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2023-07-25 09:48:00

浪速の空手 -浪速高校空手道部 世界標準の練習体系-  2/2

こんにちは!

 

今井監督率いる浪速高校の練習メニューの紹介。

後編です。

 

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5:蹴りを制する徹底対策

6:クールダウン

7:校長の言葉

8:監督の言葉

 

 

蹴りを制する徹底対策

5-1 蹴り対策 蹴りをつぶす

蹴りの見切りを練習していましたが、試合中では逆に間合いを潰す場面も出て来ます。

一番危ないのは、相手の蹴りの瞬間(足が上がった時)躊躇して懐に潜ろうとしたらゴーンと蹴りをもらってしまいます。

入る恐怖を克服する練習からです。

足を上げた瞬間、一気にトップスピードで間を詰めます。

 

5-2 蹴り対策 反応

5-1同様に前に詰めますが、よくあるパターンとして突きが短く極まらないケース。

入りのトップスピードを緩めないこと。

少々痛くても、プロテクターつけてるし普段から鍛えてるから大丈夫です。

入りきることが重要です。

上段蹴られて3失点するより、痛くても入り切って間を潰すことが重要です。

近間で審判にアピールするには、後ろ足の使い方が大事になってきます。

突きの後、後ろ足を背中側に動かして残心を取ることで、大きな技に見せることが出来ますね。

距離によって変える必要があります。

 

5-3 蹴り対策 投げ

これも同じ。

一気に間を詰めて、蹴り足をキャッチし投げていますが当時と今とでは投げ(掴み)に関してルール変更がありましたので、これやったらウォーニング(ペナルティ)取られます。

相手との距離感が近過ぎると、投げれませんのでキャッチした膝を支点に自分が横に周り相手をコントロールしています。

膝が直撃しグッと押されてしまうので、周り込まないといけません。

 

5-4 体の切り返しで投げる

間合いを詰めて密着した場合、互いに投げるチャンスが訪れます。

体を入れ替え(背中を相手につける)ながら、自分の足で相手の軸足を刈り投げの練習を指導しています。

前足を刈ろうとすれば、踏ん張られますので、その瞬間軸足にチェンジしています。

もうひとつ、自分も肩膝ついてバランスを安定させることが重要です。

力任せに投げるのではありませんので、身体の小さい選手に有効な技術と言えます。

 

 

クールダウン

ペアとなり入念にストレッチし、

神棚に向かって黙想

正面に礼

指導者に礼

お互いに礼

し今井監督の総括で稽古を終えました。

 

生徒に向けた一言の中に、浪速が強い理由は、生徒一人ひとりの高い意欲、真剣さを挙げられています。

指導者が教えることは、ただのオプションのひとつ。

3年生は目の前のことを必死に、

2年生はその先を見据えて、

中学生は先輩たちを見習って、

頑張っていこう!

 

 

対人練習では技に入る前必ず礼、技の後も必ず礼をしています。

道場で生徒に技の指導をする前に、当たり前のことを当たり前に出来るよう指導していかないといけないと感じました。

 

 

校長の言葉

・校内にある武道館が出来て半年で、大きな大会で優勝出来た。身体が震える位興奮したことを覚えている。

・全校生徒は2,300人いてるが、目指すところは単なる大学進学では無く文武両道である。

・校長先生が着任したのが6年前。空手道部は校舎の片隅や、体育館の順番待ちで練習しており可哀そうな思いをさせていたことから1階の一番良い場所に武道館を建てた。

・1階は空手道・柔道、2階はお茶室(茶道?)・剣道、3階は弓道と想いの丈を込め、武道館を造りました。

・単なるクラブの練習場を造るのではなく、浪速高校のアイデンティティは武道であると、はっきりさせたかった。

・空手道とは、自ら攻撃を仕掛けることなく武器ひとつ持たず、来たものを振り払いながらやっていくことに、奥ゆかしさ・神秘的なものを感じる。

・空手道部は礼儀正しく、人間力が高まっていると感じる。

・今井監督には、更に大きく飛躍していってほしい。

・人生は山あり谷あり。良い時ばかりではないが逆境に立った時、たとえレギュラーになれなくても浪速を通じて学んだことに誇りを持ち頑張ってほしい。

 

 

監督の言葉

・こんな立派な武道館を建てて頂き、結果でお応え出来ればと思っていた。

・勝ち負けだけではないが、やはり勝ちに拘って結果を出したい。

・これだけの環境を整えてもらい、良い意味で練習量も質も増えた。

・勝負から逃げない強さを生徒には身につけさせたい。

・技術的なところで言えば、動きを止めないことを取り組んでいる。

・国際大会を観ていると、海外の選手は動きがしなやかで止まらない。まさに浪速が求めているスタイルと同じだった。

・動いていると不安定になるが、その中で精度の高い技が出せることが今の課題である。

・国際大会では止まらない空手に変化している。動きの中にしなやかさとスピードがある組手に変わってきているので世界標準を指導するのが我々の務めである。

2023-07-22 21:03:00

2023年7月22日 (土)道場稽古62

こんにちは!

冷房フル稼働・大型扇風機4台ブンブン回しても、体育館の中は灼熱の暑さ。

こまめに水分補給、気分が悪くなったら休憩を取り入れながら稽古することに。

これから先、メニューを見直さないといけないかも。

防具フル装備で組手稽古してたらぶっ倒れるかも知れないくらい暑いです。

 

 

【バンビクラス】

00:早連

01:ラダー

02:体幹

03:固定式基本

04:移動式基本

05:形

 

【モンキークラス】 

06:コーディネーショントレーニング

07:体幹

08:移動式基本

09:形

10:組手

 

 

-バンビクラス-

【早連】

今週もやる気マンマンで早連です。

デビュー戦を控える生徒2名と四の形。

H君、家で練習してるんだろうな。来る度に上達しています。

幼児から1年生になって数カ月ですが、ちゃんと説明を理解しそのとおり動こうとしています。

凄く成長を感じています。

引き手が下がる癖も今週は改善されていました。

 

もう一人Y君。

彼もデビュー戦に向け、早連に来てくれています。

ひとつずつ課題をクリアしながら成長していってほしいと思います。

おへそを真っ直ぐ前に向けて形が打てるようにね。

初めての試合形式。

形の最中は決して、対戦相手を気にしないこと。

自分の打つ形に集中しよう!

 

最近入会したS君。

いよいよ形の練習に入ることに。

スペシャルアイテム "フラットマーカー“ で挙動を大分覚える事が出来たんじゃないかな??

この形を覚える事が、今一番大事なこと。

この調子で頑張ろう!

稽古後の充実した表情を見てると本人的にも達成感があったんじゃないかな?

 

 

暫く形稽古した後は、大縄跳び!

チビちゃんがたくさんいてるのでヘビと郵便屋さんでした。

昔ながらの遊びを通じて運動神経が高まればベストですね。

 

 

【ラダートレーニング】

大縄跳びの次は大人気のラダー!

 

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・クイックラン

・グーパー

・スタックアウト

・スラローム

 

今日気づいたことがひとつ。

ずっと同じリズムで手拍子してみたところ、リズム感が芽生え出しました。

何とかついて来ようと頑張ってるチビちゃん見てると癒されます。

 

 

【体幹トレーニング】

・バックプランク

・V字プランク

・サイドプランク

 

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バンビのようにプルプル震えながらも頑張るチビちゃんにまたもや癒されました。

何とか持ちこたえようとする姿を見せてくれます。

それでこそ我が生徒 みんな頑張れ!

通算12分。

 

 

【固定式基本】

・引き手

・突き

・中段横受け

・上段揚げ受け

・下段払い

ひたすら繰り返しています。

 

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特に受けは挙動を2つに分け繰り返し繰り返し、身体に落とし込みます。

S君が前に立ち、号令をかけてくれました。

S君、自主的に何度も下段払いを練習していましたね。エライよ!

 

 

【移動式基本】

 

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腰に手を当て基立ちとなり運足の練習から。

注意する事を記しておきます。

1・歩幅は常に肩幅

2・足の運び方は ”半円” を描くように

3・前膝は軽く曲げたまま

4・おへそは真っ直ぐに向ける

 

この基本をベースに突き(追い突き)を入れていきます。

突きを出すタイミングは後ろ足が前に着地し、ほんの僅かに遅れて突くように意識しよう。

 

上手く見せるコツも記します。

1・突きを出すとともに、反対の手で引き手を同時に取る

2・突き・引き手と同時に、軸足(後ろ足)の膝頭を床に向ける(締めると表現しています)

 

この後いよいよ『形稽古』に入ります。

 

 

【形】

ひとまず全員で四の形!

チビちゃんたちは出来なくて当たり前。

1カ月後にデビュー戦を控えるお兄ちゃんたちを優先して形稽古させてもらいました。

形は、素早く動けていかにピタっと止まれるか。

突きや受け・立ち方が極まっていなくてはいけません。

 

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止まるところでフワフワ動いていてはダメですので、おへその下に意識を集中させ止まる練習をしてみよう!

この調子で大会に向け努力を重ねてほしいと思います。

いっぱい練習したら上手くなりますし、自信が持てるはず。

 

 

今日のバンビクラスは全員がとても頑張っていました。

 

(つづく)

 

-モンキークラス-

【コーディネーショントレーニング】

『ラダー』と『リアクティブキャッチ』を組合せることで、手と目と足の3つを同時に刺激しました。

シャッフルで軽快にラダーを駆け抜けるとともに、途中リアクティブキャッチを指定された色のスティックを握るトレーニングです。

 

ラダーでは、脳からの信号を身体に落とし込みますが、それにプラスして赤・黄・黒のスティックを目で追いながら、握る動作を交えました。

このトレーニングの利点を説明します。

自分とスティックとの位置関係や距離を測る能力『定位能力』、

指定された色を目で追いかける、これも『定位能力』、

一定の軸を崩さずシャッフルで駆け抜ける『リズム能力』、

投げられたスティックを状況に合わせ手を伸ばしたり、縮めながらキャッチする『変換能力』

これらは、神経の働きが最も伸びる幼児期から成長期にあたる、今必要なトレーニングです。

 

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今、道場で空手道を学んでいますが、このような神経系トレーニングを積むことでいろんなスポーツの土台となる運動神経を高めることが出来ます。

空手道とは愚直に同じことをひたすら繰り返すことで忍耐力と技の完成度を高めますが、運動神経の土台作りに関しては、生徒を飽きさせず真剣に楽しみながら成長させてあげたいと思っています。

もっと勉強を重ね道場に取り入れますので楽しみにね!

 

上手く写真を撮ることが出来ませんでしたが、終盤は流れるような動きの中で指定色をキャッチする生徒が出て来ました。

駆け抜けながら手・目・足、それぞれバラバラの動きをするんですから、運動神経上がること間違いなしですね!

 

 

【体幹トレーニング】

先週から難易度を上げた体幹トレーニング。

バランスディスク6枚を使ってハードに鍛えます。

今日で130分経過です。

 

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プランク1分2セット

サイドプランク30秒2セット

来週でいよいよ、継続して1年です。

稽古回数の少なさは、創意工夫と効果的なトレーニングの積み重ねでカバーするしかありません。

大会に出場すると決めた以上は、勝たせてあげたいと心から願い日々メニューを考えています。

だから生徒には、必死に真剣に一回いっかいの稽古に本気で取り組んでほしいと思います。

 

 

【移動式基本】

前後に一歩ずつの移動稽古です。

マンネリにならないよう、少しメニューに手を加えました。

 

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・猫足立ち / 正面蹴り → 手刀受け

・四股立ち / 下段払い → 四股立ち突き

・前屈立ち / 中段内受け

 

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全員に共通して言いたいことがひとつあります。

全体稽古の中で、個人的にアドバイスしたことがあったとしても、それは自分に向けてのアドバイスだと思い耳をダンボにして聞き逃さず、取り入れてもらいたい。

(そうじゃないと時間がナンボあっても足りないので聞く癖をつけてね)

段々猫足立ちが良くなってきました。

呪文のように唱え続けてきたからでしょうか。

 

糸東流の特徴は、最短距離且つ直線的に技を出します。

手刀受けが手踊りしないように、相手の攻撃を力強く受ける姿をイメージしながら稽古すると技に迫力が出るはずです。

この言葉の意味を理解し、次週の稽古に励んでください。

これだと先週と同じなので、前足で正面蹴りを追加しました。

猫足立ちで前足が上がらないのは、重心が前に乗っているから。

重心のかけ具合は、

前 足:3

後ろ足:7

骨盤の使い方の意味も浸透し始め、美しさが出せる生徒もちらほら。

余計な力を入れず、前足を鞭のようにシャープに膝から下を飛ばす感覚です。

引き足を忘れずにね。

 

次、四股立ちです。

これも骨盤と肩甲骨の意識ひとつで見栄えが大きく変化します。

過去に散々、呪文唱えてますので正確な四股立ちが出来る生徒も居てます。

 

今日の移動稽古は、オレンジ帯の審査内容です。

斜め45度に正しく演武線を取り下段払いと、真身で四股立ち突きです。

白帯の生徒には難しかったでしょうか。

四股立ちの稽古を繰り返すことで、地面に根が生えたような安定感抜群の立ち方に変身出来ます。

空手に必要な筋肉はこの基本稽古の中から生み出されます。

 

もうひとつ、いつ以来だろう。

久しぶりに登場した『内受け』

前屈立ちを取るとともに、内受けです。

これも他の受け技同様に引き手で技を極めるように。

 

道場で学んでいる基本形では登場しませんが、指定形に出てくる受け技です。

マンネリしないよう、取り入れてみました。

 

ここまで平安初段・二段・五段で出てくる新しい技や立ち方は、細かく丁寧に時間をかけて指導してきました。

(四本貫手・拳槌打ち・横払い・交差受け・交差立ち・後屈立ち・肘支え受け・脇構え・肘当て・浮足立ち)

この他にも、肘受け・小手受け・掬い受け・膝当て・裏打ちなんかを学んでいきます。

 

7月平安五段は覚えてきた生徒も多いことだし、8月は修交会なので新しい形の稽古は行いませんので、気分転換に指定形の受け技を挟みました。

 

 

【形】

 

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大会で勝負出来るレベルにするべく平安五段を挙動ごとに、細かく稽古しました。

形稽古の中で声を大にして伝えていたこと。

挙動間は、立ち方にない立ち方を取る。

連続写真のように細切れで説明してみました。

意味伝わったでしょうか。

後、技をどこからだすか。

 

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この2つを身体に落とし込むことが出来たら、技に力強さが出て来ますので家レン積んで来てくれたら嬉しいな。

これでお終いではなく、応用出来る挙動が他にもありますので、次回続きをするためにも今日の稽古をおさらいしておいてほしいです。

 

平安五段最後の挙動、基立ちから後屈立ちを取る際の身体の動かし方と、移動する目安。

正確な基立ちが取れていないと間違った後屈立ちになりますので、ここは注意が必要です。

 

 

 

正直まだまだ打ち込んだ量が足りていません。

キレの出し方・パワーの伝え方を稽古していきたいと思います。

 

全体稽古を終え、個人稽古に移りました。

 

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可能な限り一人ひとりにアドバイスを送り、試合形式に臨みました。

この時点で50分近く費やしていたでしょうか、、

体育館の時計がずっと止まったままなので、時間配分を忘れがちです。

 

 

【組手】

稽古時間を約10分延長し、20分だけ組手です。

予定していたメニュー全てをこなせませんでしたが、この暑さです。

形に時間を割けましたので結果オーライかと。

 

前後のフットワークをひとつずつ。

 

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今日のフットワークで意識すべきは、下がった後と前に出た後に、その場に居つかないこと。

軸を真っ直ぐに保ち、バネのように柔らかく身体をコントロール出来るようにしよう。

 

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自分から攻撃を仕掛けるタイミングと、相手の攻撃に合わせて反撃する2つの中段突きを学びました。

いわゆる『先の先』と『後の先』

普段から、間合いを信号の色で説明していますので、生徒には伝わったと思います。

 

最後実際に、後の先の打ち込みをして組手稽古を終えました。

 

 

※これから体育館は暑さが増してくるかと思います。

体調が優れない場合は、指導者にひと声かけた上で休憩してもらっても結構ですが決して生徒同士おしゃべりせず、見取り稽古させるようお願い申し上げます。

2023-07-19 00:15:00

パフォーマンスを上げる! 可動域ストレッチ & トレーニング

こんにちは!

 

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今から7年程前、近くの本屋さんで購入したDVD付の書籍です。

とにかく身体が固く、ケガが絶えないこともありストレッチ系の本を読み漁っていた時期でした。

空手道に特化した松久ストレッチDVDに出会うまでは、よく参考にしていました。

 

DVDの方は、肩関節と股関節の可動域を上げる紹介、振る・蹴る・跳ぶ・走る等の動作別 関節&体幹トレーニングが50分近く解説付きで収録されていて、まずまずのボリュームです。

 

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伸ばす動作も「フラミンゴ」「カエル」「アザラシ」のように動物の名前に例えてますので、覚えやすく子供向けと言えます。

カタチと名前が一致しやすいので、道場で導入するには丁度良いかな。

 

本の方では、柔軟性のチェック方法や、競技毎に必要な可動域の紹介、コラムなんかも読みごたえがあります。

写真も非常に多く取り入れていますので理解しやすい内容になっていると思います。

難しい用語や説明も無く、始めに読むにはあっさりしていて丁度良いんじゃないでしょうか。

 

肩関節(肩甲骨)が柔らかいと、組手競技では長い突きを飛ばすことが出来ますので有利に働きますし、形競技では、股関節の可動域が狭いと、蹴り足も上がりませんし四股立ちの美しさが損なわれてしまいます。

 

何よりもケガしてしまったら空手どころでは無くなってしまうので、日頃からウォーミングアップとクールダウンで身体のケアは必要ですね。

2023-07-15 22:31:00

2023年7月15日 (土)道場稽古61

 2週間ぶりに戻ってきました!

 

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床の張り替えを終えリニューアルした体育館です。

 

12時過ぎに入室し準備してると、早速生徒たちがやってきます。

縄跳びおねだりされたので、ぶっ通しで30分以上飛んだでしょうか。

「へび」と「郵便屋さん」で縄跳びに慣れるところから。

稽古前にギャーギャー笑いながら、大汗かきながら、水分補給しながら、ずっと遊んでました。

中に入るタイミングが掴めて来たんじゃないでしょうか。

おっと!持ち手だったので写真は無し!

 

 

【バンビクラス】

01:ラダー

02:体幹

03:移動式基本

04:固定式基本

05:形

 

【モンキークラス】 

06:体幹

07:組手

08:移動式基本

09:形

10:居残り稽古

 

 

【ラダートレーニング】

2本ずつ、グーパー・クイックラン・ケンケンでした。

縄跳びやラダーで、楽しみながら身体を動かしリズム感や運動神経を高めていきます。

 

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速く駆け抜けるコツは、

1・つま先立ち

2・足が床に接地している時間を短く

 

 

【体幹トレーニング】

 

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プランク・バックプランク・V字プランクの3種類で計9分。

おへその下あたり(丹田)に、止まれ!と指令を出してみよう。

ピタっと止まれるようになると、形が上達するので頑張ろう。

 

 

【移動式基本】

基立ちの作り方を学びました。

腰に手を当て、基立ちで移動稽古です。

縦の長さ・横幅のバラつき無く移動します。

途中片膝をつき、長さの確認を交え繰り返しました。

足の運び方は ”半円” を描きながら。

足の裏で雑巾がけしてる感じがイメージしやすいと思います。

 

今度は、追い突きしながら移動基本です。

 

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突きを出すタイミングは動かした足が床に着地し、ほんの少し遅れて突きが出て来ます。

この『ほんの少し遅れて』がとても重要です。

タイミングが同じだと、ドン!と大きな音が鳴ってしまいます。

鳴っちゃダメです。

この移動基本の先に、『形』が待っています。

 

ポイントを記しておきます。

①何度移動しても同じ基立ちの長さ・幅

②すり足

③足の運び方は半円を描く

④おへそは前を向く

⑤軸足(後ろ足)の角度は30度

 

 

【固定式基本】

引き手・突き・中段横受けの3種類。

引き手を取る位置(高さ)を学びました。

引き手は、切っても切り離せない大事な技です。

手技の反対の手は、引き手を取るケースがほとんどだから。

 

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突きのスピード上げるには、引き手を速く取ればスピードアップしますし、手技が速いとキレが増します。

侮ってはいけない引き手。

これを沢山稽古しました。

次は突きです。

突きを狙う位置は、自分の身体の中心(正中線)です。正中線上にある急所を目掛けて突きを出します。

中段の急所は『水月』

左右どちらの手で突いたとしても、水月を突くようにしよう。

正中線且つ水月です。

まだまだ肩の高さで突いていますので注意しよう

 

中段横受けは、2挙動に分けて稽古しました。

①お腹を切って

②中段横受け(反対の手は引き手)

何度も何度もゆっくり確認の意味を込めゆっくり、稽古しました。

突きと横受けを覚えれば、形稽古に入ることが出来るので頑張ろう!

 

 

【形】

8月修交会に出場する2名の生徒は、技を出す瞬間に力を込めてピタっと止まる意識を持ち自主練をしてもらう間に、

入会したての生徒3名と、腰に手を当て『四の形』の運足を覚える事からスタート!

はじめの一歩です。

少しばかりくりかえし、実際に手技を加えました。

動かす足・回る方向

混乱しがちです。

次回、順番を覚える時にとても有効なアイテムがありますので、それを使って稽古したいと思います。

 

さて最後は、修交会2名の形をチェック!

 

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自主連頑張っているのが、形を観れば分かります。

上達しています!

大会では対戦相手と2人並んで試合を行いますので、並んで打つ稽古を取り入れています。

相手を気にせず、自分の形に集中する癖をつけるためでもあります。

出場を決めたからには大会当日まで、継続して頑張る大事さを学んでほしいと思います。

 

 

(つづく)

 

 

【モンキークラス】 

過去の道場稽古を振り返り、形と比べ組手の時間が取れていないことが気になっていました。

決して組手を避けてきた訳ではなく、基本・形で空手道のベース作りをしてから、組手に移行しようと考えていたから。

 

ただ、組手競技にも挑戦を続ける生徒もいる中で、今のこの量では足りているとは言えないことから、今日はいつもと時間割を変えてみました。

SAQの時間を削り、形と組手の時間を入れ替えて組手60分コースにしてみました。

1分でも1秒でも稽古時間をムダにしたくないから、「集合は駆け足」・「小休止の時間を短く」で挑みました。

(駆け足はこれからも続けるよ)

 

 

【体幹トレーニング】

昨年7月から始めた体幹トレーニング。

今月末で丸1年継続してきたことになります。

同じことを1年間継続するなんて、凄いことだと思います。

自然と自分で強度を上げる生徒も出だしたこともあり、バランスディスクを新たに4ケ追加!

不安定な中で、ビタっと止まる感覚を養うことで普段鍛えることが難しいインナーマッスルをこれでもかと言わんばかりに刺激します。

かなり難易度が上がったことだと思います。

 

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プランク1分2セット

2ポイントプランク30秒2セット

通算127分経過です。

バンビちゃんと比べると当然ですが、我慢出来る時間が長いですね。

さすがに始めたばかりの頃の動画はもう保存していませんが、やってるとやってないとでは違いがあるはずです。

生徒の成長度合いに合わせ、メニューや難易度にも変化をつけながら更にレベルアップしていけるよう、私も勉強を重ねたいと思います。

 

 

【組手】

基本的な技の出し方をおさらいです。

・刻み突き

・中段逆突き

・上段逆突き(逆上)

 

単発の技は皆、カタチになってきています。

 

おさらいをした後、新しい技を2つ追加しました。

遠間から、一気に仕掛ける3連打。

時間をかけ、丁寧にひとつずつ技を区切って練習を重ねました。

実際に使えるようになるのは、まだまだ練習が必要ですが、忘れないようにイメージトレーニングだけでもしといてほしいな。

コツは、「真っすぐ突く」です。

単発では出来ていても、連打となるとフォームが崩れます。

脇が開いていては余分なモーションとなり、反応されてしまいます。

 

更にもうひとつ。

 

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前拳と前足の蹴りを使ったコンビネーション。

これも距離が重要です。

刻み突きを単発の感覚で突くと、距離が詰まり蹴りが出しにくくなりますので、連打同様に距離感を掴む必要があります。

上段を蹴りますので、極まれば3ポイントです。

 

上段を蹴るコツを説明していますので、稽古する時は意識するようにね。

ただ、体育館の床がワックス効いててツルツル滑るので、頭を下げる時要注意ですね。

 

蹴り方

①後ろ足を前足に素早く寄せる

②寄せた瞬間、前足を抱え込む

③前足を伸ばして、相手の顎10㎝手前めがけて蹴る

④蹴った足を素早く、引き足を取る

 

 

ポイント

①軸足の向き(距離が伸びる)

②つま先を伸ばす(真っ直ぐ伸びたキレイなラインを見せる)

③頭を下げる(足が上がる)

④両手の構えはそのまま(今日説明抜けてました。スミマセン)

 

 

【移動式基本】

・猫足立ち / 手刀受け

・四股立ち / 下段払い

それぞれ2往復です。

 

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前回、かなりの時間を割いて説明した正しい立ち方や技の出し方。

どれだけの人が意識していたでしょうか。

思い出しながら稽古に取組んでほしいし、

アドバイスを受けたところは、意識高く取組み注意を受けないように。

 

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上達の秘訣は、「良く見て」、「良く聞く」ことです。

道場に何を学びに来ているのか自分に問いかけ、真剣に聞き理解しようとする意欲を持とう。

来週期待しています。

 

移動スピードの上げ方、手技のキレの上げ方。

反復練習あるのみです。

 

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【形】

修交会大会はその他大会と異なり、帯の色で競技します。(ほとんどが学年別)

白帯の部は、ひとつの形で全試合オッケーですが、オレンジ帯は3回戦以降、別の形に変えなければいけません。

言い換えれば、大会で打てるレベルの形を2つないといけないということ。

挙動は完璧に覚えておこう。

間違えたら、まず旗は上がりません。

 

全員で平安二段・初段・五段を稽古した後、

3人1組で形を打ちその間、他の生徒は見取り稽古でした。

それぞれに異なる、意識すべきポイントを一人ひとりに声掛けし、実際に形を打ってもらいました。

本来試合では、そんなことが出来る訳ではありませんので、自分で意識する習慣を普段から持ってほしいです。

何度も何度も言いますが、何事も意識して取組める生徒の成長は早いです。

 

ただ先週説明した骨盤を意識した形を打つ生徒が増えたことが収穫でした。

 

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明らかに立ち方が美しくなってきました。

ホントに指導は奥が深いと痛感しています。

意図が伝わるとここまで変わるのかと言わんばかりです。

 

ひとつ手応えを感じた形稽古でした。

 

 

【居残り稽古】

平安五段をリクエストする生徒が4人。

マンツーマンで一人ずつ修正していきます。

 

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骨盤の使い方と脱力(抜き)を忘れず形を打てるようになれば、立ち方が良くなってきますので、もっと上手くなると思います。

ある生徒に自分がコマになったつもりで形を打つことをアドバイスした結果、良い変化がありました。

平安五段のある挙動でしたが、イメージ通りの動きに近づいた手応えを感じることが出来ました。

 

自分のアドバイスで、生徒の動きが良くなる瞬間。

これも指導の醍醐味のひとつです。

もっともっと形が上手な生徒を育て、ともに喜びを分かちあいたいです。

2023-07-13 04:16:00

浪速の空手 -浪速高校空手道部 世界標準の練習体系-  1/2

こんにちは!

 

大阪の強豪、浪速高校の稽古内容を収録した ”浪速の空手” です。

以前浪速の空手2を3回に分けてシェアしましたが、今回はシリーズ1作目、前編です。

紹介順が入れ違いましたが、何も意味はありません。

 

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1:動きを止めない練習体系

2:実戦想定!スタミナ養成トレーニング

3:世界標準の感覚をつくる フットワーク&至近距離

4:見切り組手

 

 

動きを止めない練習体系

 

1-1 動きを止めないウォーミングアップ

今(当時)テーマとして取り組んでいたことが『動きを止めないこと』

リスタートの時であったり、構えだしの速さです。

ジョグしながら、ゆっくり大きく全身運動しています。

突きを入れたり、サイドステップ・足上げ等思いおもいに行っています。

部活の良いところは、元気な声が道場中に響き渡り、声が途切れません。

キャプテンが鼓舞し、皆がついてくるといった感じです。

活気があって大好きです。

 

 1-2 リスタート(打ち込み)

ペア練習です。

受け手側の方も、避ける動きを交えながら終始動きを止めません。

場合によっては反撃を入れ生徒に工夫させます。

”漠然とならない”・”ボーっとしない”です。

構えだしから、交互に一本ずつ技を出し合う練習をされています。

突き終わりの逆の手

押すことで、相手の反撃を断ち間を取る事が出来ます。

相手の体勢を崩したり、タイミングを一個外したりの役割を持つので意識するように、アドバイスされています。

他にも、受け手側のプレッシャーのかけ方。

簡単に相手に技を出させてはいけません。

前手でちょっかいかけながら、実戦をイメージさせていました。

ただ台となって受けてるだけじゃダメだということですね。

 

途中、中断し生徒を招集するのですが、全員ダッシュです。

一つひとつの言葉に、押忍っ!

打ち込み前に互いに一礼。

打ち込み後にも一礼。

道場のあるべき姿です。

 

1-3 カウンター

1-2同様に、相手が間合いに入ったタイミングで”後の先”を取る練習です。

ここでのアドバイスは ”離れ際” を注意すること。

構えだしの速さと、打った後伸びたらアカンことです。

 

1-4 扇パターン

3人を扇状に配置させ、技を決めて打ち込みです。

一人目:刻み突き

二人目:連続技

三人目:蹴り

 

ルールはひとつ。

打ち終わりは、バックステップでスタート位置まで間を切ること。

 

意識することはふたつ。

戻りからの立て直しの速さ。

打ち終わりは逆の手を相手を押し反撃の姿勢を作らせないこと。

 

1-5 扇ランダム

扇パターンと異なる点は、台が前に出たり後ろに下がったり。

しかも順番ではありませんので、状況に応じて素早く反応します。

応用練習です。

打ち込み側がトップクラスの選手ですと、台は横の動きを取り入れたり、ダッキングの姿勢を取ったりと揺さぶってあげます。

(状況判断の難易度を高めています)

 

1-6 扇状況判断

台の選手はランダムに蹴り・突きを出してきます。

この練習の目的は、

・打ち込み側の状況判断の精度を高めること

・咄嗟の動きに身体が対応出来ること

無理に相手の技に嚙み合わせてしまうと、取られてしまったりするので、避けるだけの動きも必要となります。

状況によっては、守りを固めポイントを取られないようにすること。ガードの意識も持たせています。

練習に入る前に、意識を置くポイントを説明されていますので視聴者も生徒も分かり易い進め方なんじゃないでしょうか。

練習やから思いっきりいったらアカンけども、突く軌道・蹴る軌道を真っ直ぐ出せる確認をする。

流れに任せて、雑な技の入り方をしないように。

 

普段から1対3で扇の練習していると、絶対試合は楽に感じるでしょうね。

 

 

【実戦想定!スタミナ養成トレーニング】

2-1 二分一分

2分間フリーで試合形式。

「あとしばらく」を意識した稽古も兼ねていますが、がむしゃらに攻めてはいけません。

審判に無謀な攻撃を取らてしまいますので。

そうじゃなく、技術を見せるように。

いつもはここで試合が終了しますが、集中力を上げるために1分間の再試合を取り入れています。

試合中の今井監督のアドバイスは、

「動きとめるな」

「的をずらせ」

「動き固いぞ」

「出入りかけな」

「フェイントないぞ」

自分の攻撃の後、「身体伸びんな」「逆の手で押して相手を伸ばせ」

 

 2分間の試合形式の後、素早く審判が入り1分間の再試合。

団体戦で延長再試合を想定しての稽古です。

インターバル1分で息を整え、すぐ再開出来るように普段から稽古されています。

 

2-2 二本取り

離れ際とリスタートを大事にしながら、本番さながらの二本取り。

(相手の攻撃を)見て動かず、それまでに予測するようアドバイスされています。

 

 

【世界標準の間隔をつくるフットワーク & 距離感】

3-1 足組手

上半身の脱力と動きを止めないための練習方法です。

ポジショニングが悪いと、こかされてしまう事もありますので、この練習で克服します。

両足を上手く使い、相手の足を踏むだけの練習です。

フェイントを覚えるには丁度良いかも知れません。

これは体幹の強さが必要です。

 

上半身の余分な力が抜けきったところで、構えだけつけて再開しています。

互いの足が交差した時、ケガをさせたらいけないという意識が働き、動きが一瞬スローになってしまうが、試合中では絶好のチャンスです。

ここで変な癖をつけては悪影響ですので、立て直しの速さを意識付けされていました。

リラックスした動きを身につける練習かと思いきや、チャンスを的確に狙う真の目的を意識をもたしていました。

間髪入れずに詰める!

 

3-2 触り組手

今度は両手両足で相手をタッチするだけの触り組手。

ただ相手をタッチしたあと、安心しているとすぐに反撃されてしまうので注意を切らさずです。

反対側も咄嗟の反撃が出来るように、互いにリスタートを意識です。

 

触れてたのを、試合ではしっかり突く(蹴る)だけです。

 

 

【見切り組手】

4-1 突き

相手の攻撃をスウェイバックで引き込んで、返す練習です。

前拳側の肩をやや下に下げながら、相手の中段突きを引き込み上から被せるように逆上で極める練習方法です。

ポイントは相手の攻撃時、止まっていてはいけませんし浮いてもいけません。

 

引き込んでの突き以外のバリエーションでは、

・足払い

・裏打ち

何かも紹介されています。

(スウェイまでは一緒)

今(発売当時)のルールだと相手の中段突きを、前拳で落としてカウンターを狙っていては、先に仕掛けた相手の方に旗が上がりやすい傾向にあるので、

しっかり「見切り」が必要と説明されています。

相手の攻撃が届いていないよ的なアピールかな。

当然、反撃への動作にムダがあってはいけません。

可能な限りクイックにです。

受けることに意識を置くと相手のスピードに差し込まれてしまいます。

目的は見切りですので来たと同時に、肩を下げながらスウェイします。(最後逆上)

軸足の膝の使い方が重要です。

相手の拳先を見る必要はなく、自分の中段を届かさなければ良いだけです。

真半身で構えるからこそ出来るテクニックです。

お互いにフルスピードで繰り返し練習していました。

 

4-2 蹴り

蹴りも突きと同様ですが、蹴ってこられたら怖いので肩が上がってしまいがちです。肩が上がると裏回しの餌食となるので、ビビッて身体が浮いてはいけません。

要するに蹴りを見てしまうとダメ。見て受けようとせず間を切る練習です。

目的は見切りです。

相手の蹴りのバリエーションが変わろうが、見切りさえ出来たら何にも怖くないと指導されていました。

当然、試合中では間を詰めて蹴りを潰したりもありますが、見切りの練習でした。

 

見切りのあと、

・突き(逆上)

・投げ(足払い)

・蹴り(背中への中段蹴り・上段裏回し)

に繋げていました。

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