで良い稽古が出来たと思う。
自分なりの拘りを詰め込んだ平安二段と平安五段。
黙々と信じてついて来てくれる生徒がいるからこそ。
形は基本の組み合わせの如く、指導したこと全て詰め込んだ形練でした。
時間いっぱいまで形練し最後は本気の一本(動画撮ったので二本だが)
今日の指導内容を一度振り返る時間を30秒ほど設けた上での形でした。
今日来た生徒には伝えましたが、一日一回、短時間でも良いので今日の指導内容を振り返り、集中して自主練してほしいと思う。
意識しないと出来ないことでも、やり続けていくことで自然と身につき、やがて無意識でも出来るようになります。
技術を習得する事って、この繰り返しだと思います。
正しい努力を積み重ねよう!
2024年9月10日 (火) 夜練44 @小部中学校
こんにちは!
本日の夜練メニューは前回の進捗が悪く、予定通りに消化出来ませんでしたので続きでした。
ここ最近、組手率が高くなってきています。
回数を重ねる毎に生徒たちの動きも軽やかになり反応も上がってきたように感じます。
”継続は力なり”
1・体幹トレ
2・組手
【体幹トレーニング】
プランク・バックプランク・サイドプランクで132分経過です。
せっかくだし組手デーの時は、動きを加えた体幹の方が良いかな。
動きの中で軸を保つようなトレーニングに変え、この後のメニューに僅かでも繋げていきたいな。
【組手】
フットワークです。
どうしても足元に意識が強く働くと構えが崩れるといった具合です。
なかなかいっぺんに複数のことに注意を払うのは難しいですが逆に言えばまだ身体が覚えきっていない、数が足りていないとも言えます。
腕が下がる
肘が伸びている
脇が開く
奥拳の開きを矯正するにはフリスビーを握ってステップ繰り返すと効果があるかも知れませんね。
道具に頼らずとも意識ひとつの気もしますが。
引きつけやジャンプ系をそこそこの量繰り返しました。
幸い冷房も扇風機もありますし夜練だと一時の暑さもありません。
組手で追い込んでもぶっ倒れることもありません。
体力も必要になってくるし、心肺機能も上げないといけませんのでステップに時間を割きました。
ここ最近の定番、
その場ステップ・前後フットワーク・サイドステップ・高速ステップ・スイッチ・ランダム
1クール4分30秒を2セット
なかなかハードだったと思いますが、動けるようになってきました。
しんどい練習の中でも注意が必要なのは、腰の高さと構えを崩さないこと。
愚直に同じことを繰り返したあとは、新メニュー投下。
4人(3人)組となり反応練習。
とにかく、組手はスピードと反射神経を上げないと勝負になりません。
意識を研ぎすませ集中力を高めれば、動きが変わる。
それを強く感じた夜練でした。
集中力が持続した状態で、反応練習やってみたらどの生徒も速射出来ていた。
正直これは驚きでした。
3年生4年生向けのメニューのつもりでしたが、がっつり集中した状態で今まで見たことの無い反応を見せてくれた生徒がいました。
今日やった反応練習は3人の台がランダムで一歩踏み込み、そこに反応して刻み突きを出す練習でした。
もちろん、誰がどのタイミングで一歩前に出てくるか分かりません。
2人同時なら2本突く。
そんなルールで行いました。
これは相手の動き出しに反応して極める『後の先』
予め意図を説明して練習スタートしますので、出来ないながらも真剣です。
素早く反応する意識。
意識が高くないとただの、刻み突きの練習に成り下がってしまいます。
今日はそんな練習じゃありませんので、反応速度を上げる事が目的と意図を明確に説明しました。
鍛えていることが何なのか理解出来ると意識が変わります。
意識が変わると取り組み方も変わってきます。
まだやり始めたばかりですが、一定のカタチになるまで続けることも重要だと感じています。
体育館のラインを使ってやりましたが、ラダーを使った方が良いかな。
一歩踏み出したかどうかが分かりにくい場面が多かった。
ラダーだと枠の中に足を踏み入れるので明確です。
神経系トレで、自分の思い通りに身体を操れるようにしてあげたいと思います。
4人打ち込みのあとは、想定練習。
少しずつ実践を想定したメニューにフェーズが変わったゆり道場。
大会を経て次、勝つために取り組まないといけない事、敗因を分析して短所を補っていくしかありません。
大会に果敢に挑戦する生徒が増えたこともあり、私自身その子達に勝ちに繋がる練習を考え提供していく事にマインドが変化してきました。
ここ最近、刻み突きの量が多い。
スピード勝負の場合、やはり刻みが最速ですので。
今日は、その刻みを活かすための入り方を練習しました。
大事なのはフェイントをフェイントで終わらせないこと。
そんな練習をひたすら2種類繰り返しました。
残り時間7分余ったので、リクエストを受け中段スピード対決。
これかなり久々だったような気がします。
私の手の平に向かって、どちらの突きが速かったかを競う対決です。
6名の生徒で勝ち残り戦。
最速王は4年生S君でした。
これ案外盛り上がんねんな!
2024年9月3日 (火) 夜練43 @小部中学校
こんにちは!
大会明け一発目の夜練。
生徒達は土日稽古と大会、一日おいてまた夜練と空手三昧の日々。
まっさらだった生徒たちがどんどん逞しく成長していく姿を直ぐそばで観ていると感慨深いものがあります。
バンビたちと空手している時間はもう一度子育てしてる不思議な感じだし。
コツコツと積み重ねてきたことが、少しずつ競技空手で実を結んできました。
生徒たちに対して願うことは、どんなことでも良いので夢中になれる何かを見つけてほしいということ。
私の場合はこの空手教室。
自由に使える時間の大半を費やしているといって過言ではありません。
先日、眠い目をこすりながら作り上げた新しいチラシがもうすぐ届きます。
桜の宮まつりに間に合わせるため、最後怒涛の追い込みで仕上げました。
体験コーナーに来てくれた人たちに配る気満々でいてます。
中旬には県大会が控えていますし、神戸市大会の準備も当番で当たっています。
慣れない作業をしながらお祭りの段取りも考えていかないといけませんし、月末には審査も控えています。
ブログのストックもだし、振り返れば教室の無い日も空手ばっかりの日常を送っています。
退屈な毎日を過ごすよりも忙しいくらいが自分には丁度良い感じです。
有難いことに自分について来てくれる生徒がいる事で、毎日がとても充実しています。
感謝しかありません。
脳みそフル回転して、理想に近づけるよう頑張って生徒に還元したいと思います。
1・体幹トレ
2・組手
【体幹トレーニング】
久々バックプランクの登場。
特に意味はありませんが。
プランク・バックプランク・V字プランクで129分経過しました。
汗で滑って体幹どころじゃなかったかな。
動きを加えた体幹トレの方が夏場は良いのかも知れません。
【組手】
2時間の枠の中で組手に絞って稽古しました。(体幹はするが)
体育館の中をダッシュ・抱え込みジャンプ・アンクルジャンプ・カエル飛びジャンプの後は、
フットワークしてバックステップしてサイドランでした。
2列で軽くアップし、今度は組手のフットワーク。
フットワークもまだまだ基本を固める段階。
構えは下がるし、
腰は浮いてくるし、
相手から目を離すし、
脇は開くし、
まだまだです。
ステップ・前後フットワーク・横のステップ・高速ステップ・ランダムに加え、逆体バージョンも投入しました。
5,6本はやったかな。
逆体もいれるとこの倍かな。
徹底的に構えを矯正しないと、試合に出てやられるのは自分です。
何で前拳上げるの?
なんで踵浮かすの?
なんで奥拳は胸の前なの?
腰が浮いたらどうなるの?
口を酸っぱくして言ってますが各人それぞれ癖をお持ちです。
意識ひとつ、思考するだけで動きに変化が生じますが、まだまだ同じ指摘を繰り返します。
フットワークして、基本技に移りました。
刻み突き・中段逆突き・逆突き上段の3つ。
刻みと中段はフォームについておさらい。
生徒とのやりとりで理解を深める方法を取りました。
逆上の入り方。
2種類やって見せ、それぞれ感じたことを話してもらいました。
まず後ろ足で始動してみせ、意見を聞いてみたところ。
「技を出そうとする瞬間が分かる」
と答えた生徒がいてました。
正解です。
勢いよく後ろ足で踏み込んで入ると「おこり」が生まれます。
これをモーションと表現することが一般的です。
相手にバレないように突かないといけないのに、後ろ足始動だと一度沈んで入るので、ここで気配を感じられます。
後ろ足で床を蹴る → 身体が一旦沈む →モーションが生まれる → 身体が浮く →バレる
これがダメなパターン。
正解は、
前足の膝を抜く → 前方への推進力が働く → 床を蹴らないのでムダな力みが生まれない → ノーモションで入れる → 相手にバレにくい
このように突きます。
力むと前膝が抜けないので、距離も出ません。
いつの間にか間合いに入られてた。
そんなのが理想です。
基本のあとは、フェイントです。
技に移行して良い時。
技に移行してもムダな時。
この説明に時間を割きました。
相手が自分の動きについてこれてる時、要するに反応出来ている時は技は極まりせん。
バックステップで距離を保たれるか、前で合わそうとしてきます。
打って良い瞬間は相手が反応出来ていない瞬間のみ。
これを出入りはプレス、フェイントを使って崩します。
プレスした時の相手の反応を観察する。
キープしたり出鼻に合わそうとしていると感じたら崩し切れていません。
崩す方法を5種類ほど試しました。
プレッシャーかけて相手が居ついた瞬間が狙いどころ。
これを駆け引き使って、タイミングを見定めます。
今日の説明で、
①間合いを使って何をしてるか、
②あの時間何をしないといけないか。
③相手がどうなれば崩したと言えるか
十分伝わったと思います。
これまでは、如何に相手の懐に侵入することに注力してきましたが、相手の気が張った状態だとなかなか技は極まりません。
それとタイミングを外して入る刻み突きを今日初めて練習しました。
これまで稽古した刻み突きに似ていますが、入るタイミングが普通ではありません。
異なるリズムで入るからこそ、相手は意表を突かれます。
時間が無くて出来ませんでしたが、中段に入ると見せながらの刻み突き。
いつだったか大原夜練でやってたかな。
タイムオーバーだったので次の機会にでも。
これもシンプルな技ですが、仕掛けが必要です。
如何に相手の意識に中段突きを植え込んでおくかがポイント。
中段狙うモーションを撒き餌にして、イメージを摺り込んでおき実際は切り返しで刻み突きです。
リズムだったりタイミングを崩したり変えたりして、相手が嫌がることを積極的に仕掛けてイニシアチブを握る。
嫌がることをしてナンボ。
仕掛けて探って、相手が反応してくるか、はたまた居ついてしまうか、プレスやフェイントを駆使して観察します。
技を出すのは、相手が居ついた瞬間ね!
ガムシャラな組手も粗々しくて面白いですが、クレバーに戦える選手の方が勝ち残ると思います。
トーナメント戦なので省エネで切り抜ける方があとあとの影響が小さくて済みます。
動きの中で相手の癖を見抜けるようになったら、更に勝率は増すよ。
このあたりは荒賀選手の書籍でタイプ別の試合運びでたくさん参考事例が載っています。
運動神経だけでは補えない頭脳を使った試合運びが出来るよう、そんなメニューを考えていきたいと思う。