ブログ
2023年9月30日(土)喜友名 諒 形セミナー in KOBE @神港学園!
こんにちは!
朝から喜友名選手のセミナーが神港学園で開催されました。
ゆり道場からは1名参加。
勉強を兼ね私も同席させていただきました。
動画で永久保存したいところですが勝手に撮影は出来ませんので、ひとつも聞き漏らすまいとノート片手に集中してきました!
完全なるなぐり書きの空手ノート全5ページ。
これは宝物です。
オリンピック金メダリスト直々のご指導・アドバイスです。
冒頭での一言です。
今自分が空手が出来る環境、お父さんお母さんが日々頑張っているからこそ、自分は空手が出来るんだという感謝の気持ちを忘れずに頑張ってください。
謙虚さ・感謝する気持ち、 心に刺さりました。
さて今回のこのブログ、どこまで書こうか(書いて良いのか)少し迷いました。
自分の道場でのことでは無いし、お金を払ってセミナーに参加した人の気持ちになるとベラベラしゃべるのもなんか違う気がするし。
迷いましたが、いつでも自分が振り返れるように備忘録を兼ねて少しだけ記すことにします。
すぐにでも使えそうなアドバイスを早速、昼からの道場稽古に持ち帰りました。
自分の突きが一番相手に効くのはどの距離か。
これまで突きは、肩甲骨を使い長い突きを意識してきました。(間違ってる訳じゃないよ)
シンプルにどこで、突きを止めればより相手に効かすことが出来るか?
研究に研究を重ねたと仰っていました。
突きの稽古だけでかなり長い時間を費やしました。
緊張のほぐし方。
四股立ちの姿勢の整え方。
突きの意識の置き方。
この3つを早速、取り入れてみることに。
どれもシンプル且つ有効的です。
教わった2つの緊張のほぐし方で筋肉の強張りを取り除き反応力を高めます。
緊張のほぐし方は、稽古の合間いつでも一人で出来ますし、もうひとつはコートに入る直前に行うと身体の反応力が高まります。
四股立ちの整え方も一人で出来るくらい簡単で効果的なものでした。
3時間のセミナーの内容は以下のとおり。
ウォーミングアップ
基本(移動式基本)
形(アーナン)
質疑応答
ウォーミングアップだけで約40分。
アップの目的は身体の中から温めなくてはいけません。
2人1組となり、自分はダッシュを10往復。その間ペア相手はプランクで待機です。
股関節の可動域を広げるアヒル歩き
スクワットジャンプ
ジャンプ & バービー
地面の反動を使ったジャンプ
ダッシュ(これも地面の反動を使います)
腿上げ20回 & ダッシュ
抱え込みジャンプ10回 & ダッシュ
開脚ジャンプ10回
前進しながら開脚ジャンプ
最後は2人1組となり、一人がプランク。
自分はジャンプ → 腕立て伏せ → バービー
これを15回。
喜友名先生の開脚ジャンプもの凄い高さ!
普段の道場でアップに40分はさすがに費やせませんが、ジャンプ系は取り入れてみたいかも。
組手だけかと思ってましたがチャタンのように、ジャンプする形もありますし反射神経が高まるとのこと。
なにより子供のうちは、遊びの中で走る・跳ぶ・投げるで足腰を強くするようにとアドバイスされていました。
基本です。
どんな選手も伸び悩む時(勝てなくなる)がある。
そんな時、喜友名先生は基本に立ち返っていたそうです。
子供たちは今、基礎を固める時期。
この時期に土台をしっかり固めておき、自分の突き・蹴り・受けに拘りを持ちます。
いつか壁にぶち当たった時、原点に戻りなさいと貴重なアドバイスを送っていました。
突きでは、肩のラインをまっすぐに保ち、広背筋を使って突きます。
帯の結び目を正面に向け、突く瞬間に重心を少し下げるイメージとのこと。
突きは腕の力で突くのではなく身体で突きます。(当たるのが拳なだけ)
ペア練習で帯を握った面白い練習方法を教えていただきました。
四股立ち
糸東流と比べ、かなり深い立ち方でした。
立ち方が甘いとペラい形になるので自分の思う高さより、もうひとつ落とすようにとアドバイスです。
基立ち
歩幅は一足長を保ちます。
なので糸東よりやや狭く両つま先の向きは内を向き正中線を守ります。
前膝は親指のつけ根まで曲げています。
移動基本に突入です。
試合前、追い突きの移動基本で身体の締めと突きの確認を行うと言ってました。
身体を締める感覚と腰を浮かさず姿勢を保つことが重要です。
身体に馴染むくらい、しつこく基本を頑張るようにアドバイスしていました。
劉衛流独特の移動基本。
まずは継ぎ足。
ポイントは後ろ足の締め。
前足を出したのと同じだけ後ろ足を引きつけます。
鼠径部を締める意識でした。
アーナンでおなじみ送り足では、
正中線をずらしながら入る移動基本でした。
腰を浮かさず移動する方法として、送り足を極めた瞬間、腰まわりをパンっと叩いています。
腰を叩くことで重心を沈める意識付けを行うようでした。
この移動基本もひたすら長かったです。
ほかにも、前屈立ち中段逆突きの固定式基本もみっちり行いました。
とにかく腰が浮かないこと。
深く腰を落とし、一つひとつ丁寧に基本練習を行っていました。
アーナン
いきなり号令に合わせゆっくり2本アーナンでした。
知ってる前提のセミナー。
私は喜友名先生の一挙手一投足をガン見でしたが、いざ形となると、ちゃんとついてこれてるのか心配でKちゃんをチラ見です。
突貫でしたが、夜練で2回教えといて良かった。
くらいついていました。
大会や審査の無いオフシーズンに気分転換にみんなで自由形を打つのも良いかも知れませんね。
基本形・指定形はこれから嫌と言うほど打つんでね。
『シンプルに』
『技をごまかさない』
『まだまだ気を残しながら』
ひと挙動、ひと挙動を非常に細かく丁寧に説明してくださいます。
教範読んでもDVD観ても、理解しにくかったある挙動が、今回明確になった部分もありましたし、何をしているのか知った挙動もありました。
大きな収穫があったセミナーでした。
あと、何気ない一言でしたが、形は考えながらゆっくりと丁寧にうち、最後全力で打つと言ってましたよ。
最後は質疑応答でした。
何個くらい答えたでしょう。
10人近く質問したんじゃなかったかな。
・緊張のほぐし方
・身体の作り方
・立ち方 ブレの無くし方
・技が止まらない(極まらない)
・セイエンチン 四股立ち切り替えしのコツ
・ニーパイポ 寄足のコツ
・好きな食べ物
・これまで取った金メダルの数
丁寧に答えられていました。
驚いたのがセイエンチンとニーパイポ。
「間違ってたら指摘して」
と前置きした上で、ニーパイポのひと挙動を披露してくださいました。(一本拳 押え受け / 掬い受け)
もの凄いキレとスピードをこの目に焼き付けました!
ポイントは後ろ足の引きつけでした。
セイエンチンの方は、偶然にも道場で取り入れている方法に近いものがありました。
ポイントは2つのタイミング。
軸足を捻るタイミングと前足を踏ん張るタイミングでした。(セーパイでも応用出来ますね)
セイエンチンとニーパイポの競技力を上げる方法をまさか、ここで教わることが出来るとは思ってもみませんでした。
このブログを読んでくださる方にほんの少しシェアします。
セミナーの最後はサイン会と記念撮影会に長蛇の列が出来ていました。
このあと、道場あるけどサインほしいので並びました。(ちゃんと間に合ったよ)
大人から子供まで、一人ひとりに優しく丁寧に話しかけながらサインと写真撮影まで。
人格者 喜友名諒先生でした。
2023年9月28日 (木) 夜練4 @鵯台中学校
こんにちは!
今日から怒涛の空手4連チャン開始です。
電車の遅れもなくスムーズに帰宅。
前日のうちに出発の準備を済ませておいたので、少しだけ時間の余裕をもって出発出来ました。
なんか遠足前日の準備みたいな感じです。
稽古する内容も通勤電車の中で考えているくらい夢中になっています。
最近始めた夜練が新鮮過ぎて楽しみで仕方ありません。
1・体幹(1)
2・移動式基本
3・形
4・体幹(2)
【体幹トレーニング(1)】
今日は3人でしたので、一人ずつリクエストしてもらいました。
V字プランク
2ポイントプランク
プランク
第1回目の夜練から体幹してますので時間のカウントが楽だな。
4回夜練してますのでトータル12分経過です。
今日は私も2種類だけ参加。
プランクは腹筋でお腹を持ち上げる意識でね。
頭の先から足の先まで一直線になるように。
強い体幹があるからこそ、力強い形が打てるようになります。
理想の形が打てることを信じて、地味な練習を乗り越えよう!
【移動式基本】
予定していた横移動基本は時間の都合で省略しましたが、
基立ち・四股立ち・猫足立ちを頑張りました。
広い体育館を3人でひたすら繰り返しました。
約30分弱だったかな。
腰を締める感覚を掴んでもらうことが、今日の練習会でのテーマでした。
2部の生徒には普段の稽古で伝えていますが、1部の生徒も合流していますので改めて目的の説明から。
この練習の目的は何か
目的を達成するためにはどこに意識を置くのか
この2点を十分説明した上で稽古に入ります。
説明を怠ると、生徒は意図を掴めずにカタチだけの稽古に陥ってしまいます。
先週はプラスアルファのちょっとした色づけの練習会でしたが、
今日は基本に立ち返りました。
・何を
・何のために
・どのように
指導者と生徒との関係はひたすらこれの繰り返しなんかなとも思います。
『何のため』が腹落ちした生徒は一気に伸びるんとちゃうかなと思います。
論理的思考力が身につけば黒帯を締める頃には、後輩たちに指導出来ているんじゃないかな。
理屈では無く身体で覚え込ますのも指導方法のひとつかも知れませんが、
理にかなった身体の使い方を学んだ方が成長出来るに違いありません。
(理屈が頭で分かれば、あとは応用するだけだから)
腹落ちするまで時間がかかるかも分かりませんが、意味さえ分かれば感覚でカタチをなぞるよりも成長は早いと思います。
空手教室なのに思考させてばかりですが、これも生徒のためを想ってのこと。
うんうん唸りながら考える癖をつけて、一回いっかいの練習の質を高めてもらいたいと思います。
思考する生徒の集団。
それが理想とする道場かな。
横移動で腰のキレを磨く練習をしたかったのですが、残念ながらタイムオーバーでした。
いずれ取り入れます。
【形】
平安五段組に与えたテーマは『メリハリ』
このメリハリで挙動の強弱や緩急をつけることで、形を表現します。
最初から最後まで、一本調子で進行する形よりも抑揚をつけることで、形の中で見せ所を作ります。
今日は、さわりの部分だけでしたが意図が伝わったかと思います。
形は挙動を覚えたら、次は自分の形を作り上げます。
どこを強調するか、どう見せるか は同じ形であっても、人それぞれ違いがあります。
質の高い自主練で自分の平安五段を磨いてもらいたいと思います。
前述のとおり私の考え方は無意識で100本打つよりも、思考して打つ10本の形の方が値打ちがあります。
黙々と自分の世界に入れる生徒を目指してね。
(今日の平安五段組はその資質があるはず)
垂水区でデビューする1年生のH君。
土曜の稽古と比べ少人数なのが良かったのか、来るたびに集中力が高まっています。
今日、彼に伝えたこと。
ずばり『やる気』です。
上手いとか下手とか関係なく、わずか1分の時間の中で自分の持てる力を発揮すること。
これは私の思う ”やる気” の定義です。
・全力で突く
・全力で受ける
・腹の底から声を絞り出す
・最後まで堂々と(オドオドしない・キョロキョロしない)
今日はやる気が伝わってきました。
この気持ちを忘れないでね。
大会に挑戦するにあたり、スタートラインに立てたかなと思います。
(ゆり生全員に言えることですが、この気持ちを持てなければ、無理に出る必要はありません)
平安二段全体を観るつもりでしたが第一挙動に焦点を定め、ひたすら部分練習でした。
・軸足の使い方
・重心移動
・上半身の使い方
いっぺんに3つですので苦労しますが、最初と最後の挙動は特に念入りに仕上げたいところ。
垂水区まで継続して努力してね。
どんなスポーツでも共通して言えることですが、諦めたらそこで終わり。
自分がここまでよく頑張ったなと思えるくらい、大会に向け努力出来たら勝っても負けても納得感が得られるはず。
最後の敵はいつも自分自身です。
試合とは読んで字の如く試し合いの場。
しっかり準備をし、今の自分の力がどこまで通用するか確認してほしいと思います。
(これもゆり生全員に言うてます)
【体幹トレーニング(2)】
1時間近く形練習をした2名の生徒とはここでお別れ。
残り30分、Kちゃんとマンツーマン。
神戸市は形で大会参加しますので、形の競技力をつけるためにも体幹の強化で地味な練習を積み重ねてもらいます。
我が家の "体幹ストリーム” で30分間体幹トレーニングです。
同時に腸腰筋を鍛えれるランジをしたり、四股立ち移動・猫足立ちでの転身の練習です。
体幹が強い子はフルスピードで動いてもビタ止まり出来ます。
理想はここ。
不規則に動く水を安定させようと、インナーマッスルがビンビンに刺激され無意識に身体のバランスを保とうとする反射運動がおこります。
これもまた地味で退屈で面白味にかける地獄のようなトレーニングです。
体幹ストリームでトレーニングを重ねることで軸が整います。
軸が整うと地面に根が生えたように、立ち方が安定します。
この先、成長とともにスピードアップしたとしても軸が整っていればふらつくこともありません。
素早く移動しても回転してもビタ止まり出来れば、それだけで違いが見せれます。
インナーマッスルを強化して自分の身体をコントロール出来るようになれば、極めが強い形に変貌を遂げることでしょう。
私も効果的な練習方法を勉強し、生徒とともに喜びを分かちあえたらと思います。
2023年9月23日 (土)桜の宮まつり!
こんにちは!
今日は桜の宮まつり。
ゆり道場は演武で参加しました!
道場生全員で基本演武を行い、学年ごとに分かれ平安二段と平安五段を披露しました。
リーダーに任命したI君・K君・R君の3人。
しっかりグループを纏めてくれていました!
3人とも大きな声も出ていて頼もしく感じました。
R君と初めて出会ったのは、小学生に上がる前。
まだ幼稚園児でした。
記念すべき第1号の生徒です。
人前で大きな声で号令をかけ堂々とした佇まいで演武出来るまでに。
心も身体も逞しく成長してくれています。
全員で突きや蹴りを精一杯繰り出し、大きな拍手を頂くことが出来ました。
みんな嬉しかったんちゃうかな。
終わった後のやり切った感あふれる笑顔を見てそう感じました。
オープニングイベントでは、桜の宮中学校吹奏楽部の演奏でした。
田中家の娘たちも中学生の時、吹奏楽部でしたので昔のことを思い出しました。
毎年惣山のお祭りや、はちみつカフェで演奏していました。全部観に行ったもんです。
出番が済んだ後、神戸市の消防局の方が消防車とともにお祭り参加してくれていたり、
生徒たちと芝生でご飯を食べたりとゆるーい時間を過ごしました。
後片付けも済み、お祭り実行委員の方にご挨拶。
ゆり空手をさわやかクラブに迎え入れてくれた方でもあります。
夏に校長先生にはお伝えしましたが、平日の夜練について希望をお伝えさせて頂きました。
実現出来るかはまだ分かりませんが、動かないことには状況は変わりません。
”思考なくして行動なし 行動なくして成果なし”
2023年9月19日 (火) 夜練3 @鵯台中学校
こんにちは!
8月のプレ夜練から早いものでもう5回目です。
気分転換に新しい形の練習をしたり試行錯誤の繰り返し。
参加される方の希望を予め伺い、進めたりといった感じです。
今回は10月・11月と続く大会に向け、ガッツリ基本と形のリクエストがありましたので、それ中心でメニューを組むことに。
1・体幹
2・固定式基本
3・形
【体幹トレーニング】
今日の体幹は、バックフルアップ・プランク・V字プランクで9分経過。
ひとつくらいは、混ざってやりたいですが今日はパス。
プランクでは、しっかり腰を持ち上げて筋力をつけてもらいたいところです。
この調子で頑張れ!
【固定式基本】
初級クラスから2名参加してくれました。
少人数だし、かみ砕いて説明を行いました。
平行立ちでは、どこに重心をのせると拳先に力が伝わるのか。
2部の生徒には通常の基本と同じですが改めて聞いてもらいました。
前から押されても潰れない立ち方を説明しています。
突きだけでなく、受けにも通じますので忘れないでね。
今日は一歩深い部分の指導です。
『逆腰』です。
道場開設から、ちょうど1年半。
細かい部分の指導に入ってきました。
基本が身についた上での、ちょっとした色のつけ方。
形で勝ちたいと思えば、必要になるテクニックのひとつ。
今日はその第一歩目。
少人数良いですね。一人ひとりをじっくり観察出来ます。
何と言いますか指導が楽しくて?ほとんど写真撮ってなかったなー
打って響く練習会でした。生徒が真剣そのものなので、しっかり説明を聞き実践しようとしてくれます。
生徒がその気なら、当然指導に熱がこもります。
なんかめっちゃ楽しかった。
初めはオーバーアクションで逆腰しながら、どんどんスピードをあげ動作も小さくしていきました。
この感覚を忘れへんでもらいたいですね。
突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払いだけで30分超えたんじゃないかな。
基本が身につけば打つ形が(良い方向に)変化してきます。
シャープな形を打つ条件のひとつに、初動が速くなくてはいけません。
手技のスピードを上げる方法には、力まないこと・引き手の使い方等がありますが、どこかのタイミングで別の練習方法をお伝えします。
取り入れるかどうかは、各自にお任せするとします。
向き不向きがありますので。
【形】
これから平安二段に入る生徒と、平安五段を数多く打ち込むグループに分かれ形の練習を行いました。
予め参加者の連絡をもらっていますので、何をどう進めるか献立を考えてきていました。
平安五段組には、あるひとつの挙動の精度を高めるべくテーマを出しました。
これまで道場で指導していた方法とは異なります。
しっくりくるかどうかは、部分練習で打ち分けて自分でどちらを採用するか決めてもらうことにしました。
今日何度も書きましたが、形競技ではスピードは大事な要素のひとつ。
いかに速く立ち方を変化させるか。
①・軸足をベースに前足を動かす(引きつける)
②・軸足の切り替えしを使い、前足を引き寄せる
今日、生徒に伝えたのは②です。
選ぶのは生徒ですが②の方が、身体の使い方に無理がありません。
筋力が発達段階にある小学校低学年の生徒には足を速く動かせ!って口で言っても本人は全力で頑張っていても遅い子は遅いまま。
速く動くには、気合とかやる気とかではなく、速く動ける方法を示してあげることなんだと思います。
伝えるだけ伝えて私は平安二段組に移ったので、どちらを選択したかは聞いていません。
ただ劇的にキレが増していました。
劇的に。
なにかひとつ指導の引き出しが増えたような気がしました。
たったひとつの部分練習ですが身体の使い方を知れば、別の形でも応用が利くと思います。
この方法がしっくり来た人は、自分で探求してほしいな。
形、めちゃくちゃ面白いです。
正しい立ち方・正しい技・初動の速さ・ビタ止まりの極め・整った軸・気迫・眼力・呼吸、、
多くの人を魅了する形を打つには、きっとこれだけじゃないと思いますが、少しでも競技力を伸ばせるよう研究に研究を重ね生徒に還元したいと思います。
次、平安二段組。
デビュー戦を間近に控え、すこーし試合をイメージした練習を行いました。
四の形・十二の形で試運転です。
普段の道場稽古での癖を予め伝え、そこを意識することから始めます。
二人とも真剣に練習してくれるので、悪い癖も顔を見せず。
どんどん指導が進んでいきます。
出来れば、平安二段で垂水区に挑めればと思います。
初登場の猫足立ちの正しい立ち方。
長さ(歩幅)であったり、前足を置く位置、軸の位置、下半身の向き、お尻のかたち、鼠径部の抜き、背骨のライン
時間をかけて丁寧に説明しました。
あと家レンの方法なんかもね。
まずはウォーミングアップといったところでタイムアップ。
まだ低学年です。20時まわると眠たくなるので、ここまででお終いでした。
この調子で、平安二段の挙動をしっかり覚え、道場で修正出来れば言うことなしです。
(今日の集中力良かったよ!)
さて一人残った、Kちゃんと正真正銘のマンツーマン。
確か先週もやったな。
平安五段のある挙動をガッツリ指導です。『浮き足立ち → 交差立ち(交差受け)』
なにが間違いか。
なぜ間違いなのか。
正しく正確に演武するには、理にかなった動きをしないといけません。
そのあたりに時間を割き過ぎたこともあり、予定していた移動基本が出来ませんでした。
技は下半身の極めで出さないといけません。
そのためには移動基本で技を出すタイミングを知ってもらうつもりでいましたが、あっという間に20:30でした。
次回、横移動基本の中で水平移動の稽古を取り入れます。
軸ブレせずに下半身の連動で技を出す練習です。(軸・極めの強化です)
来週は28日の木曜日!
曜日が固定出来ないのがツラいところですが、練習出来る環境があるだけ良しとしよう!
いつものメンバーですが、新鮮な感じで夜練出来てます。
テーマを基に、個人練習で自分と向き合う時間。
なんかこの感じ好きです。
2023年9月16日 (土)道場稽古69
こんにちは!
お祭り1週間前の今日、2クラス合同で演武の練習会でした!
綿密?に計画を練り1時間で演武を合わせました。
お昼の練習から当日の配置等、微修正しています。(会員ページに詳細載せてますので確認願います)
0・早練
1・お祭り演武
2・SAQ
3・脳トレ
4・体幹
5・固定式基本
6・形
7・組手
8・居残り稽古
【早練】
やる気マンマンの生徒達です。
なんと私よりも先に到着している生徒が!
素早く準備を整え、垂水区大会に向け形の練習スタート!
まず四の形・十二の形を間違わず、すらすら打てるところまで持っていこう!
この形をクリアしたら平安形に移ります。
移りたければ、間違わずにスラスラ打てるようにね!
大事なのは集中力!
1本形を打ち終えるまで集中し続けること。
よそ見しちゃダメです。
Sちゃんは、一足お先に神戸市大会に初挑戦です。
ここ最近平安二段を猛練習中。
肩に力が入り気味なところと、上体が前傾ぎみな部分を修正したいところです。
受けは前屈立ち・突きは基立ち
立ち方にメリハリをつけることを忘れずにね。
引き続き頑張ろう!
【お祭り演武】
13時になり全員集合したところで、先日の審査結果の発表です。
8級に進級した生徒が3名!
オレンジ帯です!
ゆり道場の初年度に入門してくれた、桜の宮小学校の生徒たち。
色帯生の「あるべき姿」を会員ページに載せてます。
下級生のお手本となるような行動を心がけよう。
(帯の注文される方は、サイズもしくは帯の長さをお知らせください)
さて、演武です。ステージに登り配置につきます。
演武は全員で基本・平安二段・平安五段と進行します。
道場いち、声がデカいI君にリーダーを任命し全員を引っ張っていってもらいます。
平安二段組はR君。
特連にも参加し、全ての大会にも挑戦し続ける彼に任せました。
練習でも大きな声で頑張ってくれていました。
デカい声が出ていたので心配ありません。
平安五段組はK君にお願いしました。
彼には、普段の稽古中でもテキパキと配置分けさせたりと、何かあればお手伝いをしてもらっています。
少しずつ全体を見る習慣をつけてもらいたく任命しています。
わずか1時間、一回だけの練習会でしたが何とかカタチにはなったかな。
失敗しても構いません。元気よくデカい声で演武出来たら大成功です。
みんなで楽しもう!
【SAQトレーニング】
ラダートレでした。
短いスパンで大会・審査が続いていたので2部生は久々やったかな。
やはりゴールデンエイジ期の生徒たちは、久々でも一度覚えた動作は自分のモノに出来ています。
覚えたら一生身体は忘れませんので、覚えたもん勝ちです。
結構やりました。
・クイックラン
・ラテラル
・スラローム
・シャッフル
・2イン2アウト
・ニーホップ
楽勝な生徒には、後ろ向きでトライ!
難易度上げていきました。
バックシャッフルなんて、サッカーでディフェンスする時に良く観る動作と同じ。
空手だけじゃなく、いろんなスポーツで役立つのでホントに取り入れた方が良いです。
動きがもっさりしていると、組手でスピード勝負出来ませんのでSAQは欠かせませんね。
【脳トレーニング】
これも超久々に登場です。
知らない生徒が随分と増えてきたので、紹介することに。
手と足のリズムを揃えてグーパーしながら前進し、
途中で手はグー、足はパーとなります。
脳からの指令を素早くキャッチし、全身に行き届かせる訓練です。
スポーツをしていて、どこか動きにぎこちなさを感じる時は脳トレを行うことで改善されると聞きます。
考えずとも身体が反応出来るようにしたいところですね。
ほかにも両手ジャンケンなんかも脳トレですね。
ジョグしながら両手ジャンケンしてみると面白いと思います。
【体幹トレーニング】
プランク・V字プランク・2ポイントプランクでした。
大台151分経過です。
フォームにも拘ってね。
姿勢良くです。
【固定式基本】
最近では、一人ひとりの集中力も上がってきたこともあり基本の時間が短くなってきています。
言い換えれば、短くなった基本の時間で集中しきれない生徒は遅れを取ることに繋がります。
次第についてこれなくなり、やがて上がってくるバンビの生徒に追い抜かされるかも知れません。
改めて記します。
・よく見る
・よく聞く
・よく考える
この3つにプラスして、
・習ったことを意識して稽古する
なんとなくカタチだけをなぞっていては上手くなりません。
同じ指摘を受けていては、成長をしていないことになります。
かなり厳しいことを書きましたが、4つを守ってね。
(お話は目で聞き、理解出来たら返事はハイね)
・突き
・中段横受け
・上段揚げ受け
・下段払い
・正面蹴り(左右)
・猫足立ち / 手刀受け
「手刀受け」と「猫足立ち」は先週に引き続き、手の動かし方と下半身の向きについて指導しています。
2回に渡り、かなり丁寧に指導しています。
あとは自分の意識ひとつです。
基本は地味で退屈だと思います。
でも空手を始めたばかりの今、基本を怠ると試合ではまず勝てませんし、審査では茶帯・黒帯を受審する頃には合格が厳しくなってきます。
基本を外れた悪い癖が身についてしまうと、修正するのは並大抵ではありません。
1・2年生には難しいかも知れませんが、『意識高く』です。
『意識高く』とは、考えながら・集中力を切らさず稽古すること。
みんな基本頑張れ!
【形】
平安二段と平安五段をひと挙動ずつ。
身体の使い方や意識して行うことをひとつずつ稽古します。
説明を聞き部分練習で確認する進め方。
最後の最後にとおし稽古。
身体に身についた挙動はフルスピード、まだ身体に馴染んでない挙動は丁寧に確認しながら各自打ちました。
少ない本数ですが、質にシフトした形稽古です。
ホントはガッツリ形行っときたかったんですが審査も済んだことだし、何より全然組手してませんので30分程度で終了しました。
【組手】
気がつけば今日は13時からやってます。
ちょっとしんどかったかな。
残りの時間軽めに組手の基本を行いました。
組手も形同様に基本ありきです。
・構え方
・フットワーク
・刻み突き
・中段逆突き
・ワンツー(上上)
ワンツーは、1と2の間にカウンターを抜かれない方法を説明しました。
長い突きを出しますが、間が長くなってはいけません。
間を詰めて打つ方法を指導し、最後はミットで中段回し蹴りでした。
蹴りの威力がダントツのI君!
3年生とは思えないほどの蹴りをミットを持つ手に直撃しました。
先週のR君同様、組手が楽しみです!
いろんな生徒がいて良いと思います。
形が好きな生徒・組手を頑張りたい生徒
空手をもっともっと好きになってくれたら嬉しいな。
【居残り稽古】
一般生Eさんと指定形を稽古しました。
とても練習熱心な方です。
生徒と同じメニューを恐るべき運動神経でこなされます。
すらすらと基本形を覚えられ、いち早く指定形突入です。
約40分だったでしょうか。バッサイ大とセイエンチンの前半部分でした。
バッサイ大は減点ヵ所を中心に説明し他には、
難度の高い蹴りのコツ
振り捨ての練習方法。
掛け手の意味
を指導しました。
蹴る瞬間に、左膝の抜きと右引き手を取ることで上体の前傾を矯正します。
また蹴り足は、膝から下を前方へ飛ばすイメージ、斜め上から打ち落とす感じです。(数字の4を下から書く感じ)
身体がくの字に折れがちで、かなり難しい挙動ですが、美しさに拘って家レン頑張ってください。
セイエンチンは、呼吸がとても大事。
スローなリズムで「鼻から吸って口から吐く」です。
・下段払いと金的打ちの違い
・丹田、両足内側の締めを意識した三戦立ち
・肘当てのコースと角度
・拳支え受けの留意点
・内受け → 上段裏打ち → 中段横受け
・開手中段横受け → 掛け手受け → 貫き手
分解を知ることで、何をやってるのか技の意味がイメージ出来たと思います。
次回以降、セイエンチン後半・ニーパイポ・松村ローハイと続きます。
4つの指定形をお教えしますので、ご自身で2つに絞っていただき稽古を重ねましょう!
(修交会指定形もいきますよ。もちろん自由形も!)