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2023-05-06 23:59:00

2023年5月6日 (土)道場稽古52

いつもありがとうございます!

 

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12時過ぎ道場に着き準備を整えている最中、自宅から一本の電話が。

頼んでいたオレンジ帯が届きました。

何を勘違いしたのか、7本必要なところ大阪で6本購入。

1本足りないことに気づいたのが神戸駅についた時でした。

さすがに戻るのもアレなんで、事情を説明して休み中にも関わらず1本届けてもらいました。

今日の稽古は、ゴールデンウィーク中だったこともあり全員揃いませんでしたが、皆の喜ぶ顔が見れて良かったです。

 

それともうひとつ。

今年のゴールデンウィークなんと私は9連休。

やらなアカン仕事をサッと片付けてしまい、時間が有り余ってましたので久しぶりに新しい形を覚えることに。

昨日は朝8時に起床し家レン開始です。

タブレットで購入していたものの、後回しにしていた3分越えの長い形。

順番はバッチシ頭に入ったので、忘れないように毎日打ち続けよう。

 

なぜでしょう。

これは、今日道場に来た生徒と保護者の方には伝えましたが、次の青帯(6級)を受審する条件のひとつに平安の形5つ覚えないといけないから。

頑張れば形を覚えられることを生徒に伝えたく、自分に課しました。

3年生以上でオレンジ帯の生徒達は、短期間で新たに4つですのでハードルがグッと高くなります。

2023年12月時点で平安形全てをしっかり打てなくては受審する基準を満たしませんので、黒帯に向けて努力を続けてください。

※しっかりです。あやふやな状態ではNOです。

 

大会のある月(8月修交会・10月神戸市)の稽古は、試合で演武する形のみに集中します。

大会の無い月に関しましては、現時点では下記のスケジュールで考えています。

6月   平安初段(稽古回数4回)

7月   平安五段(稽古回数5回)

9月   平安四段(稽古回数5回)

11月 平安三段(稽古回数4回)

 

平安初段は年末の稽古修めに1度全体稽古したり居残り稽古で複数の生徒と何度か打ったこと、

また形の覚えやすさと稽古回数を基準にこのようなスケジュールとなりました。

週1回の稽古しかありませんので道場稽古を大切にし、ゆりの会員ページで復習してください。

新しく学ぶ形に出てくる攻撃技や受け技・立ち方は、その月の基本稽古に取り入れますのでご安心を。

私でも全く知らない形を本気で集中すれば1日で覚えられましたので、やる気があれば大丈夫です。

 

0・早連

1・ラダートレ

2・筋トレ・体幹トレ

3・固定式基本

4・ミット

5・形

6・組手

 

 

【早連】

空手は礼を重んじる武道です。

ゆりで空手を学ぶ際、突きや蹴りの技を教わる前に礼儀作法から体験してもらっています。

私の理念にある通り、地域社会への貢献(青少年育成)がありますので礼儀作法を何よりも大切にしています。

おそらく今日来られた保護者の方はビックリしたことと思います。

90分間の空手教室の体験で、礼法に15分程度費やしています。

まず座礼・立礼・正座です。

視線を下げてはいけない理由・跪坐の意味をお伝えしました。

 

礼法の後は、拳の握り方。

正しく握らないと、この後行うミット打ちで突き指しますので握り方の勉強です。

 

身体の急所・突く位置の説明をした後、実際に突いてみます。

突きの後は、『正面蹴り』

これも後から行う、ミット蹴りの下準備。

3つの挙動に分けて稽古しました。

受け技は『中段横受け』

これも2挙動に分けて稽古でした。

 

良い時間になったところで生徒達が続々揃います。

ここから、全員で大縄跳び!

先週は全員で飛べた回数が1回だったので目標は2回以上!

 

なんとっ!

全員で10回!

ジャンプするタイミングを掴んだのでしょうか、これにはビックリでした。

 

 

【ラダートレーニング】

何やったかな?

確かこんな感じ。

 

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・クイックラン

・グーパー

・ラテラル

・2フロント1バック

・シャッフル

 

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空手教室なのに、ラダーと体幹トレは限られた稽古時間の中でも定番です。

これは動かない身体を動けるようにするために取り入れていて、競技を見据えてのメニューとなります。

敏捷性と整った軸は競技空手には必須です。

 

 

【筋トレ・体幹トレ】

自重で行う筋トレメニュー腹筋・背筋・腕立て伏せ・スクワット正面蹴り、今日で370回です。

筋トレは400回でひと区切りとしようかな。

 

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股関節回りの固さが影響し四股立ちの開き不足と、正面蹴りの高さ不足などが解消されない状態が続いています。

動的ストレッチと静的ストレッチを交互に取り入れ状況を打破出来ないか思案しています。

2時間という限られた時間ですので、何かを増やすには何かを減らすしかありません。

 

体幹はとうとう大台100分を超え、今日で103分です。

プランク・バックプランク・サイドプランクでしたが

サイドプランクもうちょっと粘ってほしいかな。

諦めるケースが目立ちます。

いつも何度も言ってますが、頑張りは自分の身体にちゃんとかえってきます。

ふざけてるつもりは無いのでしょうが、簡単に諦めず粘りを見せてほしいです。

 

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体幹トレも立派なメニューのひとつです。

本気で頑張れ!

 

 

【固定式基本】

 

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3年生が前に立ち、大きな声で号令を出しながら体験生の前でお手本です。

そうやって号令かけてくれる生徒がいるからこそ、全体の流れを止めることなくその間私は個別指導に回れます。

人前で大きな声を出したり、お手本を披露することで生徒自身も成長していけますのでWin-Winの関係を築けているかと。

 

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・突き

・中段横受け

・上段揚げ受け

・下段払い受け

・正面蹴り(左右)

 

いつも説明は一緒で、

「どこに体重を乗せるのか」

「どうやったら技が極まるのか」

「何のためにそこを突くのか」

ホント呪文のように唱えてます。

ここから先は、生徒自身が意識して直すしかありません。

上達スピードは生徒一人ひとりの意識によって異なります。

 

 

【ミット】

体験生が来てくれたこともあり、ミット打ちを挟みました。

せっかく来てくれたのだから思いっきりパンチ、キック!

実際の試合ではやっちゃダメですが、ミットならオッケー。

フルパワーで突きと蹴り!

私は思いっきりミット蹴るのが大好きでして、これでストレスが発散出来ます。

道場開設のお祝いに友人からもらった特大のビッグミットで、一列に並んで中段突きと正面蹴りでした。

早連30分、全体稽古60分のトータル90分メニューでした。

北区にはたくさん空手教室があります。

道場毎に理念や稽古メニュー・雰囲気なんかも異なります。

今日体験してもらったとおり、ゆり道場の雰囲気はいつものまま。

もちろん私も、それ以上でもそれ以下でもなく普段通りです。

体験は2回まで受け付けていますので、また来てくれたら嬉しいな。

パパさんも妹ちゃんも、良かったら是非体験にお越しください!

 

 

【形】

先日の神戸市大会の反省点を踏まえ形稽古です。

基本に立ち返って、丁寧に稽古を重ねるしかありません。

形を打つ前に、立礼・発声から意識づけ。

ひとつだけ、細かいテクニックを伝えるのに時間を割き、

全員で試合同様の気持ちのこもった、四の形と十二の形です。

 

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最初にお話ししましたが、試合では普段の力以上は出せません。

本番で100の力を出そうと思えば、普段の稽古から120の力で稽古しないと発揮出来ません。

いつもと異なる場所・大勢の人・独特の雰囲気。

これらによってパフォーマンスが影響を受けてしまいます。

単刀直入に言うと、稽古でしてない事が本番で出せる訳がありません。

経験を積むことで間違いなく度胸はつきますが。

 

普段の稽古からMAXの集中力、MAXのやる気で取組むことを伝えています。

この話を形稽古の途中で再度挟んだところ、形に緊張感が芽生えて来ました。

少しずつですが本来形の持つ、あるべき姿に近づいてきた感じを受けました。

 

この調子で北区大会に向け平安二段です。

今ゆりでは、身体の使い方を繰り返し繰り返し稽古しています。

どう動けば踵が浮かないか、

どう動けばバウンドしないか、

どう動けばスピードが乗るのか、

基本に忠実に繰り返すしかありません。

試したいメニュー、続けなアカンことが多すぎて時間が足りないのが正直なところ。

競技力アップと審査に向けた稽古とのバランスの取り方。

生徒を預かった以上、どちらも満たさないといけません。

私も脳みそフルに使って努力しますので信じてついてきてほしいと思います。

 

 

【組手】

今日新たにフットワークの中でフェイントの使い方を指導しています。

同じリズムで前後にフットワークしていては、動きが単調なので次第に相手はその動きに慣れてしまいます。

慣れると技を出してもバックステップで距離を取られるか、逆に前で合わされてしまいます。

動きにひとつアクセントをつけるだけで相手はタイミングを掴みにくくなります。

対人競技は、相手が嫌がることをやってナンボですので。タイミングを変えるフェイントはとても有効です。

 

もうひとつビッグミットを持ってきてましたので、後ろ足で蹴る『中段回し蹴り』です。

蹴る際に注意することは3つ。

何度も実演を交えて説明しています。

突きには無い蹴りのメリットについても説明しています。

 

注意ポイントとメリットを意識したミット打ちを繰り返し行い稽古を終えました。

 

 

今日は保護者の方と、のんびりおしゃべりしたり大縄跳びで遊んだりで居残り稽古はありませんでした。

 

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2023-05-03 18:42:00

2023年5月3日 (水・祝) 第44回 神戸市空手道選手権大会 @常盤アリーナ

いつもお世話になります!

 

本日は、常盤アリーナで神戸市大会が開催されました。

ゆり道場からは3名の生徒が挑戦!

 

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私はコート役員で参加。

到着してプログラムに目をとおします。

なんと私のコートに道場生の競技が3つも!

1年生女子形

2年生男子形・組手です。

 

残念ながら入賞は出来ませんでしたが、2年生・3年生形でひとつずつ勝てたようです。

もう一勝できたら表彰状もらえたんですが残念!

 

2023.05.03 神戸市大会.png 5.3神戸市 (5).jpeg 5.3神戸市 (8).jpeg

 

2年生形2回戦の敗因は、後ろ足の張り(極め)が足りなかったところと、四股立ちの引き手の位置が悪かったところ。

でも完全に負けていたところは発声。

形名の発生の時点で負けていました。

以前からの課題が残ったままですので、基本からやり直して北区大会までに修正しよう。

 

1年生女子形は私的には非常に惜しかったと感じた試合でした。

 

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課題だった力強さをしっかり意識できており、道場稽古以上の力を発揮していたように思いました。(自分に勝ったよ)

なかなか結果に結びつかず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

北区大会に気持ちを切り替えて、またコツコツ頑張ろう!

 

最後は2年生男子組手。

臆することなく積極的に攻撃をしかけます。

平常心で臨むのは難しかったと思います。

頭が真っ白になったかな??

なぜポイントを取ってもらえなかったのか、

技を出すタイミングはどうだったかな??

ただ最後まで諦めることなく、全力で勝負に挑んでいました。

 

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今日の3人は、入会から丸1年で3大会目です。

普段の稽古や特連とも違う、真剣勝負の独特の緊張感をビンビンに感じたことだと思います。

 

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大会を経験することで、いつの間にか度胸がついていたり、ひとまわり成長しているんだと思います。

その他のゆり生も、この3人に続いて自分の力がどれくらい通用するか腕試ししてほしいと思います。

8月の修交会大会・10月の神戸市大会にチャレンジしてみよう!

”挑戦こそ我が人生”

 

 

終わったあと、同学年の試合をチェックしていたかな?

上手い(強い)選手の動きは、観ておいて損はありません。

良い部分は積極的に取り入れてみよう。

2023-05-01 17:43:00

現役最強選手たちの得意技最新メソッド2014 1/3

いつもお世話になります!

 

約10年前のDVDです。

参加選手の中には、今では現役を引退された方もいれば未だナショナルチーム所属の選手もおられます。

超一流選手たちがそろぞれの練習方法をシェアする画期的なDVDです。

 

内容盛りだくさんなので3回に分けてシェアしたいと思います。

 

得意技最新メソッド2014.jpeg

 

 

1・篠原浩人のステップワークトレーニング

2・荒賀龍太郎の高速突きテクニック

 

 

篠原浩人のステップワークトレーニング

ミット(目安となれば何でも良い)を等間隔に準備します。

フットワークで往復します。

 

 

①腿上げサイドステップ

3メートル程度の距離を腿を高く掻い込んでスピードを上げてラテラル。

これを往復で繰り返しています。

 

②速く細かいステップ(前後の動き)

組手構えの姿勢で小刻みに等間隔に置いたミット(目安)を往復します。

前に詰める・後ろにバックステップ。

膝の溜めをキープしながら、両手のガードは下げません。

当時から、完全なるカニ構えです。

 

③速く細かいステップ(横の動き)

次は②の要領で横の動き(サイドステップ)でスタンス幅は崩してはいけません。

 

速く細かいステップ(組み合わせの動き)

横方向に5回ステップし、前後に2回挟みます。

まずはゆっくり動きを確かめ、最後は小さく速くでフルスピードです。

 

⑤2人1組50秒ステップ(前後のみ)

2人組となり向き合って構え、30秒間前後に5回ずつゆっくりとステップします。

残り20秒は速く細かくステップに切り替えます。

上手いも下手も関係ないスピードトレーニング。

ゴールデンウィーク中に久々に観返してますが勉強になります。

 

早く皆と稽古したいです。

道場に取り入れたいメニューでした。

 

 

荒賀龍太郎の高速突きテクニック

(ペア練習)

 

①上半身を連動させて突く

手を伸ばせば届く距離に立ち、足の踏み込みは無しでしなやかに刻み突きを放ちます。

コツは腕だけで突かず、上体を連動させること。

お手本を見せながらサラッとアドバイスされていたことですが、身体が先に動くと突きの距離は詰まり、手が先だと距離が届きません。

腕と上体の連動があって初めて距離が合うとのこと。

やはりこの手のDVDは理論的に説明してくれるので、腹落ちします。

もう一つ。

王道的な突き方よりも裏拳の方がより速い。

あくまでも私の受けたイメージは、手首から先をスナップを効かして飛ばす感じでしょうか。

ボクシングのジャブに似ていました。

当然ですが手で突きません。肩甲骨を飛ばしています。

出来るようになれば、後ろ足を使って更に速く強く突けるようにします。

 

②前足を使った連続刻み突き

①と同様の距離から前足の踏み込みをプラスアルファします。

これを連続5本。

コツは、後ろ足に力が伝わっていることを意識です。

ポイントは、突いたらすぐに後ろ足のタメを作って次の準備をすることです。

もの凄いスピードとパワー。それと正確なコントロールです!

一流選手揃いの中から、拍手が沸き起こります。

まさにスピードドラゴン!

この練習の目的は、動きの中での一瞬の踏み込みを速くすることで、段々と踏み込みの距離を伸ばしていきます。

 

③前足を使った連続ワン・ツー

②と同じ方法で2本突きます。

考えてから突いても遅いので足さばきと体重移動意識して常に準備するのだそうです。

もっと分かり易く言えば、行くときには既に準備が出来ている状態です。

準備とは後ろ足のタメを指しているのだと思います。自然に出来るようにです。

ここで練習する選手たちの突きのスピードはボクサーのワン・ツーと遜色ありません。

力むと逆効果なので、「ムチを飛ばす」「スナップを効かす」感じで放っています。

 

 

④深く速く踏み込んで突く

自分の跳びこみの間合いから、刻み突きを出します。

荒賀先生は、前に入る時に膝を「抜く」と表現されています。

 

この「抜く」ですが、間合いを測る最中に頻繁に使っています。この抜きがタメにも繋がりますし、フェイントにもなり得ます。

なるほど!

フットワークで意識することは、膝と足首の柔らかさを活かしてフェイントします。

そういえば道場生のフットワークに動きが固い生徒が散見されます。

膝と足首の使い方で改善していこう。

間合いの詰め方は選手それぞれ個性がありますが荒賀先生は、

1・膝を抜きながら

2・相手に気づかれないように

3・後ろ足を引き付け

4・深く突く

所感ですが、抜く瞬間両太もも内側を絞っています。

動かしながら(ごまかしながら)と言ってます。

 

途中篠原選手が荒賀先生に、中段狙ってくる相手に対してどうしてんの?と質問です。

中段カウンターを狙う相手に対して、刻み突きを極めるコツも収録されています。

和道の対捌きに似ていて、前の肩の使い方です。

これは収穫でした。

2023-04-29 21:26:00

2023年4月29日 (土)道場稽古51

いつもありがとうございます!

 

今日から長い休みです。

連休中の空手は大会を含め3日間。

 

コンスタントに大会参加する生徒、初めての大会参加(北区大会)する生徒と様々ですが各自、自分の定めた目標に向け努力を重ねてほしいと思います。

せっかくなので、会員ページに年始に書いた目標を添付しておこう。

(提出のタイミングが合わず掲載が間に合わなかった方スミマセン)

今日は、稽古開始前の時間を使って大縄跳び!

10メートルの大縄跳びを購入しました。

 

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めちゃくちゃ盛り上がった!お腹抱えて笑う程、大爆笑の連発でしたね!

初めて跳ぶ生徒もいて簡単じゃなかったですが、子供達の笑顔を見てるとホントに癒されます。

一人またひとり入っていくパターンやら、予め一列に並んで跳ぶパターンやら、中に入る角度やらいろいろ試しましたがなかなか難しいですね。

全員で跳べたのは、1回だけだったような、、

上手く跳ぶ方法を探して何度もチャレンジしましたが、今日の分析をしっかりして、来週リベンジします。

まず跳ぶ人の順番・向き・間隔あたりにメスをいれようかと。

遠くで眺めていると気づいたことがひとつ。

誰も上空から回って飛んでくる縄をみていないこと。

ひとつ前の人のタイミングに合わせて跳んでいるのかな?

もしそうだとしたら、上手く跳べる子を一番前に配置すれば良いかも知れませんね。

引っ掛ける場所はだいたい両サイドだったかな。

また持ち手の間隔をもう少し狭めて大きく、ゆっくり回してみようかと。

来週は2回目指そう!

 

稽古開始前にもうひとつ。

審査の結果発表です。

開設からちょうど1年経過で、とうとうゆり道場から色帯の生徒が誕生しました!

お話しましたが、これから入ってくる生徒は良くも悪くも色帯の生徒を真似ます。

挨拶や返事の仕方、靴ならべ、稽古に取組む態度なんかです。

観られている意識を持ち、良いお手本であってください。

 

0・早連(ラダー・形・大縄跳び)

1・柔軟・ストレッチ

2・筋トレ / 体幹トレ

3・ラダートレ

4・キレ強化

5・固定式基本

6・組手

7・居残り稽古

 

 

【早連】

新入会生徒と今日も早連!

開始前にラダーで遊んでましたが、2人とも動きが軽い!

リズム感が良くなってます。

シャッフルで運動神経が上がってきてますので、組手が多いに楽しみ!

軽く身体を動かしたあと、四の形!

順番はバッチリ!

今日のアドバイスは、『引き手の高さ』忘れないようにね。

 

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四の形の次は、十二の形。

これはあともう一息!

今日は何本打ったかな。

ガッツリとマンツーマンで指導出来る早連は我ながらグッドアイデアです。

基礎の基礎をここで固めることが出来ると、全体稽古に遅れを取ることもありません。

先輩に追いつくためにも頑張って続けてほしいと思います。

あと一息!

 

稽古開始10分前位でしょうか。

続々と生徒が集まってきたところで大縄跳び!

 

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予め予告していたので、上履き持参です。

裸足で縄にかかったら涙が出るほど痛かったんじゃないでしょうか??

初めての生徒には、入るタイミングが分からず難しかったんじゃないかな?

それにしても楽しかった!

皆で力を合わせるところがまた、チャレンジ精神を刺激しますね!

来週は2回以上を目指すぞー

 

 

【柔軟・ストレッチ】

心武館体操で柔軟です。どうやら順番を覚えようと意識している生徒が。

頼もしいな。

 

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私は生徒達が主体的に動きたくなるような雰囲気作りを心がけなければいけません。

進んで準備体操してくれたり、私の説明の意図を素早く汲み取り他の生徒を列に並ばせてくれるような、自ら考えて行動に移せる生徒の出現を期待しています。

ストレッチは松久DVDの中から。

肘・足首・前腿・ハムスト・肩甲骨・股関節まわりを入念に伸ばします。

 

 

【筋トレ / 体幹トレ】

始めに軸ブレ無しの説明をした後、スクワット正面蹴り。意識ひとつでキレイに仕上がってきますね。

 

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腹筋・背筋・腕立て伏せ・スクワット正面蹴りを各10回、360回です。

体幹はバックプランク・プランク・サイドプランクで大台100分突破!

 

よく軸についていろんな話をしてますが、形が好きな生徒に体幹による軸の強化は欠かせません。

体幹トレは地味連ですが、”継続は力なり” です。

キレ・極めとともに軸の安定も必要です。

上達に繋がると信じて、手を抜かず頑張ろう!

 

 

【ラダートレーニング】

今日はメニューを2つ追加。

いつもの如くシャッフル。

 

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続いて久々登場のニーホップ。とうとうこれが出来る生徒が現れました。

左右両足に加えなんと後ろ向きまで!

なんという運動神経でしょう。

のみ込みの早さ・リズム感・センスどれを取っても圧倒的スピードです。

新しく学んだことがいつも一番に出来るようになってしまいます。

ニーホップが出来たら今後学ぶ、前足の蹴り『刻み蹴り』がひと挙動でだせるようになります。

難しい技なので、王道の2挙動で教えますが、突きでも蹴りでも余分な動作は無いに越したことはありません。

ニーホップの次は、2フロント1バック。

これも、得意な生徒が出現。

組手のフットワークに通じるものがあります。

前後の出入りです。

素早く前に詰めたり、後ろに下がって距離を保ったり。

両足の幅・膝の使い方・腕の振り方の3つがポイントです

ラダー全般に言えることですが、床との接地時間をいかに短くするかがポイントです。

この生徒は、跳躍力がありますので中段を深く潜れる可能性を秘めています。

跳躍力は組手競技に必須のスキル。

人それぞれ得手不得手、持って生まれた「何か」もあるのでしょうが、ジャンプで腸腰筋を鍛えていきたいですね。

話が前後しますが遊びで始めた大縄跳びですが、腸腰筋を鍛える意味も込めています(いやホンマに)

皆で楽しくジャンプしよう!

 

 

【固定式基本】

 

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・四股立ち突き

・左基立ち(左中段横受け) / 右基立ち(右中段追い突き)

・右基立ち(右上段揚げ受け)/ 左基立ち(左上段追い突き)

・左右正面蹴り

 

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突きの高さ、運足は半円を描きながら肩幅程度、技は身体の体側を超えないように。

意識して直そう。

 

 

【キレ強化】

先週から始めたキレを上げるトレーニング。

・瞬間脱力

・前屈立ち

に加え新たに猫足立ちを追加。

 

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始めたばっかりなのでオーバーアクションで身体の使い方を覚えてもらい

一人ひとりチェックしてみてまわります。

 

腰が上手く使えるようになれば、形が劇的に変化します。

今日道場で稽古したことは、自宅で取り入れてほしいところ。

神戸市・北区と大会が続きますので家連をお願いします。

旗が上がる喜び・一勝する喜び・入賞する喜びを知ると今後の取り組み方が変わってきます。

せっかくエントリーしたんだから、当日まで努力する大切さを学ぼう!

 

説明用にめちゃくちゃ大きな動作を取りましたが、これをどれだけ「小さく」「速く」動かせるかで見栄えが変わってきます。

それにしてもこの猫足立ちのキレを上げる稽古ですが、なかなかの難易度です。

でも全員やりたいことは理解出来ていました。繰り返しの反復練習あるのみですよ!

 

四股立ちを追加してひと段落です。

次の稽古までに今日の猫足立ちのキレを磨き来週の四股立ちにスムーズに入っていけるよう努力をしてください。

道場に来たら成果を見せに来ておくれ。

この身体の使い方が、平安二段のどの部分で発揮するか次週説明します。

形は基本の組合せです。

道場で学ぶ固定式基本を基にして、今頑張っている「キレ強化」をミックスします。

慣れてきたところで、

①スピードの出し方

②極め方

③軸の移動

④転身

これで進める予定です。

 

ひと通り覚えたら、ここからはひたすら自主練あるのみ。

どれだけ、一人黙々と没頭出来るかです。

ただ打つだけではダメで、上記で記した身体の使い方を意識します。

とても楽しみです。

 

 

【組手】

 

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互いに向き合ってペア練習です。

どんな時(試合形式や打ち込み)もそうですが、「開始前に礼・終わったら礼」を心がけてください。

組手は形と違い稽古相手が居てこそ。

稽古仲間に感謝の気持ちを持たなければいけません。

 

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今日は距離の測り方。

突きが届く距離に入らないと技は極まりませんので、出入りを繰り返し行い今度は刻み突きです。

一人3本ずつ。ペアを変えグルグル回ります。

時間いっぱいまで刻み突きを磨き、仕上げは座学。

 

刻み突きを出す際、やってはいけないこと。

なぜダメなのか、ガッツリ説明です。

この座学が後の居残り稽古に活かされることに。

 

 

【居残り稽古

予めリクエストがあった組手。

神戸市組3人プラス新入会のKちゃん

まず3人で試合形式。

入退場の所作とポイント、反則についてを試合形式の中で説明です。

 

まだまだ、雑に技を出してしまいますが、『距離』と『タイミング』と『ハート』です。

距離は組手稽古でやったばかりの、間合いの測り方。

やはり試合形式だと頭が真っ白になってしまいます。

審判しながらアドバイスしたら思い出したかのように動きが違ってきました。

しかし、当日は誰もアドバイスしてくれませんので今日の稽古を忘れないように思い切って向かって行ってほしいです!

 

居残り組には技を出すタイミングが2つあることを説明しています。

①自分から技を仕掛けるパターン

②相手の動き出し(出鼻)に合わせて技を出すパターン

 

①は軽やかなフットワークの中から、サッと間合いに入り刻み突きを出す練習をしています。

②は前手・前足(すり足)で一定の距離を保ちながら、相手が詰めてくるタイミングに中段突きで潜る練習です。

対戦相手が身体を寄せて来たところを迎撃しますが、今度は刻み突きを出してみます。

相手の刻み突きの軌道より、深く潜らなければ被弾します。同じ体格・同じタイミングなら理論的に相手の突きが先に極まってしまいます(理由は割愛します)

今日モーションについて説明しました。

モーションを加えた突きと、ノーモーションの突きの2種類を出してみたところ、私が出したモーション付きの刻み突きにドンピシャで中段逆突きを極められてしまいました。

これは、やらせでもなんでもなくホントにポイントを奪われてしまいました。

良く分かったと思います。モーションがどれだけ不要なものかを。

当日自分がやらないように!

 

4人にはなぜ深く潜らないといけないのか、実演を交え説明しています。

頭で理解出来たら、身体が覚えるまで何度も反復練習あるのみ!

 

これから経験を沢山積んで

『心は熱く、頭は冷静に』

こんな組手が出来るようになってほしいと思います。

勝ち負けよりも、悔いが残らないように思い切って頑張ってきてほしいと思います!

 

 

※女の子は白色TシャツのみOK、ゴム紐は黒色 or 紺色ですので注意してください!

 大会中、防具の紛失あるあるなので全て名前を書いといてね。

2023-04-25 16:27:00

チャンピオンセミナー 豊見城あずさ「パイクー」

こんにちは!

 

およそ1年前に書いたまま放置していたブログです。

特に意味はありませんが、なぜかUPするタイミングを逃しズルズルと残ったままにしていました。

 

豊見城パイクー.jpeg 豊見城パイクー (2).jpeg

 

豊見城先生のパイクーセミナーです。

2011年に東京で開催されたセミナーの模様をDVD化しています。

 

これも教範の挙動順に沿ってポイントを書いてみます。

 

用意の姿勢1

左手前で両手を重ね、顎の高さで手の平を上に。

親指を第一関節で折り、鼠径部前に拳を降ろします。その時立ち方はナイハンチ立ちから平行立ちへ。

劉衛流の平行立ちは「一足長」

一足長とは、自分の足が縦ひとつ分+横幅ひとつ分と定義されています。

 

用意の姿勢2

右半身となり劉衛流独特の構えに入ります。

右手は半時計回り、左手は指先を整え頭上へ。

両手のタイミングを合わせ右脇に構えます。

 

第1挙動

左手を右脇に潜らせ、基立ちとなり霞をかけます。

(基立ちは前膝が親指の付け根にくる程度曲げます)

 

第2挙動

一足二拳の間合いで中段を2連突きします。

運足は継足します。

 

第5挙動

後方へ間合いを切ります。

後ろ足 → 前足の順に下がりますが手技を極める瞬間は前足を下げた時。

我慢して我慢して一気に極めます。

何気なくやってましたが、極めの瞬間を説明されていました。

なるほど、力強さが増したような気がしました。

また、後方へ下がるので下っ腹に力を込めることもポイントとのこと。

たったこれだけで、いつもと違う手応えを感じました。

 

第6挙動

左上段流し受けから右中段突きを四股立ちで極めます。

この時、右つま先は12時方向に向いています。

リズムは「トトン」

前足 → 後ろ足のリズムで2回タップ踏みます。

パイクーでは「流し受け」がたくさん出て来ますが、流し受けの力強さを増す練習方法を紹介されています。

ペア相手にミットを下から持ってもらいミットの上に技を極める練習を伝授されています。

スピードと力強さを上げながら、ビタっと極める練習です。

改めて観て気づいたことですが、技は呼吸が大事ですね。

上手な人は、力感無く演武されています。(極まる瞬間息を吐いています)

今後の道場稽古で取り入れたいと思います。

 

第7挙動

12時方向から6時方向へ時計と逆回りで転身しますが、豊見城先生はこの転身がとても美しいです。

力強くて流れるような女子選手特有のキレイな転身です。

ずっと謎だったことでしたが、説明してくれていました。

右基立ちから、右足を半時計回りで後ろ正面に向きますが、右足を左足の内腿に重ねた瞬間互いの足で一瞬押し合いっこしシューーっと滑らかに柔らかく回り転身とともに手技を極めています。押し合いっこの時、少し膝を緩めることで柔らかさが増します。

技を極める時、軸足のつま先から上半身に向かってジワっと技を押し出すようにです。(決してシュっとしません)

豊見城先生はこれを、「表現する」と伝えています。

形が大好きな私は、一瞬の緩急や間の取り方、力強さ等を一流選手の形競技から盗もうとしていますが、ほんとに細かいテクニックを知るにはセミナーに勝るものはありません。

このブログを書くにあたり久々に観てますがホントに勉強になります。

転身はいろんな形で出て来ますので、糸東の形で応用出来るように自分が勉強して生徒に繋げていきたいと思います。

 

第11挙動

前屈立ち / 猿臂 から一本拳で相手の肋骨めがけて貫きますが、両手で「樽」を抱えるようなイメージです。(腕をピンと伸ばさない)

相手の肋骨を貫きますが、前膝に体重をのせて押し貫くイメージです。

 

第13挙動

四股立ちとなり、山かげからの半打拳です。

(四股立ちは骨盤をひっくり返すと美しいラインが出るとアドバイスされています)

左足前の四股立ちから、半打拳とともにその場で右足を入れ替えます。(タタンのリズム)(半打拳は帯より下にはいきません)

この時の立ち方は、右足つま先が左方向に斜に構えます。(左足は一足長右に斜に構えてます)

糸東で例をあげますと、後屈立ちと同じです。

前足の踵と、後ろ足つま先のラインは縦一直線です。

体育館に引いてある縦のラインテープで練習出来ますね。

 

更には、中段下段の開手受けを前進しながら繰り返します。

パワーとスピードの見せ所です。

一歩目は右移動足で極め、二歩目は後ろ足で極めます。

 

第14挙動

暗夜の位です。

後ろ膝は床に着けず、両足は拳2~3程度広げます。

2連突きの後、小指を上に向け下段払い受けしますが剛柔流と同じく軌道は円運動です。

(糸東は最短距離で直線的に切ります)

豊見城先生曰く極めどころがココ。

暗夜の位から立ち上がると同時に正面蹴り ← 極めポイント

前に出て2連突き ←極めポイント

この極めポイントをビタ止まりする練習方法も紹介されていました。

極めが無いと次の技が流れてしまい迫力に欠けてしまいます。

説明が難しいですが、後ろ足の使い方と逆腰です。

 

第16挙動

一本拳にて蛇行突きです。

一本拳とは、ニーパイポで頻繁に出てくる握り方で人差し指を突き出します。

余談ですが、谷派のセーパイは「中高一本拳」と言い中指を突き出して握る技もあります。

一本拳と書いてますが、劉衛流では鶏口拳と呼びます。握った形が鶏に似ているからでしょうね。

蛇行突きは蛇のようにグニャグニャの軌道で突くのでそう呼んでいます。

縦に手首を返して一本拳で突いています。

蛇行突きの極めは後ろ足です。

超分かりにくい挙動を何度もスローモーションで教えてくれるので助かりますね。優しく指導してくださる先生です。

 

第20挙動

後ろに振り向きざまに右横蹴りと右手刀受けを同時に繰り出します。

手刀受けとありますが肘を支点に腕を伸ばし引き手を水月前に、引き足を同時に取ります。

蹴った時の姿勢が重要です。

左足に軸を保ちつつ、腰を入れて反ることで力強い蹴りを表現出来ます。

(反らすが押し出しはしない)

蹴った時、軸が後ろに流れると次の挙動が「もっさり」してしまいます。(よっこらしょはダメ)

手も足もスナップ(バネ)で返すとシャープさが増します。

アーナンにも出て来ますので、足刀の美しいラインを作る練習もしないといけませんね。

 

この挙動もペア練習を紹介されています。

右横蹴り出した瞬間、ペア相手に後ろから押してもらい前方に左足を踏み出しビタっと止まる練習です。

負荷をかけて止まる練習方法でした。

 

 

形は、四方八方の敵を仮想して演武します。

転身を行う際、眼前の敵を倒したことを確認(残心)して行えば形に深みが増すとアドバイスされています。

それをメリハリと表現されていました。

残心が無いと淡々と一本調子となりますので、演武しても観る人を引き込めないことを学びました。

 

 

まず道場で先生から教範を基に形の挙動を教わります。

競技志向の強い生徒は、競技面の強化(メリハリ等魅せる要素)を図る必要がありますのでセミナーの受講や、DVD鑑賞からインプットしていきます。

(道場によってはセミナーNGもありますので先生に要相談ですが)

その上で、競技者は黙々と自宅や道場で反復練習を重ね自分を高めます。(結局コレが一番大事)

黒帯になった頃には、自分が会得した技術を道場で後輩や仲間に継承していきます。(アウトプット)

そうすることで道場全体のレベルが上がり、教え合う(高め合う)ことを普通の状態にします。

将来の事に目を向けると人に伝えるスキルが身についていたら、その能力は社会に出た時多いに必要とされます。(コミュニケーション能力や言語化能力ね)

ペア練習然り、このセミナーDVDを改めて観てそう強く感じました。

自分ひとりでは決して上手くなれないし、形競技も高め合う仲間が必要だと強く感じました。

 

まだまだ先の話ですが、インプットとアウトプットが「普通」に出来る道場にしていきたいと思います。

私も生涯学習です。

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