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2022-12-15 21:28:00

荒賀龍太郎のチャンピオン組手セミナー2 龍太郎伝 「基本」-変幻する先- 2/2

こんにちは!

 

セミナー2本目は「変幻する先」 後編です。

・斜めに入るコンビネーション技(相手の外側をついて蹴る)

・ワンツーからの裏回し蹴り

・中段突きの突き合い

・三人組で反応の練習

・勝つためのアドバイス

 

龍太郎伝2 (2).jpeg

 

【斜めに入るコンビネーション技(相手の外側をついて蹴る)】

移動して突いたら後ろの足で相手の上段を蹴ります。

移動して突くと相手は、必ずこちらに体を向けますのでその瞬間蹴るコンビネーションです。

相手の向きを移動させて外側から蹴る事がポイントですね。

もうひとつポイントがあり、重心のバランスが取れるように相手を持って支えにして蹴ること。

攻撃の流れの中で相手を持ちながら蹴りが出せるようにならないといけませんね。

 

 

ワンツーからの裏回し蹴り

ワンツーは一発目からしっかり突きにいき、引いた時の重心の反動を使って裏回しを蹴ります。

後ろに重心が乗った反動を利用して、前の足を上げます。

道場ではよく、「軸足のため」と表現しています。次の攻撃に入るための準備と言えます。

後ろに重心をかけた瞬間、前の足を上げる事が重要です。シーソーみたいなイメージでしょうか。

前の足はしっかりと抱え込むように意識する事で蹴りが出やすくなります。

 

コツは2本目の突きの後、相手との距離を一瞬詰めて、一気に引きながら蹴ります。

一瞬間を詰めた事で、相手の足に引っかかるのは抱え込みが無いから。

やってはいけないのは、上体をくの字に折る事。蹴り足が上がらなくなりますので股関節は詰まらせず開いて蹴らないといけません。

近距離からの裏回しと同じで、蹴る時は相手を押してでも開いてから蹴ります。

 

 

【中段突きの突き合い】

ペア練習です。

片側は、カウンターの中段突き。

もう一方は、自分から入っていく中段突き。要はツーステップです。

最初はフェイント無しで、自分が行きたいタイミングで技を仕掛けます。

カウンター側は、集中して反応します。(受けてからのカウンターでは無く)

片方の動きは寄せ足と中段突きの2つ。

カウンター側は1歩で突きます。

カウンター側は反応の練習ですので相手が、寄せ足をした瞬間に技が出ないといけません。

ツーステップ側が、技を極めるには寄せ足を小さく(速く)突きを長く出せば相手の反応を狂わせます。

カウンター側:反応力を高め技を極める練習

仕掛ける側 :間合いを詰め技を極める練習

 

仕掛ける側は、モーションが大きいと動きが遅れるので、構えを変えずにそのまま中段を突けるようにします。

(合わされやすくなりカウンターの餌食になる)

両者とも共通することは、突いた後の引き手を速く取ることです。

 

仕掛ける側のスピードアップの秘訣ですが、カウンター側は入って突いてきます。なのでそこを計算して突く位置を短くすることで、引きも速くなります。

相手は人形では無いのでずっと止まったままではありません。

なので止まった位置(相手のお腹)めがけて突くと、距離に狂いが生じます。だって相手は前に出てきますので。

確かに引きが速いと自分の技が先に極まった感じがしますが、決して「長い突き」とは言えず詰まった感じもしますが、、

入ってくる位置を予測して突くと表現されていました。

 

突いてくる人は大きく入ってきますので、自分も大きく突けば拳が潰れたり(キレイな突きでないという意味)

被弾してダメージを受けるので、突く位置を調整すると説明されています。

 

異なるシチュエーションですので「先の先」・「後の先」の練習と言えますね。

練習の目的が明確なので、意識高く取り組める選手は試合で伸びるんでしょうね。

フェイント無しなので、仕掛ける側は激ムズだと思います。

 

止まった状態では反応が遅れてしまうので自分の身体のでリズムを取って相手に合わせていきます。

但し大きくリズムを取ると、それも遅れる原因になるので注意が必要です。

 

後半はフェイントを交え、単純には入らず駆け引き(相手を崩しながら)しながら中段差し合いでした。

 

 

【三人組で反応の練習】

A:攻撃する人

B:受ける人

C:受ける人の後ろにもう一人攻撃する人

このように配置します。

 

Aさんは自由に打ち込みをし、Bさんは受けます。

CさんはAさんが攻撃技を出している時を除いて、好きなタイミングでBさんの左右好きな方から刻み突きだけでAさんを攻撃します。

AさんはCさんの攻撃にしっかり反応します。

どんなタイミングでも良いのでCさんはいつ攻撃を仕掛けてくるか分かりません。

 

Aさんは自分のリズムでBさんを攻撃しますが、仕掛ける間が悪いとCさんの刻み突きが飛んできます。

攻めながらも防御にも気を配らなければいけない難しい練習です。

これを止まることなくグルグル続けていきます。

一瞬の判断力を養う面白いトレーニングではないでしょうか。

 

Cさんの飛び出すタイミング次第でAさんの判断力が磨かれます。

Aさんが技を極めた後、Cさんが間髪いれずに攻撃すれば

1・その場で中段を抜くカウンター

2・ダッキングしてからの裏回し蹴り

3・間合いを切って突きで迎撃

 

AさんはCさんがいつ攻撃を仕掛けてくるか分からないことを意識して打ち込みをし、攻撃の後もフットワークを止めずに常に準備を続けることも大事です。

自分の攻撃はリラックスして出来ても、Cさんの攻撃が飛んで来た時に力まずリラックスすることも心がける必要があります。

 

カウンターが来そうなら前に出て攻撃し、遠いところから突いて来たなら返しで攻撃します。

自分の体勢・タイミング・相手との距離を瞬時に判断し適切な技を出す練習でした。

(状況判断がとっさに出来るように)

こんな練習を繰り返していれば本番に強い選手に育ちそうですね。

 

 

【勝つためのアドバイス】

・自分の技、コンビネーションのパターンを増やす

・練習のうちから、相手が突いてくるのを警戒しながら突いたりすると、試合に出てしまう。そんな突きはポイントに繋がらない

・怖がりながら突くと、思ったより突きが伸びない(ポイントにならない)

・どんな体勢でもとっさに技が出せるような状況判断の練習をしておくと競技組手には有利

・パターン化した打ち込みだけではダメ

・自分より強い選手・年上の選手に勝とうと思ったら、一瞬の反応力・判断力を高めないとダメ

・いつ来るか・どんな攻撃か・どんな距離か、分からない状況で練習をしていれば、本番で活きる

・目標とする人を見つけ、どういった態度で練習しているか観察して真似る

・自分から積極的に行動出来る人になる

 

 

2022-12-12 17:22:00

荒賀龍太郎のチャンピオン組手セミナー2 龍太郎伝2 「基本」-変幻する先- 1/2

こんにちは!

 

セミナー2本目は「変幻する先」前編

・ウォーミングアップ

・自由に足を動かすためのステップワーク

・自由に打ち込み(前回の復習)

・斜めに入る攻撃技(相手の外側を突く)

 

龍太郎伝2.jpeg

 

【ウォーミングアップ】

ブザーに合わせその場で、小刻みにダッシュを繰り返します。

次は足の入れ替え、両足ジャンプ、膝を曲げずに足首だけでジャンプ。(着地した瞬間に反動を使ってジャンプ)

足首が硬いと前に跳ぶ距離が短くなってしまいます。

その後アジリティに移ります。その場バタバタからブザーに合わせて左右に振ります。号令に素早く反応して移動です。

左右の移動は一発目の踏み込みが重要です。(寄せ足しない)これは、相手の懐に飛び込む際必要なスキル。

楽しみながらアジリティ強化出来ますね。

応用練習で出した方の反対も取り入れると、頭の体操にもなりますね。

その他には上下左右も。ジャンプとバービーも追加しています。

反応と心肺機能の強化が出来ますね。

 

 

【自由に足を動かすためのステップワーク】

ペア練習。

片側の人が足の広げて座り、前後にフットワークで跳びます。

両足外 → 前足中 → 前足外 → 両足外

これで前後5往復します。

ポイントは、肩に力を入れず上半身はリラックスして構え下半身だけで動けるようにすることと、跨がず跳ぶことです。

生徒をラダーに横一列に並ばせ、同時に練習させる方法もありますね。

 

他には、

1:閉じた足の上を構えを変えスイッチしながら跳びます。

2:高く抱え込みながら1同様スイッチ。床に着地した瞬間ジャンプすることがポイントです。

3:前後左右スイッチのランダム。

注意してても間違って足を踏んずけてしまいそうなので、ラダーやステップマスターを使って安全にトレーニングしたいですね。

ポイントは、バックステップの意識と同じ場所で2回ステップしないこと。

試合中では、とっさにサイドにステップしたり足を動かす場面があるので、いつでも自由に足を動かせなければいけません。

動きが滑らかになる良いトレーニング方法ですね。

 

 

【自由に打ち込み(前回の復習)】

自分の好きな技、得意な技で自由に打ち込みします。

ポイントは3つ。

1:寄せ足を短くして、突きの距離を長くする

2:突いた時の相手との空間を大事にする

3:突いた後は相手に反撃されないように距離を取る

 

この3つを意識して各自打ち込み開始です。

アドバイスでは、

「トップスピードの時に当てる」

「突いた時の姿勢は重心は前に乗す」

「最後まで相手から目を切らない」

 

 

【斜めに入る攻撃技(相手の外側を突く)】

ここまでのセミナーでは、相手の正中線上に攻撃する練習でしたが、ここからは斜めから入りながら相手の外側を突く練習に移りました。

お互い正体で説明すると、、(左手・左足前)

1-1・自分の後ろ足(右足)を相手の外側に踏み出す

1-2・相手の前拳(左手)を、自分の奥拳(右手)でふたをする

2 ・上段逆突きで入る(左手・右足)

ポイント1:右手で相手の構えを受けながら、入りますが逆上を打つイメージで叩く。

ポイント2:最初から斜めに入りながら。

ポイント3:前の手を残しリードしながら逆上。引き過ぎると動作が大きくなる。

ポイント4:突いた瞬間で止まった時、自分の顔が相手の顔の外側にちゃんとずれているか確認。

ポイント5:残心は後ろ足を外側に開く

ポイント6:勢いのまま身体を浮かさず、引く時は腰を落として極めをつくる。

 

相手は逆上だと思い引きながら返そうとしたら、その空いた上段を狙えるようにします。

(レベル高くなってきましたね)

真っ直ぐに入ると相手の突きを被弾するリスクがあるので、正中線をズラして入るのだそうです。

また受け手側は外を取られると、攻撃するのにも身体を捻じることにより、ワンテンポ遅れます。

それを利用した入り方です。

まずはフットワーク無しで、その場から重心の移動(前膝の抜き)で体重を前に乗せながら受けに入って着地と同時に突く練習を繰り返していました。

間違ってはいけないのは、左の逆上は開いているように見えるが構えも突きも真っ直ぐに入り、自分の身体だけ斜めに入ることです。

この入り方は、豊富な国際経験で海外選手から盗んだ技だそうです。

攻撃ひとつとっても自分がやられない方法で攻撃をしかける習慣が強いと説明されています。

自分の方が速く極めても後から技を受けてしまうとダメージが蓄積され、その後の試合展開に影響を及ぼすことから、被弾リスクを軽減する入り方を取り入れたと言います。

 

ゆっくり打ち込みを行いながら身体が慣れてきたら、突いた後もしっかり意識して逆の手の構えに戻ります。(決して浮かない)

 

 

※セミナーでは一切触れていませんが、荒賀先生の逆上は小指が上を向いています。

腕を捻ると肩甲骨が更に稼働しますので、「より長い突き」が出せるから。

一瞬のスピードを競う競技空手では、こんな少しの事にも拘っているのでしょうね。

これは、松久先生のストレッチDVDで紹介されていたことと通じる部分があります。

 

成長過程にある小学生に、この突き方が適しているかは意見が分かれるところでしょうね。

2022-12-10 23:00:00

2022年12月10日 (土)道場稽古33

こんにちは!

 

今日はとても暖かく、ペラペラの組手道着でも十分でした。しかもインナー無し。

スカッと晴天で気持ちが良く絶好の空手日和です。

 

1・ジョグ / 筋トレ / 体幹トレ

2・固定式基本

3・移動式基本

4・形

5・組手

6・居残り稽古

 

 

【ジョグ / 筋トレ / 体幹トレ】

ジョグ・サイドステップ・後ろ向き・ダッシュで身体を温めストレッチです。四股立ちがしっかり開くよう、股関節回りを重点的にストレッチです。

 

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今日で腹筋・背筋・腕立て伏せ・スクワット正面蹴りも、それぞれ170回続けてます。

 

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新しいプランクも定着してきたかな。

 

12.10練習.png

 

バックプランク・V字プランク・バックフルアップも1分ずつ頑張り、今日で46分経過です。

 

 

【固定式基本】

突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払い・左右正面蹴りです。

 

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随分慣れてきたようで、指摘を受けることも減ってきています。

あえて言えば「技は引き手で極める」です。

固定式基本から、その場基本に移ります。

基立ち / 中段横受け → 追い突き

基立ち / 上段揚げ受け → 上段追い突き

正しい運足を理解しているか審査していますので、「同じ幅」・「同じ長さ」を心がけてください。

審査と同内容ですので、ほんの少しでも良いので自宅で練習しておいてください。畳一枚のスペースで練習出来ますので。

審査に向けて、各自努力をするように。何よりもプロセスが大事です。

 

 

【移動式基本】

久々に登場の移動式基本。

 

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なかなか定まらない基立ちの幅。これを修正すべく長い時間をかけ稽古に励みます。

基立ち / 追い突きは、移動足が着地後、ほんの僅かに遅れて軸足の張りと手技のタイミングを合わせます。

 

私の指導方法は、まず理屈を説明することから入ります。

頭で理解出来れば意識して稽古するようになります。なのですぐに出来ることは求めてません。(出来なくて当たり前)

意識しだすと、段々教わったとおりに身体を動かそうとしだします。(これが大事)

なんとなく覚えた事を、なんとなく繰り返していれば上手くならないし、逆に間違った状態で身体が覚えてしまい癖を修正するのに、結果遠回りしてしまいます。

 

「目で聞く」姿勢は基本的な事を学んでいる、今のゆり生にとても重要なことです。

嬉しいことに、すらすら答えられる生徒がちらほらいてますが、共通して言えることは聞く姿勢が良いこと。

しっかり集中し、話し手の目を見て聞いてくれます。

 

稽古に戻ります。

次、前屈立ち / 逆突きです。

基立ちよりも深い立ち方ですので当然キツいです。

前足付け根(鼠径部)にプリント用紙が挟めるくらいに曲げ腰を落とします。

(前足親指が隠れる位に膝を曲げます

 

最後は初登場の四股立ち / 下段払いです。

とてもしんどい立ち方の四股立ち。四股立ちの状態で移動基本におけるコツを説明です。

そのままの状態でお話を聞きますが、腰を上げることなく四股立ちの状態で我慢して説明に耳を傾けます。

そういったことが自然と出来るようになってきました。

とても嬉しい事です。

コツは移動足(後ろ足)を軸足(前足)に直線的に運び、当たる瞬間に方向転換し追い抜きます。

手技をだすタイミングは軸足の張りと同時。

移動足が着地するタイミングで技を出すと、ドンっ!と大きい音が道場に響きます。

糸東流の運足は、すり足ですので大きい音をたててはいけません。(他流派ではドンもありますが)

イメージは足で雑巾がけするアレです。

道場に引いてある、ラインテープを利用して足運びの意識付けを行いました。

 

これから先、覚える形が増えると立ち方も増えていきます。

今日やった四股立ちの他、猫足立ちや後屈立ちによる単体の練習もあれば、基立ち → 四股立ち → 猫足立ち → 後屈立ちのようにあらゆる立ち方をミックスした移動基本も控えています。

基本あっての形・組手ですので移動基本を疎かには出来ません。

移動式の稽古で頭と身体に染み込ませていきますので頑張ってついて来てね。

 

 

【形】

審査に向けて四の形・十二の形・平安二段をブザーに合わせひと挙動ずつ稽古します。

 

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転身方法も以前と比べ随分スムーズになってきました。

四の形・十二の形では幸いにも踵が浮きません。修正するのに苦労するポイントです。

おへその指摘(引っ張り合いっこ)が無くなったら、平安の形における転身のコツを説明します。

 

12.10練習.jpeg

 

内容がだんだん難しくなってきますが形の方が好きな生徒は、同じ指摘を受けないよう意識して取り組もう。

もちろん居残り稽古を望む生徒には、マンツーマンで指導します。

今日の指摘事項は、猫足立ちの軸の置き方と四股立ちの演武線。

軸足の踵に軸を乗せ、お尻だけ後方に突き出します。

逆におへそを前方に突き出してしまうケースがよく見受けられます。

逆です。

自宅の壁に後ろ足の踵と背中をつけて立ち方の確認をすれば良いでしょう。

猫足立ちの移動基本を来週やってみましょうか。

 

集中力を保った状態で各自、自由練習です。思いおもいに審査に向けて練習し、最後全員で一度だけ合わせます。

高い集中力で形稽古を終えました。良い感じです。

 

 

【組手】

小休止を挟み組手!

普段から拳サポ・インステップをはめ稽古で慣れておきます。

組手も基本的な動きを正しく身につけていないといけません。

どうやって教えると伝わるのか、良い方法を探っていたところラダーを取り入れてみることに。

 

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突きを出すとともに、前足の踏み込み(タップ)と気合です。

枠の中に入れた前足を、刻み突きとともに枠の外に送ります。

同様の方法で中段突きも。

いったい何本突いたでしょうか。

最後まで集中力が途切れなかったので、予定していなかった技をひとつ追加。

 

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上段 / 上段(じょうじょう)です。

オーソドックスな連続技、上段 / 中段と違い、刻み突きの高さで2本目を出します。(タップは2回)

「突き」は突いて終わりでは無く、引き手と残心で1セットです。

 

新しい技を学ぶ時のキラキラ輝いた目は、教えてる方もテンションが上がりますね!

ラダーで足の運び方を意識した後は数本ずつですが、実際にミット打ち!

中段突きと比べ楽な姿勢で2本突けますので、何よりもスピード勝負の技と言えます。

新技がスムーズに出せる位にまで身体に染みついてきたら、もっともっと高速で突く方法がありますよ!

やる気に満ちた生徒と思いっきり空手が出来てホントに幸せです。

 

 

【居残り稽古】

審査に向け平安二段を打つ生徒が4人。

マンツーマンなので、形稽古よりも密度が濃い指導が出来ます。

指導内容は、まだまだ基本的なことばかりですが、スタートした時の頃を思い返せばとても成長しています。

 

ステップマスターにトライする生徒が!

 

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使い方を簡単に説明し、利き構えから逆体へスイッチ!

フットワークから突き!

突きから蹴り!

まだ幼児なのに、のみ込みが早いこと!

リズム感を養うのに適したツールですので、居残り稽古で自由に使ってくださいな。

2022-12-05 23:25:00

荒賀龍太郎のチャンピオン組手セミナー1 龍太郎伝 「基本」-順突・逆上の先- 2/2

こんにちは!

 

荒賀龍太郎のチャンピオン組手セミナー1 龍太郎伝 「基本」-順突・逆上の先- 後編です。

 

2回に分けてシェアしたいと思います。

 

龍太郎伝 順突・逆上.jpeg

 

後半は、

・上段逆突きの先

・タイミング・ゲーム

・1分間フリー組手

・龍太郎先生からのアドバイス

 

 

【上段逆突きの先】

逆上の一番意識するところは、重心の移動です。

前足の重心が浮かないで、どれだけ重心を移動させながら突いていけるかが大事になります。(前膝を抜く感じで入ります)

膝を柔らかく使って重心の移動がスムーズに出来るとスピードが増します。

(膝を伸びきらせず重心が浮かないように)(力むと前膝でブレーキがかかり距離も出ません)

そして大事なことは、前の手を持って行くことで自然に重心が前へ移動することです。(前手に引っ張られるイメージでしょうか)

その意識をしながらすぐに切り返さずに逆突きをだします。

リラックスした”0”の状態で、一気に飛び込み”100”で突きます。

 

よくありがちなパターンですが、後ろ足で床を蹴ると身体が浮いてしまうので膝を柔らかく使い高さを変えずに突きます。

結局のところ、身体の使いは形と同じということが分かりました。仕掛ける瞬間に浮いてしまうと相手に察知されてしまいます。

いかにノーモーションで入れるかが問われます。

寄せは浮かず短く、突きの距離は長くです。

セミナーでは、ゆっくりのスピードで重心移動を練習されていました。

気をつけるポイントは、

・顎が浮かない

・肩が開かない

この2つはスピードをロスしてしまいます。

 

重心を乗せて突いた後、前足で床を蹴ってもうひと押しして加速します。

 

 

【タイミング・ゲーム】

ぺア練習です。

相手との間にインステップガードを置き、相手がそれを踏んだ瞬間に攻撃を仕掛けます。

これは、「世界王者たちの合宿」でフランスのタレックコーチが紹介していた練習方法です。

仕掛けてきた相手に対して飛び込む練習です。

一番相手に反応されにくいのは、仕掛けてきた瞬間だそうです。そこを自分の得意技でしっかりと狙います。

 

大事なことは、相手が踏んだ瞬間に「1」で攻撃できるように予測して準備することです。

予測ですので、相手がインステップガードを踏みそうやなと感じたら寄せ足の準備です。

当然突いた後は、サイドへ切り返して動きを止めません。

(踏む人はタイミングずらさないけません)

飛び込んでも攻撃出来ないときは、戻って素早く立て直さないといけません。その練習も兼ねていました。

この意識があるのとないのでは、スピードがまるで違ってきますね。

「いかに準備を速くするか」です。

失敗した時のフォローと、行く準備を速くしなければ全体のスピードは上がりません。

技を速くだすのは鍛えれば良いが、準備の意識まで持たないといけません。

突きが速くても準備が遅ければ、相手に反応されて逃げられてしまうからです。

深いなー

 

 

【1分間フリー組手】

・リラックスした状態から技を出す

・寄せ足でなく突きで距離を出す

・相手の出ばなを狙う

・突いた後、止まらずに相手と距離を取る

これらを基にしたフリーでした。

 

 

【龍太郎先生からのアドバイス】

・突くことへの意識だけでなく、突きに入る前・突いた後の意識がないと全体のスピードが上がらない

・試合の時だけ素早く動こうと思っても動けないので、打ち込みの時から意識を持つことが大事

・四隅の副審に、突き(空間)を見せる

・突いた後の引きを大きく取ることで、副審は旗を上げやすくなる

・打ち込みの時から、どうすれば副審が旗を上げてくれるのかを考えながら練習する

・意識する事が特に大事です スピード・距離・空間など考えながら、意識しながら練習に取り組む人が上達は早い

・試合のことを思い返したり、次はこうしようとイメージして練習の臨むだけで成長する 

2022-12-04 13:15:00

2022年12月3日 (土)道場稽古32

こんにちは!

 

今年の稽古も今日を含めあと4回。

18日の審査に向け、基本と形に時間を割きました。

 

1・筋トレ・体幹トレ

2・固定式基本

3・形(四の形・十二の形・平安二段)

4・組手(フットワーク・反応・中段差し合い)

5・居残り稽古(平安二段・猫足立ち・四股立ち)

 

 【筋トレ・体幹トレ】

160回目の筋トレも完了。

 

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全員頑張っていますが、注文をつけるとすればスクワット正面蹴りでは軸がブレブレなので姿勢に拘ってほしいところ。上半身は前後左右に動かさず真っ直ぐ下にしゃがみます。

小部小学校の生徒にとってはリニューアルした体幹トレ。

 

12.3練習 (6).jpeg

 

一つ目はバックプランク

二つ目はV字プランク

三つ目はバックフルアップ

真剣にやればかなりキツいはず。同じ時間練習するなら真剣にやってインナーマッスルを強化したいところ。

生徒にとっては効果が実感しずらいかも知れませんが、軸がしっかりしていれば形競技では「極め」が出て来ます。

組手競技では、アンバランスな体勢でも崩れることなく立て直せることでしょう。

空手道に限らずあらゆるスポーツに共通しますので、2時間しかない稽古時間の中でも割くだけの価値はあります。

43分経過です。

 

 

【固定式基本】

白帯の審査内容に沿って稽古スタート!

突きは左右どちらで突いても、正中線且つみぞおちの高さです。

突きのスピードを上げる方法は2つ。

1・力まない。(力をこめるのは腕が伸び切る瞬間だけ)

2・引き手のスピードUP

また、引き手を取る位置は脇腹の柔らかい部分です。

質問に答えられるよう覚えておこう!

 

中段横受け・上段揚げ受け・下段払い受けも同様に、引き手の意識を高め技のキレを上げていきます。これも覚えておいてね。

 

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正面蹴りは、

①抱え足(膝頭が上を向く位に)(股関節を抜く)

②上足底で蹴る(中段に蹴りをめり込ます)

③引き足(スナップを使う)

①と③の時、足首は伸ばさないように注意が必要です。

②は足の裏を全部見せないように蹴ります。

 

その場基本で中段横受け → 追い突き 

上段揚げ受け → 追い突きです。

 

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審査では、立ち方は基立ち。

ポイントは運足と技の一致性。

移動足は半円を描き、手技・引き手・軸足の張りを揃えて、ピタっと止まります。

 

 

【形】

審査も近いこともあり、凄く集中していました。

ここ最近の稽古方法ですが、流し稽古は最後の10分程度かな。

全員で四の形・十二の形をひと挙動ずつポイントを説明しながら行います。

 

12.3練習 (7).jpeg 12.3練習 (9).jpeg

 

足の運び方、極め、転身に重点を置いて指導します。

まだ腰を締める意識が足りません。言葉で伝えると修正出来ますので理解は出来ているようです。

シンプルな言葉で意識つけです。

個人練習タイムでは一人ひとり回り、気になった部分を修正します。

全体的に言えることは、失敗を恐れず思いっきり形を打てるようになってほしいと思います。

細かい部分はその後だと思います。

 

 

【組手】

最近、形同様に力を入れている組手。

疲れてくると構え方が悪くなりますが、必死に頑張ってます。

まずはフットワーク。

両足の「ため」を作りいつでも爆発させれる状態にしておきます。

道場を3往復したあたりで、ブザーに合わせて刻み突きの練習に移ります。回数を重ねるごとに良くなってきた印象を受けます。

大きく前に跳び込むために必要なことは、

1 :後ろ足の内側部分を素早くほんの少し、前に寄せる(内に締める感じ)

2-1:軽く曲げた前拳側の肘を伸ばす

2-2:同時に前足を大きく前に出す

3 :後ろ側の肩は見せない(後ろの肩を見せたら突きが短くなります)

 

フットワーク・刻み突きの練習のあとは、初めて取り入れる反応練習です。

2人ペアになり、相手が出した手に突きを極めます。

 

12.3練習 (4).jpeg 12.3練習 (2).jpeg

 

打ち手側は両拳を胸の前に構え、平行立ちです。

受け手側に規則性は無く、左右ランダムに出し一瞬の判断力も磨きます。

反応の練習ですので、出した瞬間に突かないといけません。

利き腕と違う方でも突きますので難しかったかな。

後半少しずつリズム感が出て来ました。

慣れてきた頃合いをみて、今度は逆突きです。

これは頭の体操。とても難しかったようで途中で混乱していました。

試合中は頭で考えてる時間なんてありませんので、身体で覚え込ませるしかありませんね。

スピードと反応の速さを競う競技ですのでこの練習は必須です。暫く続けたいと思います。

 

頭の体操のあとは中段差し合い。これは試合中よくあるシチュエーションです。

ブザーに合わせて互いに中段を差し合います。

どっちの突きが先に極まったか、感覚で知る事が出来る良い練習方法です。

 

12.3練習.jpeg 12.3練習 (8).jpeg

 

ポイントは、

1:良い姿勢

2:長い突き

3:突き終わりは軸足のために戻す

 

コロナ禍の中スタートした道場なのか、みんな技の瞬間に気合を出す意識が足りません。これは課題です

 

とはいえ、なかなか充実した練習が出来たように思います。

やはり集中力が高いと進みが良いですね。

年内の稽古はあと3回!

この調子でコツコツ頑張ろう!

 

 

 

【居残り稽古】

平安二段を練習する生徒が4名。

演武線について指導しました。

また糸東流の四股立ち・猫足立ちの説明を保護者の方に向けて行いました。

熱心に聞いて下さるのでとてもありがたいです。

自宅で練習する際にお役立てください。

 

※次回アンケート・寒稽古用紙を持ってきてくれると嬉しいです。