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2022年8月6日 (土)道場稽古18
こんにちは!
本日も試合と審査に向けたメニューを準備です。
意識高く集中出来ていたと思います。
稽古に対する取り組み方がとても良くなり、態度も意欲も良くなってきています。
私の小言も減りますので、稽古が中断せず良い具合に進行します。
先週の稽古から取り入れた、体幹と筋力トレーニング。
筋力トレーニングの積み重ねで力強い「極め」が生まれ、体幹の強化で「軸」を作ります。
地味ですが、みんなで楽しく乗り越えます。
腹筋・背筋・腕立て伏せ・スクワット正面蹴りを各10本 (トータル20回)
プランク・サイドプランク*2・ツーポイントプランク*2を各30秒 (トータル5分)
これから回数をカウントしていこうかな。
おっと、お尻歩きが抜けていましたね。
基本練習に移ります。
突きや受けを繰り返しますが、まだまだ引き手への意識が足りないところが修正点です。
両手で技を極めることを忘れないでね。
目線が低くなったり、肩に力が入りすぎてもいけません。
最終的に形は基本の組合せですので、この基本稽古を怠ると次のステップに移れません。
見様見真似で始めたところから、次は先生の言葉を頭の中で整理して動きに繋げれるようになるとステップアップしますね。
今日そんな姿勢が伺える生徒が確かにいてました。考える習慣がつくと行動に変化が現れます。今後が非常に楽しみです。
基立ちと前屈立ちの使い分けは、もっと思考が必要です。
使い分けの前に、2つの立ち方の違いを説明出来れば、より理解が早まると感じます。
普段から先生のお話を聞いていれば、必ず答えられるはずです。次回から質問攻めしよう。
四股立ち突きも、疲れてくると膝が緩んできます。ここは連帯責任。ひとりでも手を抜くと全員で最初からやり直しです。
空手で必要な筋肉は、空手の稽古でしか身につかないと思っています。手を抜かず全員で乗り切ろう!
コロナ禍でなければ円になり大きな声で稽古したいところです。手を抜いていれば一発でバレてしまいますので。
・つま先の角度は45度
・足首と膝は床に対して垂直
・腰の高さは高すぎず低すぎず中間
・上半身は真っ直ぐ
基立ちからの正面蹴りも審査に出て来ます。
ポイントは抱え足と引き足を取ること。抱える膝の高さはおへそです。抱えられない生徒が大半です。
原因は股関節のつまり。今日しなかったですが、つまりを取る方法を説明します。
床に座り片足を∞(無限マーク)に振ってみれば、つまりが取れますのでビフォーアフターしてみて下さい。
※審査では基本動作を言葉で伝えるだけです。
手取り足取り見本を見せてくれません。
例えばこうです。
「右足下げて左前屈下段払い!」
「前に出て右追い突き!」
こんな具合です。
先生の話をよく聞きなさいと、毎回言っている理由がここにあります。
道場では、隣をキョロキョロ見て真似をする生徒がいてますが、隣の子が間違っていれば自分もつられてしまいます。
集中あるのみ!
小休止を沢山はさみながら、四の形・十二の形です。
全体で四の形を合わせたあと、2グループに分かれて形です。
繰り返し特訓です。回数を重ねるごとに上達を感じます。
今日一番伝えたかったこと、突きは足を運び終わったあと、少し遅れて突きます。
もっと細かく説明すると、技は下半身から上半身に連動しています。
具体的には、足の着地の後、腰が入り、手技と繋がります。(足→腰→手の順番です)
次回、移動基本をメニューに加え改めて説明することにします。
8月9月はこの調子で乗り切ってもらいたいところです。
四の形グループからも楽しそうな声が聞こえてきていました。
普段から厳しい私より、優しいお姉ちゃん先生が良かったのかも。
どれくらいやったでしょう?1時間近く最後まで頑張っていました。
やっぱり大会や審査等、明確な目標があると違いますね。とても良いことだと思います。
最後は10分だけですが組手です。
今日は自宅から沢山ミットを持ってきました。
ペアになって中段突きの練習です。とても楽しそうに組手の練習に励んでいました。
男の子はやっぱり好きなんでしょうね。思いっきり突いたり蹴ったりが。
審査用紙を受け取った生徒は、これで終わりではありません。ちゃんと自覚を持って稽古に励んでください。
まだ用紙をもらえなかった生徒もこれで終わりではありません。あと2回稽古日があります。
しっかり今日習ったことを忘れずに頑張ろう!
全ての稽古が終わったあと、居残り稽古です。今日は6人も自主的に参加してくれました。
十二の形を30分程度でしょうか。少人数ですとアドバイスも時間を割けます。サウナ状態の中、トータル2時間30分やり切りました。
※居残り稽古は終了するつもりでしたが、もう少し続けてみたいと思っています。
子供たちがやりたい事を自由にできる時間にしたいと考えていて、
その日残った生徒の中からランダムに一人選び、基本・形・ミット・ラダー・筋トレ・体幹トレ等から、その子がやりたいメニューを残った生徒全員でやってみようかなと。
楽しくも真剣に取り組める空手教室を目指して試行錯誤したいと思います。(1カ月間くらいは続けてみようかな??)
※今日もお母さま方とコミュニケーションを図ることが出来ました。大会・審査についてや、こっそりあげている形動画をご覧になられた方から、感想を頂いてありがとうございました。次の動画に反映させたいと思います。
実戦 形プレミアムⅥ
こんにちは!
2年に1度発売される形のDVDシリーズです。
国内外のトップ選手の形が数多く収録されていて、2枚組で3時間ちょい。
このDVDの良い所は、ひとつの形でも流派によって異なる部分の確認が出来ること、選手によって緩急や強弱の魅せ方が異なりますので、
自分自身が目指したい形を見つけることが出来るのではないでしょうか。
そんな目線でこのDVDで形を研究するのも楽しいしアリだと思います。本気で自分の形を磨くのであれば良い教材になるはずですよ。
実戦 形プレミアムⅥ 2017年・2018年の大会から、形33種・135の演武が収録され糸東流に至っては、13種あります。
このDVDの目玉は何といっても「知花クーシャンクー」・「サンサイ」でしょう。
知花クーシャンクーは、WKFスペイン大会での清水 希容選手の演武で知りました。
また、香港のグレース選手の演武も収録されています。やはり公相君系の形はキレとスピードに勝る女子選手の方が美しいですね。
玄制流のサンサイ。
流派の存在すら知りませんでした。 今まで見た事の無い動きの連続です。
例えば、えび蹴りに斜上蹴り、廻し肘当て。踵で踏みつけた相手に突きを極めたり、旋回からの手刀二段打ち。両手を一つにして突く合拳なんかも。
手刀受けに似た、玄制流独特の「帆立構え」正中線上に真っすぐ押し出します。
松濤館流の後屈立ちに似た、「半身後屈立ち」おへその向きが斜め45度。
なんとっ!踵を上げる所作まで出て来ます。
さほど演武時間が長い訳でも無いのに、挙動数がとにかく多く高難度の形と言えます。
国内では、現ナショナルチームの本 一将選手が演武していますね。
2018年にWKF形リストに追加されました。
※このシリーズはVol.6以降残念ながら発売されていません。
コロナの影響で大会が軒並み中止となり、DVD化するだけのボリュームが足りないのでしょうね。
待ち遠しいなぁ。
DOCTOR AIR ストレッチロール
こんにちは!
疲れた身体をほぐす健康器具、ドクターエア ストレッチロールです。
主にトレーニング後のアフターケアとして使っています。
良く耳にする筋膜リリースです。
筋肉の柔軟性が上がり、身体の可動域も広がりますので出動機会は高めです。
筋肉がカチカチに固まった状態だとケガにも繋がりますし、やっぱり本来のポテンシャルは発揮出来ませんので。
若い頃は身体のケアに無頓着だった事もあり、とにかくケガが多かったです。
この10年位でしょうか、気を使うようになったのは。
仕事やプライベートを充実させるのも心身の健康あってこそです。
さてこのストレッチロールですが、充電式のコードレスなので場所を選ばずどこでも使えます。
振動レベルは4段階で、1分間に2,100~3,700回転です。背中あたりをほぐしていると、顔がムズムズ痒くなってしまうくらい強烈に高速振動します。
なので、ふくらはぎやアキレス腱、臀部専門ですね。ソファでごろごろしながら、ほぐせるのでとても便利です。
難点はラグビーボール程のデカさなので、背中回りが使いにくいこと、振動が大きく夜間響くことかな。
新設! 組手の基本【逆突きのパラドックス & 魔法の刻み突き】
こんにちは!
Vol.7は逆突きのパラドックス & 魔法の刻み突き (2018年4月号)
パラドックスとは、一般的に「正しい」と思われていることに反する事柄を指します。
①腰と肩を90°以上回す
身体をしっかりと回して腰と肩が目標に向かうように突く
②腰と肩を90°回す
基本の突きのように身体が正面を向いた時に突きを極める
③腰と肩を一切回さない
身体を一切回さず、真横を向いたまま手を伸ばして突く
この3種類の突きを遠くまで届く順に並べると、① →②→③と答える方が大半だと思います。
ところが、月井先生の答えは③→②→①の順です。
身体を回せば回すほど、突きが届く距離は短くなると説明されています。
次に威力のほどですが、ミットを叩いた時の感触では、やはりこれも③→②→①の順のようです。
そして最も重要な、「相手が反応しにくいか」どうかですが、③→②→①の順です。
腰と肩を回さない突きのコツ
①構えたところからまっすぐに突く
構えたところから、円軌道では無く直線軌道で突きます
②構えを動かさない
身体の回転を伴う突きは、必然的に前拳の構えを引いてしまいますが、この逆突きならば身体を回転させないので、前拳はそのままで突くことが出来ます。
③肩口を見せない
突く手の側の肩口を相手に見せないように突きます。その時、肩が上がらないように。
④つま先と足裏に気をつける
カニ構えで相手に対し真横に構え、突く時につま先の角度を変えずに、足裏を下に向けたまま突きます。
反応出来ない刻み突き
刻み突きは、全ての技の中で最も早くリスクの少ない技です。相手に一番近い位置にある前拳で突き、逆突きのように身体が正面を向くことがありません。
それでも技の「おこり」を捉えられれば、中段に潜られるか、突きを叩き落とされてカウンターをもらってしまいます。
その刻み突きのリスクを限りなくゼロに近づける方法です。
①斜め下から突く
高い構えから直接相手の顔を狙うと、ダッキングされるか潜られてしまいます。ところが、構えを下げたところから斜めの軌道で突くと、容易に極めれるとあります。
これは、斜め下から突くことで懐に潜ることが出来ず、相手の反応が遅れてしまうから。
前拳を下げることで重心が落ち、肩がリラックスするので相手の反応よりも速く、しかも遠くを突けるようです。
初めからこの構え方に慣れてしまうと、得点を奪う前に失点を重ねやすいと思います。
基本あっての応用といったところでしょうか。
②鎖骨を滑らせる
相手が逆体の場合、前拳や肩が邪魔になり斜め下から刻み突きは出しにくくなります。このケースでは相手の顔を狙うのでは無く鎖骨の上を滑らせるように突きます。
相手の鎖骨を意識するだけで、外を容易に取る事が出来るので、刻み突きだけでなく、全てにおいて自分の距離と立ち位置で戦うことが出来るようです。
刻み突き → 上段逆突き (ワンツー)
刻み突きは斜め下から突いて、ステップは踵から入ります。身体は回さずに踏み込んだ足が着地した時に逆上を極めます。
このタイミングですと、二歩分の距離を一歩で、連続の突きを単発の突きと同じタイミングで突くことが可能となります。
通常ならば二歩必要なところを、一歩で突くって訳です。
まさにスピードドラゴンのあれですね。
2022年7月30日 (土)道場稽古17
こんにちは!
開始前に審査会についての説明を。
館が定める審査基準の他に、ゆり独自の基準を設けています。
白帯ですと挨拶や靴ならべ、集中力や落ち着いて人の話が聞ける等、稽古に対する取り組み方がほとんどです。
緩んだ状態で稽古に入ると、さっきまでの延長で隣の友達とおしゃべりしたり、集中しきれないことがありましたので、
審査基準について大事なお話を予め伝え、稽古に入りました。
それなりの効果は得られたと思います。集中力を持って稽古出来ていたと思いますので。
目に見える変化はすぐには現れませんが1年後位でしょうか身体操作がスムーズに行え、形がガラッと変わる事を信じて今日から新たなメニューを追加です。
1・筋力トレーニング (腹筋,背筋,腕立て伏せ,スクワット正面蹴り)パワーとスピードをUPし、形全体の強化に繋げます。
2・体幹トレーニング (プランク,サイドプランク,ツーポイントプランク)腹筋とインナーマッスルの強化で形における極めを高めます。
3・骨盤トレーニング (お尻歩き)骨盤と股関節を緩めて、腰を自在に操り、形におけるキレを高めます。
せっかくなので、号令を生徒にかけてもらい筋力トレーニングを全員で各10回です。稽古の意図を説明しますが??ですね。地道な練習が何に繋がるかは追って説明するとしよう。
次、体幹トレーニングです。これは軸の強化。王道メニュー3つです。30秒/1セットですが、2セットはしたいところ。
最後はお尻歩きです。骨盤操作が出来るようになれば、形がレベルアップします。上手な子はこれを自在に操れます。
結局のところ、形は突然上手くなるものではありません。動ける身体作りを経て、基本稽古を繰り返すことで磨かれていくのだと思っています。
上達に近道は無いと思います。半年なのか1年かかるのか、私にも分かりませんがブレずに続けていきたいと思います。
継続は力なり。1年後どれだけ変化しているか今からとても楽しみです。
※動画で撮っておくと後で観返して面白いかもしれないですね。
次、審査項目に向けての稽古も開始です。
無級の審査でも、「基本」・「形」・「組手」が入ってきます。
「基本」
突き、四股立ち突き、正面蹴り、前屈立ち/中段横受け → 基立ち/追い突き
正しい立ち方、正しいコースを突けているかを審査しています。
今日初めて学んだ四股立ち突き。
四股立ちはホントにしんどい立ち方ですが、ここで膝を緩めることなく頑張ることが大事です。
せっかく空手を習っていますので、歯を食いしばってやり抜く強い精神を養ってもらいたいと思っています。
空手って地味で毎回同じ事しますし、しんどいし辛いし我慢せな怒られるしですが、諦めない粘り強い子に成長していってほしいと願っています。
しんどい事から逃げないでやり抜く子は、将来どこに行っても通用するはずですので。
前屈立ち/中段横受け → 基立ち/追い突きは、立ち方の使い分けを理解しているかを観ています。
口酸っぱく説明しているので、出来ていてほしいところですが、、まだまだですね。
普段四の形を稽古しているせいか、ほぼほぼ全員立ち方が基立ちです。
頭の中で、切り替えがまだ出来てないようですね。
「形」
四の形・十二の形を打てなくてはいけませんので今日から、十二の形を稽古です。(会員ページに動画入れてますので自主練に役立ててください)
繰り出す技は四の形と同じで、基立ち/追い突き/中段横受けです。ポイントは後ろ(背中)回りで270度回転が入ること。
驚きです。集中力が高まると覚えられるようです。これにはビックリです。
四の形を初めて稽古した日のことを、昨日のことのように、はっきりと覚えていましたので。
大会や審査に間に合う感触を得ました。
「組手」
正しい構えの中からフットワークし、技が出せるかどうかです。刻み突きを少々。
今日は、新たに学んだ技は「中段逆突き」です。
さて通常稽古終了後は、新たな取り組み「居残り稽古」です。
せっかく時間が余っていますので、形稽古です。1年生2名参加してくれました。
30分くらいでしょうか、熱心に頑張っていました。少人数ならではのマンツーマン、沢山時間が割けます。
ちゃんと新しい形が打てるまでになっていました。
居残り稽古の後は、先日のブログ「ドキュメント 長谷川空手スクール」で触れたとおり、父兄とのコミュニケーションは大事な要素のひとつ。私もそこは同感です。
私の理念である、「生徒の良いところをみつけ褒め、修正点をアドバイスする」ことを本人とお母さまに伝えました。
こうやってコミュニケーションを図ることで、より空手に理解と興味を深めてもらえたらと思います。
これからも三位一体で頑張りたいと思います。
追記:このブログをUPした後、校長先生とお話する機会がありました。体育館クーラーの件、間違いではありませんでした。この夏に間に合いますように!!