ブログ
2023年2月4日 (土)道場稽古40
こんにちは!
昨夜は予定が続けて入っていたのでブログを書けませんでした。
ブログを書くことで、昨日の稽古がどうだったか自分で振り返ることが出来ます。
予定通りメニューを消化出来たか、違うアプローチの方が伝わりやすかったのか、もっと効果的な稽古方法があったんじゃないか、
自問自答しながら次回のメニューの組立てに役立てています。
1・神経系トレ
2・脳トレ
3・筋トレ / 体幹トレ
4・固定式基本
5・形
6・組手
7・居残り稽古
【神経系トレ】
今日もラダーでシャッフルです。
大部分の生徒がリズム感が出て来ました。
シャッフルをここ最近続けていますが、以前メニューに取り入れていた2イン2アウトとごっちゃになる生徒がいます。
これは注意が必要ですね。
ラダートレ全般に関するコツを記します。
1・つま先で駆け抜ける
2・床との接地時間を短く
3・上半身の安定感
またスピードを求めるあまり、身体を左右に振りながら駆け抜ける生徒もいますが軸を保ちながらです。
ただ脳からの指令がスムーズに身体に落とし込めていますのでこれからの組手が非常に楽しみです。
【脳トレ】
脳トレと空手とが、なかなか結びつかないかと思いますが
頭の回転が速くなると、瞬時に判断力がつきます。
これもラダー同様に組手競技に繋がります。
コーナー際の攻防、相手の攻撃をかわす時、カウンターを合わす時、とっさの判断に活きて来ます。
一瞬の判断・反応速度を上げるトレーニングです。
今年に入って続けているラダーを使ってのグーパーに加えて、新たにひとつ追加。
両手ジャンケンです。
右手(左手)が勝つと決めたら、一定のリズムで3回続けて勝つだけ。
これが案外難しく、良い感じで脳を刺激してくれます。
これもとっさの判断が必要な時に活きて来ます。
攻防が激しく行われる組手競技では、立ち止まってゆっくり頭で考えてる時間はありませんので、頭の体操は効果が高いと考えています。
何回も何分間も余裕で続けれるなら、ラダーでグーパーしながら出来たら凄いことになりそうですね。
稽古が単調にならないよう、新しい刺激をどんどん投入したいと思います。
【筋トレ / 体幹トレ】
腹筋・背筋・腕立て伏せ・スクワット正面蹴りを毎週10回ずつ頑張っています。
スクワットは上半身の軸を保ちながらです。前後に振っていてはいけません。蹴りは上足底で鞭をしならせる感じで。
今日で250回です。かなり数をこなしてきました。
次は体幹です。
プランク・サイドプランク・2ポイントプランクも1分間ずつ頑張ります。
お腹がプルプルしだしたら効いている証拠。
ここから先が体幹力がつくところですので、ここで崩れず持ちこたえれるようになってほしいところです。頑張れ!
形が上達する願いを込めて、通算で体幹を67分間続けています。
【固定式基本】
新たに立ち方について説明したことを記します。
1・平行立ち
2・両膝は突っ張らず膝頭を少しだけ緩める
3・親指付け根(母指球)に重心をのせる
立ち方が後傾(踵重心)していると力強い技が出せませんし、突き手を正面から押されると後ろに倒れてしまいます。
これも意識ひとつです。
突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払い受け・基立ち正面蹴りでした。
先週に引き続き、前に生徒が立って号令をかけてくれるので一人ひとり回れますので、より細かい指導ができ大変助かります。
開設1年弱の新米道場ですが、生徒が前に出てくれるまでになりました。
こうして振り返れば、着実に成長してるんだと感じます。
ゼロから創りあげるやりがいを感じています。
この日は夜、免状を受け取りに本部道場にも顔を出しました。
私も生徒とともに、その場基本で汗を流しました。
四股立ち(下段払い) → 前屈立ち(逆突き)
猫足立ち(横受け) → 猫足立ち(逆突き)
新鮮な稽古でした。外からの刺激をゆりに持ち込みたいと思います。
【形】
四の形・十二の形・平安二段です。
形は挙動順に打つだけではなく、始まりの礼から拘ります。
背筋を伸ばし指先まで緊張感を張り巡らせ、表情も作ります。
角度と目付けにも拘った立礼にも注意を払い、発声は喉から出さずお腹から。
言われるまでも無く出来るようになってほしい必要最低限です。
形競技に挑む生徒には、これらに加え入退場の仕方や雰囲気作りまで指導していきます。
道場の指導形である、四の形で正しい立ち方、技の一致性を確認します。
まだ基立ちと前屈立ちが身体で理解出来ていません。
立ち方を頑張ろうと意識するあまり、必要以上に縦に長くなりこらえきれずに後ろ足を継ぎ足しています。
必要に応じて移動基本も取り入れなければいけませんね。
それでも、転身後の幅は改善されてきたように感じます。
先週に引き続き、平安二段は試合のリズム感で形を打ちます。
形を間違う生徒もちらほらいてますが、稽古がまだまだ不足しています。
今年の審査も決まっていますが、時期が来れば誰でも自動的に受けれる訳ではありません。
ゆりは週に1度しか稽古日がありません。
平安二段も含め順番があやふやな生徒には審査用紙は渡しませんので受審したい生徒は、自宅練習を行ってください。
稽古当日に少し早めに道場入りしてもらっても構いませんし、居残り稽古の申し出も大歓迎。マンツーマンでガッツリやりますので。
(自分からやる気を見せてくれる生徒には、前でも後でもお付き合いします)
全体稽古についていくには、足りない分を補うそれなりの努力が必要です。
【組手】
刻み突きを出すフォームの確認からスタート。
なぜ真半身なのか、真身がなぜいけないのか。
この説明に時間を割き、2列となり向かいあっての稽古に移ります。
まだメンホーを持っていませんので、10㎝手前でコントロールです。
緊張感持って取り組んでいましたので、ケガが無くホッとしています。
【居残り稽古】
こちらから生徒を捕まえて、平安二段です。
この日指導したことを記します。
1・立ち方(前屈立ちと基立ちの区別をつける)
2・突きの位置(肩の高さでは無く、みぞおちを突きます)
3・演武線(突きから四股立ちに移る挙動)
4・第一挙動の打ち落とし(丸く円を描くように)
居残り稽古に入門してくれることを願ってます。
(早出でも良いよ)
※近日中に、5月北区大会の情報をUPします。
腕試しに持ってこいの大会だと思いますので、全員で挑戦しよう!
奮ってご参加ください!
※写真を提供していただきありがとうございます!
感謝!
空手道形教範 基本形 Vol.1 基本形一(剛柔) 基本形二(糸東)編
こんにちは!
道場稽古が平安形に突入したこと、将来的な形審判資格の取得に向け四大流派の基本形は正しく理解していないといけない事もありお正月休みに購入しました。
基本形、第一指定形、第二指定形それぞれ2本ずつ発売されていますが、当然のことながら糸東流から揃えました。
似たような挙動で「打ち」と「払い」があり混乱しがちですが、動画ではひと挙動毎に動画を一時停止し、立ち方と技の説明が入りますので教本では流しがちですが、DVDではしっかり理解出来る内容となっています。
また、留意点も詳しく説明されますので大会や審査で正しく演武することが出来るように構成されています。
直線的な技法の糸東流に対し、剛柔流の技は円運動で粘りがあります。
ゲキサイは糸東流の基本形には無い、回し受けと三戦立ちが出て来ますが和道や松濤館と比べ剛柔流は馴染みやすそうな気がします。
2023年1月28日 (土)道場稽古39
こんにちは!
自宅前は雪が積もって真っ白です。
車を出すのが怖かったですが、ビビりながらも何とか到着。
早めに道場入りして暖房MAXで体育館を温め生徒を待ちます。
入会したばかりの生徒や体験会に来てくれた女の子と、礼儀作法から学びます。
30分弱ですが、正座・座礼・立礼・拳の握り方・突き・引き手・中段横受けでした。
集合時間よりも30分前倒しでスタートし、この後の全体稽古にスムーズに入っていけるように工夫してみました。
また来週来てくれたら嬉しいです。
1・神経系トレ
2・脳トレ
4・瞬発力トレ
5・筋トレ / 体幹トレ
6・固定式基本
7・移動式基本
8・形
9・組手
【神経系トレ】
前回お休みの生徒がいましたので同じメニュー「シャッフル」です。
流れるように駆け抜け、どんどん運動神経が上がっています。
ラダーによって得られるリズム感や瞬発力は、組手競技に活きてきます。
スポーツ全般の基礎となる運動神経をラダートレで能力を上げ、組手基本で技を磨き、対人稽古で技を出すタイミングとコントロールを覚え、試合形式でルールを学んでいきます。
【脳トレ】
手足のコーディネーショントレーニングです。
今日は全員揃ったのでラダーを使ってグーパーです。
コツは緩やかなリズムで進めて足はずっとグーパー。手だけ1回動かすのをお休みします。
今日初めて挑戦する生徒がいましたが、説明を一度聞いただけで一発で出来た生徒がいました。
これには驚き。
ポテンシャルの高さを感じてしまいます。
脳が身体に指令を出しますので、ぎこちなさが生じて普通ですが力みも無く自然に出来てしまいます。
何で出来るんだろう、、
【瞬発力トレ】
腕の反動を使って、1,2の3でカエル跳びジャンプです。
1で両腕を前に振る
2で両腕を下げてしゃがむ
3で斜め前方にジャンプ!
コツは、2で「つま先立ち」
3で「背筋を伸ばす」です。
目的は瞬発力UP
これも組手の競技力向上に繋がります。
遠間からの跳びこみと一瞬のスピードで相手との間合いを詰めますので、組手競技においては瞬発力は必須のスキルです。
2の床を蹴る動作は、刻み突き・中段突きのどちらにも共通します。
知らず知らずに突きの練習にも繋がっています。
先週からあまりの寒さで身体が温まるメニューを多く取り入れています。
テーマは引き続き「楽しみながら身体を動かす」です。
神経系や瞬発系で動ける身体作りをすることで、組手好きな生徒が増えると嬉しいな。
【筋トレ / 体幹トレ】
初めての体験生と筋トレのペアを組む先輩生徒君。
私の代わりに、自分の言葉で手取り足取り教えてくれ、少しずつ人のお世話をする経験を積んでいます。
先輩に優しく教えてもらった経験が次、自分自身が入ったばかりの後輩に優しく教えてあげれるようになると思います。
人のために何か出来ることを進んで行えるような、心の豊かさ・精神の成長を育む場所こそが私の想う道場の”あるべき姿”です。
今日で筋トレは各240回・体幹は64分です。
久しぶりに体幹をプランク・サイドプランク・2ポイントプランクに戻しました。(意味はありません)
おっと、スクワット正面蹴りを忘れてしまいました!
来週20回!
【固定式基本】
今回も立候補してくれた生徒が前に立ち、大きな声で基本稽古を進めてくれます。
その間、私は全体を回れますし何よりも体験生に教えることが出来ます。
ここ最近の上級生の心身ともに成長する姿を見せてくれて、頼もしく感じるとともにホントに助かっています。
立ち方・突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払い・左右正面蹴りでした。
【移動式基本】
猫足立ちの説明です。
真剣な眼差しで聞いてくれています。
新しい形を覚えるのは楽しい事ですが、正しい立ち方が出来なければ形競技では旗が上がりませんし、帯の色が濃くなるにつれて審査合格も難しくなります。
ポイントを記します。
1・猫足立ちの長さ
2・猫足立ちの幅
3・下半身の向き
4・軸の位置
5・脱力
6・前足の使い方
この辺りを指導しています。
腰が前にでたりとまだまだ不十分ですが、一生懸命が伝わってきます。
一人ひとりが、頭と身体で理解出来るまで何度も言葉で意識付けし、稽古に入るよう心がけています。
【形】
わずか1分少々の短い時間に、自分の持てる力を100%発揮するのが形。
凛とした佇まい
美しい姿勢
集中力
戦わずして勝つほどの気迫と眼力
私が形が好きな理由はこういうところ。
立礼の角度、発声、残心にも拘ります。
四の形・十二の形で技の一致性を確認します。
一番初めに覚える形ですが、順番を覚える事がゴールではありません。
形を覚えたら次はここに意識をおきます。
・初速のスピード(キレ)
・転身のバランス
・常に基立ち
・技の一致性
・ビタ止まり(極め)
・軸の位置
・力の抜き差し
・逆腰
・呼吸
今日のように懸命に取り組む姿を見せてくれれば、私の要求レベルも上がってくることと思います。
ひとつ気になったことは演武中は顔に汗が流れても拭いてはいけませんし、顔に虫が止まっても払ってはいけません。
今日注意し損ねましたが、次から指導したいと思います。
次、平安二段です。
私も生徒と同様に、試合のリズムで形を打ちました。
どう感じたでしょうか。淡々と同じリズムで打っていた形と違いを感じたことと思います。
勘違いしてはいけないのは、スピードを上げたとしても正しい立ち方と技が出せる事が前提条件です。
雑になってはいけません。
基本に忠実且つ試合で勝てるよう精度を高めていけるように指導したいと思いますので、信じてついて来てほしいと思います。
【組手】
僅かな時間でしたがフットワークからの刻み突きです。
ブザーが鳴ったら前に跳びこみ突きを繰り出します。
カエル跳びジャンプの瞬発系トレがここで活きます。
ジャンプがここに繋がっている事に気づいた生徒は、稽古に対する取り組み方に変化が訪れるのではないでしょうか。
遊んでいるように見えて、ムダなことはなにひとつやってません。
遠くに跳ぶには「溜め」が無ければいけません。
質問にもスパッと答えてくれていて大満足です。
フットワーク → 刻み突き → スイッチ を無限ループでした。
空手道形教範 第二指定形 Vol.2 糸東・和道 編
こんにちは!
糸東流指定形の教範DVD。
流派の指定形は、どの形よりも打ってきた回数は多いので挙動は覚えていますが、技の意味を勉強するべくお正月休みに纏めて購入しました。
基本形・指定形は道場で正しく伝えなくてはいけませんし、これから先の形審判資格を目指すためにも勉強は必須です。
糸東流がひと段落ついたら、他流派の勉強も必要となります。
その頃には、Vol.1の剛柔流・松濤館流のDVDを購入していると思いますのでブログで紹介したいと思います。
Vol.2は普段観る機会が少ない和道流とセットでしたので、興味深く観ています。
糸東流はスローモーションでの撮影がありますので、挙動を初めて学ぶ人にとっては最適と言えるでしょう。
和道流のクーシャンクーは糸東流の「公相君大」、ニーセーシーは修交会の指定形ですのでどちらも挙動は頭に入っています。
独特の立ち方(受け方)ですので苦労しそうですが。
(劉衛流のニーセーシーは異なる点が非常に多くあります)
まさに生涯学習です。
2023年1月22日(日) 第1回心武館特別練習会 @西舞子小学校
こんにちは!
本日は13:00から、西舞子小学校で今年最初の特連でした。
全体で72名申し込みでしたが、時期的にお休みがとても多かったです。
着替えを終え柔軟していると、出身道場の生徒達が挨拶にやってきます。
教えをちゃんと守ってくれていて感心です。
そうこうしていると、練習熱心な生徒から早速声掛けです。
開始前に15分程度でしょうか、金曜日に指導した猫足立ちの反復練習でした。
形が大好きな生徒でやる気マンマンです。
とても礼儀正しく指導後は「ありがとうございました!」です。
可愛くてたまりません。
さて、ゆり生は2名出席。
到着するなり元気良く挨拶に来てくれました。大事なことなので忘れず続けてほしいと思います。
指導者を含め全員で準備運動とアップで入念に身体を温めます。
小休止を挟んで、形・組手を自由選択します。若干ですが形が多かったような印象を受けました。
形組は、白帯から黒帯まで全員で基本です。
正しい基本が出来なければ、試合で壁にぶち当たると仰られていました。
今日は指導者の数が豊富でしたので、グルグル回りながら不十分なところを指導して回ります。
引き手の練習だけでどれだけポイントがあったことでしょう。
私自身とても参考になることばかりでした。
以前、宇佐美先生のセミナーDVDで形は背中からのパワーを利用するとありましたが、突きの源は”肩甲骨”
突きや引き手の練習に入る前の、肩甲骨を動かす練習はゆりの稽古に活かしたいと思います。
突き / 引き手の後は、前屈立ちと四股立ちです。
立ち方を含めた基本だけで、軽く30分超えていました。
メイン先生がこんなメッセージを送られていました。
「何も考えず50本突きの練習するよりも、教わった事を意識した5本の突きの方が上手くなる」です。
特連に参加する生徒は、通常の道場稽古だけでは物足りずもっと、もっと上手くなりたい!と願う生徒の集まりです。
意識を高く持って稽古に参加していれば、伸びしろも変わってくるでしょう。
小休止を挟み、グループに分かれました。
私は、いつもの如く白帯組の平安二段グループ担当でした。
6人組でしたが出身道場の生徒は一人だけ。あとは初めての生徒ばかりでした。
ゆりの生徒には私以外の先生からご指導を受けてもらいたいと思っていましたが、
運よく違うグループでした。
隣でこっそり観てましたが、メチャクチャ頑張ってました!
終盤、先生ご本人が試合のリズム感で生徒とともに形を打っているところを拝見していましたが、
ゆりの生徒もそのスピードについていきます。
昨日までの形とは、なんと別人のようでした。
教え方ひとつで、こうも変わるのかと自分との指導力の差を痛感しましたが、生徒が伸びてくれたら大満足です。
私の方は正しい
・基立ち
・前屈立ち
・猫足立ち
・四股立ち
4つの作り方からスタート。
ここに十分な時間を割き、挙動ごとのポイントの説明に移ります。
ざっとこんな感じ。
1・手技の極め方
2・中心軸の意識
3・猫足立ちから基立ちに移る時のスピードの上げ方
4・基立ちから後方に前屈立ちに移動するときの軸移動
5・上段揚げ受けから240°転身する時のスピードの上げ方
6・基立ちから240°転身して四股立ちへの移行方法
7・四股立ち移動のスピードの上げ方
次回は、2月12日に今日と同じ西舞子小学校です。
全員で組手します。
組手基本(構え方・フットワーク・技のフォーム)を経て、指導者が台となり打ち込み中心の稽古になると思います。
形で忍耐力を養い、組手で自分に負けないハートを鍛えてもらいたいと思います。