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イリーナ・ザレツカ チャンピオン組手セミナー -反応の分析で危険ゾーンを完全コントロール!-
こんにちは!
つい先日kindleで発売された書籍です。
アゼルバイジャン代表、東京オリンピック女子組手+61㌔級 銀メダリストのセミナーの様子が書籍化されています。
2022年の来日では、水戸女子高校、拓大、浪速、日本空手道会館の4カ所でセミナーを開催されています。
このセミナーにはオリンピックの舞台でも対戦した植草 歩選手がサポートされていました。
2018年、2021年 WKF世界選手権2連覇
2021年 東京2020オリンピック銀メダル
イリーナ選手が水戸、東京のセミナーで紹介した自身の技術と考え方 "常勝の鉄則” の概要は次のようになります。
「徹底:多様な反応訓練」
イリーナ選手の組手の考え方のベースにあるのが攻撃的カウンターです。
相手に技を出させた後を仕留める(後の先)
相手の動き出しの瞬間を捉える(先の先)
基本的には相手が動くことにリアクションし自分の技を決めます。そのために必要なのが反応の鋭さです。
誘って相手の技を出させるとき、自分から間合いを詰め相手と技が交錯するときの防御体制と攻撃体制の速さ。
それに自信を持つための練習を多数紹介されています。
「戦略視点:相手をコントロールする」
技を極めるにあたり重要視しているのが『相手の動きをコントロール』すること。
相手の動きを読んだり、またどのように動かすのかを常に考え、それに応じた自分の動きを組立ています。
「意識:完全実践思考」
練習メニューを果たすための練習にせず、あくまで手段と捉え常に試合の実際の状況の課題の克服にあると言います。
試合の中の動きを想定した "本番” です。
練習のための練習につい陥ってしまいがちな具体的な注意や指摘について触れられています。
相手も自分も攻撃が届かない距離を『セーフティーゾーン』と呼び、相手との組手の主導権を握るため『デンジャラスゾーン』に入り相手を反応させます。
デンジャラスゾーンに入った時に瞬間的に止まり、止まることで相手の反応を正確に見る癖をつけ、正確に判断し技を出す練習方法が紹介されています。
デンジャラスゾーンに侵入し相手の反応が鈍ければ自ら前に詰め、相手が踏み込んできたらバックステップして返し技。
その時のスタンスや軸の位置の置き方、デンジャラスゾーンで強くなるエクササイズが複数紹介されています。
よほど反射神経が無いと相手の懐に入り観察するのは難しいと言えます。
また相手の反応に合わせ、先の先・後の先を使い分けています。
これだけ引き出しが豊富だとそりゃ強いわけです。
何といっても一番凄いと思った考え方は、相手と同時に技を出し合わないこと。
なぜならば相手に旗が上がるリスクが伴うからです。
『100%自分の攻撃』となるタイミングを作り出し、相手の虚をついて得点を狙います。
自分の攻撃の決定率を上げること、相手の攻撃を防ぐためや、相手が技を出そうとする瞬間を逃がさないための練習方法が取り上げられています。
これだけ空手脳が高いと待っても攻めても、どんな状況でも失点リスクを回避して面白いように得点狙えそうですね。
このセミナーはDVD化されていますので興味津々です。
2024年7月21日(日) 修交会大会向け 心武館合同練習会 @西舞子小学校
こんにちは!
当然のことながら灼熱の体育館。
後半、西日が当たる場所に立ってるだけで目まいがします。
急遽決まったこの日の練習会。
道場からは6名の生徒が集まりました。
割合は形 5名:組手 1名で全体で見ても形が大部分占めていました。
大会でメインで打つ形の強化ですので、必然的に平安二段と平安五段に集中します。
私は道場生と被らないよう後ろで様子を伺い、それとなく緑帯以上の平安五段組に紛れることに成功しました。
常々言ってますが、今日のような練習会にせっかく参加するのなら、道場生にはいろんな指導者に観ていただきレベルアップしてほしいと願っています。
道場以外では私の指導は極力避けた方が良い。
だっていつもと同じだから。
自分の指導に集中してましたので、道場生の頑張る姿は数枚写真撮る程度でした。
私はインナー着て、超久々の形用道着でした。
指導してるだけでも汗びっしょり。
生徒はもっとすごいことになってるんやろな、、
最後まで良く頑張ってた。
稽古の方は軽くジョグして柔軟体操です。
生徒に何かあってはいけませんので、こまめに小休止して水分補給を促します。
柔軟の後は、形:組手に分かれることに。
組手はペアになり技の確認といったところでしょうか。
形は平安二段に3名。
平安五段に2名。
1時間程度かな、ひたすら形を打ち最後は入退場の所作を含めて試合形式でした。
私の指導の方は緑帯2名と黒帯1名。
本部に指導に行く際、良く一緒になる女の子2名と出身道場のK君でした。
がっつり平安五段と思いきや、途中館長がやってきて一言「指定形も」
本人たちに聞いてみたらそれぞれ打つ形が違うじゃないですか!
この時点で五段に30分近く費やしてたので、切りの良いところで2つ目の形に移りました。
セイエンチン・バッサイ大・ニーパイポの3つを残り30分ですのでかなり駆け足気味になってしまいましたが、要点は伝えることが出来たかな。
最後の最後、試合形式で1本全力で打ち稽古を終えました。
形を観てもらったあと、一言アドバイスを貰ったと思います。
私以外の指導者から観てもらった貴重な新しい視点です。
教わったことは大事に忘れずに次の稽古に繋げて、少しずつレベルアップをしていこう!
※ 7月31日 (水) 鵯台中学校で夜練!
2024年7月20日 (土)道場稽古111
こんにちは!
道場開設から本日の稽古で111回目。
111回目の今日は一粒万倍日でした。
2年半前、私の住む松宮台に配布したチラシで、一人でも来てくれたら良いなと思っていたら、なんと10名を超えるチビッ子が集まってくれました。
あの日のことは一生忘れることはないくらい強烈な思い出です。
2022年3月26日に始動したゆり道場ですが早いもので111回稽古を重ねることが出来ました。
想像を遥かに超える27名の生徒とともに、とても賑やかに稽古させてもらってます。
幸せな人生だ。
-バンビクラス-
01・ウォーミングアップ
02・体幹トレ
03・固定式基本
04・形
-モンキークラス-
05・ルーティーントレ
06・体幹トレ
07・固定式基本
08・形
09・組手
10・居残り稽古
バンビクラス
【ウォーミングアップ】
稽古前から走りまわってるバンビ生たち。
十分身体は温もってますので軽めのアップでした。
組手フットワーク・ジョグ・ダッシュ・サイドステップ・うつ伏せ(仰向け)ダッシュ。
【体幹トレーニング】
V字プランク・プランク・サイドプランクで147分経過しました。
おへその下に意識を集中させて60秒じっとしてみよう。
頑張れ!
【固定式基本】
ひたすら同じことを繰り返していますので、だんだんカタチになってきた。
膝を抱え込む意識を事前に植え付たうえで行う正面蹴り。
良くなってきた。
引き手・突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払い・正面蹴り
ホントに同じことばっかり。
このクラスは応用に入る前の段階ですので、ひたすら基本に忠実に。
突きのコースと引き手のスピードアップが課題かな。
【形】
今日は個別に回っての四の形。
Mちゃん先週までの課題2つ克服していました。
立派!
立ち方では横幅の安定感と動きの滑らかさが出てくれば、もっと良くなるよ。
動きをピタッと止めるのは簡単そうでなかなか難しいですが、ポテンシャル秘めてます。
全体的に共通すること。
意識しておいてほしいことを記しておきます。
1・技(突きや受け)は引き手のパワーを利用する
2・立ち方の幅は常に肩幅程度に広げる
3・腰を締める(技を出した方の腰を締める)
4・焼き鳥の串が刺さったイメージで形を打つ
バンビの生徒達も形の練習をしてる感じにまでなってきた。
いっぱい稽古して11月の垂水区大会を目指そう!
(つづく)
-モンキークラス-
【ルーティーントレ】
今日は親指の締めが弱い生徒が数名。
何度か注意しました。
拳立てで握りを自分のものにしないと。
それからお尻あるき。
これから先に学ぶ形では、骨盤操作がとても重要になってきます。
小さく早く腰を扱えるようにね。
今やってることは競技力に繋がることばかり。
【体幹トレーニング】
レッグレイズ・2ポイントプランク・プランクで287分経過しました。
ちょい難易度上げて2ポイントでは肘 / 膝タッチ。
プランクは片手を上げ下げすることで3点プランクに。
マンネリ回避しながら体幹力をさらに磨きをかけてみました。
【固定式基本】
2連突き・3連受け・切り替えし・スピードアップ正面蹴りに加え、先週から取り入れた骨盤操作。
今日は15秒を2セット。
手の振りと腰の動きを最小に抑えフルスピードで。
夜練でもやってましたが、拳ひとつ分の出し入れです。
肩が一緒になって動かないように注意しよう。
左手と右腰
右手と左腰
これも形の競技力を高めるためには必要な練習です。
形が好きな生徒は是非、家練メニューに取り入れてね。
得しか無いので。
【形】
ここ最近のスタイル、2つのグループに分け形練です。
それにしても、みんな意識高くなった。
集中して頑張ってます。
体育館はサウナのように灼熱。
自分の判断で小休止を取りながら進めました。
9月の審査もありますし、平安形のおさらいを兼ねて丁寧に。
猫足立ちでは、鼠径部の抜き・軸の位置・締めを意識しないと美しさが損なわれます。
後半良くなってきたけど、注意受ける内容が一緒なのはダメ。
挙動が頭に入ってるのは大前提ね。
普段打つことが少ない形もありますが、そこそこのレベルはキープしておく必要はありますので少なくとも1本は打とうかと。
あえてもう一度言いますが、次のステップに進むには同じ注意を受けないことです。
このまま先に進んでも出来ない。
形って挙動が違うだけで使う技は同じです。
いろんなところで聞くと思いますが、結局一番大事にしないといけないのは『基本』です。
基本が身体に染みついてたら、いろんな形を打ってもそれなりに出来るはず。
手刀受けひとつ取っても、形が変わればトタンに不細工になったりですが、これは基本がまだまだ足りない証拠。
手刀受けは手刀受け。
ひとつしかありません。
行き詰ったら基本に戻ろう。
もうひとつ大事なお話を。
形は仮想の敵との攻防を表現しないといけません。
腰の入っていない突きや受け、
ふにゃふにゃした動作、
気迫の伝わらない表情や発声、
こんな状態になっていたら要注意、観てる人(審判)にとって退屈な時間になってしまいます。
”仮想の敵との攻防”
これをイメージしながら打てば、もっと動きがシャープになり力強さが出てくるはずです。
形練ではこれを忘れずにね。
次のグループでは平安二段と平安五段でした。
まだ空手を始めたばかりの人ばかりですので、立ち方を中心に指導しました。
学年が高くなれば、身長も伸びてきます。
四股立ちでは腰が浮いていると余計に目立ちます。
案外落とし過ぎかなって思うくらいが丁度良いかもね。
・軸
・ベストな高さ
・爪先の角度
・膝頭と足首の関係
・3点ロック
・湾曲具合
・背筋の緊張感
道場では、少なくともこれだけのことに拘って指導しています。
さらに言うとこれだけのことを一発(一瞬)で作り、ビタ止まりしないといけません。
美しさにとことん拘ってね。
ひと通りの指導を終え最近の恒例、打てる形練タイム。
打てない形の時は見取り稽古。
直近の夜練での平安形のおさらい、今日の形練でもしっかりおさらいしましたので青帯生はほとんど大丈夫でした。
四の形
十二の形
平安二段
平安五段
平安初段
平安三段
平安四段
バッサイ大
セイエンチン
この順でたくさん形を打ちました。
【組手】
サウナ状態の体育館、これから注意が必要ですね。
組手どうしようかな。
組手もやらなあかんけど、この暑さで生徒が倒れないかそれだけが心配。
気持ちが悪くなったら涼しいところで休憩しててね。
これからもっと暑くなりますので、保護者の方もお子さんの体調の変化を気にかけてあげてください。
形の時間配分がマズく、予定していたことの1/3しか出来ませんでした。
新しい技を突きと蹴りでひとつずつ。
もうひとつはミットを使った打ち込みの予定でした。
僅か30分だけでしたので、生徒の希望で蹴りでした。
今日練習したのは、スライドの刻み蹴りをダブルで行いました。
まず理論から説明するのが私の指導スタイル。
運動神経の良し悪しもありますし、全員が直ぐに出来る訳がありません。
身体で覚えるよりも前に、頭で理屈が分かっていれば次の稽古までやろうと思えば、家練出来るって考えです。
意味が分かって無かったら家練どころではありませんので、まず新しい事に触れる時は説明に時間をかけるようにしています。
何でもそうですが、物事を筋道を立てて論理的に考えられるようになってほしいから。
腹落ちしたら、水を得たスポンジのようにグングン吸収します。
成長する人は思考力が絶対に高い。
なぜダブルで入るのか?
スライドする意味は?
掻い込むとどうなるの?
なぜ小指を立てるのか?
蹴りにはメリットとデメリット両方ある
デメリットを回避するには
高く足を上げる方法
距離の伸ばし方
時折質問投げかけながら理解度をはかります。
座学の次はステップの練習でした。
ラダーご無沙汰しておりますが、ニーホップのリズムと一緒で、体幹を意識しながらの身体操作を行います。
帯の高さに手のひらを置き、膝を上げながら軸足でスライドして前進を繰り返し、スムーズに動けるようになった頃合いを見て実際に刻み蹴り。
股関節の内外旋を使って蹴るのがポイントで、競技の達人 第10巻の内容と理屈は同じです。
時間の都合で今日は理屈まで。
ここから先は技術練習に移りますが、まず技を覚え試合で出せるくらいにまで反復練習を重ねていきます。
これは攻めの空手をする上で重要なことですので、自分から仕掛ける技のバリエーション(引きだし)を増やします。
その次の段階では駆け引きを覚え相手を動かす練習に。
とても難しいですが、自分自身の距離感と相手の間合いを掴むセンス的な要素・相手の技に反応出来る反射神経が揃ってないと、逆にピンチに陥ります。
自ら相手の間合いに侵入することで、相手のアクションを誘い、先の先もしくは後の先で極めることが目的です。
1・技のレパートリーを増やし(攻め技や返し技)
2・相手を動かし
3・先に技を極める
ケーススタディを重ねた後、試合形式に入り実践感覚を養います。
一つひとつ課題を消化しレベルアップしていこう!
まずはロジカルシンキングね!
【居残り稽古】
3年生R君とミット打ちでした。
身体も大きく、蹴りも得意なR君。
今日の組手稽古で学んだスライドの刻み蹴りを実際に行いました。
しっかり上段蹴れるのでモノにしたい技ですね!
蹴りは高得点だし、昨年のルール変更後同点の場合、難易度の高い技を極めた方が勝ちになります。
ルールに合わせた技術練習をしておかないと、取りこぼしに繋がりかねません。
積極的に大会に挑戦する生徒のためにも、変更内容には敏感にならないといけません。
15分程度でしたがマンツーマンでした。
私のはカスタネット型のテコンドーミットですので、良い蹴りが極まれば乾いた音が体育館中に響きますね!
毎週居残りの有無を聞きに来てくれるしヤル気が凄く伝わってきます。
バンビの時間帯に入室して自主練してるのも知ってるよ!
まずは直近の修交会大会!
ここに照準を合わせよう!
2024年7月16日 (火) 夜練38 @小部中学校
こんにちは!
本日の夜練テーマは基本形の見直し!
9名の生徒とともに120分形オンリーでした。
初めての生徒も数名居てましたが、最後まで良い集中力で頑張っていました。
6級・5級の生徒は平安初段・三段・四段を打たないといけません。
お久しぶりですが、忘れない程度に家練しとかないといけません。
また会員ページに動画載せてますのでそれも観ておかないとね。
道場で打てずに固まっているということは明らかな稽古不足。
受審したかったら自ら進んで稽古しないとね。
今日来た青帯の生徒は挙動は完璧に覚えることが出来たと思います。
審査まで休まず来てしっかり稽古すること。
審査は正確に打てて当たり前ですので、あやふやな状態で審査に臨まないように!
1・体幹
2・平安形
【体幹トレーニング】
プランク・バックプランク・V字プランクで114分経過しました。
腹筋を使って身体を支えて頑張ってほしいですね。
体幹が強くなってきてる生徒もいれば直ぐにバランスを崩してしまう生徒も。
【平安形】
ここ最近、綿密に時間管理し稽古を進めています。
この日もドンピシャで上手く収まりました。
ひとつの形を20分間で設定し、体幹トレ込みでキレイに2時間収まることが出来た。
仕事でもそうですが、予め立てた予定の通り進行することに喜びを感じるタイプです。
完全なる自己まんですが。
稽古は平安二段からスタートしました。
全員がしっかり打てる形ですが、あえてひと挙動ずつに分けました。
各種立ち方のポイント、タイミング、軸の動かし方、演武線等をおさらいの意味を込めて、とても丁寧に稽古を重ねました。
突きひとつとっても、ただ腕を伸ばすだけの生徒もいれば、下半身の締めを意識した突きを出せる生徒もいるといった具合です。
形は基本の組み合わせですので、普段の基本で指導してる内容が心と身体に染みわたってたら演武する形のレベルもワンランク上がると思います。
本人次第です。
覚えた形を何となく演武してたらダメで、キレや極め・緊張感を自ら高められる人に良い結果が結びつくと思います。
普通にこなしてても良くて『現状維持』
上を目指さなレベルは上がらへんよ。
次は平安五段。
初挑戦の生徒もいてましたし、じっくり時間をかけて。
ただ新しい立ち方や技の説明は今回割愛しました。
また機会があれば早練で是非。
今の青帯生にとって、平安二段と同じくらい大事になってくる形。
この形で勝ち進まなければ指定形打てませんのでね。
今回少しですが色付けしました。
今回の練習会の意味はいろいろあって、
・来るべき審査会に向けて再度おさらいの場を持つ
・下半期の大会シーズンに向け、勝負形に磨きをかける
・新しい形に触れる
先日の指定形で顕著に現れましたが、生徒たちは知らない技や形を学ぶのが大好き。
学ぶ時の目の輝きが違います。
平安五段は身体に染みついた形ですので、新鮮さに欠けます。
突きの強さ(キレ)を上げる指導を用意してきましたが、なんとも反応が薄い、、
天井眺めたり、爪を触ってたり、、
練習を練習で終わらせてるうちは、結果に結びつかへんよ。
こなすだけの練習してる間に、ライバル達はレベルアップするための練習してるので。
いつも言ってる『意識』ね。
まだ意識が低い。
あんましガミガミ怒ると時間をムダにしてしまいますので、一言注意して終わり。
次の稽古が楽しみだ。
どれだけ意識して稽古に取り入れてるか黙って見とこかなと思います。
一回いっかいの稽古をムダにしないこと。
たった一回と思うかも知れませんが、私はそうは捉えません。
1ヵ月で8時間分の差が開くことになるよ。
このまま平安初段に移りました。
初めて組が数名いてますが頑張ってついて来てましたね。
打てる人向けの要素高めでした。
ここでの指導ポイントは受け技の極めと第一挙動の分解。
後半の基立ち移動、なかなか難しい挙動ですが技を流しがちになりますが、それじゃダメ。
平安三段です。
ここも前半の挙動が雑になりがちですのでポイントを指導しています。
また肘受けの意味なんかも雑学ですが挟んでいます。
挙動も少なく比較的覚えやすい形と言えますが、打ってきた数が二段・五段と比べ圧倒的に少ないので、、、
中段横受けひとつ取っても打ち慣れていない形でだすと、どこかぎこちない。
中段横受けは中段横受けであって、それ以上でもそれ以下でもありません。
ということは、まだまだ基本が身についていないと言えますね。
ラストは平安四段。
この形の最大の見せ所、裏拳打ちからの転身。
交差立ちからくるっと回って猫足立ちを取ります。
不安定な立ち方からフルスピードで軸をブラさず回るのは容易ではありません。
形競技ではリスキー過ぎて打つ選手をほとんど見ない形です。
1週間、体幹ストリームを渡して猫足立ちでの転身を家練で課した生徒も居てます。
ここをクリア出来れば形の競技力がグッと高まるはず。
他の形にも応用が利くので強化したい挙動です。
平安形全てに言えることですが、似たような技で『払い』と『打ち』があります。
稽古の中で、常に答えを言ってますので何してる技か理解しながら演武するようにね。
黒帯に近づいてくると、審査の中で技の意味や名前なんかが質問飛んでくるよ!
7月の夜練は今日でお終い!
8月も3回だけだし、ちょっと物足りないな。
悩む、、、
2024年7月13日 (土)道場稽古110
こんにちは!
本日は朝から9月21日に開催される『さくらのみや祭り』の打合せでした。
がっつり2時間オーバー。
昨年と比べ大幅に規模が大きくなっていてビックリ!
ダンスや手品、別の空手教室の演武なんかも入ってました。
ゆり道場としましては昨年同様に生徒たちの形演武を披露しミット持参の体験コーナーを設けて、立ち寄ってくれた子供たちと触れ合いたいと思います。
現在制作中のリニューアルしたチラシを体験コーナーに来てくれた子供たちに配れたら良いな。
いろんな人に、ゆり空手を知ってもらい空手の魅力を広めていきたいと思います。
-バンビクラス-
1・ウォーミングアップ
2・体幹
3・移動式基本
4・固定式基本
5・形
-モンキークラス-
6・ルーティーントレ
7・体幹
8・固定式基本
9・形
バンビクラス
【ウォーミングアップ】
組手フットワーク・ケンケン・アンクルジャンプ・抱え込みジャンプ・ジョグ・サイドステップ・うつ伏せ(仰向け)ダッシュです。
1年空手を続けてきた幼児たちの動きが良くなってきた。
1年前とは大違いです。
このあとの基本にしても、凄くしっかりしてきています。
なのでここ最近入ってきた生徒たちの『今』をよく覚えておいてほしいと思います。
1年後ガラっと変わってるはず。
【体幹トレーニング】
プランク・バックフルアップ・V字プランクで144分経過しました。
バンビ生たちもあたり前のように体幹を取り入れています。
こんな小さな時から、鍛えてたらどんなになるんか楽しみです。
軸を意識って言ってもなんのこっちゃ?
かも知れませんが、焼き鳥の串が刺さったつもりで動かずにじっと耐え忍んでください。
しんどい姿勢をキープしてると腹筋にメチャクチャ効くよ。
それが正解ね。
【移動式基本】
基立ちの作り方は覚えましたので腰に手を当て移動基本。
生徒達には説明しましたが、基立ちの移動基本で気をつけておくポイントを記します。
1・立ち方の長さと幅は一定
2・運足は半円を描くように
3・軸足の踵は浮かさない
4・おへそは前向き
さらに軸の意識が必要になります。
串が脳天から突き刺さっているイメージ。
前傾にもならず、左右に傾いたりしてはいけません。
何度も往復し、基立ちに突きを加えて移動基本を頑張りました。
突きは引き手の位置から途中で止めずに真っ直ぐに突きます。
途中、胸の前で止めたらアカンよ。
【形】
新入会のR君、立派です。
四の形を自宅で練習してきてくれました。
他の生徒たちも順番しっかり覚えてくれてた!
こうなればみんなで形が打てるからとても嬉しい!
何度も四の形を打ち、お先に十二の形と平安二段まで進んでいる先輩が披露してくれましたので座って見取り稽古です。
「座って良いよ」は正座。
「足崩して良いよ」で座礼。
先週教えてたことが守れてた。
チビちゃん達ちゃんと出来るんですから可愛くてたまりませんね!
Y君、先週の指摘事項をちゃんと解消していました。
エライなー。
先週よりも上達して帰りました。
お手本を披露してもらい、最後はみんなで四の形で締めくくりました。
(つづく)
モンキークラス
【ルーティーントレ】
バンビからお試し稽古中のMちゃん。
ぶっとおしで3時間稽古!
つい半年前は幼稚園児だったのに体力凄いな。
突きにしても引き手にしても手首に弱点がありますので拳立ては矯正するのにもってこい。
今日は生徒のリクエストで15秒コース。
いつもは10秒ですがマットでは無いので痛いと思います。
下半身の瞬発力では4年生Mちゃんとうとう出来るように!
みんなそれぞれ成長しているな!
お尻歩きなんかも出来るようになれば逆腰極めれるようになるので、ちゃんと出来るようにね。
形が好きな生徒はこれが出来ないと、壁にぶち当たるからね。
器用に操れる生徒は、お尻歩きをただのお尻歩きに終わらせない事が大事です。
基本やもちろん形の中で、逆腰を極める意識で出さないといけませんね。
【体幹トレーニング】
プランク・バックフルアップ・V字プランクで284分経過しました。
一人ひとりの意識も高まり注意を受けることも無く3分間、無になっています。
良いことだ。
【固定式基本】
いつもの基本を少しこなしたあと応用に入りました。
2連突きと3連受け。
このあたりはパッと聞いてすぐ実行に移せるように。
出来る子は手だけで受けず腰を入れるようにね。
膝の抱え込みを手の平を使って繰り返した後、軸乗せからの蹴り。
基立ちになり正面蹴りでは、テンポを上げて基立ちに戻るまでを意識して行いました。
シャープにムチのようにキレ味鋭く!
【形】
約90分形練に費やしました。
平安二段グループ
平安五段グループ
平安+指定形グループ
3つに分けて稽古開始。
集中力も高く、いらん注意を受けることも無く黙々と自主練出来ていた。
スタートラインに立った感じかな。
上手くなりたければ、自分自身で課題を克服するべく稽古するしかないねんな。
まずは、平安+指定形グループでした。
初段から順に三段、四段と普段稽古量が少ない形を中心に打ち込みました。
以前にガッツリ稽古を積んだ形ですので、各挙動に入る前に言葉で伝えるとすぐ打てるように。
今日の稽古を思い出せたら家で打っててね。
1週間何もしなかったらまた振り出しに戻るよ、、
形が多かったので、このグループで随分時間を割きました。
次は平安二段グループ。
形は覚えているので、一つひとつの精度を上げる練習会でした。
一発目の猫足立ち、ラストの四股立ち。
合間に数多くある前屈立ちと基立ちのメリハリのつけ方。
やっぱり注意して観るのは立ち方です。
今日のH君、四股立ちに美しさを感じました。
後方からも観られている意識でキレイな四股立ちが出来ていました。
普段ほんわかしてますが、四股立ち凄く良かったよ!
Mちゃんも立ち方の安定感出てきたかな。
どこに重心乗せればふらつかないか、身体で理解出来てきたのでしょうか。
真剣な眼差しで稽古に向き合ってる。
次は、女子3人の平安五段組。
いちから丁寧に立ち方と技の説明でした。
20分くらいで覚えられたかな。
学年が高いこともあってスムーズに進行していきました。
これも1週間何もしなかったら振り出しに戻ってしまうので頑張ってね。
少しずつ細かいとこを指導していくので忘れずに!
最後、直近の夜練でやったセイエンチンをEさんと。
ちょいちょい分解のおさらいを挟みつつ四股立ち移動の方法なんかでした。
最後に全員で平安形のあと、バッサイ大・セイエンチンを順番に打ちました。
今日は平安形での脱落組はいなかったかな。
覚えたら忘れないでね。
猫足立ちと手刀受けの注意が多かったかな。
次、同じ注意を受けないよう意識して直していこう。
9月の審査は6級:平安三段と五段、5級は平安初段と四段です。
大会に向けて稽古する形と審査に向けて稽古する形がきっと異なると思います。
どの形にチカラを入れて稽古するか、一回いっかいの稽古がとても大事になってきます。
道場稽古は週に1度しかないので、休まず来てほしいし自主練も積んでほしい。
試合用の形練を全体の70%使ったとすると残り30%は審査向けの形の練習をしてほしいかな。
まだまだ時間あるようで、実はあんまり無いよ。
9月
01日:修交会大会
21日:さくらのみや祭り(14日は演武の練習するよ)
29日:審査会
7・8月の土曜稽古と夜練は、基本形の時間を多く割き審査に向けての稽古も同時進行させていきます。
来週21日は修交会向けの合同練習会もあるし、8月は特練もあります。
修交会出ると決めたなら、家練もこなして悔いを残さないよう全力を尽くそう。
※前回の審査後からカウントしてお休み回数が規定を超えた生徒は受審出来ません。あしからずご了承ください。
また、お休みする際はラインで結構ですので必ず一報入れるようお願いします。






















































